2023/06/12 - 2023/06/20
22位(同エリア1519件中)
takaさん
これは私にとっては備忘録とも言えます。近郊の美瑛の丘を廻って眺めてきたものを撮影したもので、今までと同じ場所、同じ方向、同じ雰囲気と言う写真もたくさんあると思います。ただ、季節ごとの変化を眺めるのが好きで折々、ドライブしながら変わったところ、いつもと違ういい場所はないかとふらふら探しながら彷徨って撮影しました。早朝、夕方は家庭の事情でなかなか出られませんが。
今回は雪解け後、久しぶりになりますが、6月12日、6月16日、6月20日と3回に分けちょっとづつ眺めて気に入った風景を撮りました。自分でもマンネリ化していると思いますが、一応少しでも変わったところを写真に収めたいと努力はしてるつもりです。もし、よろしければご斜め読みでもしてください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回は《6月12日》《6月16日》《6月20日》
時間はそれぞれ、短い、長いはありますが、3日間にわたり美瑛の丘を散策してきました。 -
いつもの備忘録ですが興味のある方は写真だけでも覗いて下さい。
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暫く天候不順の日が続き、少し空が明るくなった6月12日、美瑛まで出かけました。波状丘陵の畑は見た目も美しく芸術的にも感じます。丘のうねりが奥から三段に分かれていますね。手前はじゃがいもの畑のようです。
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シラカバの並木が風に揺れています。ここの駐車場にはご覧のように今年は頻繁に観光バスが停まるようになりました。
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防風林として植えられたものでしょうか。それにしては長さが短いですね。丘の畑の中のアクセントとしては重要な役目を果たしていると思いますよ。
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並木の一番奥に道路を挟んでこのセブンスターの木が立っています。写真にも人が写っていますが、最近はバスだけでなくレンタカーも増え、このスポットで人を入れないで撮影することは難しくなってきました。
セブンスターの木 名所・史跡
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道路向かいの畑です。地形の関係でほぼどこの畑でもこんな風に曲線を描いてトラクターで耕し、作物もそれに沿って植えられます。
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何を植えたのか、やっと小さな芽が出てきたところのようです。
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そして、このポプラ並木、以前から気になったのですが、こじんまりとまとまり、美瑛らしくないので撮りませんでした。でも、新しいスポットも発掘しなくちゃと思い、せっかくなので撮ってみました。北大のポプラ並木を連想するのでやはりちょっとここは・・・・。
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ケンとメリーの木の裏の畑です。
ケンとメリーの木 自然・景勝地
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微妙に小さなうねりのある地形が美瑛らしく魅力的です。植えているのはビートかジャガイモのような気がします。それにしてもこの美瑛地区と言うのは地質学で言う断層としゅう曲(中学校、高校の地学で学習しましたね)が相当な大規模に行われた地域なんだろうなと思いました。美瑛ではしゅう曲ばかりに目が行きますが、実は断層も同じ畑の中で2m~3mくらいの高さのずれた地形もあるんですよ。
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こちらの畑の斜面も何種類かの作物を植えているのですが、前回、手前の畑はまだ耕したばかりでしたが、ここも植え終わったようです。成長の違いがあるのか、眺める方向のせいか奥の方が緑が濃い気がします。
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空を広く撮ったので露出がそちらに合い、木や畑が暗くなってしまいました。でも、これは空の明るさが強調されて、これはこれで趣があるかな。この雲の雰囲気が好きです。
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ズームして望遠にすると被写体が絞られ、中央で露出を測るので木と畑がくっきりと明るく見えます。
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イチオシ
今度は露出を+1ほど上げました。すると畑と木が明るく見やすくなります。でも、先ほどの空がぎらぎら眩しい雰囲気はやや失せます。どちらをとるかですね。
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穏やかでなだらかな斜面の畑、奥に2本のポプラの木、ここも好きな場所です。緑の部分が前回よりもぐっと増えました。
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反対側は波状丘陵の波の角度がきつくなります。連峰の山は残念ながら少々霞んでいます。特に夏は上昇気流で山の斜面には雲が集まりやすいのです。ここを冬にスノーモビルで滑走すると気持ちいいでしょうね。農家さんでも融雪剤をまくための準備として実際に滑走するのを見たことがありますよ。
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露出調整はしないで撮りました。この畑の斜面は、やや、すり鉢状になっているので、右の方へ、そして左のほうへ行くとほぼ木は見えなくなります。ここの景色が大好きで読んでいるみなさんは見飽きたと思いますが、私は何度見ても飽きません。親子の木から離れれば離れるほどどんどん空が広くなっていき、雲が動いて形が変わっていくのを見るのが心地よいのです。
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ここの畑も耕してやっと作物が植えられたようです。きれいな赤い屋根の納屋はインパクトがあります。うっすらと何かの芽が出てきています。何でしょう。成長してからのお楽しみです。
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イチオシ
更に移動して赤い屋根の見える丘です。背景の雲が薄くなり十勝岳連峰がやや見やすくなりました。なかなかないんですよ。空は晴れていても連峰の山だけ雲がかかっていて見えないことも結構あり、晴れていて、山もくっきりというのは1ヶ月に1回あるかないかです。
赤い屋根のある丘 名所・史跡
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そして、新栄の丘のソフトクリーム屋さんの周辺にはどこからか種が飛んできたのか植えたのかルピナスの花が咲いていました。
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反対側の道路縁の欄干のそばにもルピナスが。周りの白い花はフランスギク(野草)です。外来種で生命力が高いので至る所に咲いています。マーガレットではありません。マーガレットは暖かい地方の植物で、北海道には適さないのでほとんど咲いていません。同じ時期に一回り小さい白い花が咲くのですが、これも外来種のヒメジョオンです。これも至る所に咲いています。
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ロールで造った人形も花で覆われています。首の傾き具合が可愛いです。こちらのソフトクリームのお店「風味舎」は閉まっていました。残念でした。すぐ裏の周東牧場直送の牛乳で造るソフトクリームおいしいですよ。
新栄の丘 風味舎 グルメ・レストラン
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新栄の丘から西側はゆったりとなめらかに波打つ畑です。6月12日はここで帰宅しました。
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今度は6月16日にちょっとだけ美瑛に出向きました。南側は傾斜のきつい波状丘陵です。ここにジェットコースターがあると気持ちいいでしょうね。
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イチオシ
周りが四角になり区画整理された畑なら楽なのでしょうが、丸く、しかも斜面になっている地形の畑を耕すにはこうやって曲線に耕して植えるしかありませんね。
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奥と手前とでは作物も違うようですね。手前は小麦、奥は別の種類の小麦とビートのような気がしますが、遠いのではっきりわかりません。
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この日は時間の関係でここだけ見て帰ります。ケンとメリーの木の裏側です。ここは少し前にも来たところです。芽がどれだけ成長したかを確認したかったもので。
ケンとメリーの木 自然・景勝地
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前回よりも大分(というか少し?)成長しましたね。写真からは植えたものはビートのように思うのですが。
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反対に回って左に駐車場がある側です。道路際から撮影しました。ここは2~3年来そば畑で、今年も同じようでした。16日はここだけ見て帰宅しました。
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そして、今回の散策の最後、6月20日、再び美瑛に出向きました。ここは冬に何回か撮影しましたが、夏は撮影したことがない場所でしたが、こうやって見ると結構いい感じで絵になるスポットだなと思いました。
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イチオシ
もちろん、名前もなんにもない木です。こういう場所が美瑛には結構あります。逆光で被写体が黒くなるので、露出は標準よりも+1段階明るくしました。耕して今芽を出したばかりで何かは分かりません。
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ここも中央に湾曲した畑の北側を眺めたところです。
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イチオシ
前回、茶褐色の土だったところにはもうビートが成長してきました。
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雲が厚いのがちょっと残念です。同じ所を繰り返し訪れても、四季折々に茶色、緑、褐色、赤、と畑や木の色が変化するのを静かに眺めるのはとても心落ち着きます。
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ここも波状丘陵のしゅう曲の波がきつい畑ですね。今考えると、ここを開拓しに入ったご先祖様のご苦労は並大抵ではなかっただろうなと思います。私は隣町の住人ですが、私が住むのは「石狩川」に沿って開かれた上川盆地の中心。ほぼ平らな土地だけれど、開拓に入った屯田兵の方は言葉では言い尽くせないほど苦労して死に物狂いで働きました。開拓前の上川盆地は原始林です。そんな場所をゼロからの開拓です。木を切り倒しながら畑を作り、また、北方の警備のために銃剣の訓練もし、家族も育てる。わずかの畑の作物から最後には水田を作り米作りも可能になった。そのことを想像するだけでも命を神に捧げながらの挑戦だったと言えます。
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平らな土地でさえ、そんな苦労をしている中、隣の町のこんな波状丘陵のジャングルを開拓するというのは恐ろしく崇高な決断、賭けだったのではないでしょうか。蝦夷地で一旗あげようと勇んでやってきたけれど、当然、夢破れて本州に帰って行った人々もたくさんいることでしょう。そんな中でここを道内でも一大畑作地帯に築き上げ先人の魂を引き継いで農業を営んでいるのが現在の農家さんですね。私はそんな方たちを本当に尊敬します。
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さて、帰路の途中の道路です。これ、道路際に花を植えたと思うでしょう。違うんです。これはフランスギクという生命力が旺盛な外来種です。種が飛んできて増えたものです。一見マーガレットのように花はきれいなので品種改良したものを庭に植えている方もいます。こんな風に野山ではなくてもフランスギクは群落を作ります。これですから、日本古来の和種はどんどん駆逐されてしまうのです。ちょっと見、きれいなのですが、困ったことでもあるのです。
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そして、見つけました。働く自動車、働く農家の方、お仕事お疲れ様です。邪魔にならないように撮らせていただきます。この町ではご存知の方も多いですが、畑(私有地)の中にずけずけと入って堂々と撮影する輩がいます。それで、定期的に観光協会の方がパトロールしています。
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そして、また移動しました。遠くの方にカラマツ林がある丘です。ここからが一番きれいかなと場所を決めました。この画面からは分かりずらいと思いますが、実はここには2種類の小麦が植えられていました。左端の方が秋巻き小麦で、その横から右端までが春まき小麦だったと思います。
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イチオシ
ここから見ると幾何学模様のように見えます。
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道内の小麦の生産量は国内では圧倒的に首位ですが、日本の小麦全体では7~8割を輸入に頼っています。食料の自給自足は大きな問題ですね。
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こちらの畑も土の茶色がなくなりました。全ての畑を耕して植えて見渡す限り緑になりました。赤い屋根の納屋が可愛いです。
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緑の丘が見える風景に癒されます。
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また、こちらにも立ち寄りました。ここも少し前までは茶色の丘でしたが、すっかり緑色になりました。
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広い大地と広い空。
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何度でも寄りたくなるスポットです。
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ここから3枚の写真ですが、ほんの少しだけ場所をずらしましたが、ほぼ同じ場所を撮影したものです。
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少しの移動、少しの光線の具合によって
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こんなに色が違って見えます。一切加工はしていません。
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そして、セブンスターの木。相変わらず観光バスも停まっています。ここは中国、韓国の方がほとんです。日本人の観光客は静かに見ているのですが、外国の方は声の大きさですぐわかります。
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シラカバの葉も鮮やかな緑色になりました。
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この辺り周辺はジャガイモが植えられていますが、ここは植える時季が早かったようでもう花が咲いていました。
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最近は雨が少なくスプリンクラーで水を撒いています。
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逆光気味になるので、ジャガイモの花はうまく写っているかな?
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方向をやや順光気味に変えると花が見えると思います。・・・・ちょっと疲れたのでこの日はここで帰宅しました。また、日を空けて訪れようと思います。
最後まで備忘録にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 電動自転車さん 2023/07/07 22:43:19
- しあわせ
- しあわせの風景。
広い空。
雲さんとずっと遊んでいられる。
少しずつ変化する風景。
何が大きくなるのかしら?
緑色にいろんな色があるのを教えてくれたのは美瑛。
ビーツ、大豆、とうもろこし、じゃがいも。
そして、takaさんは植物にとても優しい視線をお持ちになって雑草?まで可愛い。
ルピナス増えましたね。
いつも同じ?
同じじゃない。いつも新鮮!
次回も楽しみにしております
電動自転車
- takaさん からの返信 2023/07/07 23:36:47
- RE: しあわせ
- 電動自転車さん、こんばんは。
いつもいつもありがとうございます。美瑛旅行記は備忘録云々と言うよりもはや病的なものですね。私は元々旅行などしたことはないし、行きたい所もここというものはありませんでした。それが、電動自転車さんの旅行記を拝見して、へえ〜、美瑛って富良野って北海道ってそんなにいいのかな?と再発見したようなものです。
もちろん、美瑛の観光地としての特徴も知っていたし、前田真三さんの作品も知っていましたが、これもあらゆる道内のスポットの一つで取り立てて深入りしたいとは思いませんでした。
でも、電動自転車さんが美瑛愛・北海道愛を語る中で、「なるほど」「その通り」とうなずき、旅行記を拝見する中で、私自身がお隣町ですが地元美瑛にどんどんハマっていきました。
電動自転車さんの旅行記から、そんなところがあったのか、こんなところもあったのかと逆に学び、自分でも進んであちこちを探索するようになりました。
ただ、これも自分自身の好みなので毎回、旅行記に挙げるのはとても恥ずかしいのです。でも、恥ずかしいけれど、やはり挙げたくなる故郷です。
見ようによっては、悪く言うと「くどい」旅行記です。また、しつこくやっているなと笑いながらこれからも見て下さい。ありがとうございました。
taka
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- チャッピーさん 2023/07/04 10:28:55
- 素敵な風景ですね
- takaさん
こんにちは。
いつも素敵な風景楽しみにしています!
takaさんの風景写真がとても素敵すぎて、ラベンダーの見頃の時期には間に合いませんでしたが8月の終わりに旭川・富良野辺りを旅することにしました!
慣れない(ほぼ設定方法が分からないw)ミラーレス一眼カメラを片手に沢山の風景写真を撮れたら良いなと今からワクワクしています。
ガイドブックには載っていない、ここがオススメというのがありましたらお店でも撮影場所でも教えていただけると嬉しいです。
また次回の旅行記楽しみにしています!
- takaさん からの返信 2023/07/04 22:24:55
- RE: 素敵な風景ですね
- チャッピーさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。私はあまり遠くへ行けないのでもっぱら近郊散歩の旅行記ばかりです。特に、地元の花巡りや美瑛の丘巡りを備忘録のように記録するのみでお恥ずかしい限りです。
8月の終わりに来道されるのですか。旭川・富良野も日程にあるのですか。8月の終わりだと、一番のお勧めは四季彩の丘の虹色の花の絨毯で、8月が一番輝くときですね。花はだんだん少なくなりますが、上野ファームやファーム富田などのガーデンも時季の花はきれいだと思います。
美瑛の丘は作物の収穫もほぼ終えて丘の畑はさびしくなるかもしれません。でも、それぞれの時季で特にお勧めと言うものはないですが、私もとにかく行ったことのない所も含めいろいろ廻りながらドライブする中で、ここは結構いいなというように見つけることが多いです。
まず、雑誌やネットに載っているスポットを廻ってみることだと思います。私もそうしてメジャーなスポットを散策する中で思わぬいい場所を見つけたりします。名前のない場所もありますが、良かったスポットはナビに地点登録します。だから、自分でもナビがないと行けない場所も多いです。
食事も美味しいお店はいくつもありますが、美瑛で私が一番のお勧めは「あるうのぱいん」と言うお店でチーズフォンデュのランチがあります。混んでいるので早めに行く方がいいです。参考にならないと思いますが、そんなところです。ありがとうございました。
taka
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