2023/11/18 - 2023/11/20
696位(同エリア1523件中)
公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2023/11/20
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バスでの移動
新居浜~横河原 伊予鉄バス 新居浜特急 JR松山駅行
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電車での移動
横河原駅~三津駅 伊予鉄道横河原線・高浜行
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練や正雪 じゃこ天を購入
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厳島神社
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江ノ口停留所跡地〜辻井戸〜味噌醤油醸造場〜茶舗 de la musica
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ラ・ムー 松山西店
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松山油槽船〜河野家住宅〜山谷家住宅〜壁画〜吉川製菓〜石崎汽船旧本社〜旧鈴木邸〜
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登録有形文化財 木村邸
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石崎船渠造船所跡
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湊三嶋大明神社
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この旅行記スケジュールを元に
2023年11月18日(土)~20日(月)の2泊3日で愛媛県に行ってきました。昨年夏に続いて2度目の愛媛訪問になります。この旅行の目玉は新居浜の別子銅山見学です。元禄4年(1691年)から昭和48年(1973年)まで銅を産出し続けた長い歴史を持つ別子銅山は、平成3年(1991年)から「マイントピア別子」という銅山のテーマパークとして生まれ変わっています。何年も前から訪れたいと熱望していた場所にやっと行くことができました。
今回は旅行前に夫婦そろって風邪をひいてしまい、病み上がりの旅だった為、別子銅山見学の他は「道後温泉別館飛鳥乃湯泉」でゆっくり湯治と、江戸時代から松山の海の玄関口として栄えた三津浜のレトロ街散歩という割と軽めの旅程になります。
【旅行記その3】は最終日、三津浜の散策です。松山市の西部に位置する港町・三津浜は昔から漁業と商業で栄えたエリアで、レトロな雰囲気の街並みが残る観光スポットです。静かな港町をぶらぶらしながらご当地グルメを食べたりして今回の旅を締めくくります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
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本日もホテルの朝食から。
昨日とだいたい同じメニューです。なかなか美味しい。 -
ホテルをチェックアウトしました。駅から徒歩1分、とても便利な立地でした。
住友関係の工場に出張に来たビジネスマンたちが利用するホテルだと思っていたのですが、朝食会場にはなぜか修験者の姿をした人が結構いました。ここから石鎚山あたりに向かうのかもしれません。 -
バスに乗って松山方面に戻ります。
車窓から海岸沿いの工場地帯を眺めながら新居浜とサヨナラです。 -
横河原というバス停で下車しました。ここは東温市という場所になります。ちょうど松山平野を形成する扇状地の扇頂部に位置していて、愛媛県では唯一海に面していない市なんだそうです。
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乗り換えのために降りただけなので特に観光するつもりはないのですが、なかなか味わい深い町並みが残っていました。
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伊予鉄道横河原線に乗り込みます。
横河原駅 駅
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約45分で三津駅に到着しました。この駅の開業は1888年(明治21年)。古町駅・松山市駅とともに、四国で最初に開設された鉄道駅の一つなんだそうです。夏目漱石の「坊ちゃん」にも出てくるそうです。
三津駅 駅
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駅から海に向かって真っすぐ三津浜商店街が続いています。三津浜はかつて松山の玄関口として大きく栄え、戦火も免れたことから、当時の豪商や文化人に所縁のある古民家・史跡が、現在でも利用可能な状態で残されています。今日はこの町をブラブラ散策する予定です。
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宮前川に架かる住吉橋を渡るとすぐに、商店街に行列ができていました。
三津浜商店街 市場・商店街
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練や正雪というお店です。愛媛県の郷土料理「じゃこ天」の有名店です。開店まもなくの時間に来たのですが、すでに行列ができていました。遅く来ると売り切れてしまうそうです。
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みんな大量に購入して帰ります。
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30分くらい並んでやっと店内に入れました。小さなお店です。
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反対側では次々にじゃこ天が製造されています。
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じゃこ天を購入して、その場で食べてみます。
確かにかなり美味しいものでしたが、他のじゃこ天を食べたことが無いのでここが一番美味しいのかどうかは不明です。 -
続いて厳島神社にやって来ました。1400年以上続く歴史を持つ古い神社なんだそうです。
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綺麗に整備された境内です。
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絵馬堂がありました。
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明治時代に奉納された絵馬なども飾ってあります。
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干支の絵馬が多いみたいです。
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拝殿もとてもきれいです。
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三津浜には「三津浜焼き」というご当地グルメがあります。いわゆるお好み焼きですが、広島のお好み焼きとは焼き方や具材に違いがあるそうですが、私はあまり興味が無いので、どっちでもいいです。
みよし三津店というお店に入ります。お好み焼みよし 三津店 グルメ・レストラン
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店内の雰囲気が100点満点です。
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注文するとおばちゃんが鉄板で調理し始めます。
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メニューはとてもシンプルです。
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普通サイズでこの大きさ。お腹いっぱいになります。
魚粉の香りが強い、なかなかインパクトのある味でした。私はかなり好きになりました。三津浜地区には20軒程度の専門店があるそうで、、お店によって味も違うみたいです。 -
再び町歩きを始めます。
特に有名な観光スポットなどはないのですが、古い港町らしい、レトロで明るい雰囲気を感じながら散策するのがとても楽しいです。 -
旧濱田医院。
大正時代に建てられた洋風建築です。現在は各部屋にテナントが入っています。旧濱田医院 名所・史跡
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住む人のいなくなった家屋を有効利用しています。
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調べてみると「コミュニティアセット」などというカッコイイ用語が出てきます。
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内装のデコレーションが微妙ですが、壁や廊下はきれいにリノベされています。
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洋館なのに窓は和風です。こういうのが面白いですね。
テナントは営業しているのかどうかよくわからない店ばかりだったので、廊下を歩き回って外に出ました。 -
入り組んだ路地の散策を続けます。
路地の上部が家屋になっている場所がありました。 -
どんな経緯があってこうなったのか、興味があります。
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カッコイイ民家が点在しています。
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かなり大きなお屋敷もありました。
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年季の入った家もあります。
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いい感じの家が多く残っています。
重要伝統的建造物群保存地区などとは少し違って、B級感が漂っているところがさらに魅力的です。 -
江ノ口停留所跡地という看板があります。看板しかありませんでした。明治44年から10年間、ここから道後まで、松山電気軌道(通称松電)が走っていました。
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辻井戸。三津浜は良質の地下水が出るらしい。
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この辺りに古い建物が点在しているので、あちこち歩き回って見ます。
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遠藤味噌醤油醸造場。
創業150年の味噌醤油屋なんだそうです。 -
今でも元気に営業中です。
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土壁の残る路地。
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木壁や白い土壁がきれいに残る通りです。
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時代を感じさせる看板も残されています。
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今は雑貨屋みたいなお店になっているようです。
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短い路地ですが、なかなかいい感じの場所です。
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快晴の冬空に白い壁が映えます。
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松山油槽船。
業務内容:太陽石油・コスモ石油等に入出港する船に関しての官庁への手続、タグボート等の手配。 -
味のある店構えが続きます。
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広い駐車場の先にでかいスーパーがあります。
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激安スーパー、ラ・ムーです。
とにかく安い。旅先で色々なご当地スーパーに入りますが、大阪のスーパー玉出とこちらが激安スーパーの双璧ではないかと思います。 -
店頭の売店でソフトクリームを買います。
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100円です。
味は普通。 -
タコ焼きも100円で売っていました。店内はさすがに撮影禁止でしたが、とにかく安い食材がいっぱい並んでいました。愛媛に移住したくなります。
パクパク グルメ・レストラン
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恵美須神社にやって来ました。
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三津嚴島神社の境内にお祀りしていた「安芸の宮島」七浦七恵美須を約400年前に三津浜守護として州鼻の地にお社をお遷ししたもの。
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恵比寿様
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こちらは大黒様。
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現在の社殿は平成8年に改築されたものなのでとてもきれいです。
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再び古い建物の残る町中に戻って細い路地を歩きます。案内看板によると「三津浜のウォール街」だった場所なんだそうです。
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山谷家。運送業を営んでいた家です。
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(株)山本船具店。
旧今治商業銀行の建物です。 -
三津で一番古い通りにやって来ました。
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ほとんど現代の民家に入れ替わっていますが、数軒古い家が残っているようです。
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建物の壁面に描かれた港の様子。
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「鯛メシ専門 ・鯛や」というお店。
登録有形文化財の古民家、森家住宅を利用しています。
時を経た銅板の緑青色が美しい。鯛メシ専門 鯛や グルメ・レストラン
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向かいに建つ吉川製菓のトタン壁もいい感じ。
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旧鈴木邸。
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古民家カフェになっているようです。
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港のすぐ近くまでやって来ました。
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石崎汽船旧本社の建物、国登録有形文化財になっています。
大正13年築。木子七郎の設計による鉄筋コンクリート2階建ての建物です。石崎汽船旧本社 名所・史跡
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バルコニーやレリーフなど洋風の意匠が施された、当時としてはハイカラな建物だったそうです。
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地図には「居酒屋なだまる」と記載されている建物。
スプライトとコカコーラの看板が目を引きます。 -
海沿いの街は細い路地が多くて歩くのが楽しいです。
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細い道、カーブ下道、緩やかな坂道などがあったら、とりあえずそちらに進んでみましょう。
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面白い造形の家が点在しています。
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和洋折衷建築。
折衷のバランスが絶妙です。 -
昔は何かのお店をやっていたのでしょう。
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登録有形文化財 木村邸。
明治14年に建てられた、木造2階建て本瓦葺切妻造りの古民家です。 -
ボロボロだった家を多くのボランティアの人達の手によって再生したらしい。
カフェの営業もやっているそうです。 -
丸木醤油醸造元。
入口のガラス戸が味わい深いです。 -
黒猫2匹がこちらを見つめていました。
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三津の渡しの船着き場までやって来ました。文明年間(1469年)伊予守河野通春が港山城主の時にこの渡しを利用したのが初めだと言われています。
三津の渡し 乗り物
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現在も対岸の港山との間約80mを船で結んでいます。
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三津の渡しに乗って対岸に渡ろうと思ったら、船頭さんのお昼休憩時間だったので、しばらく港の周辺を歩いて時間をつぶします。
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フェリー乗り場。
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山口県の柳井港まで運航しているようです。
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瀬戸内海の船旅も楽しそうです。
いずれ行くことになるでしょう。 -
渡し船が再開されました。室町時代から続く渡し船に乗船します。
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船賃は無料です。
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対岸には造船工場が並んでいます。
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対岸について船を降りたところに石塔があります。
金毘羅常夜燈と書かれているようです。 -
港山側はちょっとくたびれた街並みが続いているようです。
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湾岸には造船所があります。
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造船所の壁に沿って歩きます。
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所々、中の様子が見える場所がありました。
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カッコいいなぁ。
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午後の西日を受けてさらにカッコイイ。
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特に観光スポットになっているわけではないのですが、こちらの方が見ごたえがあります。
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あまりジロジロ覗くのも失礼なので気を付けながら歩きます。
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綺麗な船が停泊しているので、おそらくメンテナンスなどを請け負っているのでしょう。
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大きなクレーンが見えます。
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男の仕事場という感じですかね。
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石崎船渠造船所跡という場所があります。
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二基の石造ドライドック(乾船渠)が残されています。
ドライドックとは船の建造や修繕を行う施設で、陸地を掘り下げて作られた作業場に船を海水とともに曳き入れ、水門を閉めて排水し、ドライの状態で作業を行う仕組みとなっている設備のことなんだそうです。 -
どれがドライドックなのか、金網の外から見るだけではよくわかりません。
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多分これがドライドックでしょう。海水で満たされていますね。
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海の反対側はすぐに山になっています。観月山公園という公園になっているようです。不気味な赤鳥居が続く参道がありました。
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結構奥まで続いていました。少し登って見ましたが、小さなお社があるだけだったので途中で降りてきました。
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遺跡観月庵句碑庭園(遺跡中西邸庭園)という看板が出ています。
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古びた小屋や石碑がいくつかありましたが、庭園の入り口らしき門は閉まっていたので、ここで引き返すことにしました。
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不動尊洗心庵という場所がありました。
案内看板によると、寛政5年、松尾芭蕉100回忌に芭蕉筆蹟と称する懐紙を塚の下に埋めて句碑を建立したとあります。 -
これかな?
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その翌々年の寛政7年、小林一茶が洗心庵という所で句会を催したそうです。
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やっぱり造船所の方が見ごたえがあります。
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古い熔接所の看板。
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湊三嶋大明神社という場所があります。
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山肌の少し高いところに拝殿がありました。
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小さいですが、なかなか立派なお社です。
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振り向くと港を一望できます。
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これで今回の旅の観光は全て終了です。
電車で松山に戻ります。 -
三津浜エリアはちょっと地味な観光スポットでしたが、細かいところをじっくり見ていくとかなり楽しい発見のできる場所でした。
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小林一茶が句会を開いたという洗心庵があった場所に石碑が建っていました。
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こそだて地蔵。
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最近化粧直しをしたばかりのようです。
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港山城跡の案内看板。
建武年間(1334~1336)に河野通盛が道後湯築城を築いたときに、海の守りとして築城したと言われているそうです。山の上に登れば井戸の跡や城郭跡が残っているそうですが、もう十分観光したので、ここはスルーします。 -
松山に戻って来ました。ここからバスで空港へ直行します。
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昨年夏に引き続き、2年連続の愛媛再訪でした。
今回も最高に面白いスポットを沢山見る事ができて、大満足の旅行になりました。 -
飛行機の窓から帝人の工場をながめつつ、松山を後にします。
12月は思ったより仕事が忙しくなってしまい、何処にも旅行に行けませんでしたので、これが2023年最後の旅になりました。
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2023年11月18日~20日 道後温泉・別子銅山・三津浜観光
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旅行記グループ 2023年11月18日~20日 道後温泉・別子銅山・三津浜観光
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