花と海と雨の南仏イエール（１：TGVで一路花のイエール）

2023/02/22 - 2023/02/22

一度行ってみたいと思っていた、ミモザで有名な南仏の街ボルム・レ・ミモザ。そして青い海のコートダジュール。どこか宿泊するのに良さそうな街はないかなぁと探している時に見つけたのがイエールでした。パリからみてトゥーロンのちょっと向こう、コートダジュール南端の街、そして「コートダジュール」という言葉発祥の街。ニースのように大きくなくて、のんびりするのに良さそうな街。ミモザが見ごろを迎える2月下旬にゆっくり滞在してきました。

【今回の行程】
●2月22日（水）：パリ→（鉄道）イエール、イエール街歩き
○2月23日（木）：ボルム・レ・ミモザ
○2月24日（金）：アルマナール海岸
○2月25日（土）：イエール街歩き
○2月26日（日）：イエール街歩き
○2月27日（月）：イエール→（鉄道）パリ

【2月22日】
総移動距離731km（徒歩3.8km、鉄道721km、地下鉄6.2km）
総歩数10447歩

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりはパリ・リヨン駅。リヨン、マルセイユ、コートダジュール方面のほか、スイスやスペイン方面へのTGVも発着します。行先表示をみるとワクワクしますね！

これから乗車するのは9:07発のイエールHyeres行きTGV。同時刻に発車するニースNice行きとは途中のトゥーロンToulonまで併結運転で、トゥーロンからイエール行きとニース行きに分かれます。指定席をとっていれば大丈夫だとは思いますが、お乗り間違いのなきよう！

パリ リヨン駅 駅

Hall 2のホーム脇にあるPaulでコーヒーとパンを調達して、ホームに向かいましょう。今日の発車ホームは23番線、Hall 2の一番端っこにあります。

ずらりと並ぶTGV。壮観！

パリ リヨン駅 駅

1-8号車がニース行きで、11-18号車がイエール行き。途中の停車駅はマルセイユとトゥーロンのみ。マルセイユまで3時間以上ノンストップでかっ飛ばしていきます。

パリ リヨン駅 駅

今回ははじめてのTGV1等車！この写真はイエール到着時に撮ったものですが、先にご紹介しておきましょう。1等車はもちろんながら2等車よりもゆったりとした座席と静かな空間が提供されています。そして電動リクライニングまで。この車両はTGV Dupleix Oceaneという、比較的新しい2階建TGVで、我々の席も2階。イエールまでの移動も楽しめそうです。

この時期コートダジュール方面のきっぷは全体的に高めで、今回の旅行のパリ～イエール往復のTGVは2人で318ユーロでした。

ミニテーブルにコーヒーを置いてみました。

コンセントと充電用USBポートも完備。

パリ リヨン駅 駅

9:07、定刻にパリ・リヨン駅を発車。ほぼ満席ですが2等車よりはるかに快適に感じますね。

パリ リヨン駅 駅

あーFrecciarossa！と慌てて撮ったらこんな仕上がりに（汗）

Frecciarossaはイタリア国鉄の高速列車。近年になってパリ～ミラノ、パリ～リヨンなどの区間に参入してきました。こちらにも乗ってみたいですね！

先ほどはコーヒーをミニテーブルに置いてみましたが、もちろんこのようにテーブル全体を引き出すこともできます。さっそく朝食をいただきましょう。

9:30ごろに列車は高速線に入り、ぐんぐんスピードを上げていきます。天気はあまりよくないですね。曇り、そして霧。気温は8度。

車内には無料Wifiサービスがあるのでつないでみました。実測4Mbps程度で、YouTubeの再生くらいなら何とかなる感じでした。

そして車内アナウンス。何とか分かりそうなフランス語だけを拾い集めてみたところ、どうやらカフェカーの装置が故障してホットドリンクが提供できなくなった模様。

12時を過ぎてマルセイユの街が近づいてきました。走行中に5分ほど遅れそうだというアナウンスがありましたが、マルセイユ到着は果たして・・・？

12:15、ほぼ定刻にマルセイユ到着！遅れを挽回しましたね。多くの乗客がここで下車。

マルセイユ サン シャルル駅 駅

同じ車両におとなしく乗車していたわんちゃんも下車していきます。

マルセイユ サン シャルル駅 駅

12:29、マルセイユ発。マルセイユ・サンシャルル駅は頭端式なのでここで進行方向が変わります。

13:15、トゥーロン下車。大半の乗客がここで下車し、残っている人は数人だけ。休暇シーズンではないのでイエールに向かう人は少ないのでしょう。

トゥーロンでニース行きとお別れ。イエールまであと一息！

13:45、イエール駅に到着しました！パリ・リヨン駅から4時間半、快適な1等車での移動はあっという間。。。というにはちょっと長かった。

イエール駅舎。こじんまりとした佇まいでありながら、パリ直行のTGVが1往復あります。ピークシーズンはもっとあるかも？

これから5泊お世話になるのが、イエール駅のロータリーの反対側にあるイビススタイルズ。立地と値段とお部屋で選びました。

13:55、チェックイン。

Ibis Styles Hyères Rooftop & Spa ホテル

お部屋はちょっと広めのファミリースイート。ダブルベッドのほかにソファもあって、お部屋でも快適に過ごせそうですね。5泊で660ユーロ也。

部屋にはポットがあります。ペットボトルの水の提供はありませんが、このホテルにはちょっとしたサービスが。後ほどご紹介しましょう。

Ibis Styles Hyères Rooftop & Spa ホテル

15時、一息ついたところで散歩と買い物に出かけましょう。

イエール駅舎をもう一度。噴水がいいですね。人が少なくのんびり。

イエールの中心部へ向かう道。夕食時に通りましょう。

ふと視線を感じて上を見ると。。。猫！？

ホテルから歩いて10分ほど、大きなチェーンスーパー・カジノにやってきました。食料品はもちろんのこと、日用品、雑貨などもずらりと並んでいて、日本にもある郊外の大規模スーパーのようです。日曜日も営業しているとのこと。近くにこういうスーパーがあると重宝します。

2月の寒い時期でもイエールはあちこちに花の姿が。

これは菊の仲間。ユリオプスという種類ですかね？

こちらはハーデンベルギアの仲間。

Googleレンズのおかげで花の名前が何とか分かります（汗）

これは知ってる！極楽鳥花！

ストレリチアとも呼ばれるらしいですね。見ての通り鳥そっくり、南国の雰囲気も漂います。

19:20、ホテルから15分ほど歩いて中心部に近いGiuliaというレストランにやってきました。夕食をいただきましょう。

こちらの夕食にはまだ早い時間だったのか店内はガラガラだったのですが、19時半を少し過ぎたころからどんどん混んできました。

前菜のブルスケッタ。程よい塩加減と食感でおいしいことおいしいこと。

Doradeのフィレ。Doradeを調べたら白身魚と出てきたのでこれにしたら大正解！ふっくらとした身が美味でした。ヨーロッパヘダイという名前らしいですね。

食後のデザート。恥ずかしながら知らなかったのですが、プチデザートとコーヒーを取り合わせた「プチグルマン」というのがフランスで広まっているようですね。いろんな味が楽しめて、コーヒーも別にオーダーする必要がなくて、今後のデザート選びの定番になりそうです。

最初無愛想かな・・・と思ったレストランでしたが、だんだんと気さくになってきたし美味しかったしで大満足でした！2人で82ユーロ也。英語はほとんど通じなかったのでご注意を。

ホテルまで歩いて帰りましょう。21時をとっくに過ぎていますが不安を感じるような雰囲気はありませんでした。

21:30、ホテル帰着。