2023春　青春１８きっぷで行く一人旅　その２【飯田線（小和田・為栗）】

2023/03/20 - 2023/03/20

今回の旅のきっかけは長良川鉄道で開催されている国鉄時代のわたしの旅スタンプを復刻したスタンプラリーが３月末までということを知ったこと。押し鉄の自分としては何としても参加しなければならないイベントです。

しかし、ただ新幹線で行って帰ってくるだけではつまらない。
そして丁度青春１８きっぷの時期。
ということで行きは色々と寄り道をしながら行くことにしました。

様々な検討の結果、日本百名城の高遠城にも行けるし秘境駅も多い、そしてまだ乗り通したことがない飯田線に決定。

スケジュールはこんな感じ
１日目：出発駅⇒上諏訪⇒伊那市⇒高遠城⇒伊那市⇒秘境駅巡り⇒豊橋⇒名古屋
２日目：名古屋⇒美濃赤坂⇒岐阜⇒美濃太田⇒長良川鉄道でスタンプラリー

今回は天竜峡で乗り換えた電車の車内からスタートです。

エリア 天竜(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

１５時１２分発の豊橋行きで天竜峡を出発。

天竜峡まではそれなりに住宅もある中を走ってきましたが、この先は山あいを天竜川に沿って走ります。

ホームのすぐ下に茶畑が広がる鶯巣や

急斜面にポツンとある中井侍を通り過ぎ、

秘境駅ランキング第３位の小和田に到着。
ここで途中下車します。自分の他に２名の同業者が降りました。

乗ってきた列車をお見送り。

他２名の同業者さんはホームを撮影しているので、先に駅舎の見学から。
昔ながらの駅名標もしっかり残っています。

入口に掲げられている「いらっしゃいませ」の文字からしていい！

昔は有人駅だったのか窓口があります。
公衆電話のマークはありますが、果たしていつまで設置されていたのでしょうか？

片隅には業務用の机があり、そこに駅ノートが保管されています。

外観はこんな感じ。
木造の駅舎に木造の駅名標。すごくいい♪

壊れて放置されたバイクが秘境駅感をアップさせます。

小和田は静岡県ですが、一つ手前の中井侍は長野県で、天竜川の対岸は愛知県といった感じで３県の境界駅のようです。

滞在時間があまりないのですが、ちょっとだけ駅前を散策します。駅前のメインストリートは細い一本道です。

周りに家はなく、あるのは朽ちた家（作業小屋？）だけです。

この駅が秘境駅と言われる所以はこれ。
駅前に家がないどころか、集落まで徒歩で１時間かかることです。

この道をひたすら行くと塩沢地区に行けるようですね。
左側の建物は昔のお茶の工場みたいです。

もう少しゆっくり散策したいところですが、電車の時間が近付いてきたのでホームに戻ります。１０分はちょっと短かった（汗）

やってきた２１３系に乗り、少し戻ります。

平岡で１４分程停車時間があるので、車外に出てみます。

構内踏切を渡って駅舎の方へ。

正確に言うと駅舎ではなく、龍泉閣という宿泊施設の建物が駅の入口も兼ねているという形式です。

龍泉閣には売店があり、ようやく食料にありつくことが出来ました。このヨモギの玄米パンは香りがよく美味しかった♪

行き違いの特急が行った後出発します。

お隣為栗で下車します。

待合室があるのみの１面１線の駅です。
ここは秘境駅ランキング第１３位とのこと。

待合室もベンチと時刻表・運賃表があるだけのいたってシンプルなものとなっています。

駅舎がないので入口も非常にシンプル。

駅の裏の木に囲まれた場所に一応観光案内もあります。
変な場所に設置されているので、案内する気があるのかどうか…？

先に進むには天竜川を渡る必要があります。
この吊り橋は車は通れないので、必然的に為栗は車では行けない駅ということになります。

天竜橋という立派な橋ですが、吊り橋ということで、高所恐怖症の自分にとっては少し怖かったです（汗）

橋の上から駅の方を見るとこんな感じ。
川のすれすれに駅が設置されていることがよくわかります。

駅と反対側はこんな感じ。
長閑な雰囲気です。紅葉の時期だとかなりの絶景なのでは？

奥の方には鉄橋が見えます。
これから乗る電車を撮影することが出来るのでは！？

ということで電車の時間までしばらく散策してチャレンジ。
ちょっと遠いけど無事鉄橋を渡る電車を撮ることが出来ました。

撮った後はダッシュで駅に向かい、電車にも間に合いました。

あとは終点豊橋まで乗り続けるのみ。
本日２回目の飲み鉄開始です。今回いただくのは高遠で購入した黒松仙醸という日本酒です。

日も暮れ車窓も徐々に見えなくなってきました。
途中で見つけたこのいい感じの駅舎はたぶん城西かな。

三河槙原で１３分停車なので車外に出て暗闇に佇む２１３系を撮影。

為栗から３時間で終点豊橋に到着。これにて飯田線全線完乗です。

特別快速に乗り換えて名古屋に行き、矢場とんで味噌カツを食べて初日は終了です。

飯田線を全線乗り通しましたが、通学等に使われる区間、秘境区間等様々な顔を見ることが出来る面白い路線でした。
そして今回は小和田と為栗の２駅のみでしたが、他にも田本や中井侍など秘境駅があるので、また秘境駅めぐりをしたいななんて思っています。

次回は美濃赤坂支線と長良川鉄道を旅します。

つづく