紅葉の絶景と美食の北陸２日間（２）

2023/11/22 - 2023/11/23

高岡古城公園で紅葉を満喫した後は、金沢に移動して夕食です。
＜１日目のスケジュール・つづき＞
高岡古城公園 17:20発　
・近江町市場（夕食） 18:15着（４５分）
・アパホテル 金沢野町 19:25着
＜２日目のスケジュール＞
ホテル 7:45発
・兼六園＆金沢城公園 8:00着（１１０分）
→ この後、昼食場所へ

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス JR特急
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

近江町市場の中にある、このお店で海鮮丼の夕食です。
市場は夕食の時間帯は閉店している店が多いので、周りは閑散としています。

メニューは、市場ならではの新鮮なネタの海鮮丼。
美味しかったけれど、団体客だからか すでにセットされていて、お吸い物が すっかり冷めていたのが残念でした。

今夜は、ここアパホテルに宿泊です。
近くに 妙立寺（通称・忍者寺）があります。

アパホテル＜金沢野町＞ 宿・ホテル

ツアー２日目。
ホテルを出発し、最初の訪問地は名勝・兼六園。

兼六園 公園・植物園

入場したのが 開園すぐの時間帯なので、観光客も まばらです。
桂坂口から入ります。

兼六園 公園・植物園

入口でもらった地図を片手に、散策開始。
ここは桜ヶ岡。
文字通り、桜の季節は 綺麗だろうな。

兼六園 公園・植物園

そして、兼六園の一番の見どころ。
霞ヶ池と 脚の部分が２つに分かれた徽軫（ことじ）灯籠です。

兼六園 公園・植物園

虹橋と徽軫灯籠、そして霞ヶ池を鮮やかに彩る木々、ベストショットです。

兼六園 公園・植物園

霞ヶ池に鏡のように映る景色も素晴らしい。

兼六園 公園・植物園

前田斉泰が琵琶湖の唐崎（松の名所）から種子を取り寄せ育てた唐崎松（黒松）です。
秋の紅葉が終われば、いよいよ冬到来。
すでに 冬の風物詩である雪吊りの準備が始まっています。

兼六園 公園・植物園

日本庭園と赤や緑の木々、そして円錐形の雪吊りは 絵になる風景です。

兼六園 公園・植物園

池の周りを歩きながら、見る角度によって異なる風景を楽しみます。

兼六園 公園・植物園

「水道の遺構」と書かれた場所がありました。
園内を流れてきた辰巳用水が ここから逆サイフォンの原理で、金沢城・二の丸へ導かれたという、水道の遺構です。

兼六園 公園・植物園

またここは雁行橋です。
１１枚の赤戸室石を使って、雁が列をなして飛んでいる姿を現しているそう。
また１枚１枚が亀の甲羅の形をしているので、別名・亀甲橋ともいわれています。
素敵な発想のデザインの橋です。

兼六園 公園・植物園

霞ヶ池の湖面に移された木々、そして内橋亭が見えます。

兼六園 公園・植物園

霞ヶ池から離れて小立野口方面に歩きます。
散策路どこを通っても 色づく木々を楽しめます。

兼六園 公園・植物園

ここは、真弓坂口や蓮池門口の近くにある瓢池（ひさごいけ）。
池の中央がくびれていて、瓢箪（ひょうたん）のような形をしていることから、この名が付きました。

兼六園 公園・植物園

この池の周りは、外国人観光客で賑わっていました。
ここには不老長寿の島・神仙島をかたどった大小二つの島があり、六重に重ねられた海石塔も見えます。
奥に目をやると．．．

兼六園 公園・植物園

翠滝（別名・紅葉滝）が静かに流れていました。

兼六園 公園・植物園

そして瓢池そばには、兼六園内最古の建物・夕顔亭があります。
ここは茶室で、内の壁に夕顔（瓢箪）の透彫りがあることに由来して 名づけられたそうです。

兼六園 公園・植物園

その夕顔亭の縁側には、程乗手水鉢（伯牙断琴の手水鉢）がありました。
見たところ、大きくて とても頑丈そうな手水鉢です。
表面には、中国の琴の名手・伯牙が友人の死を悲しんで琴の弦を断ったという、故事が浮き彫りされているそうです。

兼六園 公園・植物園

この噴水は霞ヶ池を水源とし、日本最古の噴水です 。
しかも 池の水面との高低差により 自然の水圧で上がっているなんて、計算された技術力がスゴイ！

兼六園 公園・植物園

兼六園を離れる前に、もう一度 霞ヶ池の風景が見たい。
栄螺山（さざえやま）の展望台から見納めです。

兼六園 公園・植物園

さて、兼六園の茶店通りから 目の前の石川橋を渡って、金沢城公園に向かいます。

兼六園 公園・植物園

兼六園と金沢城公園は、道路を横断しなくても石川橋でつながっているので、アクセスにはとても便利です。

金沢城公園 公園・植物園

石川橋を渡って、いざ公園内へ。
加賀藩前田家１４代の居城であった金沢城です。

金沢城公園 公園・植物園

石川門の石垣です。
見ての通り、同じ場所で 違う積み方をした珍しい例です。
右が切石積み、左が粗加工石積みで、右は まるでやすりで削ったみたい。
このように、金沢城の石垣は 色々な技法を用いているので、石垣を見比べるのも 一つの楽しみです。

金沢城公園 公園・植物園

さて、重要文化財である石川門をくぐって、中に入ります。
石川門は からめ手門（裏門）として、金沢城の三御門の一つ。
櫓と櫓を長屋でつないだ、敵の侵入を遅らせる桝形門に造られています。

金沢城公園 公園・植物園

ひろ～い、三の丸広場です。
奥に見えるのが、右から 菱櫓（ひしやぐら）・五十間長屋（ごじっけんながや）・橋爪門続櫓（はしづめもんつづきやぐら）です。

金沢城公園 公園・植物園

三の丸広場の内堀の石垣を見ながら、橋爪橋・橋爪門を渡って 二の丸広場へ。
この石垣は 寛永８年の大火の際、二の丸を守る堀としてつくられたといわれています。
天守閣を持たない金沢城では、二の丸が政治の中枢を担っていたそうです。

金沢城公園 公園・植物園

二の丸広場の向かい側、三十間長屋 下の紅葉が とても綺麗に色づいています。

金沢城公園 公園・植物園

目の前の小さな橋は、極楽橋。
この両側の石垣も見どころの一つです。

金沢城公園 公園・植物園

この先は、玉泉院丸庭園。
金沢城内の玉泉院丸に存在していた庭園です。
ちょっと行ってみようかな。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

日本庭園って、いいですね。
落ち着きます。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

段落ちの滝です。
斜面を階段状に流れ落ちる 落差約７ｍの４段の滝跡が 発掘調査により発見されたものです。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

玉泉院丸庭園を出て 石川門に戻る途中、数寄屋敷石垣がありました。
長方形に仕上げた切石積みの技法で、刻印が付けられたものもあります。
色々な積み方の石垣があって、注意して見ていくと面白いものです。

金沢城公園 公園・植物園

集合時間まで、あとわずか。
でも鶴丸倉庫って、訪れたことがなかったので、急いで寄ってみます。

金沢城公園 公園・植物園

ここが鶴丸倉庫。
中に入ってみよう。

金沢城公園 公園・植物園

鶴丸倉庫についての説明です。
城内に残る藩政期の数少ない建物の一つで、全国の城郭内土蔵の中でも最大規模。腰の石貼りや窓回りなど意匠的にも優れた遺構として、2008年に国の重要文化財に指定されました。
切妻屋根は桟瓦葺きで 天井裏を土壁で塗り込め、その上に瓦を葺く さや屋根の構造となっています。

金沢城公園 公園・植物園

このパネルは、石川県立歴史博物館が所蔵する「前田公 参勤帰国図」を写真撮影して作成したもの。
加賀藩主が江戸から金沢へ帰ってくる様子を描いた絵巻物で、３０ｍの長さを超える大作です。
確かに長かった！

金沢城公園 公園・植物園

長い足場の階段で、２階に上がります。

金沢城公園 公園・植物園

２階は、学習スペースのようになっていました。
兼六園も金沢城公園も 見どころが多いので、もっとゆっくり見学したかったな。
団体ツアーだから、やむを得ないですね。
この後は、昼食会場に移動します。

金沢城公園 公園・植物園