ようやくのスキー旅行

2023/03/03 - 2023/03/05

毎年、年末にスキーに行く予定にしている。
この冬もその予定にしていたが、年末は記録的大雪とのこと。それも行く予定だった日程は暴風雪の日で。
スキー場は風の影響でリフトが止まっていたり、
別のスキー場はコロナ禍の影響で私たち夫婦がよく使うリフトが止まり…。
行くのを断念せざるを得なかった。

という訳で、じゃあ週末の土日に我が家から1番近いスキー場に行こう！と予定したのが今回のスキー旅行。

場所は日光。
ローカルスキー場である日光湯元スキー場。
ゲレンデは殆ど初心者コース。　
子どもが初めてスキーをするのにぴったりなゲレンデ。

でもゲレンデ徒歩1～5分に温泉宿が立ち並び、埼玉県川口市の我が家からも近い。
アラカン&アラフィフの夫婦にはそこで十分。
そんな訳でスキーを楽しんできた記録。

エリア 日光湯元温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

今回は金曜日の仕事後に出かけることに。
浦和インターから東北自動車道に乗り、いつもの佐野サービスエリアで休憩。

佐野サービスエリア (下り) 道の駅

なんか、最近いつもここに寄っている気がする。
リニューアルしてキレイになったからかな。

平日の、夕食より少し早い時間帯はフードコートもガラガラ。
いつも土曜日に来ると食券を買うだけで20分はかかるのに！

お店も余裕な感じ。
いつも人がいっぱいで写真もなかなか撮れなかったから今回はちょっと嬉しい。

さて。
今回は仕事が終わってからの出発だったので、夕食はここで食べる。

何食べようかな。
いつもここに来ると佐野ラーメンを食べてしまうんだけど、洋食系もいいな～。

で、結局。
今回も佐野ラーメン…笑
チャーシューがたくさん入っている、ねぎ飯セットで。

他に夫と2人で一皿、餃子も注文した。

佐野サービスエリアから日光宇都宮道路に進み、いろは坂を登って日光湯元へ。

いろは坂は雪がなくて拍子抜けしたけど、夜道の雪なしはありがたかった。
でも、中禅寺湖から日光湯元までの道路は街灯がなくなり、雪もあり、ひたすら暗い！
途中、鹿が道路を渡っていて、びっくりした。
目だけが光っているから～。

そんなこんなで、とりあえず無事本日のお宿、奥日光高原ホテルに到着。

流石にホテル周りは除雪されてて車も停めやすかった。

こんばんは～とフロントに行き、チェックイン。
以前に一度だけ、やっぱりスキーで泊まったことがあるのだが、それもフロントでは把握してた！
高級ホテルではよくあることだけど、普通の温泉ホテルでは顧客情報を実はそこまで把握していることってあまりないので、なんだが嬉しかった。

フロントで鍵をもらって部屋へ向かう。
ここは2階のエレベーターからほんのちょっといった先にある階段わきのフロア。
ロビー以外の階にこんな場所があるのって、あまり見たことがないのだけど、意外に便利かも。

ソファーが置かれているところから廊下に目をやると、浴衣が置いてある。　
ここから自分のサイズの浴衣をセルフで持っていく。
最近、この方式が増えている気がする。
私みたいに毎回、小さなサイズをお願いする人には凄くありがたい。

さて。
今回の部屋は213号室。
213号室はエレベーターから近くて便利だった。

部屋の玄関に大きなシューズボックス。

写真は部屋に入って、部屋の玄関を振り返って撮った写真。
ドアの右側にあるのは縦長の鏡で、私が持ち込んだ袋が映っている。

部屋の玄関を入ると、左手に部屋。右側が洗面所。
真ん中のドアはトイレ。

部屋はこんな感じ。
正直狭いけど、まぁ2人なら問題なし。

奥日光湯元温泉 奥日光高原ホテル 宿・ホテル

角度を変えて。
ベッド部分は小上がりになっていて、そこにベッドマットが置かれている。

反対側を見ると、部屋の上部に何やら美しい細工の引き戸が。
その下は押し入れになっているが、何も入っていないので、荷物おきによいかも。

さて、この美しい引き戸は何かと言うと。

実は、ロフトベッド。
2人の時は使わないので閉じてあって、梯子も中に置いてあった。

我が家はここにハンガーを吊るして、スキーウェアを乾かすのに利用させてもらった。
そういう意味では割と便利だった。

部屋にはティッシュペーパー、
小さな加湿器。
この加湿器、容量が足りない～。
まぁ、ないよりあったほうがいいかな？

空の冷蔵庫はテレビの下。

金庫もテレビの下。
暗証番号式。

クローゼットにハンガーは3本ずつ、合計6本。
羽織と、足袋っくすもあった。

タオルハンガーはバスタオル対応のもの。
これ何気に嬉しい。

テーブルにはお茶の用意。
お茶は煎茶のティーバッグ。

お茶菓子は「日光の雅」。
初めて食べたけど、求肥で胡麻あんが包まれていて、きな粉がまぶしてある美味しいお菓子だった。

洗面スペースは玄関を入ってすぐのところ。

何故か洗面スペースに湯沸かしポットと、コーヒー用カップとコーヒードリップパックが。

ドライヤーも完備。

下の可動式の棚にタオル類が。

棚からタオル類一式を出してみると。
右側にバスタオルと、持ち帰り可のフェイスタオル。
左側の袋はなんだろう…と思ったら。
実はこの袋、広げてみるとビニールのちょっと大きな手提げ袋になっていて、湯かご代わりに使える用になってた。

中には…。
ん？
あめにていせっと…？

浴用タオル、歯ブラシ、ブラシ、シェーバー等いろいろ入ってた！

トイレは当然ウォシュレット。

さて、部屋で一息ついたら温泉！
ここは男湯も女湯も二つずつあって、とりあえず大きな方の「高原の湯」へ。

もう一つは「男体湯」「女峰湯」と山の名前になってる。

温泉の写真は撮れないので、ここの温泉を紹介する看板を。

こんなのもあって。

しっかり頂く。
冷たくて美味しい。

壁にある女性は歌手の菅原都々子さん。
凄く有名な方らしいが、あいにく存じ上げず…。
なんで、ここにこれがあるのかな。

寝心地よく迎えた朝。　
起きた時、自宅のベッドで寝ていたと錯覚した程。
珍しく熟睡できた。

ごはんはセルフなんだけど、お茶碗を置いて大盛り、普通、小盛りのボタンを押すと、その分量のごはんが自動で落ちてくる機械があって、面白かった。
飲み物、納豆、海苔などはミニバイキングからもらってきた。ヨーグルトは持って来てくれた。

朝食は1階のレストランで。
最初に重なって置かれていたお重を、レストランスタッフが開けて並べてくれた。
ごはんのおかずいろいろ。

お鍋はあおさのりのお味噌汁。
これ、凄く美味しかった。

さあ、スキーに行こう。

日光湯元スキー場は、奥日光高原ホテルから徒歩1分。

日光湯元温泉スキー場 スキー場

先ずはリフト券を買って、レンタルスキーを借りにロッジへ。
昔は自分のスキーを持って行ってたが、時代と共にスキー板やブーツも変わるし、手入れも面倒なので、数年前に自分のスキー&ブーツを手放したのだ。

天気も上々。
気持ちいい！

先ずは初心者コースを午前中何本も滑って、1年ぶりのスキーを楽しんだ。
カンも戻ってきたところで、初心者コースは物足りなくなり、中級者コースに移動。

で。
調子良く滑っていた筈が…。
ガチガチのアイスバーンでのターンが上手くいかず、ものの見事に転んでしまった。
が、転んだ時にスキー板のビンディングが外れず、膝を痛めるというおまけ付き。

あれ？
もしかして私、やばい？
と思いつつ、とりあえず立ち上がれたのでスキーを履き直し、下までまた滑って来られたので、まぁ大丈夫かな？と。

お昼ごはんはこちらで食べることに。

ZENの冬小屋。

私たち夫婦が来た時はまあまあの混み具合だったが、席はまだあって助かった。

転んで痛めた膝は、スキーを滑っている時はあまり感じなかったが、スキーを外して歩いたら、実はあまり上手く歩けないことに気づいてしまった…。

私が注文した自家製ゆずジンジャー。

中には本当の生姜とゆずがたっぷり。ホットなのでポカポカ。

フライドポテトもボリュームあり。
これだけでお腹いっぱい。

夫はカレーを食べてた。

お昼ごはんを食べて、夫が心配してもうスキーをきりあげようかと言ってくれたのだが、歩くのはイマイチだけど、滑るのはそんなに痛くなかったので、もう少し～と、また滑ってた。

15時くらいに奥日光高原ホテルに戻ってきた。

奥日光湯元温泉 奥日光高原ホテル 宿・ホテル

温泉に入ってのんびり。
歩くのはなんか変だったけど、そう気になることもなく、売店を見たり。

自販機で麦茶を買ったり。

そういえば、部屋に戻ってきた時、部屋の玄関のシューズボックスの上に、お茶やタオル類の新しいのが置いてあった。

チェックインの時に、連泊なのでお部屋の掃除は遠慮するけど、タオル類は変えて欲しいなぁと、私が言っていた為。

お部屋の掃除は遠慮する＝部屋の中には入ってほしくない。だけどタオル類は変えて欲しいというわがままを、きちんと汲み取ってくれた対応と嬉しく思った。

夕食は1階のレストランで。
お品書きがあった。

最初に用意されていたお料理。
そこそこ部屋数のある温泉ホテルだから、一気出しでも文句は言わないが、温かいものはその都度運ばれてきた。

初めは食前酒。
なんとこれ。鳳凰美田の梅酒！
凄いじゃん。
やるなぁ奥日光高原ホテル！と思った。

鳳凰美田は栃木の地酒で、私は栃木県にくるとよく注文する美味しいお酒。
その梅酒を食前酒に出すなんて、素晴らしい。

今回予約したプランには飲み物がサービスで付くそうで、思わず地酒であるという泉龍山を熱燗でお願いした。日光には毎年来てるけど、泉龍山っていうお酒は初めてだった。

膝大丈夫なの？そんな時にお酒飲んでいいの?と夫はいうが、飲んだことのないお酒だったから飲んでみたかったのだ。

先付　桜花豆腐　色出汁海老　山葵　花弁百合根

きれいな一品。上品な、甘くないけど和菓子みたいなお味だった。

前菜　
春山小芋　鮟肝含煮　浅月　タラの芽新引揚げ
若鮎南蛮漬け　帆立真丈雲丹焼き

春山小芋ってどれ？って食べたけれど、左側の緑のお饅頭みたいなものだった。もちろんお饅頭ではなくて里芋みたいで、なかなか美味しかった。鮟肝も熱燗に合う！

造里←こういう字で書かれているの、初めて見た。

鮪、勘八、蛸、鯛湯霜、甘海老、妻もの一式

山の中なのに、お刺身が美味しかった！
蛸も美味しかった！

凌ぎ
穴子の飯蒸し　木の芽

お凌ぎのちょっと一口のごはんって好きかも。

焼き物
鰆西京焼　うすいモンブラン仕立て　あしらい一式

これが面白い一品だった。鰆の西京焼に、抹茶かな？で色をつけたじゃがいもをモンブランみたいに絞り出しているのだが。でもこれが洋皿っぽいのに、しっかり和食で美味しい。
手前のオレンジ色のものは杏で、味のアクセントにもなっていた。

煮物
煮卸し　鰈　新じゃが芋　筍　梅麩　菜の花

春っぽいお椀。新じゃがが美味しくてさっぱり頂けた。

台の物
霧降高原牛しゃぶしゃぶ　野菜いろいろ　割ポン酢

これ、1人分。お肉もとろける美味しさだったし、野菜もしっかり量があった。

しゃぶしゃぶは、このお出汁のお鍋で。　
ポン酢も手作り風でさっぱり頂けた。

止肴
蛤ぬた　分葱、うるい　独活（うど）白煮　酢味噌

ぬた、大好き。酢味噌がよく合っていた。

食事
栃木県産コシヒカリ　香の物　止め椀

と、お品書きには書いてあるが、これらはセルフで、レストランのミニバイキングコーナーみたいなところで、ごはんを食べたいタイミングで自分で貰ってくるシステム。

ごはん自体は朝食と同じ機械がよそってくれるが、お味噌汁などはレストランスタッフがよそってくれる。
このスタッフさんがまた良い人で！

また、夕食の時はごはんをお茶漬けにする材料もあって、私はお茶漬けにして食べた。
アイディアだな～と、なんだかほっこりした。

水菓子
抹茶ムース　小倉あん、苺、ホイップ

デザート、美味しかった～。
ただの抹茶のムースってだけじゃなくて、そこにあんこやホイップ、苺といちごチョコがのっているっていうのが、センスいいし、本当に美味しかった。


夕食は高級な食材を使っているわけではないけれど、ちゃんと地のもの、季節のものを使って、素材の味を活かしたお料理で好感が持てた。
こういうのが食べたかったので、大満足で部屋に戻った。

で。
部屋に戻ってから、だんだん膝が痛みだし、やっぱり腫れているしで、なんだか昼間より歩けなくなってしまった。
夫がフロントに湿布かなんかありませんか？と相談したら、サロンパスならあると何枚か替え用を含めてくれたので（←素晴らしい対応！）それを貼って、持っていた鎮痛剤を飲んで寝たのだった…。

翌朝。
膝の腫れは相変わらずだけど、少し痛みは治っているような⁈
とりあえず朝食を食べにレストランへ行こう！と、びっこをひきひきレストランへ。

昨日の朝ごはんと、おかずが違っていて、にんまり。

ごはんと納豆と海苔と霧降高原の牛乳を、ミニバイキングから夫にもってきてもらった。
みかんゼリーはスタッフの方が持って来てくれた。

陶板焼きみたいな蓋を開けると、目玉焼き。

こちらのお鍋は味噌汁がたっぷり。
朝からお腹いっぱいになった。

朝食を食べて一息ついて、本来ならチェックアウト時間までダラダラするのが好きなのだが、今回は帰って病院へ行こうと、早めにチェックアウトをした。
フロントでは膝の怪我を気遣ってくれ、本当にここのホテルのスタッフの皆さんって優しいなぁと思った。

帰りの車の中でも、夫婦でその話で盛り上がった。　
フロントのスタッフさんたち、レストランのスタッフさんたち、皆さんそれぞれがいつも笑顔で声をかけて下さり、久々にこんな大きなホテルでもまた来たい！と思えた。
本当に奥日光高原ホテルの皆さん、ありがとうございました^_^

で。

日光から我が家のある埼玉県まで戻り、日曜日も診察している病院の整形外科に駆け込んだ。（普段から行きつけの病院だったんで）
レントゲン、MRIの結果。
膝の靭帯損傷ってことで。苦笑

年も年だし、スキーも気をつけなきゃ！と思えたけれど、久しぶりのスキーは凄く楽しかったし、ホテルも良かったので、また来年も行こう！と思ったスキー旅行だった。