2023/10/24 - 2023/10/24
66位(同エリア105件中)
かすぱるさん
中央アジア・タジキスタンでの峠越えがとても壮大だったので、旅行記に記すことにしました!
世界有数の山岳国家であるタジキスタンでは、都市間の移動に山越えが必須。
中には万年雪を冠するほど標高の高い区間もあり、移動中まったく飽きることがありませんでした笑
今回はウズベキスタン国境に近いパンジケントという町から、首都ドゥシャンベに至る4時間の道のりをまとめます↓
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
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-
パンジケントのソグド人遺跡や博物館をタクシーで巡ったあと、そのまま町の西側にあるバスターミナルへ送ってもらいました。
(Google Mapで「アフトヴァグザール」と検索すると表示される場所です)
着いたのは朝十時前。ここでドゥシャンベ行きの乗合タクシーを調達します。 -
といっても、着いた途端に(というかまだ車から降りてもいないうちに)乗合タクシーの運転手に「ドゥシャンベ?」と声をかけられ、そのまま応じることに。
ドゥシャンベまで一人150ソモニ(≒2,000円)と提示されたので、妥当かと思います。
乗合タクシーは他のお客さん含め満員になったら出発するシステム。しかしどうやらまだ他に乗客はつかまっていないようで、あと3人集まるまで待機。事前に見た旅行ブログでは4時間待ったという方もいたので、いつまでかかるかな~とそわそわ。
ちなみに車はオペル・アストラでした。
運転手曰くトヨタ、メルセデス、オペルがタジキスタンでよく走ってる三強とのこと。
ハードな山越えなので欲を言えばトヨタかメルセデスが良かったのですが、個人的にオペルのエンブレムが好きなので良しとします笑 -
いつ出発になるか分からないので、車から離れるわけにもいかず待機。
首都までだからそれなりに需要はあるはずと楽観していたのですが、運転手の様子を見てるとなかなか客が見つからない感じ。窓口を通すとかでもなく運転手自身が客を探すルールなので、個人の力量が問われます。
その時は突然やってきました。運転手が戻ってきて「Let's go!」
どうやらドゥシャンベまで行く3人家族を見つけたようです。
待機時間は30分で済みました。いや~良かった笑
という訳で助手席に乗り、首都へ向けてレッツゴー! -
天気も良く、前方に連なる山々もよく見えます。
町中を出ると80km/hほどで飛ばしていました。 -
たまに道端を牛が歩いてたりしています。
のどかで癒されます笑 -
ここから徐々に山々を登っていきます。
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日本のように木々が生い茂っている感じはなく、荒々しい岩山といった感じ。
一口に山々といっても姿形は様々で、見応えがあります。 -
平野部から山間の渓谷地帯に入りました。
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出発から1時間ほどしたところで、小さな村に停まりました。ここで休憩の様子。
路肩にいくつか車が停まっているのを見るに、サービスエリア代わりのようです。
運転手から「サモサ食ってくか?」と聞かれ、さもさー!と喜びながら下車。 -
タジキスタン版SAのサモサ、美味しそう!
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ジューシーなラム肉で、しっかり美味しかったです。
一つ100円くらい。他の車の人達も集まって、みんなで仲良く立ち食いしました笑 -
今から焼くよーということで、その様子も見せてもらいました笑
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通り沿いにはいくつかの商店が並んでいます。
こちらの店頭には袋いっぱいの栗や杏子! -
向かいの店ではドリンクを売っているようです
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写真だとわかりにくいですが山からの湧水でドリンクを冷やしているようでした。
電気代もかからずエコでいいですね笑
子供の頃、川遊びで缶とかペットボトルを冷やしてたな~と思い出しました笑 -
15分ほど休憩して、ドライブ再開!
ゼラフシャン川に沿って、渓谷を奥へと進みます。 -
木々の色づきに初秋を感じます笑
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渓谷沿いを走ること15分、アイニという町の手前でガソリンスタンドに立ち寄ります。
この地点は、南の首都ドゥシャンベ方面、西のパンジケント方面(今きた道)、北のホジェンド方面からの道路が交わる要衝のようです。 -
ほどなくしてアイニの町中に入ります。
これまで通ってきた村々に比べると、しっかり「町」の雰囲気です。 -
記念碑に公共施設など、きちんと整備されています。
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アイニの町を過ぎると、深く切り立った渓谷に差し掛かりました。
右の谷底にはゼラフシャン川が流れているのですが、くねくねした道を結構なスピードで飛ばすので「何かの拍子に谷底へ落ちたら〇ぬな(汗)」とスリリングな面持ちでした笑 -
再び山間部へ。これまでは渓谷沿いを走ってきましたが、ここからはいよいよ標高の高い山々を越えていきます。
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山間部らしく、しばしばトンネルを通ります。
天井の灯りは僅かなもので、車のライトがなければ真っ暗です。
ところでこの運転手、前の車に追いつくと片側1車線だろうが気にせず横から追い抜いていたのですが、トンネルでも対向車線へ堂々とはみ出て追い抜きしていたので内心ヒヤヒヤしてました...笑 -
トンネルが多いのは、冬季に雪が降るからでしょう。
それを示すように、万年雪を冠する山々が迫ってきました。 -
標高もかなり高くなってきたようで、周りの山々と同じくらいの目線になってきました。
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いかにも山岳国家らしい風景。実に圧巻です。
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雪山を越えた辺りで下り坂になり、文字通り「峠を越えた」ようです。
パンジケントを出てから凡そ3時間、料金所に差し掛かりました。
ETCのような自動ゲートをスムーズに通過していきました。 -
首都が近づいてきたのか、町と町の間の間隔も短くなってきます。
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運転手から「もうすぐ着くよ~」とのこと。
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いよいよ道路標識に「Dushanbe」の文字が!
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パンジケントを出てから3時間半ほどして、首都ドゥシャンベ北郊のバスターミナルに到着。
事前の下調べではおおよそ4時間と聞いていたので、結構がんばってくれたようです笑(前の車をビュンビュン追い抜いた甲斐もありました)
どうやらここまでで150ソモニらしく、中心部までは市内タクシーに乗り換えてと言われました。
が、タクシーを探して荷物を積み替えてというのがメンドクサイのと、助手席で写真やら動画を撮っていることに理解のある運転手だったので、そのまま追加料金50ソモニを払って市内まで連れて行ってもらうことに。 -
という訳で引き続きオペルで市内へ。
左手にはショッピングモールが連なります。
運転手曰く、ここなら何でも揃うとのこと! -
国旗柄の火力発電所。
日本だと港湾にあることが多いですが、内陸国なので道路アクセス重視のようです。 -
立派なスタジアム。
これまでの道中では見られなかったような建造物が立ち並び、首都に入ったことを実感します。
いろいろと建物の写真を撮っていると、運転手が「あれは○○だよ」みたいな解説を入れてくれました。まるで市内観光ツアーです笑 -
ドゥシャンベ中心部は真っ直ぐ南方向なのですが、一旦西方向へ右折しました。
しばらく走って向かった先は、同乗していた3人家族のアパートでした。
バイバイと手を振り合い、中心部へ向かいます。 -
首都だけあって立派な幹線道路を走ります。
-
途中、運転手がおもむろに道端で停まって女の子を乗せました。
何かと思いきや、運転手の娘さんでした笑
ちょうど道すがらだったので、家まで送り届けるとのこと。
娘さんは英語が流暢だったので、しばし会話を楽しみました。
「どこから来たの?」と聞かれたので日本の東京と返すと、目を輝かせて「いいな~いつか行ってみたいな~」と言ってくれました笑 -
かくして中心部のルダーキー公園に到着!
3時間半の峠越えと30分の市内ドライブ、計4時間の長旅となりました。
手持ちのソモニ紙幣が残り少なかったので、ウズベキスタンスムでもいい?と聞き、219,000スム支払いました(200ソモニより若干少ないのですが、札が多かったので「それでいいよ」とまけてくれました笑)。
充実したドライブにすっかり気をよくして、運転手と娘さんにバイバイしました。
乗合タクシーを利用したのは今回が初めてだったのですが、バスよりも密度の濃い旅情や交流があって楽しかったです笑
もしまたタジキスタンへ来ることがあったら、北部のホジェンド、イスタラフシャンからドゥシャンベまで同じように乗合タクシーに乗ってみたいです!
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