初めてのシドニー３日間 2023年8月

2023/08/11 - 2023/08/15

お盆休みを利用してシドニーに行ってきました。
キャッシュレスが浸透している都市とのことでしたので、現地通貨への物理的な両替はせず、一枚のデビットカードでどこまで対応できるか実験してみました。

エリア シドニー(オーストラリア)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

山の日（8/11）の夜、羽田発のJAL便です。

オーストラリアに行くのは初めてです。
もっと言えば、南半球に行くこと自体初めてです。
９時間という長いフライトも久しぶりなので気合が入りました。

エコノミーの非常口席を指定しました。

夕食「豚ばら照り焼き 人参金平と青菜ご飯」

到着前の「ペンネと野菜ボロネーゼ」

朝焼けのシドニー国際空港（Kingsford Smith）に到着。
8/12～14の３日間をシドニーで過ごし、8/15の早朝にシドニーを発つ旅程です。

シドニー国際空港 (SYD) 空港

国際ターミナルからエアポートリンクでセントラル駅に向かいます。
Opal Card（日本のSUICAみたいなカード）はチャージが必要なので作成せず、日本から持ち込んだタッチ決済デビットカードで代用することにしました。この場合でも各種割引が適用されます。
この旅の前にWiseデビットカードを作りました。現地通貨でそのまま決済されますので、とても便利です。なお、交通機関では割引の関係で即時決済ではなく、翌々日の決済でした。
Wiseでオーストラリアドル（AUD）口座を作成してオンライン両替しておきました。レートは1AUD＝94円でした。以下の円換算はこのレートを使用しています。

15分ほどでセントラル駅に到着。
駅舎がお洒落。大隈講堂を彷彿させます。

セントラル駅 駅

早朝でチェックインまで時間がありますので、ホテルで荷物を預かってもらいます。
「Central Studio Hotel Sydney」

セントラル スタジオ シドニー ホテル ホテル

セントラル駅の目の前にあります。

セントラル駅からライトレール（L1）に乗ります。

15分ほどでフィッシュマーケット駅に到着。

駅から徒歩数分でフィッシュマーケット。
朝早いため、人はまばらです。

シドニー フィッシュマーケット 市場

Peter'sで朝食をいただくことにしました。

「サーモン刺身」100g＋わさび醤油：10.94AUD（1,028円）
「シドニーロックオイスター」半ダース：13.50AUD（1,269円）

サーモンは切り方が小さかったのですが、脂がのっていて満足度が高かったです。
シドニーロックオイスターは一般的な牡蠣と比べて小ぶりですが、味が濃くて旨味たっぷりでした。これならもう１ダース位いけたかも。

ライトレールを乗り継いで（L1、L2）サーキュラーキー駅まで来ました。

サーキュラー キー駅 駅

この日は、オペラハウスの日本語ツアーを予約していました。
32.00AUD（3,008円）

シドニー オペラ ハウス ツアー 体験・アクティビティ

ツアーでは観覧客しか入れないエリアに入ることができ、建築にまつわる興味深いお話を伺うことができ、とても有意義でした。
今回は日本語ツアーなので日本人観光客が二十数名集まりましたが、この後は街中で日本人と遭遇する機会は少なかったです。アジア系の人は韓国語や中国語を話している人が多い印象でした。

ツアー終了後、サーキュラーキー駅で「Gelatissimo」を発見。

「salted macadamia & dulce de leche」small cup：6.60AUD（620.4円）
濃厚で好みの味でした。

サーキュラーキーからフェリーに乗ります。

シドニー フェリー 船系

20分ほどで「ワトソンズベイ（Watsons Bay）」に到着。
ワトソンズベイのある場所は島ではなく半島なので、市内からバスでもアクセスできますが、景色のよいフェリーを選びました。

ワトソンズベイ ビーチ

名物のフィッシュアンドチップスを目当てに行列に並びます。
「Doyles Fishermans Wharf」

ドイルズ オン ザ ワーフ シーフード

観光地価格でしょうか。

フィッシュアンドチップス：20.12AUD（1,891円）
かなり大きい白身魚のフライ２枚の下にフライドポテトが沢山敷き詰められています。
日本で紹介される一般的なフィッシュアンドチップスよりもフライの衣が薄くて、味もいいです。これは行列も納得です。
背後にカモメの視線を感じながらでしたが、強奪されることはありませんでした。

海岸線に沿って散策します。

「Watsons Bay Beach」
修学旅行らしい日本人中学生集団がいました。

「Sydney Harbour National Park」

「Lady Bay Beach」
崖下にヌーディストビーチがあるみたいです。

半島の先端にある灯台「Hornby Lighthouse」

再びフェリーでサーキュラーキーに戻ります。

時間がきましたのでホテルにチェックインします。

セントラル スタジオ シドニー ホテル ホテル

Deluxe Room King
43,321円（３泊分）
一人には十分な広さです。

トイレと洗面台
連泊の場合、途中で清掃は入りません。
新しいタオルが欲しい場合には清掃者と直接交渉になります。

レインシャワー
これが難点でした。せめてハンドシャワーならよかったのですが…
バスタブは勿論ありません。

11階のセントラル駅向きなので眺めは大変よいです。

この日の夕食は事前に予約していたステーキハウス。
「Kingsleys Australian Steakhouse」

キングスレイズ オーストラリアン ステーキハウス ステーキ・グリル

NSW産サーロインステーキ200g：48.00AUD
Pepper Sauce：5.00AUD
Shiraz glass wine：16.00AUD
Surcharge：1.04AUD
計70.04AUD（6,584円）

日本でイメージしていたオージービーフとは違い、柔らかく肉の旨みもある美味しい牛肉でした。
付け合わせはマッシュポテト。
（このあとマッシュポテトが続きます）

食後は隣接するダーリングハーバー（Darling Harbour）に向います。

夜景が綺麗です。

ダーリングハーバー 散歩・街歩き

この日はFIFA女子ワールドカップのオーストラリア対ニュージーランドの試合が行われていて、ちょうどPK戦の末、オーストラリアが勝った瞬間にスポーツバーの前を通りかかりました。まさに大騒ぎ状態でした。
日本の女子チームは「なでしこ」と呼ばれますが、オーストラリアの女子チームの愛称は「Matildas（マチルダ）」です。街中に「Go Matildas」の応援スローガンが溢れていました。

ここダーリングハーバーでは毎週土曜日に花火が打ち上げられます。
５分程度でしたが、マチルダの勝利とも重なり、めでたい計らいとなりました。

花火を堪能した後はホテルまで歩いて帰りました。
１日目の交通費は、24.14AUD（2,269円）でした。
エアポートリンクが15.74AUDなので、それ以外は8.40AUDの上限（これ以上は請求されない額）に達していました。

２日目の朝食は、ホテルから徒歩10分の「bills Surry Hills」でいただくことにしました。

ビルズ (サリーヒルズ店) カフェ

billsは「世界一の朝食」と称されていることで有名です。
本店はDarlinghurstにありますが、ホテルから徒歩圏内のこちらの店舗にしました。

フラットホワイト：5.50AUD

エスプレッソベースですが、フォームが少ないのが特徴です。
シドニーではどの店にもあります。私のお気に入りでもあります。

リコッタチーズパンケーキ：28.00AUD
コクのあるフワフワ感とでも言いましょうか、世界一かどうかは分かりませんが朝食にはピッタリです。

Sunday Surcharge：3.35AUDが加算されて
計36.85AUD（3,464円）
朝から物価高と円安のダブルパンチです(笑)

この日はロックス地区を中心に巡ることにしました。
ライトレール（L2）でサーキュラーキー駅まで来ました。

サーキュラー キー駅 駅

サーキュラーキーからロックスに向かうと
「現代美術館（Museum of Contemporary Art）」
が目の前に見えます。
入館無料ですが今回は入館しませんでした。

現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ロックスは1788年に英国からの入植が始まった歴史的地区です。

ザ ロックス 散歩・街歩き

この日は日曜日だったのでロックスマーケットが開催されていました。
装飾品や革製品、ドーナツやドリンク等の食料品まで色々な店が出店していました。

ロックスマーケット 市場

「アーガイルカット（Argyle Cut）」
当時の囚人たちがノミとハンマーで手作業で掘ったトンネルだそうです。

アーガイルカット 建造物

ハーバーブリッジの袂の「ドーズポイント（Dawes Point）」

ここからの眺めも素晴らしいです。

「シドニー天文台（Sydney Observatory）」

シドニー天文台 博物館・美術館・ギャラリー

天文台の裏手の丘からハーバーブリッジが綺麗に見えます。
夜景ポイントらしいので夜に来たいと思います。

ハーバーブリッジを歩いて対岸まで渡ることにしました。

シドニーハーバーブリッジ 建造物

「パイロン展望台（Pylon Lookout）」を超えて対岸に進みます。

パイロンルックアウト 建造物

ブリッジクライムのご一行に遭遇しました。
ハーバーブリッジのてっぺんまで徒歩で登るツアーです。

ハーバーブリッジは自動車も電車も通ります。
歩行者は東端、自転車は西端を通ることになっています。

対岸に着きました。

こちらでもマーケットが開催されていました。

対岸からシティ方面を伺う。

対岸にある遊園地「ルナパーク（Luna Park）」
インパクトある入口。

ルナ パーク シドニー テーマパーク・動物園・水族館・植物園

入場料は無料です。
乗り物は意外と激しめでした。

フェリーでサーキュラーキーに渡ります。
目の前に「旧シドニー税関（Customs House）」がありましたので覗いてみました。入館無料です。

カスタムズ ハウス 建造物

玄関口の足元にシドニーの模型が埋められていました。
地形がとても分かり易い。

なぜか日本の漫画コーナーがありました。

昼食はミートパイを買って帰ることにしました。
「Harry’ｓ Cafe de Wheels Darling Quarter」

名物のタイガーパイにしました。
12.17AUD（1,144円）
マッシュポテトに囲まれた中央にグレービー、内部にビーフシチューが入っています。なかなか食べ応えがありました。

チャイナタウンのマーケットシティでお土産を購入。
あとでオペラハウス近くのお土産物屋を覗くと同じものに倍くらいの値段が付いていましたので、ここマーケットシティで購入するのが断然お得です。

マーケットシティ ショッピングセンター

ダーリングハーバーの「ピアモント橋（Pyrmont Bridge）」

ピアモント橋 建造物

この橋は、船を通すために、土日祝の11時、12時、13時、14時に回転することになっています。
当初の予定ではこの回転を見に来るつもりだったのですが、うかつにも最後の14時の回を逃してしまいました…

ピアモント橋の袂にある
「ワイルドライフ シドニー動物園（Wild Life Sydney Zoo）」
当日入場料：48.00AUD（4,512円）

ワイルドライフ シドニー動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ワニ

カンガルー
エサを追ってくる様子が楽しい。

コアラ
ちょっとお疲れかな？

この動物園は展示に色々と工夫がされていて関心しました。

「The Hero of Waterloo Hotel」
老舗のパブです。
Jazzの生演奏が聞けるとのことで来てみました。

ザ ヒーロー オブ ウォータールー 地元の料理

Lamb Shank Bourguignon（36.20AUD）
Lashes Pale Ale
計48.93AUD（4,600円）

ラムシャンクはよく煮込まれていて、ラム肉がほろっとほぐれて柔らかい。とても気に入りました。
下に敷かれているのはまたもやマッシュポテト(笑)

インハウスバンドによるJazz演奏。
ベテラン勢による安定感が最高でした。
こういうのが聞きたかったのです。

演奏を堪能した後は、天文台の裏手の丘から夜景を眺めます。
派手さはありませんが、ずっと見ていられる景色です。

シドニー天文台 博物館・美術館・ギャラリー

オペラハウスまで降りて来ました。
夜は”貝っぽさ”が増して見えます。

２日目の交通費は、8.40AUD（790円）でした。
上限に達していました。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

３日目の朝食はホテルから徒歩５分ほどの「Single O Surry Hills」

ここのコーヒー豆は、昨日伺ったbillsにも卸しているそうです。

シングルオリジン ロースターズ カフェ

三連のエスプレッソマシン。

コーヒーのセルフテイクアウトスタンド。
スマホで会計。

フラットホワイト
これだけで美味い。
日常的にこの味を楽しめるシドニーの方が羨ましいです。

Single O BAE Roll：16.50AUD
ベーコンエッグが挟まれています。

計：21.77AUD（2,046円）

最終日はシティを中心に巡ることにしました。
バスで「ハイドパーク（Hyde Park）」まで来ました。
オーストラリア最古の公園だそうです。

ハイドパーク 広場・公園

「アーチボルドの噴水（Archibald Memorial Fountain）」

噴水の向こうに立派な教会が見えます。

「セント・メアリー大聖堂（St Mary's Cathedral）」

セントメアリー大聖堂 寺院・教会

天井が高く荘厳な雰囲気。

「ニューサウスウェールズ州立美術館（Art Gallery of New South Wales）」
北館の正面。
入館無料です。
絵画と彫刻が展示されていました。

ニューサウスウェールズ州立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

南館の裏手からWooloomoolooを望む。

こ、これは…

世界のKUSAMAでした。
さすがの存在感。

北上して「Fleet Steps」からの眺め

「ミセス・マッコーリーの椅子（Mrs Macquarie's Chair）」
当時の州知事の奥様のために囚人によって掘られた椅子だそうです。

ミセス マッコーリーズ チェア モニュメント・記念碑

「王立植物園（Royal Botanic Garden）」の「Victoria Lodge Gate」からシティ方面に抜けます。

ロイヤル ボタニックガーデン テーマパーク・動物園・水族館・植物園

とても広い庭園です。

昼食はこのシドニータワーのSkyFeastを予約しました。
Premium Package（窓際席、ワンドリンク付）
105.00AUD（9,870円）

シドニー タワー ダイニング ビュッフェ

座席は１時間に１周のペースで回転します。
白いビルに隠れて左にハーバーブリッジ、右にオペラハウスが辛うじて見えます。

先ほど見たセント・メアリー大聖堂

昨日行ったダーリングハーバーのピアモント橋

食事内容はビュッフェスタイルです。
シドニーロックオイスター、寿司など

オイスターは初日のフィッシュマーケットと比べては酷ですが、食べ放題でこれなら文句なしです。

豚バラ肉、ローストビーフ、ハム、パスタ等

シドニーロックオイスター、シュリンプ

またもや貝類

デザート

味は期待していなかったのですが、全体的に満足な内容でした。
また、一通り観光して地理を理解した上で空から眺めることができたのは正解でした。

「ＱＶＢ（Queen Victoria Building）」でお土産を物色します。

クイーン ビクトリア ビルディング 建造物

外観だけでなく内装もお洒落です。

吊り時計（Great Australian Clock）

装飾が細かい。

もう一つの吊り時計（Royal Clock）

シドニートレイン（T4）に乗ってキングクロス（King Cross）に来てみました。

キングスクロス 散歩・街歩き

Darlinghurst Roadに沿って商店街が続きます。

「Fitzroy Gardens」

フィッツロイガーデンズ 広場・公園

この噴水が有名らしいです。

シドニートレイン（T4）でタウンホール駅まで戻りました。
最後の夜なので散歩を兼ねてここからホテルまで歩いて帰ることにしました。

タウン ホール 駅 駅

「シドニー市庁舎（Town Hall）」

タウン ホール 現代・近代建築

「セント・アンドリューズ大聖堂（St. Andrew's Cathedral）」

セントアンドリュース大聖堂 寺院・教会

「スリー・ワイズ・モンキーズ・パブ（3 Wise Monkeys Pub）」
旧オーストラリア銀行の建物に入っています。

「ワールド スクエア ショッピング センター（World Square Shopping Centre）」

ワールド スクエア ショッピング センター ショッピングセンター

最後の夕食はホテル近くのハンバーガー屋で買って帰ることにしました。
「Roadhouse Restaurant Burgers & Ribs」
実は「Ribs & Burgers」のChippendale店かと思って入ったのですが、よく見るとこの店は「Burgers & Ribs」でした(苦笑)

Cheesy Cheese Burger：21.95AUD
Truffle Source：1.50AUD
Surcharge：0.35AUD
計23.80AUD（2,237円）

紛らわしい店名でしたが、肉厚で味は満足でした。

３日目の交通費は、9.64AUD（906円）でした。

帰国の朝、8時15分発の便なのでホテルを5時半に出ました。
周囲はまだ真っ暗です。

シドニー空港ではQantas航空のビジネスラウンジが使えました。

カンタスクラブラウンジ (シドニー国際空港) 空港ラウンジ

モーニングっぽい食事をいただけました。

シドニーともお別れです。

ちなみに、冒頭の両替についてですが、結果的に一枚のデビットカード（タッチ決済）で全ての支払いを済ませることができました。
現地の紙幣に１回も触ることなく旅行を完遂したのは初めてです。便利な世の中になったものです。

8時15発のJAL便です。
定刻通りの出発でした。
帰りも非常口席です。

昼食「ミートボール トマトバジルソース」

到着前の「オリエンタルビーフヌードル」
焼きそばっぽい不思議な食感でした。

日本に台風7号が上陸することを懸念していましたが、当初の予想よりも西側に逸れたらしく、羽田には問題なく（定刻より早く）到着できました。

この旅行記へのコメント （2）

• ぴろろんさん 2023/08/20 11:13:33

  同じ頃にシドニー

  こんにちは、旅丸さん
  
  私もちょうどその頃にシドニーに居たので、なんとなく親近感が私も湧いて、コメントしています。
  私は10日の夜に日本を出て、シンガポールで乗り換えて、11日の夕方にシドニーに着いて3泊しました。だからシドニー観光、結構ニアミスです。よく似たところを巡っています。大体行ったところ同じじゃないかなー
  1話完結の旅行記なんですね。
  続きがないのが残念です。
  私はまだ旅行記はこれから。
  シドニーの後はブルーマウンテンに1泊してから、ハンターバレーで2泊して、さらにニューカッスルで2泊してから、本日帰国しました。
  
  シドニーは確かに現金、要らなかったですね。
  
  ぴろろん

  旅丸さん からの返信 2023/08/21 09:45:32

  Re: 同じ頃にシドニー

  ぴろろんさん
  
  コメントありがとうございます。
  シドニーニアミスだったのですね。
  日本語ツアー以外では日本人とほとんど遭遇しなかったのが少々意外でした。
  GWの台湾は日本人だらけだったので。
  
  ぴろろんさんの旅行記楽しみにしています。
  これからもよろしくお願いします。
  
  旅丸