2023/11/23 - 2023/11/23
429位(同エリア469件中)
T04さん
前回、国立競技場に向かったのは1985年。上田昭夫監督によって復活を遂げた慶應義塾大学ラグビー部が、北島忠治監督監督率いる明治大学と死闘を繰り広げ同点優勝。その勢いのまま日本選手権でもトヨタ自動車(現トヨタヴェルブリッツ)を破って日本一の栄冠に輝いた時以来になりました。
なぜ、そんなに長い期間ラグビーを観戦しなかったという理由は長くなるので飛ばしますが、隈研吾さんらしいデザインの新国立競技場を目にし、早稲田・慶応両校のグッズ販売所をのぞき、早稲田スポーツ・慶応スポーツを手にして、100戦目の早慶ラグビーを観戦してきました。付録として小竹向原「まちのパーラー」での食事付です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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1922年、日本におけるラグビーのルーツ校である慶應義塾に早稲田大学が挑むことから始まった早稲田・慶応義塾のラグビー対抗戦ですが、今年2023年は100回目の対戦になるということで、少なくとも両校関係者・学生・OBの間では、例年以上の盛り上がりがありました。
その盛り上がりがいかほどであったのかと問われれば、私の足を38年ぶりにラグビー観戦に向かわせたほどであったといえば、ご理解いただけるでしょうか(笑)。
関東協会も、日本のラグビー界を長らく牽引してきた両校の100回目の対戦であり、また観客数も例年以上になろうとの予測したのでしょう、試合会場を例年の秩父宮ラグビー場ではなく、36年ぶりに国立競技場で行うことに決定しました。早稲田大学内で貼付・配布されていたチラシからも、国立競技場での開催であることが分かりますね。 -
このチラシの裏に、早稲田側自由席のゲートはHとの記載がありました。初めて新国立競技場を訪れる者にとっては有益な情報です。
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チケットです。先ほども記しましたが、ラグビー観戦は38年ぶりです。当時は早慶戦・早明戦のチケットはプラチナチケットで、学生時代は生協で、卒業後は新宿サブナードのプレイガイドで行列に並ぶといった方法でした。現在はネットで楽々購入できるのは夢のようです。
そこで鼻歌交じりに”ぴあ”にアクセスしてチケットを購入しようと思ったのですが、ここにも夢のような金額が!一番高い席は15000円!次が6000円、5000円、そして自由席でも3000円!38年ぶりの浦島太郎。「こんなにチケットって高かったっけ…」とビビりつつ、ポチっとできたのは3000円の自由席のみでした。この無機質に思える写真には、そんな38年間の私の歩みがあったのです(笑)。 -
ここだけの話、実はこんな小物も手に入れてはいたのですが、結局着て行くことはありませんでした。こういったものは学生時代にサークルの仲間とお揃いで着て行くもので、親父が一人でラグビー観戦するには似合わないですね。まっ、これはこれで、いつの日かプレミアが付くかも…
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さて試合当日の11月23日、早起きしました。
…かと言って、そのまま国立競技場へ向かったのではありません。実は数週間前に『孤独のグルメ』で松重さんがおいしそうに食べていた『まちのパーラー』のロースとポークサンドが食べたくて・恋しくて、朝食を抜いて電車で小竹向原に向かってしまったのです。
不謹慎!けしからん!
小竹向原駅から向かった閑静な住宅街の中にある保育園、こちらの地下にお店があります。 -
ねっ、『まちのパーラー』ってあるでしょ?
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あぁ、憧れのローストポークサンド。松重さんのように心の中で「肉だ、肉だ!」と叫びつつ完食。まだ午前中であったこともあり、飲み物の画像は自主規制しております。
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さて、やっと「外苑前」駅に到着。国立競技場へ向かいます。右手は秩父宮ラグビー場、道路を挟んだ向かい側が都立青山高校、その奥隣が国学院高校、突き当りに国立競技場が見えます。
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遠目から見ても、一目で隈研吾さんの作品だと分かります。特徴ありますものね。
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ちょうど11:30分、国立競技場に到着しました。
ここは外苑門で、正面はEゲートになります。慶應側自由席入口であるDゲート方面に張られた黄色のテントは… -
慶応のグッズ販売所でした。写真は撮ってはいませんが、マフラーやピンバッジなど、販売されていた商品のデザイン・センスはさすがでした。その奥に見えるテントでは、日本協会のグッズが販売されていました。
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さて、早稲田側の自由席入口は千駄ヶ谷門側のHゲートとありましたので、時計回りにそちらへと向かいます。開場は12:00、キックオフは14:00ということで、まだのんびりした雰囲気がありました。
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おっ、初めて訪れた私にとって嬉しい見取り図。フムフム。
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おっと、ようやく早稲田側のテント発見!
各所で学生が早慶戦のチラシ、早稲田スポーツ(早スポ)、メンバー表を配布中。しっかりもらいます。 -
慶応よりもお客さん多いかな。
でもグッズのセンスは慶応に…負けている…かも…。 -
早稲田のテントから少し離れた場所にラグビー用品で有名なスズキスポーツのテントがあったのですが、その後ろには『出陣学徒壮行の地』の碑。
テント設営場所、ここは避けてほしかった…。 -
さて、これからどうしようかな…と思ったら、早稲田側自由席へ入場するHゲート前には、もう相当の数の人々が列を作っていました。時間は11:50、開場は12:00ですから、良い席を求めるのであれば良い時間ですね。
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…ということで、私も列に加わりました。
係の方から
①チケットは回収しないこと
②チケットの右にあるバーコードをリーダーにかざして入場すること
以上2点が厳命される。 -
バーコードをかざして入場!
直後、慶応大学新聞界の方から慶応スポーツ(ケイスポ)をもらって座席へ。
おぉ、国立競技場。青々とした美しい芝は素晴らしいですね。
以前は冬シーズンには枯芝になっていたことを覚えているので、よけいに感動しました。 -
ただ、初めての新国立競技場。座席を選ぶ基準は何かと考えつつ、人ごみに流されて一番近くの通路を下へ向かいました。
そうして人に流されつつも頭に思い浮かんだことは、飛行機の国際線と同じく「トイレに行きやすい座席を」ということで、列の一番手前の座席で空いてる場所に着座。ただ、こちらの場所、後から少し残念なことが… -
さて、新国立競技場。素晴らしいのは芝生だけではありません。
巨大モニターに映し出される画像・映像の光度・解像度も素晴らしく、日中でもハッキリ・クッキリ!
通路にはジャンクフード(何であったか覚えてはいないのですが、ジャンク系であったことは確かですなので、こういった呼称で申し訳ないのですが…)の売店もありました。 -
メインスタンドはこんな感じです。
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とりあえず、先ほどテントで購入したグッズの記念撮影。
早稲田の試合を観戦する機会も少ないため、買えてよかった。
購入したものはネックストラップ×2、ジャージキーホルダー、ボールキーホルダーです。
配布された早稲田大学メンバー表、早稲田スポーツ、慶応スポーツと共にパチリ。 -
おっと、何だ何だ?
早稲田クラブや慶応幼稚舎のちびっ子によるダンスでした。
早慶戦は大学同士のみならず、早稲田・慶応といった学園挙げての行事ですものね。
ただ、私が最後に大学ラグビーを観戦した1985年当時のは、試合前に何かの行事があるということは皆無でしたので、大学ラグビーもエンターテイメント化していることを実感しました。 -
この後、早稲田大学応援部・慶応義塾大学応援指導部のチアリーディング、そして両校の校歌・塾歌の斉唱になりました。
先に慶応義塾の塾歌、次いで早稲田校歌斉唱になりました。早稲田側の自由席はあたかも早稲田の学生席・応援席(慶応を応援している方もおられましたが、なぜ慶應側に行かなかったのかな?)のようで、多くの皆さんが立ち上がり、腕を振って校歌を熱唱!私自身、神宮球場以外で校歌を歌ったことは初めての経験になりました。熱唱していたため、写真なしです。 -
メンバー紹介などでも、自由席内の一番メインスタンド寄りの場所はノリは違っており、なぜかと思ったら応援部の姿がありました。
12月3日は同じ国立競技場で早明戦があります。自由席のチケットを手に入れ、応援部と一緒に盛り上がりたい人は一番メインスタンド側のブロックに行くべしです。 -
そのうち応援部のチアの方が巡回しつつ、早稲田が得点したら、早スポ内のエンジのページを掲げてスタンドをエンジ一色にするよう熱く指示。オジサンOBも深く頷き、約束を守ろうと誓いました。しかし、この誓いは後に破られることになりました(笑)。
「ひょっとしたら!」と思って慶応スポーツを開いてみたら、やはり同じデザインのページがありましたが、その色は当然のように辛子色でした。
私にとって辛子色といえばで、それは即ち慶応義塾ラグビー部だけです。それくらい語られることの少ない辛子色が世の中に踊り出たのは、竹内まりやさんの「September」です。歌いだしの歌詞は♪辛子色のシャツ…♪でした。実は竹内さん、そして作詞の松本隆さん共に慶応出身なので、どこかにラグビー部の面影があったのかもしれませんね。 -
選手入場!
バックに流れる曲も、少し演出過剰のように感じたりしますが…。 -
試合中に感心したのは、モニターに反則の説明が映し出されていたこと。ルールが分かればラグビー人口拡大につながるかもしれませんね。
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試合終了。
結果は43対19で早稲田が勝利!
通算成績は早稲田73勝、慶応20勝、引き分け7。
当日の観衆は27609人。
ちなみに、20番目の写真の記事にも書きましたが、この写真からも分かるように、Hゲート側では試合開始時には傘の左側、試合終了時には傘の右側へと太陽が移動。つまりずっと逆光気味になります。暖かいのは良かったのですが、時に試合が観づらく感じました。さらに写真を撮りたい人にとっては大きなマイナスになりそうです。
逆に慶應側のDゲートはずっと日陰、試合は観やすかったと思いますが、少し寒かったのではないでしょうか。チラシにもありましたが、次回の早明戦で早稲田側自由席はDゲートになりますから、寒さ対策が必要かと思います。そして応援で盛り上がりたい人はメインスタンド寄りブロックへ向かうと良いと思います。
とにかく、久々に大学ラグビーを、それも新国立競技場で観られた上に、母校の勝利を祝うことができて良い一日になりました。
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