2023/11/24 - 2023/11/25
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hito1124さん
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久しぶりに観光オンリーの旅行へ行ったので旅行記を書こうと思い立ち、
前回の旅行記はと見れば「2019年11月の金沢旅行」。
同じ場所に同じ時期にって、そうだったのか。
しかも訪れた場所はだいたい一緒、なんなら写真の構図も似たり寄ったり。
4年前の自分が、まぎれもなく同一人物だと、ほとほと実感して面白くなりました。
そんなわけで2019年と変わり映えがそんなにない2023年の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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金沢へはサンダーバードで向かいます。
関西圏から金沢への直通は来春で廃止となるサンダーバード。
大人の事情を哀しく思いつつ、北陸へ近づくにつれて曇天となっていく空模様を車窓から眺めていると、虹を臨むことができました。
良いことがありますように。 -
金沢駅へ着いたら腹ごしらえです。
百番街のおでん屋さんでおでんの香り漂う中、
「きときと定食」を選びます。なぜ。
刺身がどれもこれも濃厚で、イカも甘くて甘えびももったりとした味わいがたまりません。さくさくの揚げ出し豆腐も美味しかった。
お腹いっぱい満足でした。 -
金沢駅からバスに到着して訪れたのは尾山神社。
ギヤマン張りの和漢洋三様式を採用した重文の神門は、神社のみならず金沢そのもののシンボル的存在。 -
すっとした細長い形状に、
きらびやかなギャマンが控えめに美しく光ります。 -
金沢といえば前田家、利家公の堂々たる像も境内に。
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神苑では紅葉も観られ、なかなかしっとりと雅な雰囲気。
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雨がぱらぱらの天気模様でも、
秋色の茜は目に鮮やかでした。 -
水面に手を伸ばすかのような枝と葉の趣、好きなんです。
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染まり切っていない黄葉も綺麗なものです。
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境内にはグラデーションを描いた紅葉の木も。
さて境内を後にして。 -
金沢城の玉泉院丸庭園は、
高低差のあるよく整えられた庭園で趣深いのですが。
今回は眺めつつ通り過ぎていきました。 -
そうして石浦神社へ。
水玉模様の御朱印帳やお守りで人気なようです。
ここで参拝し、御朱印をいただきました。 -
境内には広坂稲荷神社にもつながっており、
つらなる鳥居が独特の雰囲気を醸し出しています。 -
その後は石川県立美術館・国立工芸館の「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」に赴きました。
正直なところ今回はこれは!と心惹かれる展示物はあまりなかったのですが、
絵画から陶器までいろんな文化財を一通り贅沢に観れた体験はとても良かったです。
県立美術館では常設展も拝見できます。
鴨居玲氏の「1982年 私」の頭の底まで覗かれそうな虚ろな眼差しとその迫力が印象的でした。 -
常設展で観れて撮影可能な野々村仁清「色絵雉香炉」。
繊細な技が駆使された美しい作品ですが、
ぽってりとしたお腹まわりが個人的にはいとおしいです。 -
こちらは金沢に移設されたばかりの「国立工芸館」。
建物は国の登録有形文化財を利用しただけあって、いい意味でレトロさの漂う雰囲気で、ゆったりと展示物を見て回れました。
近代的な大きな空間での展示も良いですが、
昔ならではの部屋の構造を生かして工夫された展示というのもまた、良いです。 -
この後は大雨に降られて、
あわよくばと考えていたライトアップは断念。
たどり着いた金沢駅、小雨に変化した中で撮った鼓門。
この重厚で和の佇まいはもうすっかり駅の顔。 -
夜ごはんはさんざんさまよって加賀屋の麩づくしの定食でさくっと。
昼ご飯のお刺身がまだもたれてたなんて言いません。
駅近くのホテルで宿泊し、この後は二日目となります。 -
二日目はまず兼六園へと向かいます。
金沢城公園は今回は門の佇まいだけで。 -
紅葉は良い感じに進んでいました。
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さて、何度目だろうかの兼六園へ。
基本的に曇り模様で、のち小雨が降ったり、
かと思えば晴れ間が差したり。あわただしい空模様の中、秋の光景をたくさん収めてきました。 -
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雨の滴をまとった南天の風情も良いものでした。
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兼六園の眺望もすばらしい。
遠くの山には、白く山肌を染めたものも観られました。 -
そういえばここで二日連続の虹を見られたのです。
折り畳み傘がいきなり壊れたりしたものの、
幸運がきっとある旅行になるはずだと思いました。 -
つづいて兼六園から成巽閣へと向かいました。
加賀前田家の奥方御殿、その歴史ある佇まいが見事な建築物で、
金沢へ来れば必ずここへ訪れています。 -
庭だけ撮影可能なのでその写真を。
丁寧に今も整備されつづけていることが知れます。
個人的にはこちらの御殿、「群青の間」のウルトラマリンブルーを使った目に鮮やかな意匠がとても好きで、唯一無二だとも思っています。
この美しさを忘れないために何度も訪れているのかもしれません。 -
さて兼六園をあとにして向かったのは、
初めてのにし茶屋街でした。 -
にし茶屋街は、
ひがし茶屋街のような観光地ではなく、こじんまりとしたところです。
ここを目的に楽しむ、のは厳しいかと。
忍者寺とかの別の目的があって、ついでに、という感じならというか。 -
その忍者寺への予約時間待ちと休憩も兼ねて、
甘納豆かわむらで、甘納豆プレートをいただきます。
各種甘納豆に羊羹、黒蜜のかかったアイスまで。
どれもこれも濃厚で美味しく、甘すぎず、素材の引き立つ妙味。
シナモンとジンジャーが利いたドリンクが口を爽やかに整えてくれました。
見た目、葉っぱが浮いていて結構インパクトあるかもですね… -
さて今回初めて訪れた妙立寺。
電話での予約が必ず必要で、30分ごとある一定数の人数でお寺の方のガイドでもって参拝する形です。 -
この妙立寺が、もう、楽しかった…!
からくり三昧、仕掛けだらけで、
これほど「武」を感じたお寺は初めてでした。
加賀前田家との強い繋がり、絆、ひいては幕府に対して一歩も引かないという志の強さすらうかがえるような、つよいお寺でした。
40分なんてあっという間です。
隠し階段に抜け道に賽銭箱の仕掛け、
殿様が一般客とともに参拝するための知恵…、どれもこれも初めてのものばかりで、行って良かったと心から思いました。
さくさくと立って歩いて屈んで、説明を聞きながら流れに乗らなければいけないので、足腰が丈夫でない方は少し気にかけたほうがいいかもしれません。 -
そして駅へ戻ります。
立ち寄った場所は少なくとも、充分楽しめた一泊二日でした。
大混雑している土産物売り場で欲しいものをなんとか買い、
サンダーバードで関西まで送り届けてもらいます。
春までと言わず、新幹線が直通になるまで大阪と金沢を繋いでおいてよ…。
実のところそれも旅の動機のひとつだったりしましたが。
そんな感じの、曇り模様の秋の金沢でした。
おしまい。
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