初めての名古屋旅行 ☆ 徳川美術館と徳川園

2023/06/19 - 2023/06/21

これまで東京と京都をプライベートで数十回往復していましたが、そのたびに名古屋はどんな街なのだろうと想っていました。今回初めて名古屋で新幹線を降り、散策、見学してきました。
２泊の行程で、１日目は熱田神宮から大須観音を経由し名古屋城、栄周辺を、２日目は岡崎、有松を散策、３日目は徳川美術館と徳川園を巡ってきました。
この旅行記は３日目の徳川美術館を見学し、徳川園を散策した時の記録です。可愛い写真は並んで買ったぴよりんです。帰路の新幹線内で食べました。

エリア 名古屋(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

徳川園へ行くためにJRゲートタワー1階にあるバスターミナルへ行きました。名古屋市営バス基幹２番は7・8時台は本数が多く、空いているバスに乗りました。道路の中央をバスが通り、バス停も道路の中央にあります。バス専用車線は色が付いています。他県で乗った路面電車と車線やバス停が似ていると思いました。これはバスを降りた徳川園新出来バス停です。

名古屋市営バス 乗り物

案内看板に従い数分で入口の黒門に来ました。1900年に建てられたケヤキ造りの門と右隣りの長屋は戦火を逃れ残った建物です。

徳川園 名所・史跡

長屋の前には釣瓶井戸があります。国の有形文化財に登録されています。同じ敷地内にある徳川美術館の開館が10時なので、9時半に開園する徳川園を先に散策することにしました。

徳川園 名所・史跡

徳川園は尾張藩主・徳川光友が自らの隠居所として1695年に建てた邸宅兼庭園で、現在は名古屋市が運営する池泉回遊式庭園として公開されています。池の周囲はモミジや緑豊かな木々に囲まれています。

徳川園 名所・史跡

牡丹園があります。作業していた方に伺うと、4月下旬に大きな牡丹が咲くそうです。徳川園は牡丹の花が有名で、訪れる人が多いそうです。葉だけでしたので、再訪したくなりました。

徳川園 名所・史跡

池にスイレンが咲いている場所がありました。きれいなピンク色です。

徳川園 名所・史跡

橋を渡ると花菖蒲が少し咲いていました。最盛期は過ぎたようです。

徳川園 名所・史跡

池を離れ、小山の方へ進みました。趣ある休み処、四睡庵が建っていました。石垣が残っている箇所もあり、樹林の中に大曾根の瀧がありました。周囲はモミジなので、秋の紅葉はきれいだと思います。

徳川園 名所・史跡

開館した徳川美術館へ行きました。尾張徳川家19代徳川義親の寄贈により1935年に開館した私設美術館です。徳川御三家の筆頭62万石の大大名尾張徳川家に伝えられた大名道具や徳川家康の遺品などを保存し展示しています。

徳川美術館 美術館・博物館

ロビーでガイドさんが徳川美術館について簡単な説明をしてくれました。徳川美術館設立についてと各展示室で特に見てほしい品の紹介をしてくれました。説明後に個人的に聞きたいことがあったので質問すると喜んで教えてくれました。

徳川美術館 美術館・博物館

名古屋城二之丸御殿にあった茶室の復元、広間の復元、能舞台の復元など展示室内に建物が復元され、テーマごとに豪華で貴重な展示品が並んでいます。本館展示室で特別展「よそおいの美学」が公開されていました。藩主の伝統的装束や狩衣などや姫の豪華な打掛や化粧道具などが展示してあります。姫の切った爪を集める蒔絵の容器には驚きました。展示品の種類の多さと保存状態のよさに魅せられました。

徳川美術館 美術館・博物館

徳川美術館の館内から蓬左文庫へ行きました。尾張藩初代藩主徳川義直が父家康の蔵書約3000点を中心に創設した尾張藩御文庫の蔵書を受け継いでいます。企画展「極める！江戸の鑑定」が公開されていました。書や刀や茶道具などと鑑定書が展示されています。鑑定書は折紙というもので、時代、作者、品質の他、金額まで書いてあるものもありました。美術品の真価を示す折紙に興味を持ちました。

蓬左文庫 美術館・博物館

徳川園新出来バス停から名鉄バスに乗って、名鉄バスセンターへ向いました。バスの運転手は運転がとても丁寧で、バスが停まったり動き始めたりする際には、必ず停まりますや動きますの指示を出したり、降車時にはありがとうございましたの一言を伝えたりと、乗車してとても気持ち良く感じました。

路線バス (名鉄バス) 乗り物

名鉄バスセンターは名鉄百貨店メンズ館の3，4階に造られている名鉄バスの発着所です。名古屋市内や愛知県内を走るバスの他、近県や関西、北陸、東北、九州などに向かう高速バスの発着所になっています。広々とした空間ですが、排気ガスの流れが少し気になりました。

名鉄バスセンター 乗り物

名鉄バスセンターから1階に下りるとナナちゃん人形がありました。首が長くスッと立っていて、服と同じ柄の靴を履いていました。さわやかで明るい色彩の柄は可愛かったのですが、よく見るとユーモラスなドクロがあったので驚きました。観光客には珍しいナナちゃん人形ですが、地元の人たちは気にも留めずに通り過ぎていました。

ナナちゃん人形 名所・史跡

名古屋駅地下にある飲食店街、名古屋うまいもん通りへ行きました。ひつまぶしや味噌煮込みうどん、味噌カツ、きしめん、名古屋コーチンなど名古屋めしの店やカフェ、麺店、寿司屋、ファストフードなどの店が40店舗ほど並んでいます。

名古屋うまいもん通り 名所・史跡

味噌煮込みうどんを昼食にいただきました。スープの色が濃く喉が渇くのではと気にしながら食しましたが、喉が渇くこともなく癖になる味付けで、うどんもとても腰があり美味しく味わうことができました。

名古屋うまいもん通り 名所・史跡

名古屋駅・桜通口を出ると円柱型の2棟の高層ビル、JRセントラルタワーズが建っています。駅から見て右のビルはホテルに、左のビルはオフィスになっています。JR名古屋タカシマヤやハンズが入っています。12・13階はレストラン街です。

JR セントラルタワーズ 名所・史跡

名古屋駅中央コンコースの桜通口に戻ってくると、5mほどの金色の時計塔が目立ちました。塔の4方向に時計が設置され、JR GATE TOWERの文字が飾られています。地元の人たちの待ち合わせ場所になっているようです。平日だったため、それほど混雑していませんでした。

金の時計 名所・史跡

続いて銀の時計へ行きました。名古屋駅中央コンコースの太閤口側に建つ、2.5mほどの時計塔です。銀色をした宇宙船のような土台は下が広く、上に行くにしたがって細くなり、塔の頂上に4つの時計が設置されています。金の時計同様、地元の人たちの待ち合わせ場所になっているようです。主にサラリーマンたちが待ち合わせをしていて、挨拶が交わされていました。

銀の時計 名所・史跡

名古屋駅の太閤通口を出たところにエスカ地下街に行くエスカレーターがありました。エスカ地下街には和菓子店や土産物店があったのでのぞいてみました。名古屋めしの店も揃っていて、人気店は行列ができていました。

エスカ地下街 市場・商店街