![バンコクからタイ鉄道の寝台列車で南へ向かいました。<br />切符の予約はネットで完結。<br />乗車は新しいクルンテープ・アピワット中央駅から。<br /><br />今日はハジャイからさらに南へ。国境を越え、ペナン島へ向かいます。<br />バンコクから夜行列車で移動すると、多少の遅延や寄り道があっても午後4時までにはペナン島に着けました。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/84/71/650x_11847183.jpg?updated_at=1692464671)
2023/08/09 - 2023/08/09
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バンコクからタイ鉄道の寝台列車で南へ向かいました。
切符の予約はネットで完結。
乗車は新しいクルンテープ・アピワット中央駅から。
今日はハジャイからさらに南へ。国境を越え、ペナン島へ向かいます。
バンコクから夜行列車で移動すると、多少の遅延や寄り道があっても午後4時までにはペナン島に着けました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
お客の降りた寝台からどんどん解体して座席にしていくようです。
そんな空席に座って外を眺めます。
バンコクも南国ですが、さらに南国度が増した気がします。
ちなみに私の下段の人はギリギリまで寝ておられました。
新型車両のせいか、トイレも洗面所も割ときれいでした。
ただ、そういう設計思想なのか、トイレが狭い! ドアがぎりぎりの位置になるんですね。 -
着きました。
この列車の終点ハジャイです。
ローマ字表記はHAT YAIですし、日本語表記もハートヤイとなっているものもありますが、ここでは旅行記等で多く見かけるハジャイの表記をします。
ただ今7:23。
時刻表では7:25着ですのでなんと早着!ハジャイ駅 駅
-
これだけの下車客がいます。
東京から広島くらいの距離。この国ではまだまだ寝台列車が活躍する余地があるようです。 -
今回の旅の目的の一つは、タイの南線の長距離列車に乗ること。それは果たしました。
でもここまで来たら行っちゃいますよね、マレーシアへ。
次の国境行きの切符を購入。
8:55発。
ちなみに切符売り場から先に進むには、荷物チェックのゲートを通る必要があります。
時間があるので街を歩きます。 -
ハジャイ駅
-
朝食にしましょう。
入りやすかった点心の店へ。
店名は、ハジャイディムサム。
(ディムサムdimsum=点心)
甘い感じの味付けでした。
このほかにお粥もいただきました。お粥っていいですね。
お店にはBGMがかかっています。
やはり中華系なのか、東南アジアとはちょっと違う感じの選曲です。
…と、北国の春の中国語バージョンが流れてきました。
異国の田舎町で聞くと不思議な気分になります。 -
街並み
-
駅に戻りました。
駅員に切符を見せると、4番線だよ、こっちだよと指をさします。
ホームとホームの間には柵があるんですが、それを駅員がごろごろ動かして私を通します。
一応この駅、地下通路もあるみたいですが。
タイ的なおもてなし。
写真は4番線から駅舎側を振り返ったところ。 -
その4番線にいたのはこれ。
これだけw -
ハジャイ駅。
貨物もいます。 -
時刻表をご覧ください。
上段の一番下まで届いている列車がこれから向かう国境駅パダンブサール行きです。
8:55発に乗ります。 -
発車時刻を過ぎました。
でも動きません。
この客車1両では動きようがありません。
誰かに引っ張ってもらわないと。
向こうに黄色い機関車が見えます。あれが牽引してくれるのでしょうか。
他の乗客も同じ考えでしょうか、みんなそちらを見ています。
が、黄色くんはどこかへ走り去ってしまいました。お~い!
ホームに1両ぼっちちゃん… -
もう一度上の時刻表をご覧ください。
バンコク発37+45という夜行列車があります。
このうちの45列車がパダンブサール行きです。
これに併結されるのです。
日本の時刻表だと矢印を引っ張って表現するんでしょうね。
つまり、バンコクからパダンブサールまでこの45列車に乗る方法もありました。
ただし、自分の乗ってきた31列車の方が車両は新しいです。そしてちょっと料金が高い。
正確な時刻はメモしていませんが、9:10頃それらしき列車が入ってきました。
熱心な売り子のおばさんがお客に商品を押し付けるように商売してるのが見えました。
その37+45列車の一部が行ったり来たりして、写真の状態に。
私たちの車両の前にガチャーンと連結されました。
結構な勢いでした。日本ならもう少し柔らかに行くでしょう。
ちなみに熱心な売り子のおばさんも一緒にやってやって来ました。
自分が商品を押し付けられる番になりました。
でもすいませんね、朝食食べたばかりなんです。
この時点で9:24。 -
多分30分以上遅れて発車。
走り去る線路を眺めます。
この写真を見て、
「日本では考えられない」
「日本も昔はこうだった」
どちらを考えますか。
私は後者の世代です。
なお前方に付いているバンコク発の車両は寝台車で冷房付き。
おそらくそっちに勝手に入り込んでも何も言われなさそうですが、この開放的な時代遅れの客車に留まることにします。 -
眺め
-
眺め
乗客はほとんどが外国人観光客かと思われます。
車内で見かけた白人ファミリーはペナン島でも見かけました。
ハジャイから南へはバスが走っています。
地元の人はこんな列車よりそちらを選ぶんでしょうね。 -
クローンガ駅。
これ分かります?
タブレット交換の準備です。
ただ今9:59 -
なのですが反対側の列車が来やしない。
-
10:12ようやく来ました。
-
パダンブサール駅は2つあります。
街中にある駅と国境の駅です。
これは前者。マレーシアに行く人はここで降りてはいけません。 -
終点の国境駅に進入。
おそらくすでにマレーシア領に入っています。
10:33、43分遅れで到着。
これからいよいよタイ出国とマレーシア入国の手続きです。
簡単な柵と誘導の案内がある、のんびりした雰囲気ですが、迷うことはなさそう。
タイ出国は事務的。
マレーシア入国では「マレーシアに何日いる?どこへ行く?」との質問があっただけ。
タイとマレーシアの間には1時間の時差があります。
タイの午前11時がマレーシアのお昼12時になります。そして日本は午後1時。 -
マレーシアではペナン島に宿泊します。
まずはバタワースまで列車で向かいます。
列車のチケットを買いましょう。
自動券売機でVISAタッチでいけました。パダンブサール駅 駅
-
駅には小さな食堂といくつかの売店があります。
マレーシアのsimカードと水を購入。
タイバーツもマレーシアリンギットも使えます。
声をかけてくる両替商がいると聞きましたが、それらしき人はなし。
どこかのお店に頼めばやってくれるかも知れませんが。
Googleマップによれば国境付近に小さな町が形成されてますが、駅から直接そちら側には行けません。なぜなんだろう?
街へ行けば両替くらいできそうですが。
ほとんど手持ちのリンギットのない状態で進みます。大丈夫かな…
トイレは改札内にありました。
入口で少額の支払いを求められます。正直オンボロなんですが。これ、東南アジアでも場所によりけりですね。 -
マレーシア側の列車に乗り込みます。
「電車」です。
タイとは違いますね~。 -
コミューターという普通列車のような種別です。
自由席。セミクロスシート。
ロングとクロスの配分の仕方が独特。車両の前半がクロス、後半がロングです。
クロスシートに座ると…えっ!窓ガラスがヒビだらけ。
他の窓も同様のものが目立ちました。日本だとこれはないなぁ。 -
時刻表の一番上の段真ん中へんの12:35発に乗車しました。
バタワースには14:26着。
走り出すと……速い! スマホで測ると120km/h
揺れも少ない。
この線は日本で言えば東海道本線にあたるのでしょうが、なかなか気合いが入ってます。
複線電化。
タイがバンコク都市圏以外に電化区間がないことを考えると、なかなか進んでいます。
車窓は人家も少なく、よく言えば南国ののんびりした雰囲気、悪く言えば単調です。
マレーシアの面積 33万411平方キロメートル(日本の0.87倍)
人口 3,301万人
そんな感じの国なので駅間も長い。
wikipediaによればこの区間の距離は約170km。
計算すると表定速度は90km/hくらい。
駅が少ないので日本の感覚だと各駅停車というより、新快速でしょう。
日本の18きっぱーなら十分快適で高速と思える移動手段です。
ただしひとつだけ注意。コミューター(普通列車)にはトイレがないようです。 -
バタワース着。
目的地のペナン島へはここからフェリーに乗ります。
駅とフェリー乗り場は繋がっていますが、結構距離があります。
さて、心配していた両替ですが、途中に商業施設やバスターミナルの入ったビルがあり、そこに両替屋やATMがありました。ペナン フェリー 船系
-
その商業施設からの眺め。
-
コインロッカーがありました。
-
さて、この待遇いかがですか。
上が月給
2番目は時給
のようですが。 -
フェリーのチケット売り場に行くと、窓口氏は一言
「FREE!」
そうだったんですね。期間限定かな。
次のフェリーは15:30発とあった気がしますが、満員の乗客とバイクを載せてもっと早く出航しました。
室内は冷房付き。
奥に座ってしまったので写真が撮れなかった。
風景を眺めたい人は、立っているといいでしょう。 -
ペナン島に着きました。
まだ16時前。バンコクから夜行列車でやって来ても、遅延や途中のモタモタを加えてもこの時間に着けました。ご参考に。
港はバスターミナルと直結していますが、バス乗り場には余所者に分かりやすい案内は見当たらず。
グーグル先生に頼ってそれらしきバスに乗ります。
今夜の宿。
ホテル セントラル ジョージタウン アット シティ センター
立地はいいです。近くに飲食店あり。観光地へも徒歩圏。
ですが、部屋はぼろが目立ちました。シャワーや水回りも古い。
そして枕から臭いが…
この国では、もうワンランク上(高額)のホテルにするべきでした。ホテル セントラル ジョージタウン アット シティ センター ホテル
-
フロントにはこんな案内が。
-
さて散歩にします。
このビル、上まで登れます。
でも入場料が高いらしい。
…見送りとします。
別の高い所へは、明日登ります。
下層階は商業施設になっていますが、工事中や空きスペースも目立ちました。 -
香港なら「望右」ですね。
-
中華系の人の住むエリアに入ります。
-
柱の看板が目に留まりました。
右から読むと「多摩」!?
これ、多摩地域の人ならハッとするでしょう。
どうやら左から「摩多」で「モーター」みたいなんですね。
中国語でもどこの地域の発音なんだろう。 -
一年中出しとくのかな
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アートの島でもあります。
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街角
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向こうはモスク。
多民族国家です。 -
街角
-
街角
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ガイドブック等でよく紹介されるやつです。
最初行き過ぎてしまいました。
と言うのも、周囲は観光客で溢れていて、観光客向けの店も集まり、観光客向けのパフォーマンスが行われているんですね。そっちに気を取られました。
写真は、人のいない瞬間を撮っています。
でもこれ、写真で見るからいいんであって、現地で前に立つと、言うほどかなぁって気もします。
いや、決してこれが悪いわけではなくて、この街はぶらぶら歩きながら、街の雰囲気の中で自分なりにアートを発見するのが楽しいでしょう。 -
これも
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かき氷を食べたらこんな感じ。
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日が傾いてきました。
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写真では分かりにくいですが、奥にリアル猫ちゃんがいました。
そんな「偶然」もあってか、若い女性が集まっていました。 -
歩き終えると、不思議と楽しかったことに気づきます。
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旅社とありますが、宿泊できるのかな?
マレーシアと日本の時差は1時間ですが、クアラルンプールと明石の経度の差は30度以上あります。
よって本州の人の感覚では、マレーシアは日没が遅いなぁ、となるでしょう。 -
さて、夕食。
文字だらけでなんだかよく分かりませんが、店の名は「新月宮茶室」でいいと思います。
店の前の屋台のような場所で調理し、それを店内のテーブルでいただきます。なんか逆っぽいけど。 -
炒粿條チャークイッティアオという料理です。
自分は気に入ってます。
このほかサテ(焼き鳥)をいただきました。
10本単位の値段が書かれていましたが、複数種を混ぜて作ってくれました。
自分はマレー語は全く、中国語もほとんど出来ませんが、気が付いたら何となく融通を効かせてくれました。 -
宿までは徒歩10分ちょっと。
こんな街並みを歩きます。
沢木耕太郎さんの『深夜特急』には、ペナン島の「同楽旅社」が登場します。
ネットで見る限りでは、少なくとも5年位前は存在していたようです。
このエリアからそう遠くはないので確認しに行けばよかったかな…
もっとも5年前の時点で、微妙なお姉さんと高いビールを飲んでいると、その先を誘われるような店だったようですが。
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