2023/09/05 - 2023/09/06
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美味しいたまごさん
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久しぶりに白浜に行ってきました。せっかく白浜に行くのなら一度泊まってみたかったホテル川久に行こうということで、1日目は三段壁と三段壁洞窟、千畳敷、白良浜、番所山公園といったベタな観光地周りをして早めに投宿しました。ホテル川久はバブル全盛期の頃に元の旅館川久の建て替え工事として建設が始まり、バブル崩壊が始まりだした1991年に総工費400億円をかけ2年がかりで完成したのですが、4年後に経営破綻した後はカラカミ観光グループに経営が変わりました。当時のまま全室スイートルームです。バブルの頃は会員権が個人で最低2000万円、法人では最低6000万円、宿泊は一泊10万~60万という凄まじい値段だったそうですが、今では誰もが比較的リーズナブルに宿泊できゴージャスな気分を味わえるホテルになりました。ちょうど楽天トラベルのクーポンが付いている日に予約したこともあって、王様のビュッフェプランが約7000円引きになりお得に泊まれたのはラッキーでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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阪和道から紀勢自動車道路を経て南紀白浜インターで降ります。2025年には紀伊半島南端の串本まで開通する予定なので楽しみです。
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八十磯駐車場で一休み。南国ムードが出てきました。
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まずは三段壁から。近くの無料駐車場に車を停めてすぐの展望台へ。今日も暑い1日です
三段壁展望台 自然・景勝地
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展望台の先まで行って三段壁を見てみましょう。おお、ダイナミックな岩壁! ここはすぐ近くにある千畳敷とともに国の名勝に指定されています。
三段壁 自然・景勝地
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大昔に浅い海底が隆起した所で高さは50m、長さは2㎞あるそうです。
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ここにも恋人の聖地がありました。南京錠がたくさんぶら下がっています。聖地って勝手に作っているのかと思ったら、NPO法人地域活性化支援センターという所に申請して認定を受けているんですね。全国に137か所もあるらしい。
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前のお土産さんを覗いてみましょう。
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菓子類やいろいろな観光アイテムのほか、貝とかサンゴも売ってます。
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白浜のお店ではどこでもパンダはマストアイテムですね
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何やらお堂っぽい所が三段壁洞窟の入り口です。
三段壁洞窟 自然・景勝地
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イヤでも目に入る大きな看板。
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洞窟のある地下36mまでエレベーターに乗って楽ちんに降りて行きます。ここにエレベータ作るのは大変だったでしょうね。
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1周約200mの洞窟内には見所がいくつかあるようです。
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進んで行きましょう。
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入ってすぐの所に祠があります。祀られている牟婁大辯才天は青銅製で日本一の大きさとのこと。弁財天なんできっと財運や芸術、学問とか幅広いご利益のある神様なんですね。
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白浜温泉のある一帯はここ湯崎半島にあります。1400万年前~1500万年前のマグマの活動で温泉とか鉱床ができました。
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瀬戸鉛山鉱山の跡がありました。正規町(おおぎまち)天皇(在位1557~86)の時代に開坑したと伝えられる古い鉱山。縦穴に掘っていたそうです。
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洞窟の中を進んで行きましょう。足元は少し滑りますが平らで全然平気。
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水軍小屋とは?何やら熊野水軍と書いてある。
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熊野水軍とは平安時代に紀伊半島を拠点とした水軍で、源平合戦では壇ノ浦の戦いで源氏側につき源氏の勝利に貢献したそうです。この洞窟は船の隠し場所だったらしく、熊野水軍の番所小屋が復元展示されていました。
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砕ける波を見に行きます。
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洞窟の中にドドーンと大波小波が入り込んできます。
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奥では激しい波しぶきが。天井が低いうえすぐ近くで見るのでなかなか迫力があります!
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次は潮吹き岩。岩に小さな穴が開いていて、波が来るとその水圧でクジラが潮を吹くようにシューッと海水が吹く上がります(写真真ん中の縦に伸びた白い部分)。波の大きさで吹き上がり方が変わるので見ていると面白い。
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これは漣痕(れんこん:リップル)と呼ばれる簡単に言うと波の跡の化石みたいなもので、それが積み重なって岩盤の天井に残っているそうです。
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最後の展望台から太平洋を望みます。右の上の方に何かあるぞ?
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右側にあったのはサドンロックと名付けられた石でした。それまでなかったものが、2018年の超大型台風が過ぎ去った後に突如現れたらしいです。海から打ち上げられたのか、はたまたどっかから飛んできたのか、自然の力はすごいですね。
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足湯はここにもあり。洞窟を出た後は、三段壁の先の方へと歩いていきます。溶岩がごろごろ。
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三段壁の先端部に来ました。その先はでっかい太平洋!
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かっては自〇の名所としても有名でしたが今は保護されるケースが非常に多いそうで、関係者の方々の努力に頭が下がります。
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三段壁から千畳敷へは車で5分ほど走ると到着しました。
千畳敷 自然・景勝地
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駐車場が広く停めやすいですね。食事処とお土産屋さんもあります。
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千畳敷の洞窟には天然記念物であるユビナガコウモリの近畿で唯一の繁殖地があるそうです。
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千畳敷は大昔に地震で隆起した浅い海底が波に削られてできました。面積は畳千畳どころではなくもっともっと大きいそうな。
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大きな岩が目の前に広がります。
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大きな太平洋をバックに「これぞ千畳敷」の風景です。
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何故か変な柄のペンギンが・・・。
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千畳敷からの羅針盤みたいな石碑。360度ありますが、こちらは太平洋側。
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白浜の中央部にある平草原公園まで進むと近くに展望台がありました。
平草原展望台 名所・史跡
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ここからは湯崎半島の先端部にある白浜の町並みが一望できるんです。
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左端には白良浜、右端にはホテル川久がありますね。白浜は観光スポットがコンパクトにまとまっているので回りやすい所です。
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望遠で寄ってみると川久はほんと大きくてお城みたいなホテルです。
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お腹が空いたのでどこで食べようかなあ。おっ、白浜フィッシャーマンズワーフが目の前にある。
フィッシャーマンズワーフ白浜 お土産屋・直売所・特産品
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ということでフィッシャーマンズワーフの駐車場に入りました。1時間無料です
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2階のレストランは休みだったので、1階のフィッシュマーケットへ。
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大きな水槽がいくつもあって、たくさんの魚や貝が入っています。
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水槽にはサザエさんがへばり付いています。
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モンゴイカの入っている海鮮丼㊤にしてみよう。
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海鮮丼には味噌汁も付いてます。
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スルメイカのバター炒めも。美味しかったー。
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フィッシャーマンズワーフから海岸沿いに白良浜へ歩いてみましょう。途中にはマリオットホテルなんかが見えます。
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きれいな海。
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足湯はやっぱりありますね。
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大きな地震が来たら・・・走って逃げるしかない! さあどうするか、いろいろ考えながら歩いていきます。
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良さげな公衆浴場もありました。2つの源泉を引いている浴場ですが、午前中は白浜市民しか入れないそうです。
牟婁の湯公衆浴場 温泉
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白良浜は砂浜と澄んだ海のコラボが美しい! 土日祝だと海水浴の人達で混んでるんでしょうね。あー若い頃に戻ってビーチで遊びたい。
白良浜 自然・景勝地
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15分ほど車で走って鉄道の玄関口、白浜駅を覗いてみました。やはり白浜といえばパンダ。パンダだらけです。数年前に訪れたので今回アドベンチャーワールドには行かないのですが、次回はまたパンダに会いに来よう。
白浜駅 駅
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近くには近大マグロで有名な近畿大学水産研究所の本部と養魚場があります。マグロだけでなく、マダイやカンパチ、シマアジなどの養殖の研究も行っているそうです。
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湯崎半島の先端へ車を走らせます。途中に熊野三社神社がありました。場所が分かりにくいですが裏の白良浜側に無料駐車場があります。浜続きなので境内の一部が砂浜になってます。
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本殿は熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の別宮のような存在で、三社をまとめて祀っているそうです。ご利益大なのでここでお参り。
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昭和4年に昭和天皇がこの地を訪れた際に乗られた御座船の奉安庫もありました。境内には古墳もあるそうです。
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半島の先端にある番所山公園にやって来ました。公園内の駐車場は17時で閉まってしまうので、すぐ外の第1駐車場に車を停めます。
番所山公園 公園・植物園
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1643年(寛永20年)に番所が置かれ異国船の監視に当たったことが公園の名の由来だそうです。ちょっと怪しげなトンネルに向かって歩いていきましょう。
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公園にはいくつか展望台があり、緩い坂道を上りながら各所で違った風景を見ることができます。
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一番奥にある見晴らしの良い第3展望台に上ると円月島の裏側が見えます。きれいですねー。展望台の奥には番所鼻灯台も。
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公園を出て町中へ向かう道路には展望用の小さいデッキと階段がいくつかあって、それぞれの場所から少しずつ違った角度の円月島を見ることができます。
円月島 自然・景勝地
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階段で下の小さい砂浜や岩場まで降りることもできますよ。
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西に沈む太陽をバックにパシャリ。
円月島 自然・景勝地
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今度は半島の反対側にあるホテル川久に向かって走ります。途中、臨海浦海水浴場の駐車場に車を停め北浜の洞門を見に行きました。
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砂浜を5~10分ほど歩かないとたどり着けないのであまり人が行かないようですね。砂の締まった所を選ばないと歩きにくいなあ。
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ホテル川久が近づいてきました。玄関までの道は電柱だらけでありゃっ?という感じでしたが、
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玄関口に来るとやっぱり立派。「世界の数寄屋」を目指しただけあって和洋折衷、不思議な雰囲気の建物です。
白浜温泉 ホテル川久 宿・ホテル
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一番目立つオレンジの瓦は瑠璃瓦で、中国では皇帝にだけ許された老中黄という色の瓦。北京の天安門近くにある紫禁城(故宮博物院)と同じ物です。門外不出だったこの瓦が粘り強い交渉で使用を許可され47万枚も使われているそうです。
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きれいなエントランスに入りましょう。
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チェックイン手続きはフロントではなく個別のテーブルで。鍵はカードキーではありませんが、大きなレザーのキーホルダーが付いているので忘れたり無くしたりはしなさそうです。
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おおっ! 宮殿みたいです。何ともゴージャス。究極のバブル建築ではありますが、芸術的な価値がとんでもなく高い建物です。
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黄金色に輝く天井には22.5金、厚さ1ミクロンの金箔が張り巡らされています。5cm角の金箔を一枚づつ貼ったそうで、その数約19万枚、総重量2.5kg! フランスの人間国宝、ファブリス・ゴアール氏達によって丁寧に張られたそうです。金箔の表面積は1056.97㎡で2020年ギネス世界記録に認定されました。
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シュトックマルモ(石膏擬石技法)と呼ばれる特殊な左官技法で人工的に作られた大理石模様の柱は1本1億円位するそうです。24本あるので柱だけで24億!
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継ぎ目とかは全くなくて表面がツルツル。疑似大理石とは思えません。
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エレベーターで客室へ。きれいな壁だなあと思ったらブラジル産のブルーバフィア石というのが使われているそうです。床もフランスの木工職人ジル・ゴベール氏の手掛けた美しい寄木細工だそうな。
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エレベーターを降りて部屋に向かいましょう。エレベーターホールにも大理石。
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カーペットには中国の手織り絨毯である中国段通が使われているとのこと。シミが古さを感じさせますがこれは仕方ないか。
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大きく重厚なドアです。
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入ってみましょう。ワクワク。今回泊まるのはスタンダードなカワキュウスイートです。もっと上のクラスのスイートルームも何種類かあります(もちろん値段も5倍以上しますが・・・)。そちらには専用のラウンジもあるようで。
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大きなリビング。
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すべての部屋が田辺湾を一望できるオーシャンビュールームです。
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パウダールームも大きくてゆったり。ダブルシンクの洗面化粧台でアメニティもいろいろ揃ってます。クレンジングや洗顔フォームはDr.Ci:Labo。
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ササッと髪を整えるのに良いですね。
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寝室もゆったり。
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川久ネームの入った浴衣がGood!
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床はローマンモザイクタイル。職人が約1cm角のモザイクタイルを手作業で埋め込んだものだそうです。美しいですね。
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夕食はまず1階のラウンジを目指して。天井からは美しいヴェネチアンガラスのシャンデリアがたくさん吊り下げられています。
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奥のメインダイニングで「王様のビュッフェ」を頂きます。
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きれいに盛り付けられた美味しそうなものがたくさんある!
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おおっ、こちらにもきれいに盛り付けられた美味しそうなものがたくさんある!
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ドリンクはジュースからお酒まで取り揃え。十勝牛や天ぷら、土瓶蒸しなど、注文してから調理してくれるコーナーがたくさんあってどれを食べようか迷います♪
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シェフの調理の実演が始まりました。美味しそうなクレープシュゼットです。お腹一杯で食べられなかったのが残念。
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また食べすぎ。スイーツも美味しいなあ。
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1階大浴場へは直通のエレベーターで。他の所を通らなくてよいのでこれは便利。1階と2階にあるスパは男女日替わりですが、私は今日は1階のロイヤルスパ悠久の森、奥様は2階のRoyal SpaへGo。異空間に入り込んだようなお風呂でした。温泉はナトリウム-塩化物泉です。誰もいなかったので更衣室だけ撮らせてもらいました。無料のアイスキャンディーも置いてあり湯上りに食べると幸せー。
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屋内プールや卓球場、ダーツコーナーもありました。王宮SPAサロンなるものも。
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夜消灯後の館内も何か威厳のある雰囲気です。
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そろそろおやすみなさい。美術品巡りは2日目にご紹介。
(→2日目へ続く https://4travel.jp/travelogue/11857171)
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