2022/11/20 - 2022/11/20
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ぶたずっぺさん
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2022年11月下旬に盛岡を訪ねました。今回は久しぶりに神子田朝市に行きたかったのです。いつも朝市に行くときは夜行バスで早朝に盛岡駅に着き、そのまま朝市に直行するというスケジュールなのですが、今回もそれに倣いました。最近になり岩手県北バスの夜行便がさいたま新都心に停まるようになったので私にとっては好都合です。
金曜日の夜にさいたまを出発し、土曜日の早朝に盛岡駅着。タクシーを使って神子田朝市を訪問します。昼は特に行く場所もないのですが、市街を散策し夕方に材木町のよ市を訪問することにしました。
翌日は電車で渋民へ行き、石川啄木記念館や渋民公園を訪れ、周辺を歩くという、とてもゆるいスケジュールで行動しました。
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
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いつも通りに早起きをした。旅行した時は大抵早朝に散歩をする。普段と違う町をまだ人気の少ない時間に歩くのは気分がよい。散歩ついでに福田パンに行ってパンを買ってくることにした。
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パンを買った後、少し散歩を続けることにした。北上川にかかる旭橋から上流の方を眺めると目の前に岩手山が堂々たる姿を見せている。この時間は朝日を浴びて感動的な美しさだ。私が盛岡を気に入っている要因の一つがこの景色であるのは間違いない。
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福田パンで購入してきたパンをホテルの部屋で食べる。オリジナル野菜サンドとピーナツバター。特にオリジナル野菜サンドは私の最近のお気に入りで福田パンに行くときは必ず買うようになっている。
食事をすませたらさっそくホテルをチェックアウトし、盛岡駅へ向かう。 -
盛岡駅からはIGRいわて銀河鉄道に乗り約20分。渋民駅で下車した。のどかな駅だ。駅名標には「啄木のふるさと」と記されている。渋民は石川啄木の故郷である。ただし、啄木の生前にはこの渋民駅は開業しておらず、啄木は隣の好摩駅を利用していたはずである。
渋民駅 駅
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昨日からトイレが心配な状況である。駅前にあったトイレで忘れずに用を足して歩き始める。しばらく歩くと交通量の多い道に出る。正面には姫神山が見える。尖った山頂となだらかな稜線は一目でそれとわかる。
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振り返れば岩手山がどっしりとした姿を見せている。姫神山とは対照的な姿である。こんな山に囲まれて歩くのは気分がよい。
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長閑だが単調な道を延々と歩くと右手に鳥居が現れた。愛宕神社である。ちょっと寄り道をしていくことにする。神社は小高い丘の上にひっそりと佇んでいた。ここから見る岩手山はなかなか素晴らしい。
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石川啄木記念館。敷地の左手には旧斉藤家住宅、旧渋民尋常小学校がある。写真の記念館は、啄木が詩「家」に描いた理想の我が家を再現したものだそうだ。入館料は300円。
石川啄木記念館 美術館・博物館
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館内は写真撮影禁止なので入り口で1枚撮影しておく。館内の展示は自筆の資料や写真など。
石川啄木記念館 美術館・博物館
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敷地内に移築されている旧渋民尋常小学校を見学する。啄木は幼少期にこの学校で学び、のちに代用教員として教鞭をとっている。2階にある教室に入ってみると誰もいない教室に朝日が差し込みよい雰囲気であった。ただ、何かの間違いで木造の床が抜けたりしないかと余計な心配をしてしまった。
渋民尋常高等小学校校舎 名所・史跡
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石川啄木記念館のすぐ隣にある宝徳寺に寄ってみた。石川啄木が幼少時代をここで過ごしたそうで、使っていた部屋も復元ざれているそうである。ひっそりとした静かな境内で、一人の年配の女性が清掃をしていた。
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宝徳寺から西へ進むと北上川沿いの高台に渋民公園がある。公園内には石川啄木の歌碑があり、ここからは岩手山の雄大な姿を眺めることができる。歌碑には「やわらかに柳あおめる北上の岸邊目に見ゆ泣けととごくに」と刻まれている。
渋民公園 公園・植物園
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時刻は11時過ぎ。少し早いが食事をすることにした。と言うのもこの近くにはレストランを探すのも大変そうなので、公園内にあった「喫茶 緑青」で食事をしたいと思ったのだ。
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開店して間もない時間だったので、店内には客は一人もいなかった。私はナポリタンを注文した。しばらく待って出てきたナポリタンは太麺でもっちりとしていてとてもおいしかった。写真には写っていないが、タバスコを4種類出してくれた。
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「啄木ブレンド」というブレンドコーヒーも注文した。窓から眺める公園の景色を眺めながら寛ぐ。
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そろそろ出発することにする。と言ってももうこのあとは特別立ち寄りたい場所もないので、のんびりと好摩駅まで歩くことにする。公園からは鶴飼橋という名のつり橋が北上川を跨いでいる。この橋を渡っていくことにする。
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西に向かって歩くとやがて南北に走る道路に突き当たり、ここを右折し北上する。左手にはいわて銀河鉄道(かつての東北本線)の線路が並行している。
途中に「金矢家の跡地」という看板があった。金矢家はかつて啄木がたびたび訪れていたことが日記などに記されており、小説「鳥影」のモデルとなったそうなのだが、今は全くそれらしき面影はなく看板がなければそれとわからない。 -
長閑な、しかし単調な風景の中をひたすら歩く。北上川の支流、松川を渡る橋の上から見る姫神山の眺めは素晴らしかった。
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渋民公園から1時間近く歩き続け、ようやく好摩駅へ到着した。歩き疲れた。ここからは電車で盛岡へ戻るのだが、なんと次の電車が来るまで50分待たなくてはならない。今日はのんびりと過ごす日である。そんなことは気にする必要はない。のんびり待つことにする。しかし、もう周囲を歩く回る元気はなかったので駅の待合室でおとなしくしていることにした。
好摩駅 駅
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電車で盛岡に到着した。駅ビルでお土産を買ったり、じゃじゃ麺を食べたりして過ごす。
白龍 フェザン分店 グルメ・レストラン
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17:50発の新幹線で帰る。新幹線に乗ってしまえば盛岡から大宮まではあっという間。2時間もかからずに到着してしまう。この数年、しばらくするとなぜか盛岡を訪れたい気持ちになり、コロナウイルス感染拡大していた年を除けば、結果的に毎年1度は訪問していることになる。次回はいつ行けるのだろうか。
終わり大宮駅 駅
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