2017/05/18 - 2017/05/29
38位(同エリア153件中)
ラブラーさん
5月27日(土):10日目
早朝に高速鉄道で成都を発ち、洛陽へ向かう。
午後は、白馬寺、関林廟、世界遺産の龍門石窟、を見学して、洛陽泊。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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西安の城内にあるホテルからの景色です。
再訪できてうれしいですが、短時間の滞在です。 -
ここからも朝陽がきれいです。
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6時10分にホテルを出発し、西安の駅から高速鉄道に乗り、洛陽に行きます。(所要時間は約1時間半)
西安の駅舎は、空港の建物のように大きく広々としています。
高速鉄道は、日本の新幹線と同じようで快適です。
ただ、トイレは汚く、汚れていました。中国人の乗客がトイレで消臭剤を撒いたため、警報が鳴り、乗務員がてんてこ舞いしていました。結局この乗客は途中で降ろされたそうです。 -
イチオシ
洛陽では、後漢時代に建てられた中国最古の仏教寺院である白馬寺を見学しました。
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この寺には日本からの留学僧も来ていたようです。その銅像が建っていました。
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また、この寺には、インドやミャンマーの寺も建っていました。
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この後、関羽の首塚のある関林廟に移動です。
大きな川のそばには団地が建っています。 -
関林廟
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廟内に入ります。
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関羽の像。
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イチオシ
関羽像
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関羽の墓地
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イチオシ
関羽の墓地の石碑
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円形の墓
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なぜ、蜀の武将であった関羽の墓が魏の国にあるのでしょうかね。しかもこんな大きな墓を作ったのですね。
曹操は、関羽が好きで、一時曹操にとらえられたいた時に自分の部下になるように説得しています。しかし、関羽は劉備玄徳、張飛と桃園の契りを結んでいたため、曹操の元から帰ってしまいました。その後219年に関羽が呉に捕えられ、その首が曹操に送られると、曹操は深く悲しみ、彼の墓を作ったそうです。曹操は、以外に優しいのですね。 -
関羽が学問をしている像です。
彼は、武将であるが、商売の神様としてもあがめられており、中国以外にも関羽の廟がたてられています。横浜にもありますね。
関羽は、人望があるのですね。 -
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昼食後、洛陽郊外の中国三大石窟の1つである龍門石窟を見学。
場所が離れているので、カートで移動します。 -
広い庭園になっています。
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渭水のほとりで下車します。
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龍門石窟に入ります。
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対岸には大きな建物があります。香山寺です。
一時、蒋介石の別荘だったそうです。
台湾にある蒋介石の別荘に泊まったことがありますが、かび臭かった印象があります。 -
龍門石窟の石像
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これも。
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沢山あります。
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イチオシ
石の断崖に穴があいているところに石像があります。
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一番大きな石窟です。
ここは、世界遺産に指定されています。
龍門石窟は、北魏孝文帝時代(493年)に建設が始まり、約1600年の歴史があり、2345の壁がん像、2800の石碑、70以上の仏塔、10万以上の石刻像があり、中国最大の露天の石刻博物館です。 -
上の石造の名前です。
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奉先寺洞
中央にある石造は、高さ17mの蘆舎那仏です。
柔和な顔立ちの仏像です。 -
蘆舎那仏の石造の右側
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蘆舎那仏の石造の左側
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川を渡ります。前方にカートを降りた場所の橋が見えます。
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橋を渡り、対岸から龍門石窟を見ます。
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断崖の壁に大小の穴が開いています。
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イチオシ
これが先程の仏塔です。
今日は、洛陽の牡丹大酒店に泊まります。 -
写真の本は、下の資料の9.14.
簡単に三国志を知るには良い本です。
(三国志の資料)
<三国志について>
三国志は、約1800年前の中国の時代のことで、紅巾の乱が起こった西暦184年から晋が天下を統一し魏・呉・蜀時代が終了した280年までの約100年間を指す場合と、魏・呉・蜀が成立した221年からの約60年間を指す場合がある。
三国志には、3世紀の西晋の陳寿が書いた歴史書、「正史三国志」と14世紀に羅貫中が書いた歴史小説、「三国志演義」がある。日本では、江戸時代に書かれた湖南文山訳の「通俗三国志」と初和の時代に書かれた吉川英治著の「三国志」があるが、これらは、「三国志演義」を土台にしたものである。
<三国志のあらすじ>
西暦180年頃、豪族の土地占有や飢餓などで、農民たちの生活は苦しい状況であった。そのような時、184年に張角が新興宗教・太平道を創設し、信者を集め「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし」というスローガンを立て、漢に宣戦布告し、信者は黄色い頭布を巻いて暴徒化し、いわゆる黄巾の乱が起こった。漢は、反乱軍の鎮圧に討伐軍を結成し、後の三国志に登場する曹操や劉備もこの討伐軍に参加した。185年に張角が病死すると、反乱は鎮圧され、漢の時代から軍雄割拠の時代へと移って行った。
紅巾の乱の後、董卓は首都洛陽に入り、幼い献帝を擁立した。これに反対する袁招や袁術らは、反董卓の連合軍を作ると、190年に董卓は洛陽に火を放ち、長安(現在の西安)に遷都した。
191年に董卓軍と反董卓軍は虎牢関で戦い、192年に、王允と呂布は董卓を殺害した(連環の計)。董卓が殺害されると、連合軍は解散し、群雄割拠となる。
198年、呂布が刑死し、199年、袁術病死、200年に曹操と袁招の官渡の戦いが有り、少数の曹操が大勝利を挙げる。202年、袁招が死亡し、袁氏一族は滅亡した。
この間、紅巾の乱が起こった時、劉備は、関羽、張飛と出あい、「桃園の契り」を結び、義兄弟となり、これからの三国志を面白くしていくことになる。しかし、劉備らは、根拠地を持たないため、いろいろな武将の下で働くが、成功せず、劉張のいる荊州(現在の湖北省、襄樊市)に落ちのびた。207年、荊州の隆中には、諸葛孔明や龍統(ほうとう)士元らがおり、劉備は三顧の礼を尽くして、諸葛孔明を部下として迎えた。この時、孔明は、「天下三分策」を説いたとされる。
208年、劉表が病死し、後継ぎの劉宗は曹操に降伏し、劉備は長阪の戦いで大敗する。劉備は、孔明及び孫権の武将、周瑜・魯粛(ろしゅく)の策によって、劉備と孫権の同盟が成功する。華北を統一した曹操は、天下統一を夢見て大軍を率いて南下するが、赤壁の戦いで大敗し、魏に逃げ帰る。この時、関羽の軍に見つかってしまうが、関羽は一時曹操の下で庇護を受けていたため、見逃してしまう。209年に、劉備は、孫権の妹と結婚する。210年、呉の将軍、周瑜が若くして病死する。214年に劉備の軍師、龍統(ほうとう)が劉備の身代わりで戦死し、劉備は益州(蜀)を制圧した。216年に、曹操は魏王になり、219年、劉備は漢中王と称し、221年に蜀漢を建国した。また、219年には、関羽が荊州で、曹仁、呂蒙らとの戦いで負け、殺されてしまう。その時の首が魏の曹操に送られたが、曹操は、非常に悲しみ手厚く葬ったそうである。
220年に曹操が病死し、曹丕(そうひ)が劉協(献帝)から禅譲され、魏帝国を建国した。221年に孫権が呉王になり、これで、「天下三分策」の三国が成立した。
この年、張飛は、部下に暗殺されてしまう。222年、関羽を殺された劉備は、孔明から忠言を聞かず、「桃園の契り」を守り、関羽の敵を討つため、呉に出兵し孫権の陸遜と戦う(夷陵の戦い)が大敗し、白帝城に戻るが、223年に劉備は病死し、息子の劉禅が即位する。
225年、魏を攻める前に、南の蛮族を制圧するために諸葛孔明は南征を行う。
227年、蜀の諸葛孔明は第一次北伐を行う。228年第二次北伐(街亭の戦い)、229年第三次北伐、超雲病死、231年第四次北伐、234年第五次北伐(五丈原の戦い)で、諸葛孔明急死、238年、日本の卑弥呼が、魏に朝貢(魏志倭人伝)、247年蜀、北伐を再開、255年蜀、北伐、257年蜀、北伐、263年、蜀漢滅亡、265年、曹奐(元帝)、司馬炎に禅譲。晋帝国建国。280年、呉の孫皓が晋に降伏。晋が天下を統一し、三国時代が終わる。
<三国志のビデオ及び参考書>
<ビデオ・DVD>
1. 守屋 洋監修:三国志演技(ビデオ)、中国中央電視台製作
2. 三国志ノーカット版84集(上記のノーカット版):東京カルチャーセンター
3. 三国志、DVD&データファイル:講談社
4. 横山光輝:三国志(漫画)、㈱光プロダクション、販売元:紀伊国屋書店
5.ジョン・ウー版:レッドクリフ(講談社)⇒映画
<本>
1. 人物 中国の歴史5、三国志の世界:集英社、1981年
2. 渡辺精一:三国志人物事典、講談社、1989年
3. 庄威著、岡田陽一訳:三国志、三一書房、1990年
4. 殷占堂編書、施勝辰画:三国志(中国伝説の中の英傑):岩崎美術社、1999年
5. 桐野作人:破・三国志(1)、学習研究社、1995年
6. 桐野作人:破・三国志(2)、学習研究社、1995年
7. 桐野作人:破・三国志(3)、学習研究社、1995年
8. 三好 徹著、村上 豊画:興亡三国志(1)集英社、1989年
9. 別冊宝島編集部編:あらすじで読む三国志、宝島社、2008年
10. 加来耕三著、横山光輝画:三国志裏読み人間学、実業之日本社、1994年
11. 渡辺精一監修:1冊でわかる イラストでわかる図解 三国志、成美堂出版、2010年
12.歴史人別冊:三国志の真実、KKベストシリーズ、2011年
13.原 虎彦著、横山光輝画:超意訳三国志、宝島社、2015年
14.狩野直禎:60分で名著解読 三国志:日本経済新聞社、2016年
15.井波律子:史記・三国志英雄列伝、潮出版社、2015年
16.守屋 洋:三国志の英雄実説 諸葛孔明、PHP研究所、1991年
17.寺尾善雄:諸葛孔明の生涯、旺文社、1983年
18.中村 愿:三国志曹操伝、新人物往来社、2007年
19.坂口和澄:三国志検定、青春出版社、2006年
20.内田重久:それからの三国志(上)、文芸社文庫、2011年
21. 内田重久:それからの三国志(下)、文芸社文庫、2011年
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