隠岐諸島への旅（4）西ノ島

2023/11/07 - 2023/11/11

隠岐の島の旅３日目。朝、中ノ島を出発して内航船で西ノ島へ。西ノ島最大の目的地、まずは摩天崖へ。翌日から天気が下り坂になる予報だったので、この日はとにかく晴天のうちに行っておきたい場所へ。摩天崖から国賀海岸、赤尾展望所から鬼舞展望所。由良比神社に立ち寄って、焼火神社へ向かいました。

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 旅行の手配内容: 個別手配

西ノ島の別府港から車で２５分ほど、摩天崖へ向かいました。午前の早い時間だったこともあり到着した時点では観光客もあまり多くなく、絶壁頂上からの吸い込まれるような眺めを堪能できました。

摩天崖 自然・景勝地

駐車場からは草をのんびり食べている馬たちを驚かせないように下に落ちてるものも踏まないようにしながらゆっくり絶壁の先端近くへ向かいました。車でしたので遊歩道は途中までしか下りませんでしたが、この柵のところから覗き込んだ絶景がやはり一番印象的でした。

摩天崖 自然・景勝地

柵のところまでは少し下っているので、高いところが苦手な方には、そこまで行くのも怖いかもしれませんが、絶景が待っています。遊歩道を少し下って行きましたがかなり下がらないと摩天崖が横から見える場所までは行けなさそうでしたので戻りました。草の緑と青い空と深い海の蒼。心の残る風景でした。

国賀海岸遊歩道 名所・史跡

摩天崖の駐車場から車で１２分ほど、車道をのんびり歩く馬に注意しながら国賀海岸の駐車場まで下りてきました。

国賀海岸 自然・景勝地

車の通れそうな道はもう少し近くまで続いていましたが、車両通行止めになっているのでここからは徒歩で海岸へ向かいました。駐車場から下りながら眺める奇岩の風景も大変素晴らしく、歩くのも大変ではありませんでした。私たち以外には摩天壁展望所へ向かって遊歩道を登っている二人組しかいなくて、この雄大な風景をゆっくり楽しみ、写真を撮ることができたのは本当に幸運でした。

国賀海岸 自然・景勝地

国賀海岸展望台駐車場は小高くなっているのでこの場所からも、国賀海岸の奇岩のダイナミックな遠景をよく見ることができます。その中でも天に向かって伸びているのがローソク岩ともいわれる観音岩です。他の島のローソク岩のようにぽつんと立つローソク岩に比べると、奇岩に囲まれたこの風景の中に立つこの岩は観音岩という名前の方がぴったりくる気がします。

ローソク岩（観音岩） 自然・景勝地

国賀海岸展望台駐車場に車を停めて、まずダイナミックな国賀海岸の奇岩の景色を楽しみ、それから坂道を下りながら海岸に向かい風景を楽しみます。ローソク岩とも呼ばれる観音岩の横には象鼻岩が。象の背中のような大きな岩に見えますが、海岸まで下りて近づいてみると確かに象の鼻のようにも見えました。海上から見るともっとそれらしく見えるのかもしれません。

国賀海岸 自然・景勝地

海岸まで下りきって摩天崖の方を見ると、感動的な光景が。自然の色彩に彩られた通天橋が。今まで見た中で一番印象に残る通天橋でした。

通天橋 自然・景勝地

通天橋から遊歩道は上がらずに駐車場方面へ。駐車場の真下にあたるところの浜に小さなお社が。ここが国賀神社で歩いてお社近くまで行くことができます。

国賀海岸 自然・景勝地

国賀海岸から車で２０分ほど、赤尾展望所に着いた時、他には誰もいませんでした。駐車場からすぐのところに展望所があります。

赤尾展望所 名所・史跡

国賀海岸方面を見ると奇岩の美しい光景が。下からの全景とはいきませんがそびえたつ摩天崖も見渡せます。お天気ならばぜひ立ち寄って欲しい場所です。楽しんできた摩天崖や通天橋、奇岩の立ち並ぶ風景、あれがあの辺だなと思いながらさらにその自然の造形の素晴らしさを再確認できました。

赤尾展望所 名所・史跡

赤尾展望所からさらに南へ車で１５分ほど、鬼舞展望所へ向かいました。人は他に誰もいませんでしたが、放牧された牛がお出迎え。子牛もいたせいか親牛たちは警戒の声を出していました。お邪魔しますと静かに丘の上の展望所に向かう階段を上がって行きました。

鬼舞展望所 名所・史跡

この展望所に来ると隠岐島前湾内が巨大なカルデラデあることがわかります。島前カルデラと日本海が一望でき、足元の緑、牛たち、そして巨大なカルデラ内の青い海と素晴らしい光景を目の当たりにできます。

鬼舞展望所 名所・史跡

鬼舞展望所から北へ車で１５分ほど島前カルデラに沿って行くと、由良比神社があります。神社の駐車場の前にはイカ寄せの浜があります。海中に鳥居と人形が立っているのですぐにわかります。昔は毎年12月からお正月にかけてイカの大群がこの入江に押し寄せたそうです。

由良比女神社 寺・神社・教会

由良比女神社は平安末期には隠岐国の一ノ宮と定められるたといわれる歴史ある神社です。現在も漁業や海上の安全の神様として島の方に信仰されているようで、地元の方の参拝する姿も見かけました。

由良比女神社 寺・神社・教会

由良比女神社から車で１５分ほど、焼火神社遊歩道入り口の手前に駐車場があります。ここから焼火神社まではなだらかな階段と平坦な道の遊歩道が続いています。

焼火山 自然・景勝地

焼火山は標高452ｍですが島前最高峰となります。山頂まで上がると１時間ほどかかるようですが、私たちは目的地の焼火神社まで向かいました。途中見晴らしの良いところに神社まであと何mと書かれた案内もあり、目安になって有難いです。

焼火山 自然・景勝地

きれいな風景を見て一休みしながら歩くのも良いと思います。

焼火山 自然・景勝地

遊歩道の階段を上がりきったところに鳥居がありそこからは平坦な道となります。社務所の横を通り抜けると、焼火神社が見えてきます。到着した時は私たちだけでその不思議な光景を堪能することができました。

焼火神社 寺・神社・教会

大岩窟の中に半分を隠れている岩屋造りの社殿は、彫刻が施されていました。杉やシダに囲まれたこの場所と言い山に取り込まれたかのようなお社と言い山を上がってきてよかったなと思える光景です。

焼火神社 寺・神社・教会