2022/12/04 - 2022/12/04
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2022/12/04
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電車での移動
京成佐倉駅スタート
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京成佐倉駅前観光案内所
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山口家住宅
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この旅行記スケジュールを元に
先週の日曜日に引き続き、千葉県日帰り旅行に出かけました。前回の旅の帰りの電車で見つけた佐倉市立美術館「没後35年清原啓子銅版画展」と、ついでに国立歴史民俗博物館も見学します。ついでといっても歴博の展示エリアは広大でこちらの方が多くの時間を割くことになりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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先週の日曜日に引き続き、今週も千葉日帰り旅行に出かけます。
京成佐倉駅からスタートです。 -
先ずは京成佐倉駅前観光案内所で散策マップを手に入れたいと思います。
年中無休(年末年始を除く)、8:30~17:00営業です。スタッフの方はとても親切で散策マップとオススメルートの案内もしてくださいました。佐倉市観光協会 名所・史跡
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千葉県の北部に位置する佐倉市は東京から約40km、千葉市と成田空港からもそれぞれ約15kmと、大変アクセスのよい場所にあります。国際観光モデル地区にも指定されているそうです。
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まずは佐倉城城址公園にやって来ました。佐倉の町は江戸時代から、佐倉藩の城下町として発展してきたところです。
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土塁の跡。
佐倉城は石垣のない土づくりの城です。台地の上にある城の北・西・南は崖に囲まれており、残りの東側に城下町が作られています。「佐倉城は天然もの」とyoutubeの佐倉市公式チャンネルで紹介されていました。 -
明治7年、日本最初の軍隊歩兵第二連隊が佐倉に駐屯し、多くの部隊が編成・訓練され、西南戦争、日清・日露戦争にこの地から出征されました。明治42年には、第二連隊にかわって歩兵第五十七連隊が移転し、昭和19年のフィリピン戦で多くの命が失われ、壊滅しました。
歴史が重層的に積み重なった土地ですね。 -
臼杵古園石仏大仏如来像。
大分県臼杵市にはまだ行ったことがないので、ここで予習しておきます。 -
ここに衛兵所があったらしい。
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円勝寺跡・愛宕神社跡。
江戸時代にはお寺と神社があったようです。 -
案内看板を読みながら坂を上って行きますが、江戸時代~昭和と時代があちこちに飛ぶので頭の中がゴチャゴチャします。
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椎木曲輪(侍屋敷)これは江戸時代の話。
解説を読むと連隊時代には兵舎があったとあります。今は歴博が建っています。 -
国立歴史民俗博物館に到着。
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大学生の頃に来館して以来なので、約25年振りくらいでしょうか。
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きっと展示内容も大幅に変わっているのでしょうが、昔の展示をよく覚えていません。
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縄文時代の資料展示がかなり充実しています。
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教科書などでよく見かける有名な土偶などがたくさん展示されています。
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出産の様子をうつした土器。
縄文土器は何回見ても飽きることがないですね。 -
埴輪もなかなか味わい深い。
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奈良時代の祭祀具。
一番左は呪いの人形(ひとがた)。 -
春日社の田楽。
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広大な展示スペースをすべてじっくり見ていたら1日では終わらないくらいのボリュームです。とりあえず興味をひくもの、旅先で見てきたもの等があったら足を止めてよく見る事にします。
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世界地図の描かれた屏風。
イエズス会宣教師マテリオ・リッチが北京で作った世界図です。 -
魚介類で作られた三尊仏
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孔雀。
貝を素材にしています。 -
江戸時代幕末期の軽業師・早竹寅吉。
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算額。
今年愛媛県を旅行した時に神社で初めてみました。 -
細かい細工が施された印籠。
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精巧な亀の彫刻。
見ごたえのあるコレクションです。 -
民俗展示エリアに来ました。
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やっぱり古文書メインの歴史展示よりもよりも民俗展示の方が面白いですね。
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南西諸島の祭の道具。
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細かい解説はいちいち読みませんでしたが、見た目が面白いのが好きです。
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これは多分ミルク神ですね。
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民俗展示といえば妖怪です。
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リアルカッパ。
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「化けもの見やうの事」
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妖怪の玩具。
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尼彦(アマビコ)
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雷獣。
ピカチュウみたいなものですかね。 -
なかなか面白い展示でした。
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「京都の門(かど)の守り」というコーナーに来ました。
先日大津を旅行した時にみたチマキが展示されていました。 -
大迫力。
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かわいらしい招き猫。
黒い招き猫は大阪平野の全興寺で見かけた記憶があります。 -
同じく、大阪の住吉大社で見かけた猫。
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これは初めて見ます。相州だるまは平塚市で作られているはず。私の実家のすぐ近くなのですが、ひげや眉毛の長いだるまは知りませんでした。
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博物館のレストランでお昼ご飯です。お昼になると大変混むので少し早めに入店します。案の定私たちが食べ始めたころには入り口に行列ができていました。
古代米のカレー。とても美味しい。 -
唐揚げ丼的なもの。すごく美味しかったです。
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食後に残りの近現代展示エリアを見ます。
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近代建築の模型があります。
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近代建築が大好きで旅先で見学するのを楽しみにしているのですが、ここで展示されていた建築はまだ行ったことのないものでした。いつか訪れたいものです。
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よくあるレトロな街の再現スペース。
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花柳病とはいわゆる性病(梅毒、淋病)のこと。
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なかなかいい感じですね。
こういう展示はあちこちで見られるようになりましたね。 -
佐倉兵営時代の様子。
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新型コロナのせいでここ数年国内旅行にたくさん行きました。
その中で各地に残る戦争遺跡などにも興味が湧いてきました。 -
戦後の闇市の様子。
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そしてゴジラ。
まだまだ興味深いものはたくさん展示されていましたが、ここで1日を使い切るわけにもいかないので、この辺りで博物館を出ることにします。 -
佐倉城址公園内をあるきまわります。
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駐車場の柵の外、崖の縁に犬と馬のお墓が並んで建っていました。
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空堀。
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近世から近代までの案内看板が入り乱れています。
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こちらは近代兵営時代の便所跡。
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コンクリート部分だけが今でも残っています。
実際にしゃがんで記念撮影しました。 -
公園内の樹木。紅葉がきれいでした。
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佐倉城の礎石。兵舎の基礎に転用していたもの。
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正岡子規の句碑。「常盤木や冬されまさる城の跡」
1894年12月、本所駅(現錦糸町駅)~佐倉駅間に開通した総武鉄道に初乗りして佐倉の地を訪れています。 -
本丸跡のエリアにやって来ました。
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特に面白そうではないので戻りました。
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案内看板に従って茶室 三逕亭を探していたのですが、丘を下って南側に降りてきてしまいました。
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とりあえず丘の上に戻らなければなりません。
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浅間坂という急な坂道を登ります。
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あまり人が通らない道みたいです。
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茶室三逕亭の方まで戻って来ました。
タウンゼント・ハリス像があります。日米友好通商条約を結んだひとですね。 -
その隣には堀田正睦公像。
幕末の有名な老中ですね。 -
茶室三逕亭。
この日は閉まっていました。茶室 三逕亭 グルメ・レストラン
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車道の碑。
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旧佐倉連帯脂油庫。
小銃・機関銃の手入れ用の油を保管していた倉庫。 -
姥が池。
江戸時代、カキツバタの名所だった場所です。 -
訓練用の12階段。高所からの飛び降り訓練に使用しました。
コンクリート製で壊すのが大変だったため残っているのだとか。 -
緩やかな坂道を登ります。
公園内のアップダウンが多くてなかなかつかれます。 -
空堀。
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くらしの植物苑に入ります。博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場できます。
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サザンカがきれいでした。
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菊の盆栽もたくさんあります。
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有用植物がたくさん栽培されています。
ワタの実を初めてみました。 -
ワタの花。
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大手門跡を過ぎて城下町だったエリアに向かいます。
佐倉城大手門跡 名所・史跡
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佐倉藩藩校 成徳書院跡の碑がありました。
佐倉藩はとても学問に力を入れる藩だったそうです。成徳書院跡 名所・史跡
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西村勝三の像。西村勝三はシューズメーカー株式会社リーガルコーポレーション創業者。像の隣には彼の業績を紹介する碑がたっていました。
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済生堂浜野病院跡には「浜野昇と済生病院」という解説看板もありました。
済生堂浜野病院跡 名所・史跡
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珍しいピンクのポスト。何かのイベントで色を付けたものがそのまま使われているようです。
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麻賀多神社。
麻賀多神社 寺・神社・教会
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佐倉藩総鎮守です。
「麻賀多」は「まかた」と読みます。とても変わった名前だと思います。 -
神社のホームページのご由緒より。『千葉県は古来、麻の産地であり「総国・ふさのくに」の総は麻を表しております。その中にある印旛地方は下総国成立以前は印旛国であり、朝廷より国造(くにのみやつこ)が派遣されておりました。その国造に多一族の伊都許利命が就任してたとの記録が先代舊事本紀に記載されております。その国造が代々祀ってきたのが当社であり、「麻の国で多氏が賀す神の社」と訓読みすることが出来ます。鎮座地の「佐倉 」という地名も「麻の倉」が転じてと言われており、佐倉地方が古代物流の中心的地位を占めていたことが判ります。』
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よくわかりませんがとにかく歴史ある神社であることは確かなようです。
観光する価値があります。 -
お稲荷さんもありました。
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疱瘡神社もあります。
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神社の隣のそばやを過ぎて、その隣に立派な家がありました。
石造りの蔵もあります。 -
旧平井家住宅という家でした。千葉県のホームページの開設によると、
「佐倉旧城下の町人地に位置し、薪炭や酒を商っていた家。接道する店舗兼主屋の脇には蔵が建っており、背面側に平屋の座敷を接続するなど、近世以来の商家の一般的形態を良く表している。」旧平井家 名所・史跡
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旧平井家住宅の向かいの家にあった石のブタ。
史跡とかではないと思いますが、かわいかったので。 -
山口家住宅。
明治29年に建てられた袖蔵がとてもきれいです。 -
佐倉市立美術館に到着。
正面部分は大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店。佐倉市立美術館 美術館・博物館
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中に入ると1Fに喫茶スペースがあります。カフェ ブォナ ジョルナータというオシャレな名前でした。
かなり歩いたのでここで休憩してから美術館を見学することにします。カフェ ブォナ ジョルナータ グルメ・レストラン
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カレーチキンのパニーニ。
あまり期待せずに食べたら驚くほど美味しかった。 -
ホワイトチョコとベリーのベイクドチーズケーキ。
こちらも素晴らく美味しい。チャイもとても良い味でした。
いつか佐倉を再訪することがあったら、またここに来ようと思いました。 -
美味しい休憩の後、美術館見学開始。
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そもそも佐倉旅行を決めたのはこの美術展が目的でした。
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清原啓子さんという画家さんの絵を初めて見ました。
恐ろしく細かい銅版画作品が並んでいます。 -
銅板も展示されていました。
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入り口で虫眼鏡を貸してもらえます。
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本当に細かいところまで描かれています。
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ちょっと病んでる感じの世界観が80年代のサブカルっぽいですかね。
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写真撮影も自由にできる展示会でした。
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銅版画というのは独特の雰囲気がありますね。
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中二病っぽい詩。
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エントランスホールについての解説。
設計者の矢部又吉という人は銀行建築を多く手がけたことで知られているそうです。 -
2階には行けないようです。
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佐倉市立美術館の前の道は成田街道です。
駿河屋という古い家が残っていました。明治時代の呉服商だった家らしいです。
江戸時代には油屋という旅籠だったところで、桂小五郎も宿泊したことがあったんだとか。佐倉一里塚 (旧呉服商 駿河屋 / 今井家住宅) 名所・史跡
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佐倉新町おはやし館。
高札場跡 名所・史跡
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江戸時代から続いている麻賀多神社の祭礼に、各町内が繰り出す山車に乗る山車人形2台が展示され、演奏される佐倉囃子伝承の場として活用されている場所です。
閉館時間が迫ってきていましたので、さっと見学して外に出ました。 -
京成佐倉駅に戻ります。
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これにて日帰り佐倉旅行は終了です。
東京から近いのですが、今まであまり訪れることがなかった場所でした。
実際に町を歩き回ると、あちこちに町の史跡案内の看板が立っていて、観光客にとってはとてもありがたい場所でした。
歴史好きな人なら1日タップリかけて観光してもまだ足りないくらいの充実したエリアがと思います。
2週連続の千葉旅行になりましたが、千葉県は広いです。近いうちに再訪することになるでしょう。
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