2023/07/02 - 2023/07/04
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mom Kさん
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まだ私の"恋”は、続いてる。今宵抱かれるのは、雨竜の里。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
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新千歳空港に降りるのは、とても楽しみ。利用は、まだ数えるほどしかない。だからまだまだ発見の連続。
おっとー、これもお初。隣にももう1枚続いてる。
わぁお。 -
私は、これかな。叔母にも連れてきてあげたかった。あんなにソフトクリームに目がなかった彼女。初めての沖縄旅は車椅子。その年の夏には、もうほとんどベッドで過ごすようになっていた。私が、北の大地に恋する前。彼女は、北海道を知らずに逝った。
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いいなあ、いいなあ。
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う~ん、パロマの朝市で迷った君。
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恐れ入ります。
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こんな世界があることさえ知らない人が多いというのに。
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世界の食は進化でしょうか。特化でしょうか。退化でしょうか。
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私には最高のショーウインドウ。
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スペインへ行けない今を慰めてくれますね。
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来年は、帰り便をここにしますからね。待っていてください!
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札幌地下をルンルンしていたら、ムムム。
ビッグイシュー!!
今は天満で手に入れているが、最近会えていない。ボックス売り場だなんて、さすが札幌。 -
「お写真撮らせてください。公開します。」♂「いいですよ。」
国内でこのような売り場を初めて見たことを伝えると、理由を教えてくださった。
バックナンバーも豊富。2冊選びながら、「1号から持っているのですが、途中は、もうたくさん抜けているので・・・。うれしいです。」 -
滝川駅に着く。駅前4時半発の空知中央バスに向かう。
「雨竜」バス停で宿主重久さんが、待ち受けていてくださった。 -
今夜は、私一人。宿主夫妻「今日はお風呂を沸かしていますので、どうぞ」と。
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ここが、雨竜ですか。「ゆき・ふる・さと」のお名前で選んだのですよ。窓辺で独り言。
到着時、私が山にも登らず湿原にも行かないと知って、お二人は少し戸惑われていたみたい。 -
見事に広がる、緑、緑、緑。極寒の冬を何度も越し、人の手で開かれてきた大地を目にしている。
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札幌駅構内で、非常食に購入したベーグル。
(重久氏)「町議会でようやく決まり、昨日から旅行支援が始まりました。チェックアウトの時清算し、返金しますね。」と言って、クーポンも下さった。 -
一夜明けて、朝5時56分。広い食堂兼サロンからの眺め。
椅子ではないのが、いいなあ。スリッパでないのがいいなあ。 -
朝食は、8時にお願いした。初めての朝のお散歩は、旅でのときめき。
雪が積もって、凍って、デッキが割れて、危ないそうです。
水を石に入れて凍らせて割るというのをどこかで聞いたなあ。 -
裏手。この3日間であの山の近くまで行こう。
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木の下にマーガレット。吊り看板はクローバーグリーン。緑があふれてる。アイルランドの田舎してるう~。
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どっちに行こうかなあ。
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やはり山に向かって。
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あぜ道が絨毯してるう~
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とても手が入ってるあぜ道を歩く
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お宿を振り返る。
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次のおうちまで、世界を独り占め。
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流れる水の勢いと音に、その清水に見惚れて立ち止まる。
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家の前庭を日本庭園植栽。こんなに自然の美しい木々に溢れているのに、あえてなぜ?立ち止まって眺めていたら、向かい側の建物前から、鹿のようにまっすぐに見つめる人がいる。「おはようございます!」精一杯声を張り上げて、挨拶。
これが、Mさんとの出会い。この夜、重久夫妻からお名前と彼について教えていただく。
アライグマの被害を嘆かれる。わざわざわなの仕掛けを倉庫から運び出して見せてくださった。撮影のよい場所に片手で持ち上げ移動。♂「力、強いなあ」褒められた。案外重たかったのだ、実は。
「アライグマは、菓子はだめ。100円以上のパン。」
なぜ100円以上なのか解説付き。 -
そこへ登場。
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干し草を放り投げるような大きなフォーク状のもので、溝に流れてきてたまっている刈草を取り除く。ああ、それで水の勢いも流れの美しさもたもたれているんだ。
雨竜3000ヘクタールを一日に2度巡回作業。
♂「鹿が今日も2頭(水路に)落ちてた。飛べると思たんやろなあ。」 -
Mさんが、「栗に虫がついてねえ。切ったら、これだ。」落ちている毛虫を示す。巡回男性、「これ、釣りの餌にいいんだよ。」
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彼がさっそうと去ったそれからも、Mさんの「自然はうまくできてるよ~」に続くお話が尽きない。(Mさん)「きんのう(昨日)来ればよかったのに、蕎麦打ったのに。」
朝食の時間が迫る。恨めしい。
北海道は、イタドリもこんなにみずみずしく成長。 -
別れ際、”ゆき・ふる・さと”に泊っている私に、「何べんも来てやって」と、声かけ忘れないMさん。
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彼とこの山の向こうとのつながり、重久さんからこの後詳しく知ることになる。
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今朝は、ここまで。
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夕食に多くて食べられなかった小鉢も添えてくれた。「明日の朝にお願いします。」と、頼んでおいたのだ。山芋。
昨夏のバッカスさんでもそうしたなあ。ゲストが私一人だったからのわがまま。 -
女将(重久さんの呼び方)さんが「道の駅に買い物に行きます。行きませんか。帰りも電話してくだされば、迎えに行きます。」甘えることにした。
昨夜、道の駅のゲーム機について、重久さんから、レクチャー。女将さんからは、旧校舎がアンティーク店になっていることを教えていただいていた。 -
道の駅に着いてからは、女将さんに「あの建物にこの町の歴史が分かる展示が有ります。事務所に行って、鍵を開けてもらわなければなりませんが、ぜひ」と指差しで教えていただいた。
「3時ごろまで遊ぶと思います。」♀「いつでもいいですよ。電話してください。迎えにきます。」と言って、農産物売り場に行かれた。
私は通路にあるここへ。空港での心残り、迷わずソフトクリームを選ぶ。 -
その向こうには木の大きなテーブルとベンチ。今、この地にいることを感じる。昨日、1000キロ彼方の家を出て、ここに立っている。ワープしてる気分。
まだどこか着地していない。 -
近づいて、雨竜出身の書道家作品の常設コーナーと分かり、拝見。
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”ねむの花さく ほそ道を かよふ朝こそ たのしけれ” -三好達治ー
三國湊を思い出す。
辻井京雲 -
「国道をまっすぐ行けば、同じ側にありますよ。」女将さんが言われたほども時間がかからなかった。こちらの人は、車専科だから、徒歩時間は見当がつかないと思う。
最近の旅で、「歩いてどれくらいですか。」と尋ねると、大抵考え込まれる。
看板が素敵なこと。私好みの予感がする。 -
学校だあ 10時38分 開いているかなあ。電灯がついてる。
扉は閉まっているが、土日のみの開店らしい。 -
よかったあ。イングリッシュガーデン風に整えられた前庭のベンチで待つ。
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先ほどの玄関ではなく、横手にまわりこんでみると、入り口があった。
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"昭和"と言えるコーナーが小上がり。
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このカーヴ。昔は殆どはこれだったはず。いいなあ。
なかなかお目にかかれない。簡単に壊す日本。 -
渡り廊下も学校してる。
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李朝の鐙。どうやってここまで来たの。
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陶器のがほしいなあ。誰を、どれだけの冬を、暖めたの。
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ここはフリーマーケットテイスト。
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使用してもいいらしい。一度だけ弾いてみた。
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大事に使われたのが感じられる。つつましい大きさ。
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1960年代、母より父の好みだったようなあの頃。
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いきなりこの10メートルほどありそうな、そのまんまベンチ状になった古材が目に入った。すっすごい!
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配達されていた「週間朝日」の広告ページで切り抜いた記憶。あの家は、もう無い。
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長く遊ばせていただいた。昔の絵葉書とお宿で使いたい物を購入して出る。後ろから声がする。振り向いたら、「豆電球」のマダムが駆けてくる。息を弾ませながら、「速いのですね。」これをと言って、お店のネーム入りペンを手渡してくれながら「忘れないでくださいね」と。私は彼女の目を見て頷いた。
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道の駅に戻りました。レストランが開店、ランチタイム。いももち発見。2年前の礼文島の澄海岬で初めて口にして、北海道に来れば、あの味をと願ってる。これも美味しいけれど、あちらの武骨さ美味しさに軍配。
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このキャッチコピーは、お米に。
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雨竜の歴史を知りたい。女将さんに教わったとおりに事務所でお願いをする。鍵で展示室を開けてくださった。
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雨竜駅があったこと。それを敷設するのに尽力のあった人の像と一族の盛装。それほどの鉄道の線路を戦争で供出。再興。
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見学終えたので事務所に伝え戻ると、男性が出てこられ、展示室の戸締まりをしてくださった。ロビーの救護車について訊ねてみた。♂「消防車です。2台有りました。今でも使えますよ。」100年以上経っているのにとつぶやいたら、♂「毎月点検していましたから。」最近のことのように言われる。車体に大きく大正9年墨書き。
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宿の名を口にすると、「私の家でした。あそこで生まれました。」もうびっくり。
重久さんから農家だったところとは聞いていたが、ちょっと感激。 -
道の駅前で女将さんのお迎えを待っていた。夏場の草刈りを眺めながら、広大なあぜ道のそれを想像していた。お米の安価さに思い至った。
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女将さんがまっすぐ帰ろうとせず、開拓農場跡地が史跡公園として整備されているところに案内してくれた。
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昨夜重久さんが語ってくれたところによると、北海道への入植、開拓方法は場所に拠って様々だということ。時代時期にもよっても異なるという。
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再建築物
お向かいにも当時を模した農場建物再現。鍵で閉めたままだそうです。 -
今日見聞きしたことをメモする。お昼寝タイム。暑い。バイク派、車派の男性次々に到着。
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お日様が沈むと、涼しさ通り越す寒さになるが、さらさら肌が心地よい。
静かで、どっしり風景の中、前も後ろもまっすぐ続く道、真ん中を歩く。 -
「ゆき・ふる・さと」を眺めていたら、思い出した。あれはウェールズだった。町はずれのちょうどこんな道路に面して、「first&end」という看板を掲げた古いpubに出会った。うまいなあと感心した。
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今夜は、重久さんに選んでもらったのはこれ。意外や地酒ではない。ゆめぴりかと合うことと言ったらない。ご飯の味わいが一層際立ってくる。おかわりをお願いしたら、「そうなんです。お米だからご飯と合うはずなんです。」きっぱり言ってくださった。私は食事のためのお酒の人。
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北海道の朝は早い。私の朝も早くなる。3時には目が覚める。カーテン越しにも空の明るさが分かる。
4時になった。外に飛び出す。
「おはよう!ここを選んでよかったです。素敵な人に次々に会えましたよ。」
昇るお日様に話しかけていた。 -
4時10分
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生まれて初めてクレーンゲームなるものをした。一度目、ななつぼし。二度目、ゆめぴりか。重いとわかっていても持って帰りたかった。あんなにおいしいのですもの。
食べさせたい人がいる。
6時45分になった。最後のお散歩、あの場所にもう一度。
昨日と同じ時間、姿がない。待っていた。草取りの車がやってきた。昨日の人と違って青いピアスの似合う若い男性。「Mさんの軽、止まってないねえ。・・・奥尻行った?ウニうまいよう。」
山の方に少し入って歩いてみた。戻ってくると、Mさんは、一心不乱に自動車の掃除中。私は、声をかけずに、鹿みたいに静かにまっすぐ見ていた。やがて、気が付いて♂「会いに来てくれたん?」 -
雨竜バス停まで、女将さんが送ってくれた。あまりおしゃべりされない方のようだけど、私の関心ごとをよく推し量り、案内やお話をしてくださった。
バス時刻をはかりながら、「雨竜駅のあったところです。」と言って、寄り道してくださった。 -
8時57分。
去年、宗谷本線を抜海駅から普通電車で下ってきたとき、駅のそばにレンガの大きな建物がよく目についた。彼女曰く、倉庫なんです。汽車は、物流を主に支えていたわけ。ここは、当時石炭の供出地でもあったらしい。
♀「あれがMさんの○○です。」「あそこが、Mさんのおうちです。」まるで車窓観光ですねと言って、笑いあった。
息子さんに大きなあのおうちを譲ってリタイア。ご本人から「町に移ったよ」とおっしゃっていたけれど、家が並んでいるところが、「雨竜の町」と分かった。 -
Mさんの「自然は、うまくできてるよ~。」
”豆電球”マダムの「忘れないでください」が、リフレインする。
バスを待ちながら、私は、決めていた。ここにきっと戻ってこよう。早いうちに。
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この旅行記へのコメント (2)
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- procidaさん 2023/07/19 13:27:24
- 雨竜ではありませんか!
- mom Kさんへ
雨竜にいらしていたのですね。
それも最近ではありませんか!
私はここから車で15分ほどの町に住んでいます。
毎日のように自転車に乗るのですが、
もちろん雨竜もしょっちゅう走っています。
道の駅では親戚が働いています。
江部乙や旭川にも・・・
なんか地元を再発見しているようで楽しく読ませていただきました。
4時前に明るい。
そうなんですよね。
この時期は3:45あたりから明るくなってきたりします。
考えてみたら日本でも特別早い朝なんですね。
豆電球・・・知りませんでした。
今度行ってみます。^^
プロチダ
- mom Kさん からの返信 2023/07/19 16:59:13
- そんなあ~!
- pisaにprocidaの方が、雨竜近くにお住まいだなんて。不思議な気がします。プロチダさんは、あの緑あふれる中にお住まいなんですね。関西の我が家周辺も緑たっぷりですが、遮るものも多すぎます。あれほどの清浄さ豊かさには程遠いのです。
この旅の最後は、利尻でした。チェックアウトされた千葉の男性が、サロンでフライトの時間待ち。いつものように誰もいなくなったキッチンで、昼食の準備をしていたら、♂「あのう、これ、よろしかったら・・・、山に持っていくのを忘れて残ってしまって・・・」と、おずおずバナナを差し出してくださいました。グッドなタイミング。私は私で、「あのう、よろしかったら、ご一緒にお昼を。稚内から持ち込んだ鰊の一夜干しが多くて・・。」
その時の会話が、北海道のお米について。私が、「お水とお米がおいしいなんて、最高の幸せと思いました。」彼は、うなずいてくださいました。
その「ゆめぴりか」の里にお住まいだなんて。
「豆電球」さんは、お子様もきっと喜ばれると思います。私は、次は娘と参ります。店主夫妻も素敵方達なんですから。
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