2023/03/03 - 2023/03/03
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azusa55さん
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大聖院仁王門に伸びる緩やか坂「滝小路」、この小路を筋違橋方向に歩き始め粟島神社から三翁神社、荒胡子神社を訪れます。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大聖院仁王門に伸びる緩やか坂「滝小路」、この小路を筋違橋方向に歩き始めて直ぐ左に、鮮やかな朱の鳥居を構えた粟島神社が現れます。
-
大聖院に向かう参拝者が行き交う「滝小路」に沿って佇む小さな神社。
切妻平入瓦葺の平入の社殿は、外陣と本殿を祀る内陣に分かれ、内部の粟島大明神、滝町と書かれた朱色の大きな奉納提灯が目を引く。 -
社殿正面、朱も鮮やかな鳥居と社殿、左に手水舎の配置で社標は見当たらなかった。
神仏分離以前、厳島神社の別当寺だった大聖院の一坊のひとつ東泉坊の鎮守として祀られていたもので、神仏分離にともない、東泉坊は破却となり鎮守の粟島神社だけが残りここに遷されたもの。
新しく綺麗な社殿から想像できないが、創建はかなり古いものと思われます。
参拝は扉を開けて賽銭箱に賽銭を入れ、扉を閉めてから参拝します。
扉を閉め忘れると鹿が入り込みエライ事になるようです。 -
社頭の概説。
「粟島神社
祭神 少彦名命
例祭日 5月3日
少彦名命は大国主命(大黒様)に協力して国土開発、殖産興業、社会福祉等に大きな功績を遺された神様です。
商業、産業、醸造、医薬等の守護神として篤い尊敬を受けておられます。
殊に病気平癒、安産、家内安全、福徳開運の霊験あらたかな神様として女性の方々の信仰を受けておられます」
少彦名命は一寸法師のモデルともされ、大国主命の国造りに際し、波の彼方より植物の実(天乃羅摩船)に乗って現れたと伝えられ、こぢんまりとした社殿も似合っている。
おやじの大好物酒の神さまなので日頃の感謝を込め参拝。
粟島神社について広島県神社庁、広島県史など目を通しました詳細は分からなかった。
粟島神社
創建 / 不明
祭神 / 少名彦命
所在地 / 広島県廿日市市宮島町瀧
大聖院仁王門から滝小路を北に2分程
参拝日 / 2023/03/03 -
粟島神社から滝小路を進み、筋違橋を渡り厳島神社の玉垣沿いに続く小路を直進していきます。
やがて道は右がロープウェイ入口、左に進めば千畳閣の下に通じる分かれ道に出会います。
厳島神社摂社 三翁(さんのう)神社はその分かれ道に鎮座します。 -
銅で巻かれた明神鳥居と朱の玉垣が三翁神社を象徴するものかもしれない。
粟島神社の朱の鳥居を直前に見ただけに、緑青の色合いは神社全体を落ち着いた雰囲気に見せている。
三翁神社の名が示すように厳島神社に功績のあった以下の三人の翁を祀る神社。
佐伯鞍職
安芸国の豪族で海上交通の要衝であった廿日市市折敷畑に守護神として速谷神社、同じく海上交通の要であった厳島に守護神として厳島神社を建立したと伝わる
所翁
鞍職が部下を伴い大野瀬戸で遊猟のおりに、西から紅の帆を掲げた船が来航し、その船の者が鞍職の部下に「お前は何者か」と尋ねると「私は所(この付近)の者です」と答えたといい、この部下を所翁という。
岩木翁
市杵島媛命が宮島に鎮座した時、五烏(神烏)が廿日市市上平良村に光臨し、岩礁の上留まって村の主であった岩木翁に神懸かりした為、10歩の土地を寄進して神鳥を祀る祠を建てた人物という。 -
三翁神社。
厳島神社の摂社で、切妻瓦葺の拝所と本殿域に三つの相殿があり、神域右には大きな楠の木が聳えています。
狛犬は見当たりませんが、社頭付近には多くの鹿がくつろいでいます。 -
社頭前の由緒は以下。
「創建時期は定かではなく、治承元年(1177)の「伊都岐島千僧供養日記」に比叡御社壇と記述があり、それが三翁神社と考えられ、明治以前は山王社と称されていた。
中央 佐伯鞍職(佐伯の翁)、安徳天皇、所 翁、岩木翁、二位尼、大綿津見神
左殿 大己貴神、猿田彦神
右殿 御子内侍、竹林内侍、徳寿内侍、各祖神、若宮
例祭日 10月23日」
とあります。
平清盛が近江の「日吉山王」を勧請したことから、明治以前まで「山王社」とも呼ばれていたようで、清盛自身もこちらの右殿(向かって左)に祀られていましたが、昭和29年(1954)に清盛神社が創建され、そちらに分祀されています。
そもそもなぜ多くの祭神が祀られることになったのか。
そこには明治政府の神仏分離令により、神仏習合の宮島にあった鎮守神がここに合祀され、三人の翁を始めとして実に多くの祭神が祀られていったようです。
なので御神徳も海上守護、交通安全、方災解除、開運招福、安産祈願、子育大願、商売繁盛、五穀豊穣、良縁祈願、起業成就、病気平癒、家運降昌等々とほゞ全ての御神徳が得られるようです。
また、地史によればこの神社は1591年(天正19)に再建されているようで、その後の補修や再建履歴については調べきれていません。
当時の姿を芸洲厳島図会などから探していますが、これを記載する段階では間に合わず、後日加筆する事にします。
web情報から伊都岐島千僧供養日記には「比叡社とあるのはこの神社のことで、その頃に創祀されたらしい。仁治2年(1241)の伊都岐島神官等申状」で「山王社一宇、一間二面」また「山王拝殿一宇、五間二面桧皮葺、同釘貫三十二間、同鳥居一基」と記されているそうで、明治11年(1878)に厳島神社摂社に列し、明治43年(1910)に水天宮神社を合祀し、依って安徳天皇、二位尼、大綿津見命が祭神に加えられたようです。 -
拝所から本殿域の眺め。
微妙に大きさの違う檜皮葺の見世棚造の社殿が三殿祀られ、写真左が右殿、右が左殿になります。
厳島神社摂社 三翁神社
創建 / 不明
祭神 / 佐伯鞍職他10神
所在地 / 広島県廿日市市宮島町大町1
粟島神社から滝小路を北に10分弱
参拝日 / 2023/03/03 -
厳島神社摂社三翁神社を後に、社頭から左方向に進むとその先で道が二手に分かれます。
左手に進んだすぐ右にここから掲載する厳島神社摂社「荒胡子神社」が鎮座します。
マップに赤〇で概ねの位置を示しましたが分かりにくくなってきた。 -
上は荒胡子神社の左にある御文庫、後方に千畳閣と五重塔が聳えています。
四方を白漆喰で塗られた入母屋瓦葺の土蔵造りで、寛政年間(1789~1801)に光明院の僧侶「学心」の発起から建立されたもの。
現在は厳島神社の附属建物ですが、神仏分離以前までは光明院に附属しており、内部の所蔵品は不明です。
青い空を背景に、御文庫の白と塔の赤のコントラストが印象に残ります。 -
上は天保13年(1842)に纏められた厳島図会の挿絵に御文庫(中央)と右に金剛院が描かれています。
絵図によれば、この金剛院は大願寺の子院にあたり、神社は金剛院の鎮守として祀られていました。
神仏分離にともない寺は破却となり、鎮守として祀られていた荒胡子神社は、明治5年(1872)に三翁神社に合祀され、明治15年(1882)こちらに祀られたようです。
絵図から社の姿は見て取れませんが、社は金剛院伽藍の荒夷堂に祀られていたようです。
絵図では境内に明神鳥居の姿が描かれています。 -
荒胡子神社社頭。
社地を取り囲んでいた小さな堀には蓋が被されましたが、小さな神橋は当時と変わらないようです。
現在の鳥居は石造の両部鳥居となっており、参道に狛犬の姿は見られません。
境内の建物は正面の拝殿と、玉垣で囲われた本殿域とシンプルなもの。 -
鳥居の額は「荒胡子神社」
拡大すると左右に文字が刻まれているように見えますが、そう見えるだけか… -
境内の由緒。
「荒胡子神社
御祭神 素戔嗚尊、事代主神
例祭日 11月20日
御鎮座の年月不詳
現在の本殿は嘉吉元年(1441)に造営されたもの。」
「現在の」とあり、創建は金剛院の沿革を見て行く必要があります。
後方の巨木、まぢまぢと見なかったので種類は分かりませんが、こうして見る幹と根の張り方は立派なものがある。 -
参道脇の手水鉢、年代は確認していません。
-
拝殿全景。
切妻瓦葺で四方の壁の上半分は吹き抜けになっています。
境内に二対ある燈籠の一対には享保8年(1723)寄進と刻まれていました。 -
社殿全景。
後方の本殿は国の重要文化財に指定されてます。
広島縣神社には「創建年代は詳らかでないが、仁安3年(1168)の伊都岐島社神主佐伯景弘解に「祓殿間同小社一宇、号江比須」とあり、これがこの神社の前身と思われるので、創建は平安時代に遡るものと考えられる。
明治5年の改革の際、三翁神社に合併されたが、同15年もとに帰し厳島神社の末社に列せられる。
現在の本殿は、嘉吉元年(1441)に再建されたものであって、重要文化財に指定されている。」 -
本殿全景。
檜皮葺きの一間社流造で棟に外削ぎの置き千木と鰹木2本が施されています。
狛犬の姿は本殿域でも見る事はありません。 -
拝殿右から見る本殿。
城壁のような後方の石垣の上には、宮島を見下ろす様に千畳閣(大経堂)と五重塔が聳えています。
上は参拝者の人影は多いものの、荒胡子神社を訪れるものは…鹿が多かった。
荒胡子神社
創建 / 不明
祭神 / 素戔嗚尊、事代主神
例祭 / 11月20日
所在地 / 広島県廿日市市宮島町
参拝日 / 2023/03/03
三翁神社から荒胡子神社 / 徒歩2~3分
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