ザルツカンマーグート・ドロミテ旅行記ーその①ー

2023/07/13 - 2023/07/25

久々に自由に海外旅行できる夏に、ザルツカンマーグートとドロミテを回りました。
全般的に天気に恵まれ、また、少しは参考になる情報があるかなと思い、久々に旅行記を載せて頂きます。
日程
７／１３　福岡（大韓航空）仁川（エミレーツ・機内泊）ドバイ（エミレーツ）ウィーン
７／１４　ウィーン（OBB）ザルツブルグ　泊
７／１５　ザルツブルグ（バス）St.ヴォルフガング（SchafbergBahn）シャーフベルグ・シュピッツェ(往復)　
St.ヴォルフガング(バス)バードイシュル（OBB）ハルシュタット(OBB)バードイシュル(バス)ザルツブルグ
７／１６　ザルツブルグカード利用の市内観光、ザルツブルグ（OBB）インスブルック
７／１７　インスブルック（OBB）ボルツァーノ（レンタカー）St.マッダレーナ
７／１８　St.マッダレーナ（レンタカー）ミズリーナ湖（バス）トレチーメ(往復)（レンタカー）St.マッダレーナ
７／１９　St.マッダレーナ（レンタカー）カレッツァ湖(レンタカー)サッソポルドイ（ロープウェイ）展望台（往復）
（レンタカー）St.マッダレーナ
７／２０　St.マッダレーナ（レンタカー）シウジ（ゴンドラ）シウジ高原（往復）（レンタカー）オルティゼイ(レンタカー) St.マッダレーナ
７／２１　St.マッダレーナ（レンタカー）ボルツァーノ（FS）ヴェローナ（FS）ヴェネチア
７／２２　ヴェネチア散策
７／２３　ヴェネチア（エミレーツ）ドバイ（エミレーツ・機内泊）仁川　ソウル泊
７／２５　金浦（日本航空）羽田（日本航空）福岡

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

７／１３　出国、ザルツブルグへ
仕事の関係上、現在福岡在住であるため、欧州に行く方法をあれこれ考えていましたところ、ソウル発のエミレーツの安価なビジネスクラスを見つけました。福岡からは東京へ行くより、むしろソウルの方が近いため、３月に予約。
ソウルまでは、JALマイレージで提携航空（KAL）の特典予約を利用しました。

エミレーツのソウル・ドバイEK323便はA380を使用しており、ボーディングブリッジも2階建て。座席も非常にゆったり使えるため、長距離便はやはりこれに限ります。

エミレーツ機内の夕食。3種類の中からメインを選べます。

ほぼ定刻通りに出発、未明のドバイに着陸。約4時間の乗換時間は、エミレーツのバカでかいラウンジで休憩。
仮眠できる椅子やシャワーも完備、食事もアジア、中東、西欧料理のブースに分かれていて、かつ、アイスクリーム専用スタンドまである充実ぶりです。

ドバイ空港。何もかも大きく、キラキラ感がすごいです。

ドバイ8:55発EK127便でウィーンへ。黒海の南を通過し、ウィーンに向かっていますが、黒海の北では戦争が行われていることを考えると、平和の重要性を改めて感じます。東欧の穀倉地帯を抜けて、これも定刻通りにウィーン到着。

１３:３０分過ぎの列車に乗り込むと、殆どの席に予約の表示がされており、途中のリンツまではほぼ満席状態。
このため、ウィーン中央駅で途中下車し、幸い３０分後の列車の座席指定が出来ました。この列車も途中リンツまでは、結構立っている人もおり、ネット予約など、便利になった分、自由席として空いている可能性は少ないと見た方が良いかと思います。（実際その後の鉄道も、座席指定でほぼ埋まっていましたので、夏の鉄道は座席指定必須のようです。ご注意を）

夕刻ザルツブルグに到着。この日のホテルは駅前のH＋ＨＯＴＥＬ。ここに決めたのは、ロケーションとエアコンです。
本当は、ザルツカンマーグートの村のホテルを第一候補としていましたが、エアコン付きのホテルは殆どなく、あっても五つ星の高級ホテルのみで、今、夏のヨーロッパは気温が高く、エアコン付きのホテルは必須かも知れません。
但し、ここには冷蔵庫が無く、フロントで氷を３回程調達しました。

９時前、時差ボケ解消のため、散歩に出かけるとホーエンザルツブルグ城が夕日に染まっており、街の雰囲気も含め、「ヨーロッパに来たなぁ」と実感していました。

７／１５　Ｓｔ．ヴォルフガング、シャーフェベルグ、ハルシュタット　
天気予報は晴れであったため、午前中にシャーフベルグまで登ろうと7:15のバスで向かうことに。
このバス、かなり座席数が多い大型バスであり、早めにバス停に行くと、一本前のバスが来ました。座れそうだったので、そのまま予定より30分前倒しで、St.ヴォルフガング行の乗換であるシュトローブルに向かいました。
写真は１５０番バスの車窓から。

シュトローブルのバス停。ザルツブルグ、St.ヴォルフガングの乗り換え駅です。

30分早いバスの乗ったので、シュトローブルでは乗り換え時間に50分程余裕があり、この時間を利用して、村を散策、スーパーが開いていたので、お昼用にパンを調達し、バス停に戻りました。写真は、シュトローブルの湖畔。

9:00過ぎにSt.ヴォルフガングの鉄道駅に到着。予定通り9:15発の列車に乗れましたが、帰りの時間も指定が必要でした。列車は、急こう配を時速20kmくらいの速さで、ぐんぐん登っていき、約30分で頂上駅に到着。
座席は好みによって分かれますが、最初は進行方向左側にヴォルフガング湖が眺められますが、森林限界を抜けるころ、大きくUターンし、その後は、進行方向右側は、眼下に湖、遠くにオーストリアアルプスの高峰が眺められるので、個人的には右側をお勧めします。

頂上駅付近は、散策コースが充実しており、アルプスの花々を眺めながら、眼下には青いザルツカンマーグートの湖沼群が広がります。

湖の奥には、雪渓を戴いたオーストリアアルプスも眺められます。

尾根に出ると、西にモンゼー、フシュルアムぜー、北にアッターゼー等、これこそ湖水地方といった景色が広がりました。

シャーフェベルグ山頂のホテル＆レストラン。日陰はここの軒下くらいでしょうか。

この日の気温は、山頂でも２５℃くらいあり、（湖では３０℃越え）、また、日影が無く、90分ほど散策したら、かみさんが熱中症になりそうとアラームを出してきました。そこで、予定を早め、11時台の列車で下山することに。空いていれば、予定より早い時間に頂上駅で変更は可能です。なお、この日は好天、土曜日であったためか、下山した12時頃には、下山列車は、15時までほぼ満席になっていました。もし、この鉄道を利用されるなら、10時までにSt.ヴォルフガングに着くことをお勧めします。

湖の木陰で、スーパーで調達したパンで昼食。湖周辺も暑くて散策する気になれなかったため、また、翌日の天気予報が今一だったため、そのままハルシュタット迄行くことにしました。
13時過ぎのバスで、シュトローブル経由でバードイシュルへ。鉄道に乗り換え、ハルシュタット駅に到着し、渡し船で、ハルシュタットに向かいました。但し、この渡し船は、キャッシュのみ（オーストリアでは結構キャッシュのみが多いです）。

ハルシュタットの街は、観光客で溢れかえっており、湖と街並み、教会の風景は絵になりますが、ちょっと観光地化されすぎ感もあり、個人的には１時間くらいの散策で十分でした。

ハルシュタットの写真スポットから