2023/07/02 - 2023/07/02
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アンペルマンさん
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今回、東北旅に出かけるきっかけとなったのが、中新田バッハホールでの演奏会だった。
中新田バッハホールは、田んぼの中のパイプオルガンのあるコンサートホールとして、クラシックファンの中では知る人も多いコンサートホールです。
世界を見渡せば、イギリスのグラインドボーンをはじめとして畑や牧場の中にあるコンサートホールはそれほどめずらしい話ではありません。
特に、グラインドボーンでは最寄に鉄道の駅がないため、車で出かけたり、中にはヘリコプターで出かけ、昼間はピクニックをしたりして時間をつぶす人もいるそうです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ということで、僕も周辺のヘリポートを探したのですが見当たらないので、JR陸羽東線に乗って出かけることにしました。
古川駅から西古川駅までは2駅、約10分の道のりでした。 -
列車は単線ですが、周囲は想像していたよりも住宅も多く大規模な工場もありました。
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西古川駅です。(google mapより。)
ここからバッハホールまで約3km。40分ほど歩きました。
真っ直ぐ前に10分ほど歩いて交差点を右に曲がり、さらに真っ直ぐ歩けば会場の近くまで行けます。 -
写真のような風景を歩いていると、なんとも気持ちいい。気分がすっきりしてきます。
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歩道を写しているので遠く見えるけどそれほどの距離ではありません。
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この標識を目印に交差点で車道を渡って100m位歩けば会場に着きます。
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昔、出張で出かけた時にこの道を走ったことがありました。
もちろん、中に入ることはできませんでしたが、一度このオルガンの音色を聴いてみたいという思いはその時からありました。 -
現在の天皇陛下である若き日の浩宮様が植樹された記念樹です。
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昭和61年7月30日と記されています。
バッハホールは昭和56年の開館なので、開館してほどない頃に御来訪されたようです。天皇陛下はビオラを演奏されるので、やはり気になるコンサートホールだったのかなっと思いました。 -
左の建物は体育館です。多くの町民が集まるエリアでした。
であれば、食堂かコンビニがあってほしかった。
歩いてくる途中に中華料理店が一軒ありました。あの時食べに入っていれば、とちょっと後悔。 -
このホールは、音響効果もとても優れていて、2000年には日本の「優良ホール100選」に選定されています。
パイプオルガンは購入設置費も維持管理費もとても高額な楽器だそうです。 -
この演奏会を聴きに来ました。
バッハホール管弦楽団は、2014年に発足したオーケストラです。
演奏会が比較的少なく日程がうまく組めなくて、なかなか来る機会が作れませんでした。
とても華やかな音色のオーケストラという印象がありました。フィラデルフィアサウンドのようなとてもダイナミックな音でした。曲目のせいかもしれないけれど。 -
コンサートが始まる前に、若い女性オルガニストによる演奏がありました。
曲目は、J.S.バッハのカンタータ No.147でした。
パイプオルガンは、ボタン1つでさまざまな音が出せるシンセサイザーのような機械なので一概には言えませんが、おとなしいとてもオーソドックスな音でした。
私は時々サントリーホール等のオルガンコンサートに行きますが、サントリーホールのものに比較すると、とても優しい響きです。
この演奏は良かった。素晴らしい演奏でした。 -
最初の曲は、エルガーの「威風堂々」。
PROM'Sのラストナイトコンサートでも毎年演奏される曲です。
この曲には歌詞があります。
簡単な歌詞なので、できればみんなで歌えればよかったなあ、と思いました。 -
次の曲は、私の大好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
ソリストは、千葉さくらさん。9歳の時にバッハホールコンクールで優勝した宮城県出身の方で、現在は東京芸術大学を卒業し国際的に活躍されているヴァイオリニストです。 -
幕間にホールの中の絵画等を鑑賞しました。
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一つ一つが素晴らしい作品です。
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作者のサインを読んでみると、日本人の作品のようです。
できれば作者等の説明があればと思いました。 -
この作品もとても印象的な作品。
このほかにもたくさんの作品がありましたが、撮影した写真には表面のガラスに光が反射してしまったものも多く、アップできないのが残念です。
「J.S.バッハ」のコーナーもありました。
色々のものが展示されていましたが、そこだけ撮影禁止でした。 -
最後の曲は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」。
アンコールのハチャトリアンの「剣の舞」も含めて、華やかでとてもダイナミックな演奏でした。パーカッションが素晴らしい。 -
帰りの風景です。
日頃テレワークで一日中パソコンの画面を見つめるような生活をしていると、田園に広がる緑の風景は目にとても優しい色に見えてきます。
思い立ったが吉日で出かけた東北の旅でしたが、でも、いろんな音に出会えてとても有意義な旅になりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2023/07/20 09:57:54
- 中新田バッハホール
- アンペルマンさん、こんにちは。
中新田バッハホールというのは、聞いたことがあったのですが
実際に行かれたのですね。
旅行記を拝見していると、
とても素晴らしいホールなのだなと解りました。
私の大学時代の親しい友人が、オルガンビルダーをしているのですが、
パイプオルガンの響きは 神聖で独特の響きがありますね。
それにしてもこんな田舎に、
なぜこのような素晴らしいホールがあるのだろうと思ったら
県知事さんが中新田の出身で、ここにこのようなホールを作られたのですね。
このホールの管弦楽団の演奏も、素敵だったんですね?
また聞く人も、仙台まで行かずに演奏を聴けるんでしたら
演奏者と聴衆の両方に
とっても素晴らしい機会を提供しているのだなと思いました。
ぜひ一度足を運んでみたいホールですね。
ご紹介ありがとうございました。
yamayuri2001
- アンペルマンさん からの返信 2023/07/20 21:08:29
- RE: 中新田バッハホール
- yamayuri2001 さん こんばんわ。
< いいね ! > とコメントをありがとうございます。
バッハホールのオルガン、よかったです。
今回は、オーケストラなのでオルガンの音は無理かな、と思っていただけに感激でした。
最近の中新田はオーケストラの他、音楽院もできたそうです。
近いうちにはヴァイオリンの工房もできるそうです。
私は東京生まれで東北地方とはあまり関係がありませんが、
音楽で発展している姿を見ていると、やはり嬉しい思いが湧いてきます。
しばらく4トラベラーもご無沙汰していましたが、また旅行記を書いてゆくつもりです。
よろしくお願いいたします。
アンペルマン
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