2022/12/10 - 2022/12/10
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石和温泉を出発し、二日目は甲府市へ。甲府の発展は武田信玄の父、武田信虎が拠点を置いたのちに発展した。甲府駅前には武田信虎像も作られている。
甲府駅から躑躅ケ崎館跡の武田神社、そして徒歩で甲府駅に向かいながら武田信玄公の墓や武田信虎の墓のある大泉寺に訪れた。
甲府駅に訪れて感じたのはJR西日本と大きく異なって産地のお酒をかなり押していること。ワインにかかわるバルも多く、まさに地域創生事業だ。中国地方にもワインセラーや日本酒の美味しい場所がたくさんあるのに…。JR西は下手だなーとも感じた
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甲府駅のコインロッカーに荷物を入れて身軽にして散策へ。武田神社に行くためにバス乗り場の北口へ向かった。
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北口に像が建っていた。見た目が武田信玄ではなさそうだなぁ、と思いながら近づいてみると、何と武田信玄の父親、武田信虎公之像だ。武田信虎の時代に武田神社のある場所に躑躅ケ崎館を築き、甲斐の国をまとめ上げた手腕は評価されている。しかし独断的で板垣信方などの重臣の支持を得た武田晴信により駿河に追放になった印象が強いが、甲府の礎を作ったのはこの信虎であろう
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武田信虎像の背後にある建物は甲府市藤村記念館だ。建物は明治8年(1875年)に建設された旧睦沢学校校舎だった。日本の和風建築に西欧の建築に見られる意匠を折衷させて作られた建築で、文明開化を意識して建設された建物で、元々は巨摩郡睦沢村に建設されたものを甲府に移築された。
甲府市藤村記念館(旧睦沢学校校舎) 名所・史跡
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北口はバスターミナルになっている
路線バス (山梨交通) 乗り物
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山梨交通のバスで武田神社へと向かう。武田神社まで約2.1キロを8分で結んでいる。
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武田神社の入口に到着した。
武田神社 寺・神社・教会
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武田神社は武田氏三代、つまり信虎・信玄・勝頼が居館が居城とした躑躅ケ崎館の跡に1919(大正8)年に創建された神社だ。そのため境内には濠や土塁が残されている。神社の入口にあるこの濠も躑躅ケ崎館時代のものなのだろうか。
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左近乃櫻
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鳥居をくぐって境内へ
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参道
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二の鳥居
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社殿には武田氏の紋章が掲げられている。
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社殿の横にはきれいに高揚した楓がある。
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武田神社 宝物殿があり、こちらは有料だ。
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当時の石垣だろか
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滅ぼされた後、放置されていたのだろう。
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きれいな楓
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ここだけ燃えるような赤い色だ
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姫の井戸の手水舎のようになった場所は花でいっぱいだ。
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大手門を出た場所は発掘が進められているようだ
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武田氏館跡大手門東史跡公園
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大手門があった場所だ。
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大手門の近くには高坂弾正昌信の屋敷跡がある。高坂弾正は武田四天王の一人としても知られる譜代家老の一人。武田信玄に見いだされ、信玄を中心に武田家の家臣団の逸話や軍学を記述した「甲陽軍鑑」の原本を作ったことでも知られている。
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武田神社の神橋のすぐ近くにある穴山玄蕃頭信君の屋敷跡。穴山梅雪の名前でも知られており、武田二十四将の一人だったが、長篠の合戦後に信長に内応した後に離反したことで評価を落とした人物でもあった。
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躑躅が崎館跡付近の山が紅葉に彩られる。
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館跡には石垣が残る。ここで大きな戦があったとは思えないほどのどかだ。
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護国神社付近にある甘利虎泰屋敷跡。甘利虎泰は信玄の父、武田信虎時代の武田四天王の一人とされ、若き武田晴信が信虎を追放した時に晴信を支持し主導したことでも知られている。晴信が信濃に進出し、1548年に村上義清との上田原の合戦で武田軍は敗北し、甘利虎泰は討死した。
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護国神社の一の鳥居。
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護国神社は明治12年(1879年)に創建され、日露戦争や大東亜戦争などで戦没した山梨県の出身者の御霊を鎮めている。
護国神社 寺・神社・教会
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境内には200本もの桜が植えられ、春になると桜の名所として、甲府市民に知られているのだそうだ。
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境内の木々も彩り豊かになり始めている。
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護国神社からの眺めが良い。
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龍崋山永慶寺跡。徳川綱吉の時代、柳沢吉保が老中として幕政を担ったが、その柳沢吉保の菩提寺として建設されたのがこの永慶寺だ。柳沢吉保は1714年に没し、1724年に柳沢家は大和郡山市に転封となったため、永慶寺は破却されてしまった。
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永慶寺付近の様子
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そしてしばらく歩いた場所に武田信玄公の墓所がある。
武田信玄公墓 名所・史跡
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1573年にと徳川家康との三方ヶ原の合戦に勝利した武田信玄は上洛することなく、信州に引き返していき、4月12日に信州伊那駒場で53歳の生涯を閉じ、甲斐に運ばれた後、この地で火葬されたのだとも伝えられている。
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信玄公の墓
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信玄公の墓の近くに河尻塚がある。河尻とは河尻秀隆のことで織田信長の黒母衣衆の筆頭でもあった。黒母衣衆は信長の側近中の側近であり、数々の武功を上げた武将でもあった。
織田信忠軍団の副将であり、軍艦として武田勝頼討伐に従軍し、その功績として武田氏滅亡後は甲斐22万石が与えられたところを見ても如何に信長からの信任が厚いかわかる。
しかし本能寺の変後、武田旧臣の一揆が館に攻め寄せ河尻秀隆は自害した。秀隆の首は武田勝頼の墓前に手向けられ、河尻秀隆の遺骸はこの地で逆さまに埋められたと言われ、いかに武田旧臣たちから恨まれていたかよくわかる。河尻塚(河尻秀隆の首塚) 名所・史跡
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武田信玄公の墓から甲府駅のほうに向かって歩いていると、大泉寺がある。
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大泉寺は1521年に武田信玄の父、武田信虎により創建された寺院だ。信虎の3男、武田信廉により描かれ、重要文化財にもなっている武田信虎の肖像画が奉納されていることでも知られている寺院だ。
大泉寺 寺・神社・教会
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境内にあるこのお堂は武田信虎の霊廟であり、その裏手に武田信虎の墓がある
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墓の手前に小さなお墓があるが、これは曽我兄弟の供養塔。曽我兄弟と言えば鎌倉時代に源頼朝に対して富士の巻狩りの父親の敵を討とうとしたことで知られているが、何故甲州にあるのかと調べてみると、武田信虎が夢の中で曽我五郎時致の生まれ変わり、甲斐国主になる夢を見たのだそうだ。
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真ん中が武田信虎の墓。左が勝頼、右が信玄の墓でもあり、武田三代の墓とも呼ばれている。武田信虎は武田信玄が若かりし頃、晴信という名前だった時に板垣信方などの重臣と共闘し、駿府の今川義元のところへ赴いた際、そのまま甲州から追放された。信虎は信玄よりも長く生きたが、高遠で亡くなった跡、大泉寺に埋葬されたのだそうだ。
武田信虎の墓 寺・神社・教会
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大泉寺の参道にある建物
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大泉寺の山門
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華光院は、1521年に武田信虎が荒神山へ荒神堂を創建したのが始まりだと言われている。そのご武田信虎の子、武田信玄が1542年に「真如山華光院良林寺」と名付けて、現在の場所に移設したと言われている。参道から境内まで少し距離があり、境内からは甲府盆地を一望できる。
華光院 寺・神社・教会
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行蔵院は醍醐派なのだそうだが、醍醐派というのがあることを初めて知った。
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自然に戻る家屋
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こちらは妙遠寺。寺院の歴史は良く判らなかったが、この寺院に行く価値はある。
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寺院の本堂も風格が漂うが、何よりもこの庭園が素晴らしい。よく整えられており、永遠を見るだけでも価値がある。
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甲府駅まで戻ってきた。時間の都合で最後の訪問地となる甲府城跡へといった。
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甲府城跡への道しるべ
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2004年に復元された稲荷櫓。当時と同じ土蔵造りだ
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土壁が立派だ。
舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園
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稲荷櫓付近から天守台が見える
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天守台へと向かう
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2013年に復元された鉄門をくぐり天守台へ
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復元された鉄門
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本丸にのぼると眺めは最高だ
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本丸からの眺め
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オベリスクのようなものが建っている。
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本丸櫓跡
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櫓は明治初年あたりまでは残されていた。
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こちらが天守台
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天守台からの眺め
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山々の姿が素晴らしい
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富士山も見える
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北西に目を向けるとアルプスが!
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甲府城の遺構
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本丸櫓跡
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天守台
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本丸の石垣はとても姿が美しい
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甲府城の観光を終え、甲府駅に向かう。
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甲府駅に戻り、列車の時間までここで一杯飲むことに。今回はつい最近解禁されたワインを飲んだ。甘口と辛口があるが、辛口を飲んだ。アテには鳥皮をパリンパリンに揚げたものを購入した。ワインと鳥皮が見事にマッチしとても美味しい。しかも解禁されたばかりのワインが500円で飲めるのもうれしい。
カフェ&ワインバー 葡萄酒一番館 グルメ・レストラン
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特急列車のかいじで新宿まで戻ることに。そしてそのまま羽田空港へ。
特急 かいじ 乗り物
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羽田空港へと戻ってきた。
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今回羽田空港の桜ラウンジを利用したが、一番残念だったのは食事がなかったこと。
羽田空港国内線ラウンジ 北ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ
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以前はカレーがあったような気がしたが、今はその食事も亡くなってしまったのだろうか。ビールはキリンと黒ラベルの生ビールがあったが、アテはハッピーターンとソフトサラダだけだ
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夕方のフライトで広島空港へと飛び立った。
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広島空港へ到着。
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一階にはリムジンバスの案内表示板があり判りやすい。
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広島空港にモミマンの自販機がある!モミマンの自販機は広島市内だと、本通りと安東駅しか見たことがない。
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バスの自動券売機
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広島バスセンター行のバスで自宅へ。
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