奈良と京都の県境に飛鳥の面影を探して

2023/10/25 - 2023/10/25

本当は木津川沿いを、梅の名所、月ヶ瀬までウォーキングをする予定でした

ところが関西本線が崩れて？　一部代替バス運行になってしまい
それでは時間が読めない。

確実にJRで行けるところにというわけで
関西線を使わない、海住山寺と恭仁京のコスモス畑に変更しました

〈関西線も間引き運転と代替バスの両方使えます）

エリア 木津・加茂(京都)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー JRローカル

京都方面からくる友人と大阪方面からの友人とJR木津駅で９人が合流
一駅だけダイヤ通り運行している関西線加茂駅まで行き
ここで、タクシー3台を呼んだがタクシーは一台しか無く、配車に時間がかかると言われて、待つこと２０分後
コミュニティバスが先にやってきたので
６人が乗車、仕方がなく３人は予約したタクシーを待って出かけました
タクシーがずり落ちるのではないかという、とんでもない急坂を登ってやっと山腹の海住山寺についたけれど、先に行ったバス組は着きません。

コミュニティバス組は各集落をぐるぐる回り、最寄りバス停まで、相当な時間がかかかるようです、門前に揃ったのは、駅前でバスに乗ってから３０分以上かかりました。
脚力の揃わない大人数で行くにはとんでもない場です。
足並みのそろった少人数向きですね

境内に入るとすぐに弘法大師の像が
修行僧の銅像と石柱には書かれています

山門脇の塀　 山中とは思えない長い立派な塀です

コミュニティバス組を待ちくたびれて、
境内をぶらぶら
三社を拝観

国宝の五重塔　美しい塔です

モミジが絡んだ塔の写真はとても美しい。が、紅葉には少し早いです

脇の目立たないところに立札が

上天気だったけれど、モミジにはあと、一息

山門にはロープが張ってあり、その先は崖といってもいい急坂。
ここに山門があるということは、車道ができる前の参道？
槍ヶ岳に登るほどの決意が要りそうです（少し大げさ？）

本堂です。仏像たちは東京の国宝展に出張中でお留守です
それでも拝観料は５００円。
「でも、重文の御仏も残っていますよ」と案内所の老女に言われるので
せっかくだから拝観させていただきました。撮影はもちろん禁止

一番見たかった重文の４天王立像
赤や瑠璃色に塗られた鮮やかなお姿を見たかったけれど、仕方ない
パンフレットで我慢

奉納　稲荷社と石柱には掘ってあります

ボケ止め地蔵
しっかりと拝みました

境内の坂を上ります。
境内歩きもちょっとしたハイキング気分

護摩壇でしょうか。飲食禁止と書いてありました

護摩壇の坂を上ると森の中へのハイキングコースがあります。
ここは拝観は５００円、ハイキングの通り抜けは１００円の料金が必要です

やる気地蔵。
なにくそ、なにくそ、なにくそと祈る。と書いてあります
体育会系お地蔵様？

ないくそ、なにくそと、登れば奈良方面の展望がまっています。
向かいの山は山城でもあったげな。

古代の権力者たちが、ワーワー走り回っていたような気がします

前方に広がる展望を楽しみながら車道を下ります。
写真では平らそうですが、かなりの急坂です

やっと下り終えて田んぼに出ました。
穂の色が変。遠くで、はざかけ作業をしているお父さんに
この稲どうしたんですか～と叫べば
それは緑米。古代米だよと返事が返ってきました
緑のごはんですか？－
焚いたら白いよ～

稲架（はざ）の先で稲かけ作業中のお父さんにさらに質問
「これは穂が赤いですね―」
「赤米だよ」
ワラと殆ど同じ色で見逃しそうだけど僅かに赤い。
作業中なのに色々教えてくれて有難うございました
これだからウオーキングは止められない

恭仁京のコスモス畑にでました。広い農地のあちらこちらに
コスモスが真っ盛り

写真ではよくわからないけれど、時々見慣れたコスモスの1.5倍ぐらいの
大輪があります。成長がよかったのか、そういう品種なのかは分かりません

車道沿いに車を止めて写真を撮っている人たちがチラホラ
私たちのように、あぜ道を気ままに歩いているグループはいません
貸し切り状態です

木立の陰にまだ続くコスモス畑
さて、どっちに行こうかと迷います

ここの花は少し大きいです

木立の先のピンク色に誘われて林の中に入ると、テーブルセットが一組
先客がランチをしていました

ここが最後のコスモス畑

くにのみや学習館の案内板がありました

１３００年前　造営中に未完のまま廃墟となった恭仁京
聖武天皇の時代と言われています

道路より１mほど高い台地の上に礎石等が散らばっています

記念碑のはるか遠くにもコスモス畑が広がっています

台地の下には農地があり舗装された道路が続きます

現役の恭仁小学校です

休み時間なのか子供の声が聞こえます。
昭和前半生まれの同行者たちは（子供のころはこんな校舎だった）と
懐かしんでいました

正門から見る校舎玄関

小学校を出て、恭仁の集落を出て国道１６３線を木津川沿いに歩きましたが
歩道のない一本道はとんでもない交通量。
集落で聞くと
「上狛に出る道は国道一本これしかない。非常に危険だけど気を付けて」　だって
大型車両もバンバン通り、山肌にへばりつく様にしてやり過ごし４０分
やっと歩道のある資料館につきました　フ―

地図では交通量や歩道の有無まで分からない。　大失敗

とにかく無事歩き通して展示会館に入る道を見上げたけれど
立ち寄る気力も無いので、パス

木津川にかかる橋の手前を高麗寺跡に向かって
烏瓜の赤い実をとったり、おしゃべりしたり、ぶらぶら歩くとやがて欅の巨木が

門のようにそびえる二本の欅
関東育ちの私には懐かしい、大好きな木です
高麗寺跡の門番のようにそびえています

何にもない、だだっ広い畑中に発掘された寺跡がポツン

塔頭跡に積まれた瓦の配色が美しい

人っ子一人いない（うるさいおばさんグループが占領したけれど）
上狛の街が遠望されます。
駅は近い。頑張れ

上狛駅から京都に着いたのが、2時４５分。遅い昼食をとって解散
名物の大階段をゆっくり下ります

階段から見下ろす通路
古代遺跡もすごいけれど、現代建築もものすごい

海住山寺で、私だけこっそり買ったおみくじ
木彫りの中におみくじが入っています。
ザルに盛られた大量のだるまさんをかき回して、
一番ハンサムなのを選んだ結果は（吉）
ささやかなお告げでこれも良し
楽しいウォーキングは蛇足ながら19,000歩　　おお?凄い

この旅行記へのコメント （1）

• rokoさん 2023/11/07 15:18:32

  素敵なウォーキング～♪

  こんにちは～♪
  
  表紙の海住山寺の国宝　五重塔
  ほんと美しいですね！
  いってみたいなあ～と思いましたが
  アクセス調べたら、遠すぎて(-"-)
  でも魅力的
  海住山寺だけ目指して行くなら、なんとかなりそうかもです。
  目の保養させてもらいました
  　ありがとうございます＾＾
  
  　　roko