大阪　寺町散策その１

2023/11/12 - 2023/11/14

到着時は雨もぱらついていたのですが、午後遅くからはお天気に恵まれ、これまであまり馴染みのなかった大阪の寺町を数日かけて散策してみました。アップダウンのある場所もあって、途中で休みながら楽しく回ってきました。

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

難波から東方面に向かう際にこちらの【大阪メトロ千日前線】を利用しました。この日は難波で乗り換えて谷町九丁目の寺町界隈に向かいために乗車しました。この区間は、その名前の通り【千日前通り】の地下を走っているので、私のような地方出身者にとっても非常に分かりやすかったです。

大阪メトロ 千日前線 (5号線) 乗り物

駅を出る際に、寺町側ではない方、つまり谷町筋より東側に間違えて出てしまいました。

千日前筋を西に歩いて、谷町筋を渡ります。

谷町筋を超え１本西にある通りを右折すると蓮光寺が目に飛び込んできました。山門の右手に南無妙法蓮華経と書かれた立派な石柱があり、すぐにに日蓮宗系のお寺だと分かりました。本堂前には木々が植えられており、境内の視界はあまり良くなかったですね。

蓮光寺 寺・神社・教会

雨も上がって薄日が差して来ました。

こちらの常國寺は、山門も境内の本堂も比較的新しい建物で、山門に塗られたペンキの茶色が鮮やかすぎる位に感じました。

常國寺 寺・神社・教会

山門の左手には【梶井基次郎墓所】と記した石柱が置かれていましたが、狭い境内には大きな墓石がいくつも置かれていましたので、そのうちの一つなのかもしれません。他にはこれと言って観光的な要素はありませんでした。

続いてこちらは正法寺です。

正法寺 寺・神社・教会

山門は緩やかに傾斜した坂道に面しており、左手に【正法寺】と刻まれた背の低い石柱が置かれていました。山門の先には灯りがともった本堂がありましたが、比較的新しい物のようで、山門の古めかしさと対照的でした。

正法寺 寺・神社・教会

少し西へ歩いて報恩院に来ました。

報恩院 寺・神社・教会

境内に入る途中には幾つもの提灯が天井から下がっており、独特の雰囲気がありました。その先には「不動明王」でしょうか、眼光鋭い像が置かれているなど、とても特徴ある境内でした。

報恩院 寺・神社・教会

寺町界隈を散策した際、高津宮を取り囲むような【高津公園】にも立ち寄りました。何か所が入り口があって、南側が大きな石の通りがあって正門のようになっていました。東側にも階段を下っていく入口があるので、寺町散策の途中でも気軽に立ち寄ることもできました。

高津公園 公園・植物園

石畳の参道が北に向かってまっすぐに伸びていました。

高津公園 公園・植物園

高津公園は高津宮を囲むように設けれた公園です。こちらは東側の入り口です。

高津公園 公園・植物園

高津宮の北側には時代を感じさせる石段があり、七五三の幟旗が立っていました。

高津宮(高津神社) 寺・神社・教会

【高津宮】の境内でひときわ目立つ青銅の本殿の影に、ひっそりと静かに佇む小さなお社がありました。近づいて見ると【比売古曽神社】とのこと。説明書きを読むと、本来はこの地にあった神社はこちらの【比売古曽神社】で、その後【高津宮】がここに遷されたことで【高津宮】が本社となったという経緯が小さな文字で記載されていました。

比売古曽神社 (高津宮境内社) 寺・神社・教会

境内には大阪市歌の碑が置かれていました。

高津宮(高津神社) 寺・神社・教会

青銅屋根の中心には唐破風が配置されていて、華美にはならない程度に躍動感のあるその造りは、とても見ごたえがありました。

高津宮(高津神社) 寺・神社・教会

周りの土地より少し高台にある【高津宮】に石段をゆっくりと登って境内に入り、こちらの【高倉稲荷神社】を見学しました。朱色の鳥居をいくつかくぐった先には屋根の唐破風が目立つ本殿がありました。手前には「高倉稲荷大神」と書かれた幟旗が何本もたっていて、その色が一般的な赤だけではなく、紺色もあって特徴的でした。

高倉稲荷神社 寺・神社・教会

少し奥まった所にあるこちらの【安井稲荷神社】にも立ち寄りました。赤く塗られた背の低い鳥居の先に本当に小さな本殿が立っていました。一般的な「安産祈願」ではなく「安産守護」と刻まれた細長い石柱が脇に設置されていました。

安井稲荷神社 寺・神社・教会