花畑と開聞岳、指宿、青隆寺、最南端の駅、いせえび荘　南九州の旅3

2023/04/25 - 2023/04/25

鹿児島の旅３
花畑と開聞岳
見応えのある青隆寺
長崎鼻　龍宮神社
日本最南端の駅
いせえび荘泊
千貫平自然公園

旅程
１えびの高原ハイキング、花の生駒高原、都井岬、大黒ホテル泊

２鹿児島　名滝めぐり　丸尾滝、雄滝、大滝、龍門の滝、金子橋のアーチから見る

３最南端の駅、花畑と開聞岳、長崎鼻、指宿、いせえび壮泊、千貫平自然公園

エリア 指宿(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: レンタカー JALグループ

鹿児島県の二つの大きな半島、薩摩半島（左）と大隅半島（右）
大隅半島山川港から、薩摩半島根占港へ、フェリーなんきゅうで鹿児島湾を渡り、指宿へ向かった

指宿に到着
これは江の島・・・ではなくて知林ヶ島
ちりんがしま・・可愛い響きの名前
指宿の田良岬付近から

知林ヶ島 自然・景勝地

魚見岳　標高約215m
切り立った岩のせいか、実際より高く見える
頂上まで車で行ける道があるので行ってみよう

魚見岳 自然・景勝地

頂上からは先ほど見た知林ヶ島が見えた

砂洲が浮かび上がっている
季節によっては干潮時に渡れるそうだ、長さは800m

反対側には指宿の町並み
眼下には体育館や野球場など総合運動公園みたいな広大なエリア広がっていて、この点では住みやすいだろうな、と思った

その中の一角、フラワー公園
ブラシの木　名前そのまま、水筒洗いに必須（笑）

何組ものお年寄りがゲートボールをしていた
空いていてとても広くきれい

フラワー公園 公園・植物園

魚見が岳のふもとの散策道
グレーの電柱があった…と思ったら

木の幹だった
色といい、太さといい、形状といい電柱そっくり

指宿神社

揖宿神社 寺・神社・教会

揖宿神社とも表記されている

紅白ツートンカラーの神社　おめでたい感じ

ここは本殿裏に大木が立ち並んでいる
鬱蒼とした森を形成していることから、「揖宿神社の社叢(しゃそう＝森）」として鹿児島県天然記念物に指定もされている

首が痛くなるほど見上げても、木のてっぺんが見えない

ビオトープもあり、コウホネがきれいに咲いていた

指宿神社から車で5分ほどのところ、宮ヶ浜にある指宿報國神社

西南戦争の戦没者を祀るために明治11年に創建されたというが・・・
拝殿がない
天災で流されてしまったようだ、復興のための募金箱があったので寸志を捧げてきた

敷地内には「日本一のアコウの木」がある
幹まわりは14.6m。推定樹齢は約300年
海からも目立ったようで、かつては船頭も目印にしていたということだ
鹿児島には巨木多いんだなぁ
台風にもめげずに長い間風雪に耐えてきたと思うと愛おしくなる

太い幹から枝が触手のように出ていた
色々な植物と共生しているのがわかる、なんだか見ていて・・すごい木だ

指宿から車で30分ほど山の方に入ると青隆寺がある
1990年開山というので比較的新しいお寺
ガイドパンフレットに見どころのひとつとして載っていたので行ってみた
確かに拝観していて、とても見て楽しく癒されるお寺だった

山門をくぐると、赤い鳳凰と青い龍　

赤い鳳凰

青い龍
敷地内が清められ整然と美しく整えられている

葦造りの仁王門
　　

仁王像は高さ2.4m一木造では西日本一
仁王様はお顔が怖いというよりも、キリッとして男前

巨石を中心に組んだ庭園が特徴
あちらこちらに銘石、巨石がある

足元にカラフルな鳳凰の絵
こういうところがお寺っぽくない

鐘楼も立派

庭園も銘石、巨石が組み合わされ立派
斜面を利用して、りりしい四天王の石像
堂内には蓮の花がいたるところに表現されていて、エッチングガラスでの作品もあり、まるで美術館ばり

金閣寺のようなお堂が見えてきた
金色堂・・文字通り金ピカ、しかし近寄れないし、拝観もできない
このお寺は本当に色彩豊かなんだよね
京都、奈良でたくさんお寺巡りしたけど、ここはどことも違う、一風変わった印象を受けた

泊りは、いせえび荘
名前がそのままで、夕食に期待しちゃうね
外観は普通の中規模旅館

いせえび荘 宿・ホテル

ロビー
中は木のぬくもりを感じさせるようなモダンなインテリア

ロビー
浜辺のジオラマみたいなものもあった

イセエビやカニのかわいい人形

イセエビやタツノオトシゴも窓辺に

かわいらしい
遊び心がある

リニューアルしたばかり、モダンなツイン

窓からはの眺望は海

開聞岳も見える

女性客には着物も帯も選べるのだけど、どの柄も素敵
今まで泊った宿の浴衣の中で一番良かった
よくあるような何回洗ったんだ？というような洗いざらしではなく新しいし、色柄も美しい
帯も、旅館の浴衣帯のようなものでなく、半幅帯の色鮮やかでしっかりしたもの
久しぶりに文庫結びにて夕食に出向いたら、女将さんが誉めてくれた
もちろん普通の旅館平帯も用意がある

さて期待の夕食

早速、出た！
伊勢海老のお造り　二人分で大ぶりの1匹
食べやすいように盛り付けされ、金箔がトッピング、特別感がある

伊勢海老のフライ
伊勢海老尽くしの料理

お肉も出た

蒸籠は小さいエビ

伊勢海老のお造りを食べた後の残りはみそ汁にしてくれた
伊勢海老だけの贅沢なみそ汁
伊勢海老の濃厚なコクと香り・・・言葉が出ないほど美味しい

お漬物も４種
潮騒会席という量少な目のプランだったけど、質量ともに十分満足

お茶のゼリーで締め

朝ごはん
ご飯はもちろん、一品一品美味しくて、とても満足した食事だった

宿の前は番所鼻自然公園なので、開聞岳を見ながら海沿いを気軽に散策できる
伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した場所

番所鼻公園 公園・植物園

宿から眼下に見えるのはドラゴンホール（海の池）ドラゴンボールじゃないよ
干潮時には1周回れる
竜宮城の入口ともロマンティックな言い伝えがある

磯の間に歩道があるけど、満潮時だったので奥までは行けない

この公園には2.5㎞散策路があり、
こんなかわいい、タツノオトシゴのお社がある

いせえび荘から指宿方面に向かい、長崎鼻へ
途中開聞岳が見える

その前に、JR最南端の駅に寄って行こう
西大山駅　無人駅

西大山駅 駅

JR日本最南端のポールと開聞岳を一緒に撮るのが定番

ホームには、それぞれ日本のJRの端の駅の表示があった

駅前には花いっぱいの花壇に囲まれた黄色いポストがある

さて、ここからは目的地長崎鼻までは近い

龍宮神社　縁結びの神様
浦島太郎と乙姫様が出会ったという
幸せな気持ちが高まるような紅白の門

龍宮神社 寺・神社・教会

朱色の鳥居の向こうには、白い灯台と紺碧の海

岬の先の方に行くとハート型の門の向こうに灯台が見えてきた
「恋する灯台」に認定されている

薩摩長崎鼻灯台 名所・史跡

真っ白い灯台と開聞岳
とにかくここはとても絵になるところ

長崎鼻からは海の向こうの開聞岳は、まるで島みたい
こうしてみると開聞岳って本当に美しい円錐形
自然のものなのにこんなに完璧に近いとは、私が知る限り、一番きれいな円錐形の山だと思う
しかも、全方向どこから見ても目立つ凸凹もなく円錐形というところが凄い
「薩摩富士」と呼ばれるけど、富士山よりも完璧なプロポーション、富士山は宝永火山があるのでね
・・・としばらく山の姿に見とれていた

長崎鼻 自然・景勝地

お土産屋さんの駐車場に停め、何か購入すると駐車料金が無料になる、というよくある話、ちょうど冷たいものが欲しかったのでこのアイスを買った
南国白熊モナカ
今や全国区となった鹿児島のアイス
いちごソースとパインが入って、甘酸っぱさが甘いアイスと合う

次は大ウナギに会いに行こう

次は池田湖パラダイスに行って大ウナギに会いに行こう
とても楽しみにしていた

十何年か前に池田湖に来た時、外の水槽（池）に巨大ウナギがいて、これがウナギ？というぐらい大きく度肝を抜かれた、太さは丸太のようで2m近くあったような気がする、自分の身長は優に越していた

今や、ここ池田湖パラダイスに展示されている「大ウナギ」はそれほど大きくない、ちょっとがっくり来た、それでもかば焼きで食べるフツーのウナギの2，3倍ありそうだ

池田湖パラダイス お土産屋・直売所・特産品

池田湖パラダイスの前はこんな素敵な風景

花畑越し、池田湖越しに開聞岳が見える

花畑は細長く、色々な花が植えられているので、

色彩も色々

お勧めのフォトスポット

指宿スカイラインに乗って、鹿児島空港へ向かった
途中にある千貫平自然公園
展望台からは360度の眺望が楽しめる

千貫平自然公園 公園・植物園

南には開聞岳

北側遠くには錦江湾に浮かぶ桜島が見える
錦江湾を見渡せる素晴らしい眺望だ

ツツジの名所でもあり、時間が許せばゆっくりウオーキングしたい気持ちの良い場所だった