2023/11/14 - 2023/11/19
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pua-naniさん
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3日目から最終日帰国までです。
観光3日目は午前中にアンコールトムとタ・プローム遺跡を観光します。
昼食後は休憩して荷物のパッキングをして空港へ。
夜の便でホーチミン経由成田へ向かいます。
ツアーの予定表ではタ・プロームは午後の予定になっていましたが、午前中に2カ所観光するスケジュールになりました。
空港が新空港になって遠くなったので、午後はまっすぐ空港へ行くように予定を変更したのかもしれません。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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最終日の朝食。
今日はオムレツを作ってもらいました。 -
ゆったり広い朝食会場でした。
8:00 ロビー集合で出発です。 -
アンコール・トムはアンコールワットのすぐ北側にあり、アンコールワットより数倍大きな面積があります。
敷地内は大きなバスは入れないので、手前の駐車場で小さめのバスに乗り換えます。
正面に大きな南大門が見えます。
上部には巨大な観世音菩薩の彫刻。
顔だけで4mあるそうです。 -
手前の橋の両側には阿修羅やヒンドゥー教の神々の像がズラリと並んでいます。
右側は阿修羅がナーガの胴体を抱えており、左側は神々がナーガを抱えています。
クメール語でアンコールは「都市」、トムは「大きな」という意味で「偉大な都市」という意味になります。
アンコールワット造営から約50年後にジャヤヴァルマン7世によって造られました。 -
アンコールトムは高さ約8m、周囲約12kmのラテライトの城壁に囲まれています。
城壁内には十字に主要道路が造られ、その中心にバイヨン寺院があります。
そこから少し北上したところにかつて王宮がありましたが、木造だったため残念ながら今は消失しています。 -
1辺3kmの敷地内に、バイヨン寺院の他、バプーオン、ピミアナカス、ライ王のテラス、象のテラスなどが残っています。
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802年、ロリュオスに都を定めて始まったアンコール王朝はアンコールトムを都にした時代に隆盛を迎え、バイヨン寺院を建立したジャヤヴァルマン7世時代が最盛期でした。
12~15世紀後半まで首都として機能し続け、10万人の人々が暮らしていたそうです。 -
バイヨン寺院は高さ43mの中央祠堂を16の塔堂が囲み、中央祠堂と尖塔には「クメールのほほ笑み」と賞される50を超える観世音菩薩の四面仏像が配されています。
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第1回廊と第2回廊の壁面には戦争する様子や、貴族の生活、庶民の暮らしの場面が彫刻されています。
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第1回廊東面
王宮内の女官が描かれています。 -
第1回廊は12世紀のチャンパ(ベトナム中部にあった国)軍との戦いを中心に、戦闘の様子やそれを支えた人々の漁や狩り、炊事など生活模様が多数描かれています。
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ひとつひとつゆっくり見ていったら、いろんな場面を発見できて楽しいだろうと思います。
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蓮の花の上で踊るデヴァター。
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このパターン、あちこちで見ることができます。
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観世音菩薩像はそれぞれ微妙に表情が違うようです。
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大乗仏教に深く帰依していたジャヤヴァルマン7世の宇宙観をあらわす壮大な寺院です。
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第2回廊の壁面彫刻はシヴァ神(北面)ヴィシュヌ神(西面)仏教エリア(南面)王家のエリア(東面)に分かれ、ヒンドゥー教の神々の世界や当時の宮廷内の様子が描かれています。
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アンコールワットにもあったような繊細なレリーフ。
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デヴァター(女神)像も。
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ここにもあった、あ、ここにも、とついつい撮ってしまいます。
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次はバプーオン寺院です。
バプーオンは「隠し子」という意味です。
昔、シャム(現在のタイ)の王とカンボジアの王は兄弟で、シャムの申し出により王子をカンボジアに預かった際、「カンボジアを乗っ取るために王子を送り込んだ謀略なのでは」と家臣たちに反対され、王はシャムの王子を殺してしまったそうです。
怒ったシャム王がカンボジアに攻め入ってきた時、報復に息子を殺されるのではと恐れた王妃が王子をこの寺院に隠した、という伝説からこの名が付いたということです。 -
創建当時は中央に高さ50mの塔があったといわれますが、その後崩壊しました。
参道は約200m、両側にあった池の水が増すと参道が浮かんでいるように見えたことから「空中参道」ともよばれました。
入場はせず、近くまで行って引き返しました。 -
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「象のテラス」
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「象のテラス」は「バプーオン」の入り口から「ピミアナカス」の前を通って「ライ王のテラス」まで、長さ350mもあります。
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外壁は象やガルーダなどの彫刻が連なっています。
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「象のテラス」の王宮の塔門の前は「王のテラス」と呼ばれ、「勝利の門」に続く道がまっすぐ伸びています。
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「王のテラス」は王族たちが閲兵を行った場所で、戦いから戻り「勝利の門」を通って凱旋した将兵たちを王がねぎらいました。
また、近隣各国の王族たちを出迎える場所でもあったようです。 -
アンコールトムには、南、西、北門の他に勝利の門と死者の門の5つの門があります。
戦いで命を落とした兵たちは「死者の門」を通り、その道はバイヨン寺院に続いています。
そこで極楽浄土への旅立ちの儀式を受けたのです。 -
王宮跡は東西600m、南北300mの周壁に囲われています。
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塔門をくぐったその中に「ピミアナカス」「女池」「男池」などが残っています。
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ピミアナカス(「天上の宮殿」「空中楼閣」)
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「ピミアナカス」
11世紀初頭の建築。
ラテライトの基壇を3層に積み上げ、その上に小さな祠堂が乗っています。
こちらも現在は入場見学は不可のようで、外観を見るだけでした。 -
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王宮の周壁。
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「象のテラス」に並んで「ライ王のテラス」があります。
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「ライ王のテラス」
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アンコールトムの移動に使った小型のバスが「王のテラス」付近で待っててくれました。
独特のユニークな装飾(笑)。
「勝利の門」を通って最後の見学「タ・プローム遺跡」へ向かいます。 -
「タ・プローム遺跡」
12世紀後半ジャヤヴァルマン7世により母を弔うために建てられた仏教寺院です。 -
東西1000m、南北700mのラテライトの周壁に囲まれており、第1回廊から第3回廊まであります。
広大な敷地の中の僧院には5000人の僧侶が住み、その生活を支えるために3140あったという周囲の集落には8万人もの人々が働いていたそうです。 -
タ・プローム遺跡はスポアンと呼ばれるガジュマルの一種の根が遺跡に食い込み、覆いつくしたり、割ったり、押しつぶしたりしている様が有名です。
樹齢は300~400年になるそうです。 -
アンジェリーナ・ジョリーの映画「トゥームレイダー」(2001年)のロケ地としても知られています。。
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仏教寺院として建てられたタ・プロームはのちにヒンドゥー教寺院に改造され、仏像などがはぎとられたり、壊されたりしています。
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巨大な根っこが遺跡に食い込んでますね。
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根っこも遺跡を割り砕くように巨大に太いものや網のように覆いかぶさるものなどいろいろあるようですね。
今となっては、崩れかけた遺跡がガジュマルの根によって支えられてる部分も多々あるようです。 -
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タ・プローム遺跡はこれからも巨大な樹木と共に共存して残されてゆくのでしょう。
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デヴァター像も見納め。
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この不思議な景色も見納め。
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西門から出ました。
ということは、ほぼまっすぐ進んできたので、東門から入ったようですね。 -
木の葉に擬態した昆虫。
ツアーグループの大半を占める老眼メンバーは皆気づかずにスルーしましたが、若いお嬢さんが見つけて教えてくれました(笑)。 -
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3日間に渡ったアンコールワット遺跡群見学はこれにて終了です。
最終日の午前中でアンコールトムとタ・プローム両方の見学はちょっと駆け足で、ゆっくり、じっくりというわけにはいきませんでした。
空港が新しくなって遠くなってしまったので、午後にタ・プロームを見てからでは飛行機の時間的にちょっときつくなってしまい、予定を変更せざるをえなくなったのだろうなぁ、と想像します。
しかたないですね。 -
最後の昼食は宿泊したホテルでクメール料理です。
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何かのサラダ。
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チキンのスープ。
パクチーが苦手なので、よけながらいただきました。 -
本来とても辛い料理なのだそうですが、日本人向けにだいぶ辛さを抑えてくれているそうです。
昼食の後はお部屋で休憩とパッキング。
15時ロビー再集合で空港に向かいます。
最後、出発までお部屋を使えたのは、とてもゆっくりできてよかったです。 -
ロビーには大きなブランコが2台ありました。
今回のツアーメイトは皆さん個性的で素敵な方達でした。
短いお付き合いでしたが、それぞれのおうちに帰られて、お元気かなぁ? 次はどちらにご旅行なさるのかなぁ?と時々思います。
添乗員さんも気配りが行き届いた素敵な方でした。
この後も、トルコやマチュピチュなどへ添乗の予定がびっしりだとおっしゃってました。
今頃は世界のどの空の下でご活躍なさってるのでしょうね? -
ロビーのテーブルフラワー。
ストレリチアと蘭で南国ムード満点。 -
ホテルの外観です。
何棟もあって、とっても大きなホテルでした。
23hの敷地に50m超えのプール、5つのレストラン&バーがあるそうです。
コロナ禍後で、まだほんの一部しか稼働再開していないそうですが、本来なら、アプサラダンスのディナーショーなども開催していたようです。 -
4日間お世話になったバス。
韓国製の中古とのことで、カーテンや装飾など独特のセンスでした(笑)
45人乗りだったので、ひとり2席ずつ使えて余裕でした。
添乗員さんの心遣いで、毎日席替え(前後移動)がありました。 -
シェムリアップ新空港に到着です。
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とっても大きくて広いけど、まだほんの一部しか使っていません。
出国手続きにはすごい時間がかかりました。 -
カンボジアらしいオブジェ。
ピカピカです。 -
ショップもいくつかありました。
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これからどんどんにぎわっていくのでしょうね。
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18:30発 VN812
乗り継ぎのホーチミン空港に向けて出発です。 -
ベトナム航空のフライトセーフティビデオは、民族衣装の女性が沢山笑顔で登場し、ベトナムの美しい風景や文化を織り込んでいて、ユニークで楽しいビデオです。
頑張って録画してみたのですが、音声がイマイチ入らなかったので、ご興味のある方はぜひ、You Tube で検索してみてくださいね。 -
ホーチミン空港に到着します。
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乗り継ぎ時間が4時間半ほどありました。
ベトナムのフォーで夕食。 -
コーヒーを飲んで。
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この持ち運び方、ユニークですね。
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0:20 発 VN300 成田空港行
明け方に出た機内食。 -
5:45 着なのにずいぶん明るいわね、と思ったら、時差が+2時間。
すっかり忘れていました(苦笑) -
おまけ
シェムリアップのスーパーマーケットで買ったカンボジアのお菓子たち。 -
空港で買ったアンコールワットクッキー。
添乗員さんによると、かつてはお土産の定番だったそうですが、オーナーが変わってからあまり見かけなくなったそうです。
今回は現地ガイドさんがいるということで、怠け心で事前の下調べをサボってしまい、すっかり受け身の観光になってしまいました。
でも、こうして旅行記をつづるにあたり、画像の説明に何かしらのうんちくを語らねば、と改めて資料を集めて学習すると、へぇ、そうなんだぁ、と思うことや、こんなフォトスポットがあったの?と遅ればせながら知ることも沢山で、やっぱりちゃんと真面目に事前学習すれば、もっと深く感動することができたかな、と反省しました。
もし、ツアーに参加する次回があれば、この轍を踏まないように心したいと思います。
そんなわけで、できたらもう一回リベンジでアンコールワットに行ってみたいなぁ、と思っている昨今です。
そういえば、現地ガイドのSさんの口癖は「また来年来てください」でした~(笑)
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