【赤犬の尻尾】初めてのクロアチア・35年ぶりのザグレブ

2023/10/17 - 2023/10/18

いつものごとくつまらない用があって、クロアチアのザグレブに行くことになりました。

表題が変だと思われた方もいらっしゃったかも知れません。それは....
ここにはユーゴスラビア社会主義連邦共和国時代末期の1988年に訪れたことがあるのですが、クロアチア共和国としては初めてだからです。


普通なら直接ザグレブまで飛ぶところですが、適当な便がなく前泊が必要なので、それならと隣国スロベニアのリュブリャーナに飛んで、汽車でザグレブに入りました。

滞在時間は、列車を乗り遅れたためと飛行機の都合で極短く、35年ぶりの街中をちょっと眺めただけで、旅行ガイド的要素がほとんどない面 白くない旅行記です。この点予めお知らせ申し上げておきます。

エリア ザグレブ(クロアチア)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 2.5
• ホテル: 2.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は、
【赤犬の尻尾】汽車に乗り遅れたリュブリャーナ
https://4travel.jp/travelogue/11861723
の続編です。

リュブリャーナからこの列車でザグレブに向かいます。

リュブリャナ駅 駅

リュブリャーナから乗ってきた列車が、約40分遅れでザグレブ中央(Glavni kolodvor)駅に着きました。

この列車はオーストリア・フィラッハ始発で、リュブリャーナを出たときには、ふたコマ上のとおりオーストリア連邦鉄道(ÖBB/ｵｪﾍﾞﾍﾞ)の釜が引いていましたが、スロベニア側国境駅のドボワ(Dobova)で釜替えされ、このクロアチア国鉄(Hrvatske željeznice/HŽ)のそれが僅か30km足らずを牽引してました。

中央駅ホーム側の佇まい。

中央駅正面側の佇まい。

ザグレブ中央駅 駅

駅前の路面電車の停留所（きっとバスも）。

夜遅くまでやっていた、駅横の郵便局。
昔は、どこの大きな鉄道駅や空港に隣接した拠点郵便局で、夜遅くまで、もしくは終夜営業していたもんです。

泊まった宿、Downtown Zagreb B&Bです。

メシ喰えるところあるかと思い、中心部に出てみました。

街のへそ、イェラチッチ広場です。

イェラチッチ広場 広場・公園

反対側から。
この広場、前回行ったユーゴスラビア時代には「共和国広場」とされていました。

この広場の名前になっている、イェラチッチ総督の騎馬像です。
上のコマと同じく前回は異なり、当時これがありませんでした。
が、クロアチアの独立に伴い戻されたそうです。
当地の英雄である彼は、ユーゴスラビアにとって都合が悪かったのでしょうかねぇ？
（当時の絵はがきを
https://4travel.jp/travelogue/11728796
からどうぞ！）

んで、結局メシは喰いッ逸れ（泣）！

翌朝、泊まった宿が入っている建物。角ではなく、その左の濃い色の部分。

部屋からの眺め。

メシュトロビッチパビリオン 建造物

再び、イェラチッチ広場です。
右端の角地にある立派な建物には、ドイツ資本のドラグストアが入っています。興ざめ！

Muller ショッピングセンター

反対側から。
建物の背後にある灰色の２本は、大聖堂の尖塔です。あいにく工事していて、その足場が見えているのです。

ザグレブ（聖母被昇天）大聖堂前のモニュメント。
大聖堂自体には、工事中だったため行きませんでした（前に行ったし）。

ホーリー メアリー モニュメント モニュメント・記念碑

「石の門」です。

石の門 史跡・遺跡

門の中には、聖母マリアの肖像があります。
キリスト教徒でない私は、ゆっくりと通り過ぎただけでしたが、神聖な場所として、その短い時間にも何人ものひとが祈りを捧げに来ていました。

反対側。

聖マルコ教会。
こじんまりとした教会ですが、重要な行事に用いられるとのこと。
35年前はくすんだ感じで、世辞にも今のような「綺麗な」印象はありませんでした。

聖マルコ教会 寺院・教会

離れたところから。

教会向かいの建物角には、彫刻がありました。

恒例の自分宛絵はがきの表面です。
切手に料額はなく、エリア別の料金帯を表す記号文字（「Ｃ」）があるのみ。これは、スロベニアと同じです。
なお、着いたこのはがきには消印がありませんでした。上のコマの郵便ポストに投函したのですが。
切手をよく観察すると、角度により何やら見えます。それが中央下の部分。偽造防止の印なんでしょうか？ まさかこれが消印じゃないと思いますが....

ストロスマエル プロムナード(Strossmayer Promenade)近くからの眺望です。

世界一短いといわれるケーブルカー。
路線長66ｍです。

ケーブルカー その他の交通機関

その切符売り場兼運転事務室。

対の反対列車が昇ってきました。
一対式のケーブルカーは、単線で路線中央に行き違い設備を設けるのが常ですが、ここは路線長が極端に短いので、そうすると却って手間が掛かりそうですよね。また、傾斜も一定なので、車両も旅客を乗せる水平なハコの下に直角三角形の充てを介し、そこに台車を付けているようです。

麓(?)の駅です。
もうちょっと離れて写真を撮れば良かった。そうすれば上の駅と線路も綺麗に収まっただろうに。

ザグレブの市内交通を担う市営企業体・ＺＥＴ（ザグレブ電気路面電車）の乗車券です。
上がケーブルカー、下が路面電車やバスの短区間用です。
なお、車内で買うとかなり割高です。事前にキオスクで買おうとするも、５エオラ(ﾕｰﾛ)紙幣しか手許になく、運賃53セントに対する釣り銭がないと３店で拒否、車内で買うよう促され、実際にそうすると５割以上高い80セント取られました。
ドイツ等でものそうでしたが、エウロ切替直後は価格をそのまま公式レートで換算され、小さな端数が出るのですが、釣り銭の準備が儘ならないことがあり、結果として消費者に不都合が生じることがありますよね。（便利な値に切り上げると「便乗値上げ」と批判され、そうかといって切り下げると収入減になるので、悩ましい。）

バスターミナルです。

ザグレブバスターミナル 駅

空港バスもここから出ます。

乗車券。運賃は８エオラ。
きっと運賃改定をして、切りを良くしたんでしょうね。

ザグレブ空港のターミナルビルです。
ここまで40～50分とされていますが、このときは渋滞もなく30分ちょっとで着きました。

ゆったりとした造り。利用者も少ないので快適！
でも、レストランがなく、今回のクロアチアでは何も食べませんでした。

ザグレブ国際空港 (ZAG) 空港

離陸上昇中の機からのターミナルビルです。

ヴュルツブルクの西に到達し、マリーエンベルクの城塞（左下川べり）、レジデンツ（中央やや右）が見えました。
ここまで来ればもうすぐ着陸。この旅行記もおしまいです。

マリエンベルク要塞 城・宮殿