制限時間2.5h！タジキスタンの首都ドゥシャンベをスピード観光！

2023/10/24 - 2023/10/24

タジキスタンの首都ドゥシャンベで制限時間3時間で観光してきたので、その様子を記します！
ことの顛末は以下の通り。ウズベキスタン国境近くのパンジケントから乗合タクシーで峠という峠を越えて、首都ドゥシャンベには14時半に到着。
このあと19時のフライトで帰国のため17時頃には空港に着きたい。
とすると、残された時間はあと2.5時間！さてどれだけ巡れるでしょうか？

エリア ドゥシャンベ(タジキスタン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 徒歩

乗合タクシーでドゥシャンベ中心部のルダーキー公園に到着。
わずかな時間ですが市内観光スタートです！

乗合タクシーでの山越えについてはこちらの旅行記でまとめています！
「山岳国家タジキスタンでの壮大なる峠越え（パンジケント→ドゥシャンベ）」
https://4travel.jp/travelogue/11864970

都心中枢ながら広い公園で、木々も多く憩いの場となっていました。
東京で例えるなら日比谷公園といったところでしょうか。

公園を横切って道路の向こう側に見えるのが、タジキスタンの大統領府。
その見た目も相まって、現地では「ホワイト・ハウス」と呼ばれているようです。

街路樹の色づきに初秋を感じます

そしてこちらはタジキスタンの国立博物館。
入場料は30ソモニ（≒400円）でした。
ここまでずっと重いバックパックを背負っていたのですが、館内ではクロークに預けられたので大変助かりました笑

博物館は地下1F～3Fまであり、見応えがありそうです。
という訳で館内を見て周ります！

まずは地下1Fから。
このフロアは自然がテーマのようで、タジキスタンに生息する動植物や、タジキスタンで採れる鉱石が展示されていました。

続いて1Fへ。
タジキスタンもウズベキスタンと同様に陶磁器が綺麗です

1Fは主に古代史の展示。
タジク人は民族的にペルシャ系なので、古代ペルシャに関連した展示が多いです。
こちらはゾロアスター教に関する展示です。

アケメネス朝ペルシャの宮殿を再現したブース。
ゾロアスター教（拝火教）を国教としていたことから、最奥部には火が祀られていました。

遊牧国家エフタルの王。
「エフタル」という単語自体、高校世界史でちらっと出てきて以来の再会でした笑
教科書で習った遠い国の歴史を実存するものとして体感するのは、とても面白いです。

パンジケントの遺跡から出土した陶器。
豚でしょうか、なんだか可愛いです笑

イスラム圏らしく、コーランの古い写本も展示されていました。
14世紀のものだそうです。

一方、一部の地域ではかつて仏教が浸透していたようです。
仏教遺跡の展示室は別個に設けられており、涅槃像もありました。

続いて2Fへ。ここからは中世の展示です。
この絵はサーマーン朝のイスマーイール・ソモニが現在のタジキスタンを平定した様子。
ソモニはタジキスタンの国家的英雄と位置づけられており、通貨の名称にもなっています。

たくさんの金属製品。装飾が細かく、見応えがあります。

中央アジアは伝統衣装が可愛らしいですよね～笑

ムスリムの男性が頭にのせる帽子。
こちらも多種多様な柄があります。

馬具。山岳国家ゆえ、町と町の間には馬が必須です

3Fは近現代史の展示。ソ連時代から独立後を取り扱っています。
こちらのスペースでは、現地の方々が記念撮影をされていました。

1時間半ほど博物館を見学し、再び公園へ。
池には巨大国旗がそびえ立ちます。

都会の中の公園といった雰囲気。背後に並ぶビル群は官公庁のようでした。

こちらは図書館。
国家規模の割にはかなり立派です！
ここにはあの大統領に関する本が数えきれないくらい所蔵されているんだろうな～なんて考えていました。

のんびり散策してたらフライト2時間前になってしまったので、空港へ向かいます。

運よく乗合タクシーが通りかかったので、そのまま空港へ。
市街地から近いので時間もさほどかからないだろうと見込んでいたのですが、夕方のラッシュ渋滞にかかってしまい焦りました...苦笑

とはいえ幹線道路から外れると渋滞はなくなり、無事空港へ到着できました！

国際線のターミナルはガラス張りで見栄えがいいです。
フライトの90分前には着いたので、なんとか間に合いました。

この後はカザフスタンの航空会社エア・アスタナでアルマトイへ飛び、更にソウルを経由して帰国しました！