2023/04/03 - 2023/04/03
151位(同エリア2653件中)
Noraさん
この旅行記のスケジュール
2023/04/03
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シャトルバスでマドリード空港へ
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アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) UA50 Madrid~NewArk
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飛行機での移動
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ニューアーク空港 UA1840 NewArk~ORD
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飛行機での移動
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シカゴオヘア空港
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この旅行記スケジュールを元に
3/18~4/3にかけてまだ寒いシカゴを抜け出し、大西洋を越えてポルトガル~スペインに行って来ました。スペインの表玄関は何といってもマドリード。ただしUAのアワードマイルを使ってシカゴからマドリード間を単純往復というのも芸がないので、エクスカーショニスト・パークの特典を活用してワンストップ=イスタンブール経由でマドリードに行きました。マドリードからはイベリア航空でリスボン。何故にイスタンブール?12年前にイスタンブールに行った時、どう頑張っても時間がなくて諦めたエフェスの遺跡(割と古いものに惹かれるタチで)それと旅行者を疲労困憊させる新スタンブール空港も見ておいていいかな。。と、割と単純な理由です。
蛇足ですが今度の旅で空路、陸路合わせると14000マイルくらいで、今までで一番の長旅、しかも一人旅と。。。家人はアンダルシアの高原で行き倒れになった時のこと等余計な心配をしてくれました。曲りなりに生命の危機に瀕することもなくこの旅を締めくくれそうですが、最後の最後で心臓によくない体験をさせられ。。。
この日は16日目、いよいよ旅のフィナーレ。シカゴへ戻る日です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ホテルロビー。
前日に予約しておいた乗り合いシャトルバスは7:00発。ほかの15人位の乗客と共に乗り込む。全くフリーではなく一人1または2ユーロ要。多分ガス代?クラウン プラザ マドリード エアポート ホテル
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15分位でマドリード空港到着。
私のフライトは
UA50 MAD(10:50am発 )~EWR (1:25pm着)
UA1840 EWR(3:10pm発)~ORD(4:47pm着)
セキュリティーチェックを済まし、ゲートに向かうと、ここで予期せぬ出来事が発生!!!機材到着が30分位遅れとボードにある。え~~っ、%#$&!!。ということは11:20発? 乗り継ぎ便に間に合うだろうか? こういう事態は独力で解決できる問題ではない。すべきことの優先順位#1、#2と頭の中が忙しく回転する。アナウンスは英、西語でされているのだが、スペイン訛りがきつく早口過ぎてよく聞き取れない。さしあたり、まずはUA従業員に直接理由を確認しよう。所在なげにゲート周辺にたむろしてしている数人のうちの一人、二人にアプローチし理由を聞いても要領を得ない。あるいは’詳細は知らない’とつっけんどんな答えが返ってくるのみ。不親切極まりない、なんとアンプロフェッショナルな現地従業員の態度であることよ!!!アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) 空港
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8:52am. 他の乗客もこの件で友人、家族との連絡に余念がないようだ。わたしも家人がオヘア空港にピックアップにくるので早急に状況の変化を連絡しなければならない。Wi-Fiのアクセスは?インフォメーションデスクで聞くと専用のアプリをダウンロードしなければいけないらしい。面倒だしちょっと焦っているのでうまくいかない!つっけんどんなオネエさんにヘルプを頼むと、ふくれっ面でダウンロードしてくれた。’何でそうなの?’と訊きたいくらいだけど、彼女に拘わってはいられない。家人への連絡が先だ。
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何とか家人との連絡を済ましてしばらく待つ。
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9:53am. iPhone充電中。
ゲートが何となくざわついている。すると英語のアナウンスで ’皆さん、こんにちわ、私は機長の***です。この度は機材のマドリード到着が遅れ、そのため当フライトの出発が遅れております。お急ぎのところ申し訳ありません。が万全を尽くしてニューアークの到着予定時間を守るべくキャッチアップしますので’ と。そして同じ内容でスペイン語に切り替えてアナウンスしている。デキる機長なんである。情報がなくて心細い乗客にとって機長のアナウンスは精神安定剤みたいなものだ。なるほど、この機材は他の空港から飛んできて気流か何かほかの理由で到着が遅れたのだろう。どんなに頑張っても航空機の操縦が出来ない我々はこのあと、機長に任せるしかない。こうなったら、八百万の神々に祈るのみかも。彼が予定の到着時刻に近い線をまもってくれれば予定の乗り継ぎ便にのれるだろう。
でもアナウンスがすんだあと一応、機長に歩み寄り、念押ししてみた。’私はニューアークから乗り継ぎでシカゴに飛びます。この機が予定通り到着しないで遅れたら、乗り継ぎの代替便の手配とかそれはもう大変なんです。間に合いますよね。大丈夫ですよね。’と。すると、’ベストを尽くしますから’。とビッグスマイル。彼がホラ吹きでないことを祈る! -
10:32am.やっとボーディング開始(ちなみに搭乗券にはボーディング開始予定は10:15amとプリントされていた。予定より約20分遅れ。)
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着席して周囲の観察。まずUAのWi-Fiガイドのスクリーン。再度機長から遅れの理由の説明とオンタイムに到着すべく万全を尽くすの言葉あり。
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次にいざというときのため、月並みなデザインだがセイフティーインストラクションがポケットに入っていることも確認。
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イヤープラグもあり。(前の旅、アテネからシカゴへ戻る時、アメリカンエアライン(AA)を使ったのだが、食事のメニューもイヤープラグもなかったので、それ以降、チェックする癖がついている。ー>この件はAAのCSにレポート済。のちに形式的な謝罪の手紙を受理。)
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そうこうするうち、機は北米方向に向かって浮上した。さらば、マドリードよ。2週間ちょっとのこの旅の体験が走馬灯のように蘇る。。
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マドリードからスペイン北西端(Coruñaあたり)へ向かう機材。
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ウェルカムドリンクはオレンジジュースをチョイス。くっついてきたのはプレツッエル。
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NY到着に伴うイミグレと税関通過の情報。
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機内食ランチはパスタ+カプレーゼ風サラダ。
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イベリア半島を抜け出し大西洋上空へ。
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来た時とは逆に大西洋を西に横断中。なんだかこの飛行機、航行線を見る限りヨタっているようだが気流の関係かも。。。
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全体の2/3を航行済。
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ニューアークまであと2時間55分、到着予定は1:28pmと出る。どうかその通りでありますように!!
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到着ゲートの確認。シカゴ出発前にダウンロードしておいたUAのアプリによれば到着ゲートはターミナルC3のC128と出る(iPhoneの左上の時刻設定はまだマドリードのローカルタイムのまま)。
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ノヴァスコシア近辺。
マドリードを発って約8時間半後にニューアーク到着の予定だからもうすぐランディングだ。。。 -
ニューアーク空港に近づくUA50機。
この後しばらくして(予定より8分遅れの1:33pm)北米大陸着地。Yay~~!!!!! 車輪が滑走路をヒットして着陸の軽い衝撃が機内に広がったとたん、乗客は一斉に拍手した。皆の気持ちがよく表れていた一瞬だったと思う。結果的に機長はキャッチアップして予定より数分遅れで我々乗客をニューアークに届けてくれたのである。そして降機する時、ドアの出口近くで見送りに並んだクルーと機長に皆、心からありがとうと言った。中には握手している乗客もいて、とてもいい光景だった。。。このエピソードはオヘアから帰る道すがら家人にも話したし、UAのF.アテンダントをしている私の生け花の師匠にも話した。彼女曰く’乗客の中に次のアサインメントのため乗っているクルーがいるの。遅れれば彼らのフライトスケジュールに支障をきたすでしょ?それもあって遅れを挽回しないといけないのよ。’ フ~~ンそうかあ、乗客のためだけではないのね。。と納得。 -
到着ターミナルC3のC128にて。ニューアーク空港まで我々を運んでくれたUA50便!どうもありがとう!
前にニューアーク空港を利用したのは国内線でNYに来た時だったが、その時の印象は何と小さい空港だろう。。という感じだった。しかし今回降り立った国際線の場合はそれとはまったく違った印象であった。想像をはるかに超えて巨大で入り組んでいて(おまけに登ったり降りたり)、且つわかりにくい空港なのである。シカゴへ向かう私にとって当然入国審査はこの空港で済ませるのだが、窓口は長蛇の列。指紋読み取り機は電子化されてはいるが、係員のランダムな’ヘルプをもってしても、時間がかかることこの上ない。到着機が集中し、一斉に乗客がはきだされるので入管セクションはキャパシティーオーバーになりさばき切れないのだ。待ち時間は相当なもので、乗り継ぎ便に間に合うかどうか気がかりでしようがない。これは拷問的な体験である。
*米国入国時の指紋読み取り?永住権保持者の米国入国には指紋読み取りが義務になっている。これは犯罪歴とは全く関係ない。ニューアーク リバティ国際空港 (EWR) 空港
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汗だく、クタクタで入管通過。UAのアプリで乗り継ぎ便の1840便シカゴ行の出発ゲートを確認すると、ターミナルC3、C133だ。
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やっとC133ゲートの近くまで来たところ。
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ところが再びiPhoneを見るとターミナルC3のC133ゲートだったのが、今度はターミナルC1,C92に変わっているではないか!!全く、どうなっているんだろう。ターミナルC3からC1までかなり歩かなければならない。ともかく速足でいかないと乗りおくれる。
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やっとターミナルC1到着。NYローカルタイムは2:33pm。念には念を入れて再度出発ボードを確認すると、なんとUA1840シカゴ行3:10pm発はまたまたゲート#変更でC92からC83となっているではないか!! おまけにこの機材も出発遅れ!また迎えに来る家人に遅れの連絡を至急しなければならない。UAよ、お願いだからこれ以上、乗客をいたぶらないでおくれ、と言いたい位だ!!!
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散々歩かされ、振り回されて忍耐力も歩行能力も限界。しかし最後の力を振り絞って再確認するとオヘア空港での到着ゲートも変更になっていたので、再度家人に連絡することになる。数十分遅れでいよいよC83ゲートで搭乗開始、そして離陸。やっと曲りなりに1840機上の人となり得た。UAに振り回された空の旅ではあった。この空の旅でUAは乗客の忍耐力と体力テストを実施したのではないかと疑っている。心臓の悪い乗客には過酷な体験だったに違いない。
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雲の中を飛ぶ1840機。あとは約1時間半後にこの機がオヘア空港まで乗客を届けてくれるだろう。ヤレヤレ!!
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キリキリ舞いさせられた挙句、ようやくニューアーク空港を後に北米大陸を西に向かって横断しています。曲がりなりにともかくこれが旅のエンディングなので、今回の約2週間の旅を振り返ってみましょう。下記のコラージュはそれらの 'Look-back'です。シカゴ オヘア空港駅 駅
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東洋と西洋の十字路、イスタンブール。予定のペガサス航空便に乗れず、遅れを挽回するためイズミール空港からタクシーを飛ばしエフェス遺跡へ。イスタンブールではイスラム化してしまったアヤソフィアの状況にいささかショックを受けましたが。。
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そしてイベリア半島を横断し、日本と最も所縁の深いポルトガルへ。リスボン、地獄の口、ロカ岬。ポルトガルの人々はちょっとウェットでシャイな感じでした(当方の主観にもとづく)。
天正遣欧少年使節が滞在したサン・ロケ教会、リスボンのバイシャ地区にあるローマのガルム工場、リスボン大聖堂の内部なども見たかったのですが、次回ということにしましょう。 -
大航海時代の幕開けの一端を担ったテージョ川。その河口に開けたベレン地区。
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坂の町、リスボン旧市街。赤い屋根瓦が青空に映えます。
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華麗なるアンダルシアの州都、セビリア。往時の富の象徴。
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言わずと知れたアルハンブラ宮殿とグラナダ市街。イスラム文化が色濃く残るアンダルシア地方の珠玉の都市。
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あまりにも有名なメスキータとその周辺。かつての後ウマイヤ朝の首都であった栄華を今に伝える古都。イスラム文化の影響を抜きにしてアンダルシアを語ることは不可能でしょう。
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古来より地中海西部最大の港湾、貿易、商業都市として栄えてきたバレンシア。
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現代スペインの中枢部、そして華麗なる首都マドリード。
旅の詳細は各旅行記をご覧頂きたく。
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終わりに:
2023年春のポルトガル~アンダルシア地方をかすめた16日間の私の旅はこれで終了です。初めてのイベリア半島の旅でしたが、行く先々であらかじめ予習していた内容と現実の間には微妙な差があったり、やっぱりそうなんだ!と納得する場面もあったりで、毎日が発見の連続だったと言っても過言ではなかったと思います。まさに百聞は一見に如かず。。。
この旅で実際に撮った画像は3,400枚くらいですが、ブレや映り込みで気に入らないものもあり、ここには比較的ましな(?)画像を載せたつもりです。撮った瞬間の空気や風の音まで伝えられないのは残念ですが。。
来年春、次はどこに行こうかと考えている自分がいます。
この旅行記の最後までお付き合いくださってありがとうございました。
Nora
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クラウン プラザ マドリード エアポート
3.45
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マドリード(スペイン) の旅行記
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