2023/06/25 - 2023/06/25
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この旅行記のスケジュール
2023/06/25
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車での移動
札幌を車で午前9時30分に出発
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ずっと気になっていた「むかわ町穂別博物館」に、ついに行きました。
全国の恐竜ファン垂涎の博物館です。
なんたって辺鄙です。
なんたって古代ロマンです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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札幌から車で1時間半、道の駅夕張メロードにやってきました。
ちょうどメロンが出始めたころですから、日曜日の道の駅はごった返しています。
JR新夕張駅前ですので特急でアクセスできますし、道東道のインターがあって新千歳空港からは車で40分かからないので、旅行者にはワリと便利かも。道の駅 夕張メロード 道の駅
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夕張メロンソフトが大人気。
気温がぐんぐん上がるので、ソフトクリーム食べたい指数もぐんぐん上昇。
一つ400円で、併設するAコープメロード店内にもソフトクリームスタンドがあり、阿部菓子鋪でも扱っている。
食べて行くかな。 -
併設のAコープ内。
ご存知メロンぐまって、……知らないか。
いっとき、人気キャラクターだったんですがね。 -
ソフトクリームはありがちなので、私たちは、この阿部菓子鋪の夕張メロン大福(メロン入り)を食べることにしました。
午前11時を回ったところですが、大人気のメロンパンは売り切れていました。
でも、こちらの方が私的にはありです。
ありがち、ではなく「あり」、がいい。阿部菓子舗 グルメ・レストラン
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オレンジの球は夕張メロンで、その上にチョコで作ったヘタが乗っている。
餡は、メロン果汁を加えた白あんかな。
餡に負けないくらい夕張メロンの果肉が甘い!
たぶん、メロンを玉状にくりぬいて、残りの果肉を餡に練りこんだんだな。
これ2コで500円は買いだと思いますね。 -
国道274号を日勝峠に向かってしばらく進み、沙流川キャンプ場を過ぎてから道道74号に入って30分、穂別博物館に至ります。
274から74へ、なので「2」が抜けたことになりますが、国道から道道なので何の意味もありません。
ちなみに、274号は札幌で北に向かう275号に交わります。
では276号線はどこだっけ、と調べたら道南の日本海側を進んでいます。
起点は苫小牧。
これは何度も通ったことがある国道ですが、たしか229号だったはずとさらに調べると、日本一長い重複国道だそうな。
ご存知かと思いますが、重複国道というのは、一つの道に二つ以上の番号がついているものです。
国道は起点と終点が都市になっているので、他の路線とダブる、つまり重複することもよくあるのだとか。
というか、道というのは都市と都市を結んでできるでしょうから、その路線にほかの道が間借りすることはあるでしょうね。
とはいえ、どっちかが先にできたという場合がほとんどでしょうから、あとからちょこんと付け足して、「へへ、済みませんね」とか言って本家よりも長い路線になってしまう、ってなこもあるんじゃないか。
そんな不条理な経緯を知らない人が国道の番号を振ったときに、後からの方の道に早い番号を付けちゃうなんてことも起こるかも。
そうなると、先にできたほうが黙ってない……。
妄想が止まらないので、博物館の方へ行きます。
しかし、今日は暑い!
なるべく日陰になっているところに車を置いて、さっき買ったメロン大福と、奥様が作ったお握りでまずは腹ごなしの昼食。
このお握りですが、ノリを忘れてきたとかで、よく戦国時代の時代劇に登場するような真っ白なでっかいお握り。
ノリを忘れてきたというのは怪しいもので、妻はあまりノリに対する愛情がなく、普段から戦国武将よろしく真っ白なお握りを食べています。
そういうわけで私は「戦国おにぎり」と敬意を込めて呼んでおります。
具には、手作りの梅干しとおかか。
しかし、戦国時代も白米を食べていたのだろうか。
調べてみたらどうやら、白米はかなり古くから一般的に食べられていたらしい。
時代考証がうるさそうなNHKの大河ドラマとかでも、白い戦国おにぎりが食べられてますから、間違いないでしょう。
あんまり余計なことを言っていると、もう作ってもらえなくなるからこの辺にしておきます。むかわ町立穂別博物館 美術館・博物館
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入館料大人300円は安い!
穂別は化石のデパートのようなところでした。
エントランスを入ると、写真のホベツアラキリュウ・愛称ホッピーに出迎えられます。
この山間部の寒村にある博物館は、ホッピーのために作られることになったといいます。
全長8mもあり、鄙にもまれな展示物。
しかし、愛称とはいえ名前がホッピーとは。
大衆酒場で見かけるアレを連想するのは、連想するほうが悪いのか。 -
ほぼ全身の骨格が見つかる、というのは日本では珍しいことだと思います。
ロンドンの自然史博物館、ニューヨークの自然史博物館と恐竜の遺骨を検分してきた身としては、誇らしい限りです。 -
こんなの出てきたら、興奮で手が震えるだろうなあ。
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かなり充実した内容で、恐竜好きのお父さんが、子供そっちのけで説明に見入っていたりします。
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こちらはモササウルス・ティロサウルスの生態復元模型。
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海生の捕食動物の頂点にいたとかで、物凄い迫力。
というか、脅しにかかっていますね。 -
モササウルス類は穂別町でも数多く発見され、こちらは新種と同定されたモササウルス・ホベツエンシスの脊椎、および肋骨の化石。
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鈴木茂さんが発掘しました。
ヒレと尻尾の方ですね。
こんなの発掘したいなあ。 -
展示の仕方もかなり凝っています。
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で、これが例のあれですね。
?
あれと言ったら、あれです。
アジアが、世界に誇る恐竜化石です。
それを発見された地で見る幸せ。
手前のホベツアラキリュウが見つかったときの熱気をはるかに超えています。
クビナガリュウというのは四肢がひれ状になっていて、恐竜の定義の一つ「足が地面に向かってまっすぐ伸びている」ことに該当しないので「恐竜ではない」ということになります。
この事実が始め世間に広がった時、この「恐竜ではない」という情報が独り歩きをし、「なあんだ、恐竜じゃないのか」というガッカリ感が辺りを覆ったものです。
ドラえもん、ごめんなさい。
じゃあ恐竜はいないのか、という反応になるわけです。
でも、学術的な定義で言うと鳥も恐竜に属するそうですから、この定義にこだわることが一般人にとってどれほど意義のあることかどうか。
ついでながら、普通恐竜は卵で孵りますが、彼らクビナガリュウはほとんど海で暮らすため、卵じゃないだろうという意見が出たそうです。
なるほど、海中で卵を育てるわけにはいかないですから、産卵のために陸に上がらないといけませんものね。
実際、胎児がお腹にいる状態の個体が発見されて、この説が証明されたとか。
重ね重ね、ドラえもんごめんなさい。 -
とにもかくにも、だれからも文句のない恐竜、カムイサウルス・ジャポニクス。
良い名前だなあ。
これが発見されたいきさつを、NHKスペシャルで見ました。
なかなか劇的です。 -
全身骨格のレプリカ。
レプリカは、世界中どこの博物館でも展示されているのはレプリカですから問題ありません。
実物をさらすことはまずないと思います。
しかし、問題は尻尾をつけていないということ。
これはいかにも片手落ち。
スペースの問題などと言い訳せず、ぜひ尻尾までつけていただきたい。
たとえば、どれほど美味しそうなタイ焼きであったとしても、餡が尻尾まで入っていなければ、それこそ画竜点睛を欠くというもの。 -
その大腿骨です。
実物だと思います。
でっかいなあ。
原始家族フリントストーンなら、一週間くらい食べられる大きさ。 -
たっぷり一時間は恐竜ロマンに浸った後、すぐ隣にある中村記念館にも立ち寄ってみました。
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思ったより大きなお屋敷で、中村さんは大正時代に石油の採掘のためにこの地に来た方でした。
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この辺り、恐竜だけでなく石油も採れたとは、つくづくすごいところだと思います。
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このお風呂、子供の頃入ってました。
東京でしたが、薪を割って焚いていましたね。 -
真夏のような日差しが注ぐ誰もいない通りを駐車場に帰る途中、不気味にリアルなオブジェがあります。
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モササウルスがアンモナイトをつかまえて食べている。
アンモナイトの化石は、石ころのように転がっている。 -
せっせと走り、一気に東室蘭のホテルにやってきました。
意外に大きいドーミーイン東室蘭。
温泉が人気です。天然温泉 幸鐘の湯 ドーミーイン東室蘭 宿・ホテル
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9階建ての7階に部屋をいただきました。
広くはないですが、設備は十分です。 -
シャワールームのみですが、露天風呂のある温泉がありますから大丈夫です。
防災用としてポリタンクに水が用意してある。 -
夕食を買いにイオン東室蘭店に行ったら、最近噴火湾で大量に水揚げされているズワイガニを売っていました。
二匹で380円(プラス税)と格安です。
身が詰まっていて、ミソが旨かった!
実は、今回このズワイガニを生のまま購入して茹で上げようと、大なべとコンロを持参していましたが、ゲットしたのはボイル済みのもので、しかも残り1パックでした。
いくつか魚屋さんやスーパーを覗きましたが、意外に売っていない。
翌日、朝風呂をしていたら、昨晩も挨拶をした外国の方がいらしたので話しかけてみました。
「温泉は好きですか」
「セントー、大好き!部屋にはシャワーだけ。このドーミーインはネットで見たとき小さいと思ったら、来てみたらビッグ!」
「どちらからおいでですか?」
「トルコです。教師をしていて日本に旅行に来るのは三回目。北海道は初めてですが、すばらしい!二週間かけて回っています。釧路のドーミーインはすごい高かったけどここはリーゾナボー。あなたトルコは行ったことありますか?」
「ええ、三回行きました。トルコの料理、美味しいですよね」
「何が美味しかったですか?」
「……ええと」
「アイスでしょ!」
「ははは、さんざんじらすやつですよね」
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旅行記グループ 初夏、道央ぐるっと500km
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