南房総ぶらり旅　源頼朝伝説が残る仁右衛門島に渡って島内を一周してきました

2023/06/29 - 2023/06/29

美味しい海の幸を求めて千葉県の南房総を巡る旅。2日目は和田浦駅から太海駅に移動して地元で人気の食堂「まるよ太海店」で大きなアジフライとまるごと一匹を使った穴子天ぷらを味わい、昔から所有者の平野仁右衛門さんが住んでいる仁右衛門島(にえもんじま)に渡し舟で上陸して島内を散策してきました。

エリア 鴨川(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 船 JRローカル

クジラの街・和田浦の民宿に泊まって鯨料理を堪能した翌日、JR内房線で2駅先の太海駅にやってきました。右手の待合室が傾いてまーす！

2023年度グッドデザイン賞を受賞した太海駅の駅舎。

こんな所にもアートが！
つい撮っちゃいました。

まずは海を見に行こうかな。
ちなみに、この看板の先が今夜泊まる宿です。

太海駅から徒歩5分で太海海水浴場に到着。

そのまま海沿いを歩いていき・・・

太海浜の沖合200mにぽっかりと浮かぶ周囲4kmの風光明媚な仁右衛門島には後で来るとして・・・

11時になったので早めのランチにしよう。地元で人気の食堂「まるよ太海店」にオープンに合わせて入店。

穴子天ぷら定食（ご飯大盛り）をベースに・・・

穴子天ぷら（サクッとふんわり）

房総に来たならコレでしょ！
単品でアジフライをオーダー。

肉厚のアジフライが3枚。
うんめぇ。。

ひじきの太さに注目、ご飯がすすみますよー♪

お腹いっぱいになったところで観光開始。

仁右衛門島へは太海漁港の乗船場から渡し船で移動します。

渡し舟を利用する際は赤い旗（写真左）を振ると迎えにきてくれますよ。

鎌倉時代から島を所有する平野仁右衛門さんが住んでいる仁右衛門島。
エンジン音を響かせながら、どんどん近づいてきたぞ！

通常はこの手漕ぎ舟で島に渡るそうですが、当日は強風のためエンジン搭載の舟でした。着船場の先にある受付で観覧料金1,350円を払って島内に入ります。

＜仁右衛門島案内図＞
島内には散策コースがあり約30分で一周できるようです。

では、行ってみよう！

石段の周りにはアジサイが咲いてました。

富安風生、岡本眸、松尾芭蕉、源講修の句碑や歌碑が建てられています。

平家の時代に宮島から勧請したと伝えられる蓬島弁財天祠。

展望所から太海漁港（上）太海海水浴場方面（下）の街並みが望めます。

全国的にも珍しい1世帯しか住んでいない仁右衛門島。
表門から島主の住居エリアに入ります。

鎌倉時代から所有者の平野仁右衛門さんが住んでいて代が変わっても「仁右衛門」という名を継いでいるそうです。

石垣に囲まれた島主の住居と奥庭。

展望所からの景色。

そう、仁右衛門島は島全体が平野家の私有地なんです。

日蓮聖人が朝日を拝んだと伝わる神楽岩は島の東側にあります。

石橋山の合戦で敗れて安房に逃れた源頼朝を平野仁右衛門の祖先が島でかくまったそうで、源頼朝が隠れていたと伝わる洞窟には正一位稲荷大明神が祀られてます。

とんび岩まで上っていくと・・・

私が好きなゴツゴツした岩場の風景がありました。

仁右衛門島の風景

カエルに見えるのは私だけ？

白い建物が受付や売店があるレストハウスです。島内にいる観光客は私だけのようなので、時間もあるのでもう1周しちゃいましたよ。

帰る時も赤い旗を振ると迎えにきてくれます。

2時間近く貸し切り状態で仁右衛門島での島時間を満喫したら

漁港近くの「コーヒー専科れんらく船」に立ち寄って冷たーいアイスコーヒーを飲んで一息ついてから、この日の宿に向かおうと思います。ここまでご覧いただきありがとうございました。