東北を歩くひとり旅　山寺、蔵王三山と御釜、奥入瀬渓流、蔦温泉(4日目)

2023/09/09 - 2023/09/12

大人の休日倶楽部パスを利用して2年ぶりに東北へひとり旅。

今回は"歩く"がテーマ。
天気と相談しつつ歩きたい場所へ行ってきました。

1日目が立石寺山寺と山形市内
2日目が蔵王三山、地蔵山、熊野岳、刈田岳と御釜
3日目は奥入瀬渓流と憧れの蔦温泉へ
4日目は蔦七沼と十和田神社

山形、仙台、青森と、宿泊地も変えて3泊4日の女ひとり旅。
素晴らしい自然、山々を歩き、憧れの蔦温泉に大感動の4日間。

最終日の蔦沼散策と十和田神社、是川縄文館訪問の様子を紹介します。

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

東北ひとり旅の最終日、蔦温泉の久安の湯を朝一から楽しみます！
朝の5時過ぎ、朝日が入り、昨晩とはまた違った雰囲気でした。

朝日に照らされた蔦温泉旅館。

蔦温泉旅館 宿・ホテル

蔦温泉の周りには蔦七沼のうち、赤沼を除く六つの沼があります。
旅館で頂いたマップでは一周約１時間半。
早朝は熊が出たらイヤだなぁ、と思いつつ6時半過ぎに旅館を出発。

蔦沼までは整備された道を行きます。

朝の蔦沼。
紅葉のシーズンはここが真っ赤に染まります。

この日は誰にも会う事なく鳥の声だけが聞こえるとても静かな朝でした。

蔦七沼 自然・景勝地

蔦沼から遊歩道に戻り、他の沼も巡ります。
蔦沼から先はこんな感じで、一気に山道になります。
ぬかるみもあるので、汚れてもいい靴で歩く方が無難です。

木々や緑に囲まれて進むと、次々と沼が現れます。
ゆっくり見たいのですが、羽虫が多くて立ち止まるのを躊躇う状況。

日が翳ってきてちょっと心細い。
熊出たらどうしよ、とドキドキ。
時々手拍子を打ちながらぐんぐん歩きます。

結構なアップダウンがある、約2.8キロの散策道。
足元も結構ワイルド！
この日は朝から気温も高く、虫も多くて大変でした。

瓢箪沼はうっすら靄がかかって幻想的でした。

かなり早足で歩いたので40分程で一周していました。
汗だくですが、朝ごはんは7時から8時半までなので、このまま食堂へGO！

朝食はビュッフェで青森の郷土料理を中心にパンやシリアルも準備してありました。
いずれもとっても美味。ご飯もおかわりしてしまった。

右上の鰊飯寿司と"さもだし"というきのこの入ったお汁が特に美味しくて気に入り、おかわりしました。

左下は笹で包んだカスタード入りの水菓子。これも美味しかったです！

最後にもう一度、天井の高い泉響の湯に入って寛ぎます。
一生のうちにもう一度、来られるかな、と思いつつゆっくり入りました。
写真は泉響の湯の建物の外観。

旅館の送迎バスを利用して来た方も多く、9時半の出発前は帳場もチェックアウトで少し混み合っていました。
ですが、こちらのスタッフは皆さん優秀で、次々と声をかけて手続きをされていました。

今までで一番好きな宿になった蔦温泉旅館。
もう一度来られるといいな。

蔦温泉をあとにして、十和田神社へ向かいます。

昨日は人が多くて近くまで行けなかった雲井の滝も朝は空いていたのでちょっと立ち寄り。

雲井の滝 自然・景勝地

十和田湖休屋の北駐車場(500円)に停めて十和田神社へ向かいます。
杉並木の先にある木の鳥居をくぐると、神社正面の石の鳥居が。

東北随一のパワースポットと言われる十和田神社。
古来より修験道場でもあった霊験あらたかな神社です。

社殿のさらに奥には御占場や青龍権現社があるのですが、危険な為現在は立ち入れません。
青龍権現には柵の手前で手を合わせました。

十和田神社 寺・神社・教会

社殿を降りて右手に行くと十和田湖へ出る事ができます。
綺麗に整備された道を行きます。

乙女の像と十和田湖。
この後は自然の神々を祀った開運の小径を詣でました。

乙女の像 名所・史跡

最後に御前が浜から十和田湖を眺めます。

時間があれば遊覧船にも乗りたかったのですが、十和田湖から八戸市までは１時間半はかかるので諦めました。

十和田湖 自然・景勝地

もう一度奥入瀬渓流沿いの道を通って八戸市へ向かいます。
途中の星野リゾート奥入瀬渓流ホテルの横にある奥入瀬渓流館に立ち寄りました。

奥入瀬渓流館 美術館・博物館

目的はこのアップルパイ！
あら、りんごのアップルパイがここで食べられるんです。
数種類ある中から紅玉のパイをチョイス！
甘酸っぱくて、リンゴがしっかり入っている美味しいパイでした！

奥入瀬渓流からはひたすらナビに従い走ります。
途中から二戸、五戸といった案内表示が増えてきて不安でいっぱい！立ち寄れるお店もなくドキドキしながら走る事一時間半。

八戸駅を通り過ぎて最後の目的地、是川縄文館に無事到着！

是川縄文館 美術館・博物館

今回どうしても見たかった、合掌土偶、国宝です。
国宝！なんです！！
この表情、造形や細かな紋様が時を超えて目の前に！

八戸市風張1遺跡から出土、縄文時代後期後半、約3500年前のもの。
三内丸山遺跡の土偶は板状土偶でしたが、合掌土偶はより立体的、さらにほぼ完全な形で出土した貴重な土偶です！

風張1遺跡の出土品は重要文化財。
なので是川縄文館に展示されているものもみな重要文化財です。
赤い漆の塗られた土器や写真の様な凝った細工の施された香炉、その他にも紋様を付けるためのスタンプなどの品々、いずれも眼を見張る物ばかり。

古代の人々の美意識に改めて感心しました。

是川縄文館、不便な場所にありますが、一見の価値あり！です。

是川縄文館から八戸駅へ戻り、駅レンタカーに車を返したら急いで帰りの新幹線をとります。

15:06、はやぶさ32号は３人席の真ん中でしたがなんとか指定が取れました。

またまたNew Daysでご当地おにぎりを購入！
最後に家族や職場の同僚へのお土産もまとめて買いました。

家族へのお土産。今回はザックで移動だったので山形や仙台でお土産が買えなかったのは本当に残念でした。

この旅で、東北の他の山にも行ってみたい！！と新たな楽しみを見つけることができました。

心細い時もありますが、自分で考えて自分のペースで動けるひとり旅はやめられません！