2023/11/14 - 2023/11/17
80位(同エリア121件中)
壱岐照三さん
3泊4日の上海旅行記、二日目、三日目。
三日目は寧波へ小旅行。写真は工商銀行の支店の前にあった銅像だが、何となく、それは違うんじゃないの、系の動物である。龍じゃないよね。
寧波は鑑真が出港した所、弘安の役の時に南宋軍が出港した所(ちなみに歴史上、中国軍が日本に攻めてきたのはこの一回だけである。)、そして何よりも豊臣秀吉が明、天竺を征服したのちに首都にしようとした街、である。秀吉は行ったこともない街なのに、なぜ自分がわざわざ移住までして首都にしようとしたのか・・・は、今行っても分からないが(!)ちょっぴりそんな気分に浸れるか。・・・
実はもっと切実な問題として、本当にパスポートだけで電車に乗れるの?というのを試したかった。南京、無錫、杭州、紹興、蘇州は行ったことがあり、私にとって寧波は行ったことのない街の一つである。
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上海二日目の夜はクラフトビール屋に行くか、と決めていた。有名なところは得てしてコスパが悪いのだが、オーナーが東京でも宣伝に行ったことがあるという、拳撃猫啤酒屋、に行ってみた。上海図書館の近く、おしゃれな通りとして有名な准海中路から一本入った復興西路にある。
が、10種類ほどのクラフトビールは500ml50元、1lが95元とまあ、これならいいかと飲み始めたのだか・・・。写真はお店のロゴ入りのグラス。ビールは殺手何とかという物騒な名前(?)だったが。 -
貧乏な日本人は芋しか食べられない・・・48元のフライドポテト。つまみはこれしか頼まなかった。
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右勾拳(右フック)何とかビール・・・ということで、ビール4杯、ワイン一杯飲んだのだが、223元と言われて、想定よりもえらく安いよね・・・と思いつつ会計をしたら、何と一杯35元で計算されている。明示的にハッピーアワーとかは書いてなかったと思うが、これは安い。・・・ネットで見ていると20時まではハッピーアワー、と書いてるブログを見つけたが、真相は分からない。ということで、いっぺんに気に入ってしまった。
何よりもいいのは、おばさんおじさんと筆談や片言の中国語でやりとりする必要がなく、若いにいちゃんねえちゃんに英語のオーダーが100%通じることである。もちろんクレカ決済も可能。 -
すっかりいい気分になってホテルに戻る。昔、西側諸国のホテルはオークラとソフィテルしかなかった時代の旧ソフィテルはラディソンホテルにリブランドしている。南京東路にて。
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日本では飲んだ後に、最寄り駅の近くのマックで「締めハンバーガー」をするのだが、ついついやってしまった。ハンバーガー二つとコーヒーのSで35元、744円。うちの近所だと460円のコースである。・・・貧乏日本人だという事を思い出させる。
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ここのマックはオーダー機械にの横に番号札を置いていて、この札の番号を入力することで、カウンターには寄らずに持ってきてもらえる仕組みになっている。日本の場合は席の方に番号が付いているが、こっちの方が席の融通がききそうで、アイデアだね、と思ったのだが。・・・
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さて、翌日は6時34分虹橋発の電車を予約した。地鉄二号線の始発が南京東路が5時24分。何とか間に合うだろう・・・と賭けてみたら、20分位前に到着。そのまま二階の出発フロアに駆け上がる。本当にパスポートだけで、待合室に入れた。すごいよね・・・。
写真は地鉄の公共交通カードチャージ機。これはアリペイ等の現金以外でチャージ出来る機械で、試しにアリペイでやってみたら成功。ということは、日本のクレカでチャージ出来るという事で、チャージにも現金の必要がなくなった。 -
改札もパスポートだけでクリア。あの青いチケットが必要ない、というのはしつこく書くが、本当にびっくりである。
行きはDの動車、帰りはGの高鉄を予約した。が、この電車、南昌西行き、となっている。地図を見れば分かるが、南昌というのは、上海から見ると寧波とはかなり方向が違うが、本当に行くのだろうか・・・一抹の不安が走る。 -
車内の様子。動車でも時速200キロ以上出る。問題の行先は杭州を出たところで決着が付く、と思っていたが、次の停車駅が紹興になっている。大丈夫、寧波の方向に向かっている。・・・が、南昌に行く人は、遠回りではないのだろうか。この辺は謎であるが。
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寧波站に定刻に到着。何せ昨日決めた話なので、具体的な観光プランを持ってない。ネットとかで見て、天一広場というのが街の中心、とのことで職員に聞くと鼓楼站で乗り換えて一つ先くらいのところ、という。とりあえず鼓楼まで行くことにした。寧波地鉄(上海と同様に厳密には寧波軌道交通と言うが、便宜的に地鉄と書く。)の寧波站。おっかなびっくりで「交通聯合」の深圳通を使ったら、きちんと通れた。これは便利である。
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かなり凝った路線、次駅案内だったので思わず撮ってしまった。
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鼓楼站で降りて、鼓楼の門をくぐると商店街になっている。朝ご飯を食べてないので、とりあえずは何かを食べたい、ということで寧波海曙茗香こんとん店。「こんとん」はワンタンのことで、普通盛り11元のところを13元の大盛にした。(ワンタン麵ではなく、ワンタンだけである。)来たものを見て、2元余計に出して、そこまで必死になってワンタンを食べなくてもいいことに気付いたが、お腹がすいていた。もちろん完食でした。
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先に食べてからウロウロすることにした。これがその鼓楼。9世紀の唐の時代に造られたそうだが、今の物は1855年に再建されたものとのこと。
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これも9世紀に造られた天寧寺というお寺でただ一つ残っている塔である西塔。肝心のお寺の跡地、というのはよく分からなかった。鼓楼のすぐ近くにある。
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主にメインストリートである中山西路を歩いていたのだが、このように日本語の説明文がある史跡もある。
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中国のコーヒー事情はスタバやコスタみたいな珈琲店に対して、ラッキン、コッティのような格安店(上海でもラッキンのお店はいくつも見た。倒産騒ぎを経て、復活してるのね。コッティは池袋で見たことがある。)がシェアを広げつつある、ということで、日本のようにコンビニコーヒーというのはほとんどない。それに対して、セブンが中国でもコンビニコーヒーを広めようとしている。が、このロゴはどっかで見たことがあるような・・・中山西路にて。
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この看板を見て思ったのだが、毎年かけ替えているんだろうか。75周年なら分かるが、再来年は76周年を祝っているに違いない。中山東路にて。
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天一広場とはどんなものなのか全く想像してなかったのだが、これはまた変わった(?)広場である。天安門みたいにとにかく広くて何もない(上海にはその手の広場は記憶にない)という訳でもなく、上海の人民広場とは趣が違い・・・ショッピングセンターに囲まれている。
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天一広場から見える寧波教区薬行街天主堂。こういう教会は瀋陽にもあった気がする。
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この真功夫は定食チェーン店なのだが、深圳でよく行ってたのだが、上海では見かけなくて一体どうなったんだろう、と思っていたら、とりあえずコロナ禍は生き延びたのね。ぜひ行きたかったが、ワンタンを食べすぎていて断念。・・・天一広場にて。
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寧波教区薬行街天主堂を表から見る。中には入れなかった。
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ちょっと遠いが、桜花国際日語、と書いている。日本語学校がこういう妙な看板を出すから話が混乱するのでは・・・池袋の日語学校はどこも真面目な看板を出している。薬行街にて。
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電動自転車でなく、この手の電動原動機付自転車は中国での正確な法基準は分からないが、歩道を平気で逆行してくる。上海はさすがにそうでもないが、寧波では何度も危ない目に遭った。薬行街にて。
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奉化江に出る。全く期待してなかったが、黄浦江よりまっ茶色である。
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この看板は誰に見せているのだろう、とふと思った。三江口の新江橋の下より。
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寧波の外灘に当たる老外灘。ここもリバーサイドで開発しよう、という方針のようだが、上海よりも横浜的な(?)開発で商業施設が多い。
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これはインスタとかでよく見るが、そもそも芸術作品なのか、可動式で誰でも遊べる(?)ものかよく分からず、写真しか撮らなかった。外灘にて。
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このような感じで、川から道までに幅があり、そこに商業施設、文化施設をまとめて作るような形である。鑑真はこの近所から船に乗ってるはずだが、そのような痕跡は残ってなさそうである。外灘にて。
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今時珍しい「の」の入った店名。コロナ禍を生き延びたのかなあ。外灘にて。
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旧英国総領事館(アフリカ、アジア等世界中にある文化資産だと思っている。横浜、函館、長崎・・・どこでも大切にされているのも面白い。)らしい、のだが、はっきり分からず。手前の建物は軍の管理で近づけないようなっていて、こういうのを撮影するから捕まるのかも・・・外灘にて。
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この五菱汽車は昔から三菱のマネだと言われていたが、本家はついに撤退することになったので、一安心してるかも。・・・五菱汽車の宏光miniという電動車は中国で一番売れた、とかで話題になった。三菱はEVを見る目がなかった、ということだろう。
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久しぶりにめちゃくちゃ系日本語を見る。最近は日本後も洗練されてきて、こういうのはあまりないのだが。・・・外灘大橋站にて。
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車内放送を聞いていて気付いたのだが、真ん中の櫻花公園の英語名が「SAKURA Park」となっている。一応、チェリーブロッサムだよねえ。寧波地鉄車内にて。
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寧波には阪急デパートの唯一の海外店舗、寧波阪急がある。海晏北路站(直結している)にて。
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時間がなくてデパ地下をちょこっと見る事しか出来なかった。次回はもうちょい真面目に寧波観光をしたいと思う。寧波阪急にて。
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寧波站の待合室、改札口。このように左端に幼い子供連れ、軍人、外国人の特別改札があり、人民向けの改札より相対的に人が少ないので、早く通れる。前の目視、機械混合式の時は、外人も人民と並ぶ必要があり、そこそこ時間がかかっていたが、それがなくなったのは大きい。寧波站にて。
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外人向け改札装置のアップ。下のスキャナーにパスポートの写真面を当てると読み取ってくれる。やはりチケットレスである。
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シャインマスカットではなかろうか、みたいな怪しい葡萄もいくつか見たが、寧波站待合室で売っていた「(寧波と同じ浙江省にある)温州みかん」というくらいだから、みかんはこっちが本家だろう。
Wikiとかを見てると温州みかんは薩摩原産で温州とは関係ない・・・南京虫が南京とは関係ないのと同じ、みたいな説明だが、山梨の甲州ブドウも間違いなく誰かが大陸から持ち込んだものだし、みかんも、鑑真が最後に日本にたどり着いた時は、普通にみかんの苗が積まれていた、という話の方が、つじつまは合いそうな気がする。寧波站にて。 -
これはチケットレスに対応した中国国鉄の切符領収書発行機、だが、紙の領収書がいるのはどういう人たちなんだろう。ビジネス客だと、経費精算はあまり機械化が進んでないのか。寧波站にて。
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例の外人用改札はこのような標識がある。寧波站にて。
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ようやく上海に戻ってきました。やはり高鉄は早い。定刻より五分早く着いた。
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元々台湾の会社だが、今や中国最大の即席めんメーカーの康師傅が出している麺屋を発見。昔、日清が渋谷駅に出していたどん兵衛のお店みたいに、カップ麺を食べさせるのではなく、きちんと作っている(ように見える。)すごく興味があったが、一杯50元以上で、話のネタにするにしてもちょっと・・・ということで断念した。虹橋站にて。
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コインロッカーだか、ちょっとこれは引きそう・・・。虹橋站にて。
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