2023/04/15 - 2023/04/16
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tomochanさん
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私は、城下町や門前町、宿場町等の歴史ある町が好きです。今回は、岡山県の中国自動車道沿線にある市や町を観光しました。1日目は雨天のため、まず屋内で楽しめる奈義現在美術館に行き、次に、少しでも桜が残っていればいいなと思って津山城と城下町を歩きました。2日目は、新見市の城下町、高梁市吹屋地区のベンガラの町並み、そして真庭市勝山の城下町を散策し、国指定重要文化財の「旧 遷喬(せんきょう)尋常小学校」を見学しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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2日目は、晴れです。新見市の「御殿町センター」の駐車場にマイカーを止め、御殿町を散策しました。
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太池邸。明治末期の建物で、新見で初の百貨店だったそうです。
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立派な蔵が並んでいます。
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温故館(渡辺屋敷)の長い塀です。
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商家の「田原屋」です。新見御殿町の散策を終え、高梁市吹田ふるさと村(ベンガラの町並み)に向かいます。
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途中、道路沿いに、神楽面の掲示物があり「哲多町 備中神楽 伝承の里 矢戸」と書かれていました。備中神楽は、国指定重要無形民俗文化財だそうです。
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午前8時30分、吹田ふるさと村の「千枚駐車場」に到着しました。吹屋は、塗料や陶磁器の赤色となる「ベンガラ」生産で繁盛した地域です。
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歩いてすぐに「ベンガラ屋」が見えてきました。左側の建物は「藤森食堂」です。時間が早いので、まだ開店している店等はありません。
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通りには、ベンガラが塗られた赤い建物が並んでいます。
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少し高くなった「山神社」の境内から、赤い石州瓦の屋根がきれいに見えます。
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こちらは「郷土館」です。
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こちらは「旧片山家住宅」です。
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赤く塗られた街並みが続きます。
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こちらの「吹屋郵便局」は現役です。
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交差点に「重要伝統的建造物群保存地区」の説明書きがありました。高梁市吹屋地区は、昭和52年5月18日に指定されたそうです。
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交差点から少し歩くと、「旧吹屋小学校」に行くことができます。
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本館の設計者は、真庭市の「旧遷喬尋常小学校校舎」、岡山市の「旧旭東幼稚園園舎」等を設計した、江川三郎八(えがわ さぶろうはち)氏です。
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本館は明治42年(1909)の建築で、現役最古の木造校舎として使用されていた小学校とのことです。岡山県の重要文化財に指定されています。
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小学校に敷地には、吹屋ふるさと村の、ボンネットバスの模型が置かれていました。
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1時間ほど吹屋の町並みを見学した後、車で約5分走り「ベンガラ館」に移動しました。
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「べんがら」とい言葉の由来は、江戸時代に、インドのベンガル地方産を輸入したことから名づけられたようです。
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ベンガラ館は、明治時代のベンガラ工場を復元したものです。
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建物は、すべて赤く塗られていました。
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同じ敷地にある、観光用の陶芸教室「ベンガラ陶芸館」です。
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「ベンガラ館」を見た後、車で数分のところにある「笹畝坑道」に来ました。
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ここでは、江戸時代から大正時代まで、黄銅鉱、硫化鉄鋼を採掘していた場所です。
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メンテナンスのため臨時休館していました。
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次に、ベンガラの原料(ローハ)を製造し、巨大な富を築いた、庄屋・広兼氏の邸宅「広兼邸」に移動しました。
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昭和52年と平成8年の二度、映画「八つ墓村」に使われたそうです。
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立派な石垣が、繁栄ぶりを表しています。
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いかにも「八つ墓村」の迫力が感じられます。
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吹屋の町を離れ、真庭市にある「旧遷喬(せんきょう)尋常小学校」に着きました。
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この「旧遷喬尋常小学校」の校舎を設計したのは、旧吹屋小学校の設計者と同じ、江川三郎八(えがわ さぶろうはち)氏です。校舎は左右対称に設計されています。校舎の屋根にあるマークは、「高瀬舟」です。
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旧遷喬尋常小学校は、国の重要文化財に指定されています。
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こちらは校長室です。
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映画「ALWAYS三丁目の夕日」や、NHKの朝ドラ「カーネーション」「ごちそうさん」など、多数の映画やドラマの撮影に使われています。
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1階の廊下です。
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2階に上ります。
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このまま、ドラマの撮影に使えそうな教室です。
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こちらもそうです。木の机と椅子が並べられています。
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2階の中央にある講堂です。
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立派な建物ですが、大型地震に耐えられない可能性があり、また台風の時は、扉などの隙間から雨が吹き込むなどの問題があるとのことです。
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今回の旅行の最後は、戦時中、文豪の谷崎潤一郎が疎開していた真庭市勝山です。JR中国勝山駅の観光駐車場にマイカーを駐車しました。
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商店街の門のすぐ右側にあった、ホルモンうどんの店に入りました。大盛・ドリンク付きで800円です。思ったより量が多く、安くて美味しかった。
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商店街の通りの上に、太鼓が置かれています。「イベントでもあるのかな」と思って町の人に聞くと、単なる飾りだそうです。
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勝山の町並み保存地区を散策します。
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谷崎潤一郎も散歩した、とても風情のある町並みです。
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谷崎潤一郎は、昭和20年7月から昭和21年3月まで疎開しており、ここで小説「細雪」などを書いたそうです。
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個性的な「のれん」が掛かっています。
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この建物は、鍛冶屋だそうです。写真の右上に煙突があります。左下に砥石がありますが、これを回転させて鍬や鋤などの、鉄製の農機具を研いだそうです。現在、鍛冶屋はやっていないそうです。
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勝山では、産物の運搬には旭川を利用していたそうです。写真の右側の酒造メーカーの下の水路が、高瀬舟の発着場跡があります。ここの酒造でお酒を買って、今回の旅行は終了です。
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