2023/05/26 - 2023/05/26
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はなまりんさん
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高知から日帰りで訪れた四万十川。
なんて美しい!!
”日本最後の清流” は嘘じゃなかった!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2023年5月26日。高知駅発08:20の「四万十1号」で、一路四万十市中村へ。
なにしろ、日帰りの弾丸旅なので、早朝からのスタートでGO!
高知から南下する特急は、ほとんどが「あしずり号」という名前なのですが、岡山からやって来て高知を通過、更に南下する、あさイチのこの2700系特急のみ、「しまんと号」の名を冠しています。
ちなみに、帰路の特急は中村発15:10,高知着17:00の「あしずり12号」でした。
この特急2700系。実は曲がりくねった山道を猛スピードで駆け抜ける、怪物のような振り子式気動車なんです。JR四国自慢の秘蔵っ子なんですって。高知駅 駅
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JR四国の線は窪川駅まで。その先はくろしお鉄道。
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植物学博士牧野富太郎の出身地「さかわ」を通ります。無人駅でした。
朝ドラで人気が出ているので、もうちょっと賑やかな駅を想像していたんですが、、、佐川駅 駅
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すれ違った列車は、らんまんのラッピング。 がんばれ万太郎!
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太平洋に沿って南西へ向かうので、海も時々見えますが、この日は曇り空から雨も落ちてきて、写真もどんより。
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1時間半ちょっとで中村駅着。10:04。
現地での足はレンタカー ヤリス。道が狭いので、小型車が便利です。
というか、レンタカーは小型しか借りたことなくて、、、
このあたりで雨も上がり、薄日が射してきました。 ラッキー ルンルン♪♪中村駅 駅
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早速、中村市から四万十川に沿って上流へドライブ開始。長い長い川です。
♪ 今は 大河の四万十だけど
元は 山から 湧いた みず~~ ♪
(三山ひろしの気分で歌いましょう ♪♪)
まずは、沈下橋の中で最も下流に掛かる「佐田沈下橋」を訪ねます。
(今回の地図は、佐田沈下橋近くのパーキングに立っていた案内板から拝借。) -
やって来ました四万十川! 山と川の、緑色の世界です。
聞こえるのはウグイスの鳴き声のみ・・・
橋の上に立つと、静寂が身に沁みます・・・佐田沈下橋 名所・史跡
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佐田沈下橋。
沈下橋とは、敢えて橋に欄干を付けず、大水の時に流れてきた流木等を素通りさせることで、橋を守るという工夫から生まれたのだそうです。
なるほどなるほど。。。 -
こちら側が上流。
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こちらが下流方面。
きれいだなぁ・・・ 中村市からほんのちょっと走っただけで、こんな奇麗な流れに出会えるなんて! -
地元の方の車が通ります。あわててよけました。
私も車で渡ってみたいなぁ・・・ でも、欄干無いからやっぱり怖い・・・ -
お昼になりました。四万十に来たら、何はさておきこれ食べなくちゃでしょう。そ、四万十うなぎです!
こちらは佐田沈下橋近くの「さこや」さん。川沿いの道からすぐの場所にある、とってもローカルなご飯屋さんです。
この日は、“天然物のうなぎは入荷していません” の張り紙が。
残念でしたが、養殖物のうなぎのかば焼きを頂くことにしました。さこや グルメ・レストラン
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店内は、三山ひろし君のディスプレイだらけ。
お店の方は、「そりゃ高知の出身だもの、高知の人はみんな応援してますよ!」って。 -
店内のいけすではたくさんのウナギが泳いでいました。
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え? これをさばくの??
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なんつうか、あまり可愛くはないかも、、、
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出てきたかば焼きがこちら。
でっかいウナギが重なり合って、たしか4枚、ぎっしり乗っていました。
養殖物とは言えさすが四万十、ぎゅっと濃ゆい味。天然物よりもしかしたら美味しいかも! -
ワイルドな分厚さ。
う、う、うまいっ!!! この分量で一人前3300円。都会の半額ちゃう!?
は~っ ご馳走様! 四万十と言ったらやっぱウナギだわ!! -
ウナギの他に、川エビも頼んでみました。
こちらは川から上がったばかりの川エビ。まだガサゴソ動き回っています。
手長エビというのかしらん? -
油で揚げるとこうなります。サクサクしてビールのおつまみにピッタリ!
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でも運転手の悲しさ、今日はアルコールNGなんだわ、、、、
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余談ですが、店の前にいた可愛い猫ちゃんにリュックのボンボンを気に入られてしまい、取り戻すのにえらく苦労しました。。
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せっかくの四万十なので、せめてもう一つは沈下橋を見たくて、もうちょっとだけ上流に向かいました。
こちら、三里沈下橋です。今しも、屋形船が橋の下をくぐっています。
屋形船にも乗ってみたかった・・三里の沈下橋 名所・史跡
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橋の幅が、一段と狭いような、、、
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四万十川は、護岸工事一切無し、川のどこにもダム等も無し。
それ故でしょうか、たっぷりと流れる水が濁りなく、周りの山々の緑と溶け合って悠然と流れています。
ここに来れば、人は気負いもなく、ゆったりとした気分にひたれるような気がします。
最後の清流の名は、本当だった・・・・ -
河原に下りると、黒いアゲハ蝶が羽を休めていました。
この川の水系には、きっと今でもたくさんの生き物が暮らしているのでしょう。 -
もっと上流まで行ってみたかったのですが、道がどんどん狭くなるようで、小心者の情けなさ、堅実な選択として、今回はここらで満足することにしました。もとより、沈下橋を車で渡る度胸も無いし。
こんなに素敵な川辺にずっと座り続けていたかった・・・
日がな一日ぼ~~っとして・・・
あいしゃるりたーん! きっときっと! -
おっと、忘れちゃいけない四万十川青さのり。
四万十川が太平洋に流れ込む辺りの汽水域で採れる「ひとえぐさ」という海藻のことを、四万十では「あおさのり」と呼ぶのだそうです。
この商品は、その青さノリとあまのりをブレンドしたつまみのり。
そのまま食べても、汁物に入れても、また、揚げ物の衣に混ぜても美味しいんだそうです。
ひとえぐさは、年々収穫量が減っているのだとか。これからも大事に育てていきたい、四万十川の恵みですね。 -
もう一つ。土佐中村で忘れてならないのは、一条氏。
中村市内に今も一条神社が残ります。
一条氏は高位の貴族。平安時代末期、応仁の乱を避けて土佐に下向したとされています。
そのまま京には戻らず、土着したのだそうですが、一条氏の荘園がきっとここにあったのでしょうね。また、もしかすると、黒潮に乗った交易による莫大な富が得られたのかもしれません。
絵金さんの赤岡町といい、中村といい、黒潮には富をもたらす何ものかがあったに違いない。。。
とこれは、妄想の世界ではありますが、案外当たらずとも遠からずかも。。。
高知は竜馬だけじゃない、奥深い世界が人知れず埋もれているような、、、
私が知らないだけなのかも、ですが。一條神社 寺・神社・教会
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特急あしずり号は高知が終点。私たちは少し手前の旭町で降りました。
去り行くあしずり号・・・ バイバイ~
明日も土讃線に乗るけんね~~ またね~~ (@^^)/~~~
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この旅行記へのコメント (4)
-
- くわさん 2023/06/21 10:58:05
- 私も懐かしい中村
- はなまりんさん、こんにちは。
中村、懐かしいところです。
以前、中村の更にその先の土佐清水に住んでいました。
瀬戸大橋がかかる前、岡山から宇野へ、連絡船で高松で一泊。翌日、高松から当時急行だった急行「あしずり」で中村に向かいました。まだ国鉄の時代です。
なだらかな山並みの備讃平野を過ぎると列車はエンジンの音を上げながら坂を登っていきます。トンネルを越えるとそれまでのなだらかな山は消え、急峻な荒々しい山に入っていきます。
やがて阿波池田駅に到着。春の甲子園に出場していた池田高校の応援幕が印象に残っています。
吉野川沿いに「あしずり」は進み、またトンネルを越えると今度は坂を下ります。木々の間からは平野が見えます。高知平野です。やがて列車は高知に到着。ああ長かった、ここまで長い旅路でした。
しかし、これで終わりではありません。ここからがまた長い。また急坂、列車のエンジンはさらに甲高くうなり、ようやく登り切ったところで窪川です。
そこからは下り、やがて太平洋を見ながらようやく中村に到着しました。午前10時に高松を発車して、中村に着いたのは16時くらいでした。
しかし、本番はそこから。今度はバスに乗って土佐清水へ。てっきり海を見ながら行くのかなと思っていたら、バスもまた山道へ。途中、その一条氏が京都を懐かしんで造った大文字山を過ぎ、伊豆田トンネルとい昼間でも不気味なトンネルを抜けるとようやく太平洋が見えてきました。土佐清水に着いたのは17時をとっくに回っていました。
東京から公共の交通機関で一番遠い場所は、与那国島でもなく、稚内でもなく、土佐清水なんだそうです。
結局そこで結婚してしまい? あの辺りが第二の故郷になってしまいました。
先日、窪川ー中村間で土砂崩れで土佐くろしお鉄道が脱線したようですが、今は完全復旧したそうです。ちょうど5月下旬に土佐清水に帰っていた愛方が申しておりました。
当時は四万十川はそれが「当たり前」だったので今のように観光化されていませんでした。私は長いこと帰っていないので、もう一度久々に行ってみたくなりました。
長々と失礼しました。
くわ
- はなまりんさん からの返信 2023/06/25 18:26:23
- RE: 私も懐かしい中村
- くわさん、コメントありがとうございます。
そうですか、土佐清水にお住まいだったんですか!?
私はまだ、中村より南へは行ったことがありません。土佐清水は、東京から一番遠い場所なんですね! たしかに、高知はイメージとは少し違って、山の多い所ですよね。列車だって、トンネルと急坂だらけの線路を走っていくんですもの!
でも、四国はホントにいい所だと思います。第二の故郷だなんて、素敵です♪
四万十川訪問は、ちょうど大雨の降る直前だったので、難を逃れましたが、あの辺り、大変だったのでしょうね。これから日本は、毎年線状降水帯とやらに見舞われるのかもしれません。交通インフラ、大丈夫でしょうか??
美しい日本をなんとか守らなくちゃ!!
はなまりん
-
- kummingさん 2023/06/09 16:42:24
- 懐かしい四万十川♪
- はなまりんさん、ご無沙汰しておりますm(._.)m
四万十川なら、少し知っている!と思い、カキコ試みてみます。知っていると言っても、子供たちが小学生の頃、家族で4~5回キャンプに行っていただけ(-。-;
なので、観光なんて全然やったことないし、ただ四万十川の川縁のキャンプ場にテント張って寝泊まり、食事もバーベキューとか飯盒で炊いたご飯と缶詰とか、でしたけど。
川が澄んでいて、お魚さんと一緒に泳いだのが、楽しい想い出♪ ただ、川面は緩やかに見えて、その実、流れはかなり急で、こっちの岸→向こう岸、泳いで渡ると、だいたい目測の5~10m川下に流されて、ちょっと怖かった記憶があります。
高知に旦那の友達がいて、彼の家族と現地で合流、我が家ははフェリーと車で移動、夕方着くので、1日目はほとんど友人が設置してくれたキャンプ支度のお世話になり、四国名物のカツオのたたきをご馳走に♪ 四国の友人によると、九州のお醤油は甘すぎる⁈そうですが、はなまりんさんが召し上がった鰻の蒲焼き、タレはいかがでしたか? ウナギはやっぱり、甘ジョッパイたれでしょね~
あと、ところてんのタレも、九州は甘酸っぱいのに、四国で頂いたら、出汁、でした。
四万十川の風景は数十年経っても変わっていないようですね♪
- はなまりんさん からの返信 2023/06/10 11:23:55
- RE: 懐かしい四万十川♪
- えっっ!? ≪家族で4〜5回キャンプに行っていただけ(-。-; ≫ !?
kummingさん、それって、“少し知ってる”域を完全に越えてますってば!!
そんな滞在こそ、四万十川に抱かれて暮らすような、そんな憧れの過ごし方じゃありませんか!
泳いだとか、お魚が居たとか、もう羨ましくって泣きそう (*ノωノ)
さすがkummingさんはやることが違いますね!? 今連載中のイタリアの旅行記も、驚きと羨望と嫉妬交じりで拝見していますよ。大胆というか精力的というか、まるで福岡や東京の街でも歩くように軽々と飛び回っているkummingさんに脱帽です!
体力、知力、胆力がフツーじゃないですよね。凄いなぁ!
タレについてはよく分かりませんが、かば焼きは違和感ゼロの美味しさでした。九州と変わらない味付けなのでは、と思います。
四万十の風景はたぶんこの先も変わらないんじゃないでしょうか。というより、変わって欲しくないですよね。少なくとも、も一度リベンジを果たすまでは・・
はなまりん
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