城下町佐倉で桜　旧堀田邸・佐倉城址・国立歴史民俗博物館も見学

2023/03/28 - 2023/03/28

今年は早々に東京の桜が満開になったけれど、晴天には恵まれず…、ちょっともやもやした気分。
1度は国立歴史民俗博物館へ行ってみたいと思っていたので、佐倉市までお花見にGO！

3日前の天気予報は晴れ、特急しおさいのチケットレス指定席（35％引き）を取り、桜まつりの開始日だしねと意気込んだのに、雨だ…。
スギ花粉症の身からすると、恵みの雨ではあるけれど、「青空」に映える桜が見たかったぞ（笑）

東京駅→（しおさい）→佐倉駅…旧堀田邸…教安寺…佐倉新町おはやし館…麻賀多神社…佐倉城址公園…国立歴史民俗博物館…京成佐倉駅→東日本橋/馬喰横山→新宿駅

31,519歩
博物館の中もいっぱい歩きました！

＊帰りの電車から印旛沼の佐倉ふるさと広場や用水路沿いの桜並木が見えました。
水車もあり、タイミングがあえばチューリップも見れる、印旛沼では遊覧船もあるし、サイクリングもできるので、来年の候補の一つにしようっと（笑）

エリア 佐倉・四街道(千葉)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7:37　東京駅しおさい1号乗車

8:24　佐倉駅到着
旧堀田邸の開館時間は9:30なので、時間調整
でも、コーヒーショップとかないので、コンビニnewdaysでコーヒーを購入し、ベンチ休憩
9:00開扉の観光情報センターで周辺マップを入手

佐倉駅 駅

特別養護老人ホームさくら苑や佐倉厚生園病院の一角
ちょっと道不案内…

9:35　旧堀田邸着
佐倉藩最後の藩主、堀田正倫さんの邸宅、1890年（明治23）竣工

旧堀田邸(重要文化財旧堀田家住宅) 名所・史跡

見学料＠350
お正月のバスツアーで「佐倉武家屋敷とひよどり坂」の近く

玄関を入って左に進むと、

東宮の行幸に備え増築された湯殿：浴槽のないかけ湯

畳廊下を進むと、

家従詰所には農事試験場のジオラマ
全体で3万坪の広さ

部屋の格式によって釘隠しの意匠が違うそうで、
橘

楓

桐

1階奥にある居間

天袋図は跡見花蹊さんと言う跡見学園の創設者で画家さんの作

2階にも居間があるけれど、通常非公開
千鳥の引手があるのはこちらだそうです

渡り廊下の向こうには、書斎棟（こちらも通常非公開）
撮影などで使用されることも多いようです

居間棟から一直線な廊下、旧大名屋敷らしさを感じさせます

居間棟からの眺望

最後に座敷棟へ

お殿様気分で（笑）

襖には鶴があしらわれ、格式の高さを物語っていました

大胆な手水鉢

座敷棟からの眺望

堀田家の家紋、木瓜と言えば織田信長さんが有名

10:10　お屋敷を出て、さくら庭園へ

お庭から見た座敷棟

お庭から見た居間棟

お庭から見た書斎棟

大きな桜の木！

大名屋敷らしい灯篭に松

雨は止みましたが、花曇り…

白い桜が大名屋敷さをグレードアップしているようでした（笑）

入り口横にある蔵

佐倉ゆうゆうの里の敷地内を抜けて

高級老人ホームらしい建物が点在

10:40　教安寺さん
成田街道沿い

門前の桜が見事だったので、お邪魔します

観光名所でなくても、お手入れされた浄土宗のお寺さん

佐倉大仏と呼ばれる金銅地蔵菩薩坐像も境内にあり
でも、石仏の弥勒菩薩半跏思惟像が好み！

鐘楼堂にカイドウ

雨に当たると退色しちゃうんでしょうかね？

10:52　佐倉新町おはやし館さん（無料）
入口に展示されている山車人形に誘われ、見学
山車人形の玉ノ井

佐倉新町おはやし館 美術館・博物館

山車人形の竹生島

係の人が親切に説明してくれました
寒かったので、ちょっと暖も取れてラッキー（笑）

ここら辺は肴町、横町・仲町・上町・二番町・肴町・間之町・弥勒町が人形山車を所有していたが、現在では横町と仲町・上町が秋祭りで引き回しているそうです

もともとは江戸は神田辺りのものが佐倉に流れ着いたとか（売買）
あわせて、佐倉囃子伝承の場
仲町「関羽」・肴町「竹生島龍神」・弥勒町「八幡太郎義家」

二番町「玉ノ井龍神」・横町「石橋」・上町「日本武尊」・間之町？
詳しくはhttp://potiko.fc2web.com/comment/kanto/sakura/sakura_3.html

駐車場に宣伝カー！
佐倉市サムライRPG「天倫の桜」…、存じ上げない（笑）

佐倉市立美術館前通過
（今回は興味を引く企画展なし）

佐倉市立美術館 美術館・博物館

11:15　麻賀多神社到着
御祭神は古事記に「和久産巣日神」、日本書紀に「稚産霊命」と記された神様
旧佐倉藩の総鎮守

麻賀多神社 寺・神社・教会

花手水！

ワイルドな生け花の趣あり

ご神木は樹齢800年以上の大銀杏

佐倉ピンクのポスト

佐倉城 大手門(追手門)跡を過ぎたあたりの桜並木

佐倉城大手門跡 名所・史跡

自由広場駐車場を左に見、

11:35　佐倉城址公園入園
朝方の雨で汚れちゃいましたね…マンホール

日本百名城佐倉城(佐倉城址公園) 公園・植物園

空堀や

何か不思議な桜の林

馬出し空堀を経由

陽がさんさんと降り注ぎ、見事な桜を愛で、

11:45　国立歴史民俗博物館入館
企画展プラスで＠1000

国立歴史民俗博物館 美術館・博物館

中地階にあるミュージアムショップ、屏風のごとき桜が見事

11:50　レストランさくら入店
待ちは2組
山菜かき揚げあんかけそば＠900

レストランさくら グルメ・レストラン

おろし豚カツセット（コーヒー付き）＠1400

12:45　第1展示室（先史・古代）
土器の出現、水田稲作のはじまり、前方後円墳の出現など先端的研究より明らかになった先史時代の新しい年代観

約4万年前の南関東の風景とナウマンゾウとオオカミ

最終氷期に生きた人々、パワフルです

生活風景のジオラマ

アイヌ民族に引き継がれている感じの装飾

一番好きな縄文期
こんな珍しい香炉型土器もあったんだ！

多様な装飾が1万年以上前に考えられていたのは、毎度驚かせられます

イノシシやイヌの土偶

山梨の釈迦堂遺跡に似ていて、顔の装飾がかわいい
この説明文には出産の様子とあります

デフォルメされた顔なのか、マスクなのか…

サルとありますが、人との区別は何でしょう？

高床倉庫に弥生時代のネコ（復元）：弥生期
水田稲作の始まり

倭の登場

古墳時代になると埴輪が登場

第2展示室：中世　平安時代半ばから戦国時代
王朝文化や東国と西国、大名と一揆等
中でもジオラマが大掛かり、見ていて楽しい！

絵巻物から民衆の生活や文化を垣間見たり

疱瘡地蔵（複製）
村の入り口で病をくい止めたい願望？祈りでしょうか

第3展示室：近世　16世紀末から19世紀半ば＝江戸時代
絵図・地図に見る近世、国際社会の中の近世日本、都市の時代など

絵踏み（踏み絵）用のキリスト像

江戸橋広小路模型

江戸時代になるとまた華麗な文化が華開きましたね
平和を謳歌した時代

軽業・曲芸師早竹虎吉さん

伊勢参詣でにぎわった椋本宿の旅籠「角屋」の復元模型

第4展示室へ移動（1階へ）

第4展示室：民族
北海道から沖縄までの列島の民族文化の紹介

おそれと祈り展示として
八重山の節祭の獅子や

比婆荒神神楽の再現

なんとも見事な龍！

妖怪の世界
妖怪を描いた絵師たち

河童の模型
係の人が教えてくれました、お尻の穴は3つ
だから河童のおならは臭いんだとか（笑）

招き猫も種類がいっぱい
何でも集合体は圧巻！

ここらへんでもうお腹いっぱいと言った感じ、流し見になってしまいました
第5展示室：近代　19世紀後半から1920年代まで
第6展示室：現代　
団地実物再現
私の子どもの頃はアパート暮らしだったな（笑）

企画展示「いにしえが好きっ！」撮影NG
1日で見ようとせず、テーマを絞って見学が正解だなと言っても貧乏性（笑）
15:30　博物館見学終了　

佐倉城址公園は市民の憩いの場、犬のお散歩コースでもあるようです

博物館が想像以上の広さで疲労困憊のため、本丸跡は省略
って、花見じゃなかったのかい（笑）
ま、晴天ではなかったしと諦め

京成佐倉駅を目指し、途中にある臼杵古園石仏大仏如来像を見ます
懐かし～いなあ！初めて九州旅行に行った思い出の地、大分（笑）
国東半島や臼杵を一人旅！