2023年11月アメリカ国立公園　聖地巡礼の旅（その５：早起きしてメサ・アーチから日の出を見よう）

2023/11/17 - 2023/11/23

2023年４回目となった今回のアメリカ旅行。
元々は2023年に初めて開催されるF1ラスベガスGPを観戦するために１年前から航空券を確保していたのですが、F1チケットの値段があまりにも高くて観戦を断念してしまいました。
その代わりに、前回９月渡米時に購入したアメリカ国立公園の年間パスを有効活用するため、３か月連続でアメリカ国立公園を巡ることにしました。
今回の旅の目的は、ずばり「聖地巡礼」。
映画のロケ地を回ります。

その５。
５日目は暗いうちから早起きして、メサ・アーチに向かいます。
お目当てはもちろん、アーチから眺める日の出。
一昨日はあいにくの曇り空で断念したので、リベンジマッチです。

エリア キャニオンランズ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: レンタカー 徒歩

メサ・アーチからの日の出は場所取りが肝。
どの体験記を読んでも、同じことが書かれています。
そんな先人たちの知恵を守り、朝４時に起床。
外気温は氷点下ということで、ヒートテックやらセーターやらを着こみ、カイロを貼り、ダウンを羽織り、完全防寒仕様で出かけます。

キャニオンランズ国立公園内のメサ・アーチ駐車場に到着したのは、朝5時15分頃。
日の出時刻が7時頃なので、1時間45分前に到着したことになります。
駐車場には我々の車のみ。
頑張った甲斐あって、一番乗りできたようです。
夜空には満天の星空。
時々、思い出したように流れ星がツーっと流れます。
しばらくは駐車した車の中で天体ショーを楽しみました。

駐車場に到着して30分以上経ったころ、ようやく２台目の車のヘッドライトがこちらに向かってくるのが確認できました。
先を越されないように、メサ・アーチまでトレイル開始です。

メサアーチ 自然･景勝地

駐車場からメサ・アーチまでは、徒歩で15分から20分くらい。
道のりは真っ暗です。
そんなこともあろうかと、抜かりなく懐中電灯を持ってきました。
また、３日前にこのトレイルコースの下見をしていたおかげで、道を間違えそうになっても何となく補正することができました。
何事も事前の準備は大切です。

6時15分くらいにメサ・アーチ到着。
念願の一番乗りです。
太陽が昇ってくる方角をスマホの天体観測アプリで確認し、ベストポジションを確保しました。
カメラの三脚は持っていないので、日の出まではこの場所でじっと待つことにします。
無風だったということもありますが、丸々と着こんできたおかげで、寒さはあまり気になりません。

日の出の30分前。
東の空が明るくなり、黄金色のグラデーションが広がっていくにつれ、それまで夜空の主役だった星たちが徐々に消えていきます。

日の出の７分前。
アーチの下側が赤く染まりだしました。

もうまもなくです。

日の出時刻。
メサ・アーチのはるか向こうから、太陽が顔を出してきました。

おぉぉ、美しいー

まばゆいばかりのオレンジ色が、メサ・アーチとキャニオンランズを朱色に染めていきます。

早起きして一番乗りした甲斐がありました。

感動のひと時を逃すまいと、角度を変えたり、カメラの設定を変えたりしながら、シャッターを押しまくります。

感動の数分間でした。
ふと気が付くと、同じように朝日に感動している人たちがたくさんいました。

アーチ脇の小高い岩から眺めている人たちも。
空気がきれいで遮るものがないので、たとえアーチ越しでなくても、素晴らしい日の出を拝むことができます。

朝日に照らされ、赤く燃え上がった岩肌。

大満足して駐車場まで戻ってきました。
駐車場には、いつの間にかたくさんの車が停まっていました。

せっかくですので、３日前のキャニオンランズ訪問時に時間切れで立ち寄れなかったグランドビューポイントに行ってみることにしました。

グランド ビュー ポイント 自然･景勝地

まるで大きな鳥の足跡のように、大地がえぐれています。
スケールが桁外れです。

ホテルに帰ってきました。

本日の朝食。
朝から精力的に活動していたので、お腹ペコペコです。
チェックアウトしたら、再度アーチーズに向かいます。
その６に続きます。