2021/04/02 - 2021/04/02
14位(同エリア149件中)
かっちんさん
昨日から訪れている「若桜鉄道の駅舎と風景巡り」は、若桜鉄道の終点に近づいてきました。
今日は朝の日差しを浴びる鉄道風景を「徳丸ドンド」で撮影します。
「徳丸ドンド」は八東川の中にある自然滝。この風景に春の桜の花が加わり、若桜鉄道の橋梁を渡る鉄道写真と共に撮ります。
八東川の畔には江戸時代に川の氾濫を防ぐために造られた「勘右衛門土手」があり、今の時期美しい彩りの桜並木になっています。
次に、徳丸から終点の若桜までの移動は、列車が無い時間帯のため路線バスを利用します。
バス車窓からは登録有形文化財になっている若桜鉄道の施設「橋梁、落石覆、雪覆」などを確認します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・鳥取駅の案内板「鳥取しゃんしゃん祭」
・若桜鉄道のHP:沿線各駅情報、登録有形文化財ご紹介、運行車輌のご紹介
・千代川漁業協同組合「千代川つりマップ」
・国指定文化財データベース「若桜鉄道第二八東川橋梁」
・八頭町観光協会ツイッター「勘右衛門土手の桜が満開」2020/4/1
・とっとりいきいきシニアバンク、入江宜明さんの講演「世直し餃子に生きる義民の心」:勘右衛門騒動
・鳥取市観光サイト「八頭町お花見スポット!」:金崎橋付近
・日本交通鳥取エリアのHP
・文化遺産オンライン「若桜鉄道落石覆」「若桜鉄道落雪覆」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
若桜鉄道の路線図
鳥取県東部の郡家駅(こおげえき)と若桜駅を結ぶ「若桜鉄道」。
今日は徳丸駅~若桜駅までを紹介します。
徳丸駅近くに「徳丸ドンド」があります。 -
「しゃんしゃん傘」(鳥取駅構内)
毎年8月に行われる「鳥取しゃんしゃん祭」。
4千人の踊り子が一斉に傘を手に踊り、街の目抜き通りは傘の花が満開に咲き誇ります。
そして踊り子が奏でる「しゃんしゃん」の鈴の音が街中に響き渡ります。 -
若桜鉄道「若桜号」
鳥取駅から郡家駅まではJR因美線。
郡家駅から「若桜鉄道」に乗り換えます。
隣の「八頭高校前駅」までは通学の高校生で超満員。でも、そこから先はこんな感じです。 -
観光列車タイプの座席(若桜号)
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イチオシ
春の三段花景色(安部駅に停車中)
黄・赤・白に彩る「菜の花、花桃、桜」が勢揃い。 -
桜が咲き誇る「安部駅」(後方車窓)
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八東川の「徳丸ドンド」(車窓)
徳丸駅手前にある「第二八東川橋梁」を渡っています。
川の中に亀の甲形の平石があるところが「徳丸ドンド」。 -
「徳丸駅」で列車を降ります
只今の時刻は、8:05。
徳丸駅には昨日13時過ぎに訪れていますが、今日は午前中の鉄道写真を撮りに行きます。 -
防護柵(徳丸)
田畑にイノシシ、シカの侵入を防ぐ防護柵です。
昨日はここを通って「徳丸ドンド」へ行けるのかわからなかったので、車道を経由して遠回りしました。
今日は防護柵の扉を開けて農道を通ります。 -
「第二八東川橋梁」と八東川沿いの桜並木(防護柵内から)
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「徳丸河川公園」に到着
防護柵を通り抜けると「徳丸河川公園」。 -
立札「鮎友釣専用漁場区域」(徳丸河川公園)
「これより上流300m金崎鉄橋下流域までが、漁場区域」。
川の中にある「徳丸ドンド」には自然滝があるため、鮎が上がりきれずに滞留し漁場になっています。
但し、解禁期間は6/1~8/31。 -
青空に映える「枝垂桜」(徳丸河川公園)
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元気よく咲く「枝垂桜」(徳丸河川公園)
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春らんまんの「桜」(徳丸河川公園)
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これが「徳丸ドンド」(徳丸河川公園近く)
列車から見えた亀の甲形の平石が並び、弧を描くような自然滝ができています。 -
「徳丸ドンド」の先には「若桜第二八東川橋梁」
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むかしものがたり「徳丸ドンドン」
このあたりの八東川には、一面が亀の甲形の平石になっているところがあります。
この平石は、巾約72m余り、上下約1.6mの高さで岩面一面をドンドンと音を立てながら滝のように水が流れることから、この名前がついたと言われています。 -
ここで列車が来るのを待ちます(徳丸ドンド)
「若桜第二八東川橋梁」は昭和5年(1930)国鉄若桜線開業当時のプレートガーター橋。
鋼製10連桁橋、橋長128m、コンクリート造橋台・橋脚付。
桁の製作は、日本橋梁(株)、川崎車輌(株)、(株)横河橋梁製作所大阪工場の異なる3社の製造。
国の登録有形文化財です。 -
イチオシ
桜咲く徳丸ドンドを渡る「若桜鉄道」
朝の日差しが逆光となり、いい感じ。 -
「桜咲く徳丸ドンド」を走り去る列車
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里山を走る「若桜鉄道」
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「若桜第二八東川橋梁」の上流側(金崎橋付近)
次の列車撮影は順光になる上流側に来ています。 -
イチオシ
春の花景色を走る「昭和号」(若桜第二八東川橋梁)
青い列車が春の花景色をより一層引き立てています。 -
イチオシ
桜並木に消える青い列車(若桜第二八東川橋梁)
この桜並木は「勘右衛門土手の桜」と呼ばれています。
その昔、地元に住む「勘右衛門」は八東川のたびたびの氾濫を見かねて、私財を投じて石組みの堤防を約600m築き、土手には飢饉に備えて「ニラ」を植えました。今でも石組みの堤防がわかります。
また、鳥取藩は豊凶にかかわらず年貢を一定にしていたため、元文4年(1739)には凶作続きに飢えた百姓が百姓一揆を起こした中の一人です。 -
花盛りの桜を駆け抜ける「隼号」(若桜第二八東川橋梁)
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里山を軽快に走る「隼号」(金崎橋付近)
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見事に咲き誇る「勘右衛門土手の桜」(金崎橋付近)
桜を植えた時期は昭和以降だと思います。 -
桜の花に隠れる「若桜号」(勘右衛門土手の桜)
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「八東川」の清流(金崎橋付近)
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徳丸駅を出発する「若桜号」(金崎橋付近)
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堰堤(金崎橋の上流)
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菜の花で色づく水路(若桜第二八東川橋梁下)
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「下徳丸」バス停
徳丸駅から一番近い(400m)バス停です。 -
バス時刻表(下徳丸バス停)
1時間に1~2本運行しており、地域の足になっています。 -
「若桜行き」バス
10:51発の若桜行きに乗ります。
鳥取方面と若桜を結ぶ日本交通のバス路線「八頭若桜線」です。 -
「若桜鉄道細見川橋梁」(丹比~若桜間、バス車窓)
八東川支流細見川の最下流部に架かる橋長39mの錬鉄製3連桁橋。
我が国初の標準設計桁として、明治18年~22年の間に英国人技師が設計したJ型のスティフナーが特徴的な「作錬式」のプレートガーターを、切断改造して転用したものです。
若桜鉄道には昭和5年改造移築され、国の登録有形文化財。 -
「若桜鉄道第三八東川橋梁」(丹比~若桜間、バス車窓)
八東川に架かる橋長110mの鋼製7連桁橋。
橋の中心部分に長さ20mの桁を3連渡し、その左右に10m、13mの桁を渡しています。
銘板より、川崎車輌(株)、(株)横河橋梁製作所大阪工場の製作とわかります。 -
「若桜鉄道第三八東川橋梁」(丹比~若桜間、バス車窓)
国の登録有形文化財です。 -
イチオシ
「若桜鉄道落石覆(らくせきおおい)」(丹比~若桜間、バス車窓)
山沿いに築かれた延長35mの鉄筋コンクリート造構造物で、側壁に14連の半円アーチを設けています。
北側坑口には落石止擁壁が見えます。
昭和30年代の設置で、国の登録有形文化財です。 -
側壁の半円アーチ(若桜鉄道落石覆)
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南側坑口(若桜鉄道落石覆)
コンクリートの重厚なつくりです。 -
帰りの列車から見た「北側坑口」(若桜鉄道落石覆)
頂部には土を詰め、落石時のクッションの役割を果たしています。 -
イチオシ
「若桜鉄道雪覆(ゆきおおい)」(丹比~若桜間、バス車窓)
山からの落雪から線路を保護するための施設。
延長24m、ラーメン構造とした、8スパンからなる直線状の鉄筋コンクリート造構造物。
昭和23年代の設置で、国の登録有形文化財です。 -
帰りの列車から見た「雪覆」(若桜鉄道雪覆)
屋根は約3寸勾配の片流スラブでつくられています。
積雪地帯ならではの鉄道構造物です。 -
線路脇の「煙突小屋」(丹比~若桜間、バス車窓)
ここはコンクリートブロック造です。 -
「若桜駅前」バス停に到着
下徳丸から12分で到着。バス料金は410円。 -
「若桜神社大祭太王」のお札(若桜の商店)
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案内板(若桜町)
若桜駅までは150mです。 -
赤鬼のだっこちゃん(案内板)
かつて、若桜鬼ヶ城があったので、赤鬼がいるのかな? -
桜と絵になる若桜鉄道「若桜駅」
若桜駅については次の旅行記で紹介します。
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