小心者が行く、タイ→カンボジア陸路国境越え（タイ編）

2008/09/01 - 2008/09/01

＜昔の旅日記＞
2006年9月、タイのバンコクから陸路でカンボジアのシェムリアップへアンコールワットを見に行った時の日記です。

2006年当時はこんな感じだったのだなぁと思って読んでいただければ幸いです。（そして、若いがゆえ少々無茶しております。）

エリア カンボジア

小心者の私が大胆にもタイ⇔カンボジア陸路国境越えを達成。

２国間の陸路国境越えは外務省HPによると『陸路での入国はできるだけ避けてください。』とのこと。
『危険』という言葉に過敏な小心者はもちろんビクビク。
飛行機で行こうか、カンボジア入国自体を諦めようか、最後まで悩んでいた。
タイ人の友達も
『Are you sure? You wanna go to Cambodia?』
と心配。

それでも、カンボジアのビザを既に持っていた事と、周りに公言していた事、それからアンコールワットをどうしても見たい気持ちが勝ってようやく行く決心が固まった。
飛行機という選択肢もあったが、チケットは私にとって高かったので、飛行機で行くならカンボジアはやめる、という決断が自然に導き出され、無謀にもバスで国境越え。

友達はとても心配性で、てかホントに危ないのかも。
『I know you want to save money, but you should save your life. You must go on a tour.』
と言って、一緒に旅行会社に行き国境越えのツアーを選んでくれました。
もちろんタイ語で交渉。
出発前に調べた某国境越えバスの料金が２００Bだったのに対して私が請求されたのは４５０B。
日本円に換算すると決して高くないのだけれど、何故か高いと思ってしまう。
「タイ語で交渉してるんだからぼったくられてる筈ないし、
友達が選んでくれたんだ、これで間違いない。」
そう決心して支払うことに。

そして、出発の前日。
友達のお母さんの古い携帯をプリペイドカードを購入して使えるようにし、私に持たせてくれた。

７：３０　チケットを買ったお店の前に集合。
ガイドさんに連れられ歩く。歩く度にツアー参加人数が増えてゆく。

８：００　バンコクを出発
左の写真がエアコンとトイレ付きで快適のバス。タイ国内はこれで移動。
私の隣はインド人のお兄さんが着席。周りを気にせずイヤホンなしで音楽を聴く。
鼻歌でメロディを歌えるまで同じ曲を聞かされた。
（別にいいけどね。）

国境までだいぶ近づいた頃に急にバスが止まる。
『このステッカーを貼っている人はここで降りてください。』（英）
困惑する人々。
いくつかのエージェントを通して申し込んだ人々が合同で乗っているバスなのでここで別れるのだと言う。
隣のお兄さんもここで降ろされる。
バスはそのうち来るらしい。
「よっかった。私にはステッカーが貼ってない。」

１２：３０　お昼休憩　（中央・右が休憩地のレストラン）
ここでも恐怖の班分け。
『このチケットを持ってる人はこのまま別の車で国境まで行きます。』（英）
外に止まっている車を見ると、トラックの荷台に数人の人が・・・。
『マジでこれに乗るの？』と日本人男性数人も餌食に。
この時はケチらずに４５０B払った事と友達に心から感謝。

生き残り組はここで両替と国境越えの際の心得を聞く。
『国境付近は危ないです。必ず私の後について来て下さい。乗せてあげると言って更にお金を要求してきても、全て料金は納入済みなので払わないで下さい。』（英）

１３：５０～１４：５０ぐらい
国境付近で手続き。
バスを降りると、日本人男性と目が合う。
タイ⇔カンボジア国境越え２回目の彼から心得を聞く。
ガイドさんの後をついて歩くと、その列について来る団体が、、、
大人は日傘を向けてきて、子供は何かをねだっている。
「この光景･･･、話には聞いていたけど、今まさに自分が体験している。ホントにあるんだ･･･。」