対馬ってスゴイ！　2泊3日の旅　1日目　厳原ぶらぶら

2023/05/25 - 2023/05/25

対馬に行くって言ったら　周囲の反応は

対馬？どこにあるの？
なにがあるの？

ってことであまり知られていないところですね。

長崎の離島　国境の島

知っている人でもその程度。
私もほとんど何も知りませんでした。

でも調べれば調べるほど、私の興味にピタピタハマってくる。

古代史、渡来仏、面白い神社、霊山

両親の故郷　安曇野とのつながりも見えてきて、行く前からすっかり対馬に魅了されてました。

今、対馬行きは大変お得ですよ。
私は使えなかったけど　全国旅行支援に追加して使える　行っ得！つしまクーポン券など、色々あるので、ぜひ　「長崎しま旅　行こう」で調べて見てください。
あ、回し者ではありません。
私が知ったのは後からで　大変悔しかったので　
他の方にはぜひ知っていただきたい　と思ったのでお知らせしています。

去年ブラタモリで2回にわたって対馬編を放映したから、今　対馬は注目の的かも！

この旅行記で行った場所　厳原周辺

金石城魯門
万松院
百雁木
厳原八幡宮神社
氏江家屋敷の石塀
対馬藩校門
渡辺菓子舗

2泊3日の対馬旅　キーワードは　「対馬ってスゴイ！」
私が思った対馬のスゴイところを挙げていきます。
さて何回この言葉が出てくるか？

エリア 対馬(長崎)

羽田から福岡乗り継ぎで対馬空港着です。
午後3時ごろに到着しました。

小さくて可愛い対馬空港。
バスで厳原まで行きます。

対馬空港 (対馬やまねこ空港) 空港

乗ってきたバスは、こんなにかわいいラッピングバスでした。

バスを降りたところが　ふれあい処つしま
インフォメーションセンターです。

ふれあい処 つしま 名所・史跡

行きたかった対馬博物館は休館日でした。残念。

これは　金石城魯門
立派な門です。
金石城は、朝鮮通信使を迎えるために整えられたので、門も立派にする必要があったのでしょう。

金石城跡 名所・史跡

朝鮮通信使接遇の地

鎖国時代　長崎の出島の他に、対馬だけが朝鮮との貿易の窓口でした。
朝鮮通信使は江戸時代に12回も日本に来て、対馬藩が江戸まで送り届けていたのです。

考えてみると
遣新羅使や遣隋使、遣唐使もこの島を通りました。
土器や鉄器、仏像も　朝鮮半島のすべての文物がこの島を通って日本にもたらされたと言えるでしょう。

対馬ってスゴイ！

お！！これは！！　李王家・宗伯爵家御結婚奉祝記念碑　です！
彫られた文字がちゃんと写っていなくて残念。

元対馬藩主　宗家の　宗武志伯爵と　朝鮮最後の李王朝の徳恵姫の結婚は　地元対馬ではとても歓迎されたそうです。
ですが、日韓併合の歴史に翻弄され　お二人は数奇な運命をたどりました。

この時代の本を何冊も読んでいたので、これを見つけた時は、お～～！！って思いましたよ。
お二人の結婚については　林真理子さんの「李王家の縁談」にもサイドストーリーとして出てきます。

万松院の百雁木
この上に宗家一族の墓所があるそうだが、登れないようになっていました。

階段脇の灯籠がずらっと並んでいる様子は壮観で、緑が美しい時期でよかったな。

万松院 寺・神社・教会

対馬朝鮮通信使歴史館も休館日でした。

うーん。博物館も休館日だったし・・・。
休館日はわけてくれたほうが観光客にはありがたいのだが。

ブラブラ歩いて　厳原八幡宮神社に来ました。

大きな神社で、広場の先には　3方向に石段があり　4つの神社があります。

厳原八幡宮神社 寺・神社・教会

石段の先に八幡宮神社
3段の石段のうち　一番立派です。

八幡宮神社
神門をくぐった先が拝殿。

御祭神は
応神天皇
神功皇后
仲哀天皇
姫大神
武内宿禰

応神天皇は、武の神や出世海運の神として崇められています。
八幡さまといえば、お稲荷さんの次に多い神社ですね。

八幡宮神社の左側の階段の上にあるのは宇努刀神社(ウノトジンジャ）。

祭神は　須佐男命　すさのお
天照大御神の弟で、暴れん坊のため天上界から追放されるが、ヤマタノオロチ退治に成功した英雄ですね。
武の神、厄払いの神として崇められています。

天神神社・今宮 若宮神社

天神神社の御祭神は、安徳天皇と菅原道真
なんで安徳天皇がここに？
壇ノ浦で入水したはずの安徳天皇は、実は生き延びていて　対馬に逃れてきた。という伝説があるそうです。
御陵墓まで対馬にはあるそうですよ。
宮内庁指定の御陵墓参考地。しっかり宮内庁が管理しています。
伝説を宮内庁が信じているってこと？

今宮若宮神社の御祭神は、小西マリア
なんでここにキリシタンの小西マリアが？
小西マリアは、対馬藩主宗義智の妻だったご縁らしいです。

キリスト教徒をも神様としてしまう対馬の懐の深い信仰心。スゴイ！

蜂の巣箱見つけました。
対馬の巣箱は独特な形。

野生のニホンミツバチです。
対馬の蜂蜜は　希少な日本ミツバチからとる濃厚な味わいで、幻の蜂蜜と呼ばれているそうです。
江戸時代から大名や朝鮮通信使への贈り物として使われたとか。

帰りの空港で売ってるかなって思ったけど見つからなかった。残念。

対馬藩家老　氏江家の石塀
背の高い石垣が続き　武家屋敷の面影を偲ぶことができます。

ブラタモリでタモリさんが歩いたのはこの辺かなあ。

対馬藩の藩校　日新館の門

ブラタモリに出てきた老舗の渡辺菓子舗。

ブラタモリでは、お菓子の紹介ではなくて、このお店の裏にある石切場を取材していました。

ふれあい処つしまからここまでブラブラ歩きながら約20分。
ここで折り返して帰ります。

裏道を通っていきますが、あちこちに武家屋敷の名残の石塀がのこっています。

これは古い時代の石塀でしょうか？
積み方がバラバラな感じ。

街角で見つけた化粧地蔵

こちらは　閻魔様

ここにも化粧地蔵

厳原地区では化粧地蔵があちこちに見られます。
これも私の大好物！

２泊したのは、厳原の用水路近くの　ゲストハウス　島びより。
一泊3500円と格安で、個室がもらえました。
シャワー、トイレは共同だけど、どこも綺麗で、清潔で　気持ちよく泊まれました。

このゲストハウスは、厳原の中心地からすぐで、周りに飲食店も多く、
島に二軒しかないというコンビニもすぐ近くです。
とっても便利な良いところでした。

食事は外食。
近くの　味処千両　というレストラン。

珍しいあなごのお刺身や、ブリの三杯酢、巻き寿司　など　海鮮がおいしかったです！

さて、明日は、蒙古襲来の地や日本最強の城へ行きますよ～！

味処 千両 グルメ・レストラン

この旅行記へのコメント （4）

• 唐辛子婆さん 2023/07/17 17:39:11

  わ～い、はじまりました、ブラELLiE！

  ELLiEさん
  
  「朝鮮通信使は江戸時代に12回も日本に来て、対馬藩が江戸まで送り届けていたのです。」
  
  まさに長崎と並ぶ日本の表玄関ですね。
  12回も江戸まで送り届けるのも大変なことだったでしょうね。
  他に参勤交代もあったでしょうから。
  
  そして化粧地蔵って鹿児島・宮崎の田の神様に似てる！
  続きを楽しみにしています。
  
  唐辛子婆

  ElliEさん からの返信 2023/07/18 13:05:12

  RE: わ?い、はじまりました、ブラELLiE！

  唐辛子婆さん、こんにちは！
  コメントうれしいです。
  
  対馬って魏志倭人伝の頃から名前の出てくる有名な場所ですが、古代から近代にかけての遺跡も色々残っていて
  本当に面白いところです。
  観光地というより　素朴な形で残っていて、人々の暮らしに溶け込んでいるところが　また良いんですよね。
  
  化粧地蔵を見つけて嬉しかったです！
  こういうの大好き。
  次の旅行記にも登場します。
  ブラタモリの追っかけもします！
  
  

• ひゅうひゅうさん 2023/07/17 14:59:54

  対馬旅行記、楽しみにしていました(^^)

  ElliEさん、こんにちは！
  今日の日本は猛暑です(@_@)
  と言っても、恐ろしくて、まだ外に出ていないの。
  
  先日はお会いできなくて残念でした。
  また、是非♪
  
  対馬では私もあの風情ある厳原に一泊して、千両でランチをしました。
  お魚が美味しい店で夜も来たいと思ったくらい。
  でも、穴子重も食べたかったので、居酒屋　対玄に行きました。
  
  万松院の百雁木
  この上に宗家一族の墓所があるそうだが、登れないようになっていました。
  
  階段に登れなかったのですか？
  何かあったのかしら？
  
  次の旅行記も楽しみにしています。
  
  

  ElliEさん からの返信 2023/07/18 12:56:21

  RE: 対馬旅行記、楽しみにしていました(^^)

  
  ひゅうひゅうさん、　こんにちは！
  コメントありがとうございます。
  
  日本の暑さ、水害はこちらのニュースでもやっていました。
  外出の際はお気をつけくださいね。
  こちらは、暑さは日本ほどではありませんが、山火事の被害が各地であり、空気汚染も心配されています。
  
  千両は美味しかったですね！
  一人でも入りやすいお店だったので良かったです。
  次の日の夕食は・・・。
  大変な目に遭いました。笑
  次の旅行記に書きますね。
  
  百雁木の下に工事現場の柵？みたいなのがあったので、入れないと思ったのですが、
  今思うと入っても良かったのかな？
  博物館など休館日だったのが残念です。