2023/10/03 - 2023/10/13
301位(同エリア432件中)
TAKさん
卒業旅行と称して旅行に出かけたのは今から4年前。その直後に新型コロナウイルスの流行で海外旅行は難しくなり、また第2の職場も仕事の性格上多くの人との接触は避けなければならなかったため、ずっと旅行は控えておりましたが、今年に入りコロナ対策も緩和され、第2の職場も卒業しました。
そうなると松尾芭蕉ではありませんが「片雲の風にさそはれ」、「道祖神のまねきにあひ」Google Mapを広げ、どこへ行こうかと考えるようになりました。
オーロラ鑑賞ツアーは冬が定番ですが、積雪地に住んでいるため冬期間に家を空けるのは難しいので、秋は確率があまり良くないのだそうですが、「3日滞在すれば90%の確率でオーロラを観賞できる」というキャッチフレーズを信じ、イエローナイフでのオーロラ観賞とメープル街道の紅葉観賞を組み合わせることにしました。また欲張性と貧乏性が出てしまいましたね。
モントレンブランの紅葉のピークと10月前半で秋のオーロラ観賞ツアーが終了することを勘案した結果、次のようなスケジュールとなりました。
10月 3日 新千歳発 成田経由でモントリオールへ(ANA-Air Canada)
10月 4日 モントリオール市内観光
10月 5日 ローレンシャン高原日帰りツアーに参加
10月 6日 ケベックへ日帰り観光
10月 7日 モントリオールからエドモントンへ(Air Canada)
10月 8日 エドモントンからイエローナイフへ(Air Canada)
オーロラ観賞ツアーに参加
10月 9日 オーロラ観賞ツアーに参加
10月10日 イエローナイフからバンクーバーへ移動(Air Canada)
バンクーバー市内観光
10月11日 バンクーバー市内観光
10月12日~13日
バンクーバー発 成田経由で新千歳へ(Air Canada-ANA)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
出発前からハプニング
冒頭のスケジュールを見て、イエローナイフに行かれたことのある方は、「なぜ近くまで来ていて、エドモントンで泊まるの?」と思われたかも知れません。
山火事が収まってイエローナイフの街が再始動し、安堵して出発の準備をしていた9月下旬、Air Canadaから1通のメールが届きました。メールは、7日夜のエドモントン-イエローナイフ便のキャンセルを知らせるメールでした。当初の予定は、
10月7日
モントリオール 12:00
AC411
トロント 13:24
15:10
AC171
エドモントン 17:24
20:00
AC8113
イエローナイフ 21:42
だったのですが、AC8113便がキャンセルになったため、エドモントンで1泊し翌日のAC8117便でイエローナイフへ向かわざるを得なくなってしまいました。3晩のオーロラ観賞が2晩に減ってしまうので大きな痛手ですが、やむを得ません。 天気が良いことを天に願い、イエローナイフの予定変更をツアー会社やホテルに連絡し、エドモントンのホテルを確保したのでした。
1日目
13:35 新千歳空港発
NH2154
15:20 成田空港着
17:40 成田空港発
AC006
17:05 モントリオール空港着(-13h)
2日目
モントリオール市内観光
(モン・ロワイヤル公園、ノートルダム大聖堂など) -
4年ぶりに新千歳空港にやって来ました。今回は成田へ向かうので国内線ターミナルで搭乗手続を行います。ANAは自動手荷物預け機を設置しているのですが、成田でバッゲージスルーをするためにはカウンターへ行かなければならないようです。
新千歳空港 空港
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機内へ入ると聞こえてきたのは葉加瀬太郎の「アナザースカイ」。この曲を聴くのをどれだけ待ち望んだことか。この便の搭乗率は半分程度、まだ海外旅行の需要が回復していないのでしょうか。
新千歳空港 空港
-
成田空港に着きました。レンタルwifiを受け取ります。
成田空港第1ターミナル 空港
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時間に余裕があったので、クレジットカード会員用のラウンジにお世話になります。1杯だけとはいえ成田空港のラウンジではビールが提供されます。制限区域内にある航空会社のラウンジではないので、出国手続に要する時間を見込まなければならないのですが、ビールを飲みながら雑誌を読んでゆっくりできるのはありがたいです。
成田空港第1ターミナル 空港
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出国手続を終え、ゲートに向かうと、程なくモントリオール行きの搭乗手続が始まりました。ご覧のとおり飛行機はほぼ満席で出発しました。
成田空港第1ターミナル 空港
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夕食はビーフ(ハンバーグ)を選択し、早速カナダのビール「モルソン」をいただきます。
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フライト時間は12時間半、雑誌を読んだり機内エンターテイメントのゲームをしながら過ごします。朝食はオムレツにしました。
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モントリオール空港に着きました。空港が手狭になっているそうで、到着客は出発ロビーの上に設けられた通路を通って入国ゲートに向かいます。
入国手続はフロアに並ぶ端末機を操作して行います。端末機は日本語で操作できるのですが、モントリオールの場合、最初の画面で「日本語」が出ず、「その他の言語」を選択したのち「日本語」を選択する形となっていました。ケベック州に来る日本人は少ないのでしょうか。
端末機にパスポートをスキャンさせ顔写真の撮影、その後簡単な質問に答えて印刷された紙(顔写真が印刷されるのですが、あまり良い人相ではありません)を持って入国管理官のところへ進み、簡単な質問に答えて最後に紙を税関職員に渡すというガイドブック通りの入国手続を済ませます。モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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到着ロビーに来ました。ここから747番のバスでダウンタウンに向かうため、自動販売機にてクレジットカードでチケットを購入します。
モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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購入したのは24時間券、ダウンタウンまでの運賃と同額で、最初の使用から24時間、すなわち明日の夕方まで使用でます。使用開始時刻が印字されないので、バスに乗った時刻を覚えておく必要がありそうです。
モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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ターミナルビルの外に出るとウーバーの乗り場が真ん中に陣取っていて、バス停はずっと先の方。
モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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やっとバス停に着きました。ここでバスセンター行きのバスを待ちます。
モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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バスがやってきました。この空港は出発・到着両方の交通を地平で処理しているようで、空港行として到着したバスがその場でダウンタウン方面行となって、出発します。
モントリオール ピエール エリオット トルドー国際空港 (YUL) 空港
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747番のバスの終点バスターミナル(Gare d'autocars de Montréal)まで乗車し、ホテルに着いたのは午後7時ころ、周囲は既に暗くなっていました。モントリオールの宿は「ホテル&スパ カレ・サンルイ(hotel & spa Carré Saint-Louis)」、ここをベースにケベック州内を観光します。「カルティエ ラタン」エリアの賑やかな場所にあり、部屋はこんな感じ、1人旅には余るほどの広さです。
hotel & spa Carré Saint-Louis ホテル
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荷物を解き安着祝(こういう表現を使う時点で昭和のオヤジですね。)をすべく、近くで地ビールを提供する「トロワ ブラッサー(3 Brasseurs St. Denis)」へ出かけます。カナダの人気B級グルメ プティンと地ビールで一息、長旅の疲れを癒やします。
カナダでは、ほとんどの店舗でカードが使えます。気になるのは、どうやってチップを支払うかですが、端末機を使って会計をすると、最後の方にチップ支払の画面が出てきます。店側が予めセットした選択肢(15%、18%、20%というように、店により異なります。)が出るので、そこから選択します。もちろん自分で金額を決めることも、"NON"を押してチップを拒むこともできます。レ トロワ ブラッサー (St-Denis) バー
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程良く酔いも回ったところで、まだ賑わいの続くサンデニ(St. Denis)通をホテルへ戻ります。明日はモントリオール市内観光です。
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今日は、モントリオール市内を観光します。天気は上々のようです。ホテルの方に伺うと、カナダも今夏は例年より暑かったそうで、今も気温の高い日が続いているのだそうです。朝食を軽く済ませます。クロワッサンがたくさん用意されていたのは、フランス語圏らしいですね。
hotel & spa Carré Saint-Louis ホテル
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ホテルの全景です。
hotel & spa Carré Saint-Louis ホテル
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すぐ隣にサンルイ広場があります。ちょうど通勤・通学の時間です。
観光施設はまだ開いていないので、まずはコンディアロンク展望台(モン・ロワイヤル公園)からモントリオール市街をを眺めることにします。サン ルイ広場 広場・公園
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朝のプラトーモンロワイヤル地区を歩きながらマギール大学方向へ進みます。サマータイムが適用されているためか、同じ緯度の北海道と比べ日の出が少し遅い感じがします。
プラトー モン ロワイヤル 散歩・街歩き
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おしゃれな建物に色づき始めた木々が映えます。
プラトー モン ロワイヤル 散歩・街歩き
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マギール大学の構内を抜けて行きます。
マギル大学 建造物
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展望台方面に向かうバス通りに来ました。ちょうどバス(144番)が来たので乗車、早速昨日購入した24時間券の出番です。
マギル大学 建造物
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モントリオールのバスは前方に次の停留場が表示されます。停留場は主要な通りの交差点付近に設けられ、「進む通り/交差する通り」で表示される場合が多いので(例外は地下鉄駅など)どこで降車すれば良いかわかりやすくなっています。
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展望台に続く「ピール通の階段」入り口に着きました、ここから階段を上っていきます。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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階段はどんどん上に続きます。この階段をジョギングコースにしている方が結構いるようで、途中で何人ものランナーとすれ違いました。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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朝の展望台です。モントリオールの市街地を一望できます。多くの市民や観光客が市街地の景色を楽しんでいます。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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登ってきた階段を降り、再びバス(107番)から地下鉄(オレンジライン)に乗り換えプラスダルム駅へ向かいます。
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プラスダルム駅から歩いてすぐにノートルダム大聖堂があります。当日は一部工事中でした。
ノートルダム大聖堂 (モントリオール) 寺院・教会
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聖堂の中に入ると、祭壇の美しさに息をのみます。35年ほど前に見学しているのですが、そのときの感動が蘇ります。
ノートルダム大聖堂 (モントリオール) 寺院・教会
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天気が良いのでステンドグラスも眩い光を放っています。
ノートルダム大聖堂 (モントリオール) 寺院・教会
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ノートルダム大聖堂を出て、ノートルダム通を北東に進みます。
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モントリオール市庁舎 建造物
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旧裁判所や市庁舎を観ながらボンスクール・マーケットに入りテナントショップを見て回ります。
ボンスクール マーケット その他の店舗
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昼時となったので、ジャック・カルティエ広場の「ブラスリー321(Brasserie321)」で昼食をとります。
ジャック カルティエ広場 広場・公園
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ビーフサンドにモルソン、天気も良く気温も高い(25度前後)ので冷たいビールが体に染み渡ります。
ジャック カルティエ広場 広場・公園
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お腹も満足したところで、旧市街の町並みを見学します。昔ながらの雰囲気がそのまま残されています。
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埠頭の方へ足を向けるとサイエンスセンターに着きました。ここでは、カナダの宇宙飛行士の国際宇宙ステーションでの活動を特殊カメラで撮影し、その映像をバーチャルリアリティーで体験できる展示を行っていました。VRゴーグルを装着し誘導されてエリアに行くと、ステーションでの活動を体感できます(もちろん無重力にはなりませんが…。)。
特に船外活動中のシーンでは振り返ると眼前に地球の姿があり、迫力満点です。(気分が悪くなったら座って良い、という事前説明もありました。)
映像の中には、すぐ隣で野口聡一さんが悩みながら何かの装置を組み立てているシーンもありました。モントリオール科学センターアイマックスシアター 博物館・美術館・ギャラリー
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旧市街の観光を終え、一度ホテルへ戻ります。昼間のカルティエ ラタンはこんな感じ。
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一休みして夜景を見るため、再度コンディアロンク展望台へ向かいます。今度はオレンジラインでシェルブルック駅からモン・ロワイヤル駅まで行き、11番のバスに乗り換えて、朝の経路の反対側から展望台へ行きます。夕方になると順光になるので、市街地が見やすくなります。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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暗くなるまでの間、展望台後方にあるシャレー(Mont Royal Chalet)でアイスコーヒーを飲みながら一休みします。少しずつ見物客も増えきました。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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天気が良いので夜景も綺麗です。
モン ロワイヤル公園 広場・公園
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夜景に満足し、再び11番のバスで街中へ引き返すのですが、この時間になると24時間券の有効時間を経過しているので、現金で乗車します。
サンローラン通でバスを降り、向かう先はスモークミートの老舗「シュワルツ(Schwartz's)」。シュワルツ デリ
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店内は常連客らしき人々で一杯でしたが1人なので、何とかカウンター席に座らせてもらえました。いただくのはもちろんスモークミートのサンドイッチ。
写真を見て「いつもとドリンクが違うな。」との声が…。そうなんです、シュワルツはアルコールを置いていないのです。シュワルツ デリ
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お腹もいっぱいになり、イルミネーション煌びやかなサンローラン通をホテルに向かいます。
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やっぱり物足りないので、途中のお店でビールを買ってしまいました。明日は紅葉を見にローレンシャン高原へ向かいます。
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