どこかにマイルto熊本（午後）

2023/09/16 - 2023/09/18

どこかにマイルで訪れた熊本の午後。

エリア 熊本市(熊本)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

熊本に来たから、やはり熊本城に行くのが定番。震災前に来たが、震災後は初めて。サクラマチクマモトから徒歩でお城へ。坂を登ると、加藤清正公像が睨みをきかせている。

加藤清正公像 名所・史跡

清正公の後ろには城壁が見えるが、工事中の囲いも見え始める。

南口から入ると、入場券売り場がある。入場料８百円也。そこから、鉄骨で作られた立派な高架歩道が整備されている。歩道には、途中、エレベーターも完備されている。逆に言うと、歩道以外は歩くことができないようになっている。歩道上は日影がなく、ひたすら暑い・・・

熊本城 名所・史跡

いたるところに震災の爪痕がまだ残っている。なんだか哀しい。

歩道は天守前の広場で終わる。天守閣は雄たる姿。

熊本城 名所・史跡

天守閣の前は広々としている。中央の煙のように見えるのは、暑さ対策の噴霧装置。その周りは少しは涼しい。

天守閣に入ると、地階の井戸がある。後ろには補強鉄骨が見えている。

新しい階段が設けられている。
内部は整備されていて、各階に加藤時代、細川時代、近代、現代と歴史を追って説明されている。ただ、ほとんどがパネル展示。

天守閣の最上階が６階で、四方を見わたすことができる。前庭に大銀杏が見える。ガラスに囲われているので、涼しい。

北の方を見ると、大きな囲いをされた宇土櫓が見える。

まだまだ修理の手が回らないところがある。

熊本城の北口から出て、囲われた細い通路を通って加藤神社へ。

鳥居をくぐるとご本殿がある。

加藤神社 寺・神社・教会

神社からも天守が見える。
熊本城を後にして、藤崎八幡宮の御旅所へ行ってみる。藤崎台県営野球場の辺りにあるはずだが・・・

市電に乗って、段山町駅で降り、きょろきょろしながら蔚山町駅方向に歩いていくと、祭り関係者と思われる人がちらほら。ふと左手の高台を見ると、紅白の幕が見えたので、そちらに行ってみる。坂の上の広場が御旅所で、神輿３基が飾られている。ちょうど神事が行われ、御旅所を出発するところだった。

御旅所の下では、獅子舞や兜飾り、勢子などが夕隋兵の出発を待って控えている。
宮司の出発を見送り、藤崎八幡宮のお参りへ。

藤崎八幡宮の最寄り駅、水道町駅まで市電利用。市電は一律180円で、交通系ICカードとタッチ式クレジットカードが使えるので便利。

藤崎八幡宮の参道には露店が並び、お祭りの雰囲気に満ちている。

藤崎八旛宮例祭 神幸式 祭り・イベント

参道の先に立派な門がある。

藤崎八旛宮 寺・神社・教会

門をくぐると御本殿前へ。朱塗りの美しい建物で参拝。

御本殿前庭は、回廊に囲まれている。格式の高さを感じる。熊本大鎮守として、千年以上の歴史のある八幡様。八幡の「幡」は、正しくは「旛」ということらしい。
お参りを終えたころ、夕隋兵を迎える準備が始まっていた。参道に行列が通る通路が作られていた。

藤崎八幡宮から上通りアーケードへ戻り、喫茶店で一休みして、ふと時計を見ると3時過ぎ。ちょっと夕隋兵を見てみようか、と地図も見ないで、とりあえず国道3号線の方向へ行ってみる。行列は長いから、適当に歩いても、行列は見られるだろう、と。行列に行きあたると、ちょうど先頭の宮司の騎馬に出会う。つくづく、不思議な縁を感じる。

朝隋兵と同じ構成で行列が進む。騎馬の武者、雑兵としずしずと歩いてゆく。帰りは静かに行くのかな、と思いつつ、見送る。

獅子舞も続く。沿道の人の頭を噛みながら、元気に進んでゆく。ありがたく頭を噛んでいただいた。

この後、奉納馬、太鼓や鉦などの楽器、拡声器車、勢子たちと続く。朝と同じように、大音響で「ドーカイ！ドーカイ！」と掛け声をかけながら進んでゆく。午前中、ド派手に歩いたのに、午後もにぎやか。延々と見ていられる。多少、疲れは見えるものの、元気いっぱいで行列が続いてゆく。すごいパワーというかスタミナ！
　見ている方も立ちっぱなしで、足が棒のようになった。偶然、接することになった藤崎八幡宮の例大祭に1日浸れた。こんなに盛大なお祭りが全国的に知られていないのは不思議。
　翌日は早朝便なので、早めにホテルに戻り、今回の旅行は終了。