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コロナも少し収まり、やっと海外旅行に行きやすくなりました。<br />以前から行きたかったスリランカのツアーをみつけ2月末に行ってきました。<br />初スリランカ。神秘の島と言われていますが、行ってみての印象は、ひたすら南国の明るさと人々の顔の穏やかさでした。<br />スリランカ語で「こんにちは」=アーユ・ボー・ワン(長寿が更に伸びるように)なんとも穏やかな優しい発音です。旅行中に覚えました。スリランカ航空機内モニターの初期画面にも使われています。<br />ツアーならではの、世界遺産、リゾートホテル、紅茶や宝石などの産業見学お買い物と盛りだくさんの旅程でした。これはこれで楽しかった。<br />内容を分けて書きます。<br />まずは、今回の旅行の一大目的・世界遺産シギリヤロック訪問です。<br /><br />【行程】<br />2月23日(木)成田ースリランカ(コロンボ)ーネゴンボ泊(ホテル ペガサスリーフ)<br />2月24日(金)ネゴンボーピンナワラ(象の孤児院)ータンブッラ(タンブッラ石窟寺院)ーシギリヤ泊(ホテル シギリヤビレッジ)<br />2月25日(土)シギリヤロックーキャンディ(仏歯寺・キャンディ湖・キャンディマーケット・宝石店)ーキャンディ泊(ホテル アマヤヒルズ)<br />2月26日(日)ホテルーキャンディ市内お買い物ーゲラガマ紅茶工場ーゴール旧市内見学ーアフンガラ泊(ホテル ヘリタンスアフンガラ)<br />2月27日(月)アフンガラーコロンボ市内見学ーコロンボ空港ー成田

スリランカ世界遺産を巡る【シギリヤロック編】 

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2023/02/23 - 2023/02/28

273位(同エリア521件中)

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akitaine

akitaineさん

コロナも少し収まり、やっと海外旅行に行きやすくなりました。
以前から行きたかったスリランカのツアーをみつけ2月末に行ってきました。
初スリランカ。神秘の島と言われていますが、行ってみての印象は、ひたすら南国の明るさと人々の顔の穏やかさでした。
スリランカ語で「こんにちは」=アーユ・ボー・ワン(長寿が更に伸びるように)なんとも穏やかな優しい発音です。旅行中に覚えました。スリランカ航空機内モニターの初期画面にも使われています。
ツアーならではの、世界遺産、リゾートホテル、紅茶や宝石などの産業見学お買い物と盛りだくさんの旅程でした。これはこれで楽しかった。
内容を分けて書きます。
まずは、今回の旅行の一大目的・世界遺産シギリヤロック訪問です。

【行程】
2月23日(木)成田ースリランカ(コロンボ)ーネゴンボ泊(ホテル ペガサスリーフ)
2月24日(金)ネゴンボーピンナワラ(象の孤児院)ータンブッラ(タンブッラ石窟寺院)ーシギリヤ泊(ホテル シギリヤビレッジ)
2月25日(土)シギリヤロックーキャンディ(仏歯寺・キャンディ湖・キャンディマーケット・宝石店)ーキャンディ泊(ホテル アマヤヒルズ)
2月26日(日)ホテルーキャンディ市内お買い物ーゲラガマ紅茶工場ーゴール旧市内見学ーアフンガラ泊(ホテル ヘリタンスアフンガラ)
2月27日(月)アフンガラーコロンボ市内見学ーコロンボ空港ー成田

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.5
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
観光バス

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  • シギリヤロックは、ツアー3日目朝一番に行きました。<br />宿泊ホテルからバスで10分くらいでロック麓に着きます。<br />ロックに行く前に、ロックが全望できるビュースポットでバスを停めて写真タイム。<br />周囲は何もないジャングル。その中で忽然と立つ岩塊。かつての火山柱ー火道内マグマ硬化で195m楕円柱の岩頸となりました。<br />これを見れば古代から岩を神聖視したくなる気持ちもわかります。

    シギリヤロックは、ツアー3日目朝一番に行きました。
    宿泊ホテルからバスで10分くらいでロック麓に着きます。
    ロックに行く前に、ロックが全望できるビュースポットでバスを停めて写真タイム。
    周囲は何もないジャングル。その中で忽然と立つ岩塊。かつての火山柱ー火道内マグマ硬化で195m楕円柱の岩頸となりました。
    これを見れば古代から岩を神聖視したくなる気持ちもわかります。

  • バスから降り、ゲートがある陽が射す方向へ歩きます。

    バスから降り、ゲートがある陽が射す方向へ歩きます。

  • 入口にあった案内板。<br />私たちは、現在一番左側の⑤番あたりにいます。内部にはトイレがないのでここですませます。<br />四角く作られた庭園の先にシギリヤロックがそびえています。<br /><br />シギリヤロックが作られたのは5世紀後半。内部争いで父王を殺し王座についた若き王カーシャパがこの王宮を作りました。<br />岩の下の平地にも庭園と宮殿があったようですが、同時に岩の頂上にも宮殿を作りました。外部からの攻撃を防ぐ砦の意味もあったのでしょう。<br />たった11年で王は弟に滅ぼされ、都も移されてしまいました。その後1400年放置されていた王宮は、1875年イギリス人によって偶然発見されました。<br />ドラマティックですね。

    入口にあった案内板。
    私たちは、現在一番左側の⑤番あたりにいます。内部にはトイレがないのでここですませます。
    四角く作られた庭園の先にシギリヤロックがそびえています。

    シギリヤロックが作られたのは5世紀後半。内部争いで父王を殺し王座についた若き王カーシャパがこの王宮を作りました。
    岩の下の平地にも庭園と宮殿があったようですが、同時に岩の頂上にも宮殿を作りました。外部からの攻撃を防ぐ砦の意味もあったのでしょう。
    たった11年で王は弟に滅ぼされ、都も移されてしまいました。その後1400年放置されていた王宮は、1875年イギリス人によって偶然発見されました。
    ドラマティックですね。

  • 王宮を取り囲むハスの水路。<br />日本のお城の堀と同じ発想。

    王宮を取り囲むハスの水路。
    日本のお城の堀と同じ発想。

  • 入口を入ると庭園が広がっています。<br />ここは、左右対称に四角い池。王の沐浴場と言われています。

    入口を入ると庭園が広がっています。
    ここは、左右対称に四角い池。王の沐浴場と言われています。

  • 反対側の池

    反対側の池

  • 1本道の両側に左右庭園や遺構が並んでいます。

    1本道の両側に左右庭園や遺構が並んでいます。

  • インド・リクオオトカゲもいた。

    インド・リクオオトカゲもいた。

  • 庭園はよく整備されています。

    庭園はよく整備されています。

  • さあ、いよいよ岩に近づいてきました。これから階段を昇っていきます。

    さあ、いよいよ岩に近づいてきました。これから階段を昇っていきます。

  • 大きな岩がお出迎え。

    大きな岩がお出迎え。

  • 岩の割れ目に階段がついています。登ってから振り返り撮影。

    岩の割れ目に階段がついています。登ってから振り返り撮影。

  • 少し登ると岩の中腹にあるミラーウオールが迫ってきます。<br />これは天然の岩に顔料などをつけて鏡のようにした岩。内側にはシギリヤレディの壁画が描かれ、岩に鏡のように映っていたそうです。

    少し登ると岩の中腹にあるミラーウオールが迫ってきます。
    これは天然の岩に顔料などをつけて鏡のようにした岩。内側にはシギリヤレディの壁画が描かれ、岩に鏡のように映っていたそうです。

  • こんな階段が続きます。<br />手前にいる肩が青いポロシャツを着ている人は現地の方。<br /><br />実は、入口にこのポロシャツを着ている男性が数名待機していました。<br />彼らは、ロックに登るのが大変な人をサポートしてお金をもらう仕事をしています。<br />私たち団体にもしつこく声をかけていました。<br />いざ登りはじめると、やはり高齢の方の中には登るのがしんどい人も出てきます。するとすかさず手を差し伸べ、ずっとサポート。<br />最後に3000ルピー請求していました。<br /><br />これからシギリヤロックに行く人に進言。<br />しんどいと思ったら最初から頼んだほうがいい。適当にサポートしてもらっても、終始サポートしてもらっても同じ。それなら徹底的にお手伝いしてもらいましょう。彼らも生活かかっているから、お互い気持ち良いディールを。

    こんな階段が続きます。
    手前にいる肩が青いポロシャツを着ている人は現地の方。

    実は、入口にこのポロシャツを着ている男性が数名待機していました。
    彼らは、ロックに登るのが大変な人をサポートしてお金をもらう仕事をしています。
    私たち団体にもしつこく声をかけていました。
    いざ登りはじめると、やはり高齢の方の中には登るのがしんどい人も出てきます。するとすかさず手を差し伸べ、ずっとサポート。
    最後に3000ルピー請求していました。

    これからシギリヤロックに行く人に進言。
    しんどいと思ったら最初から頼んだほうがいい。適当にサポートしてもらっても、終始サポートしてもらっても同じ。それなら徹底的にお手伝いしてもらいましょう。彼らも生活かかっているから、お互い気持ち良いディールを。

  • 急な階段をどんどん登ります。<br />目の下にはジャングル。

    急な階段をどんどん登ります。
    目の下にはジャングル。

  • どんどん登ります。右側に向かうやや並行な道は、帰り道、シギリヤレディの壁画に行く道です。<br />往きは階段を左側に進みます。

    どんどん登ります。右側に向かうやや並行な道は、帰り道、シギリヤレディの壁画に行く道です。
    往きは階段を左側に進みます。

  • 15分くらい登ったところで、大きな平坦な場所に着きました。ライオンのテラスです。<br />宮殿の入口で、階段の両側にライオンの足があります。かつてはライオンの頭と足もあったそうです。<br /><br />スリランカの人は、伝統的にライオンが好きなようで、人口70%を占めるシンハラ人の言葉シンハラ語でライオンは「シンハ」、喉は「ギリヤ」。2つの言葉が転じて「シギリヤ」になったという説がある。これからライオンの喉元に入っていく感じです。<br />ところが、現在スリランカにはライオンはいない。かつてはいたとかガイドが言っていましたが、???<br />

    15分くらい登ったところで、大きな平坦な場所に着きました。ライオンのテラスです。
    宮殿の入口で、階段の両側にライオンの足があります。かつてはライオンの頭と足もあったそうです。

    スリランカの人は、伝統的にライオンが好きなようで、人口70%を占めるシンハラ人の言葉シンハラ語でライオンは「シンハ」、喉は「ギリヤ」。2つの言葉が転じて「シギリヤ」になったという説がある。これからライオンの喉元に入っていく感じです。
    ところが、現在スリランカにはライオンはいない。かつてはいたとかガイドが言っていましたが、???

  • しかし、すごい迫力です。ライオンの入口も。上の鉄製階段の急なことも。<br /><br />当時の家来も大変だったろう。(もちろんこの階段とは違う道で頂上に上がっていたのですが)<br /><br />体力無い人は、この広場で登ることをやめて待っていても良いのですが、参加者全員、当然登りました。

    しかし、すごい迫力です。ライオンの入口も。上の鉄製階段の急なことも。

    当時の家来も大変だったろう。(もちろんこの階段とは違う道で頂上に上がっていたのですが)

    体力無い人は、この広場で登ることをやめて待っていても良いのですが、参加者全員、当然登りました。

  • では、一休憩してからさらに登ります。<br />広場から頂上が見ます。かなり急な階段です。

    では、一休憩してからさらに登ります。
    広場から頂上が見ます。かなり急な階段です。

  • ライオンの足の間からちょっと登った。急な階段なのですごい高度感がありました。

    ライオンの足の間からちょっと登った。急な階段なのですごい高度感がありました。

  • オーバーハングしている岩から下のジャングルを見る。

    オーバーハングしている岩から下のジャングルを見る。

  • そして、15分くらい登り頂上到着。<br />かつては王宮、住居、兵舎などがあったそうです。

    そして、15分くらい登り頂上到着。
    かつては王宮、住居、兵舎などがあったそうです。

  • 頂上は360度の展望。<br /><br />2月は乾季であり、朝方に登ったこと、雲も少しわいてカンカン日照りではなく、風も適度に吹いていたので辛くなかった。暑い季節で真昼に登るときは結構大変かもしれない。<br />ジャングルの向こうに見える山が美しい。<br />南のキャンディ方向かな。

    頂上は360度の展望。

    2月は乾季であり、朝方に登ったこと、雲も少しわいてカンカン日照りではなく、風も適度に吹いていたので辛くなかった。暑い季節で真昼に登るときは結構大変かもしれない。
    ジャングルの向こうに見える山が美しい。
    南のキャンディ方向かな。

  • この方向は、かなり開けていて、湖(灌漑湖?)が点在しています。

    この方向は、かなり開けていて、湖(灌漑湖?)が点在しています。

  • こちらは西側。<br />先ほど歩いてきた庭園と1本道が見えます。<br /><br />思うに、この幾何学的庭園は、日本庭園とは発想がまったく違う、ヨーロッパ的な趣向を感じます。<br />

    こちらは西側。
    先ほど歩いてきた庭園と1本道が見えます。

    思うに、この幾何学的庭園は、日本庭園とは発想がまったく違う、ヨーロッパ的な趣向を感じます。

  • こちらは東側。<br />幻想的な太陽の光。これは日本では見られない光景では。

    こちらは東側。
    幻想的な太陽の光。これは日本では見られない光景では。

  • 皆、しばらく思い思いに頂上を満喫しました。

    皆、しばらく思い思いに頂上を満喫しました。

  • ガイドさんの案内に従い、頂上から南側へ少し下ると大きなプールが現れました。

    ガイドさんの案内に従い、頂上から南側へ少し下ると大きなプールが現れました。

  • 王のプールと言われています。<br />学校のプールくらい大きい。

    王のプールと言われています。
    学校のプールくらい大きい。

  • 少し回り込むと王の座った玉座がありました。

    少し回り込むと王の座った玉座がありました。

  • 宮殿に上がる階段。周辺若干補修しているのだと思うが、雰囲気は当時のままではないでしょうか。

    宮殿に上がる階段。周辺若干補修しているのだと思うが、雰囲気は当時のままではないでしょうか。

  • 名残惜しいが、元来た階段を下って、ライオンテラスまで戻ります。<br />階段途中で撮影。高度感ありすぎてちょっと怖い。

    名残惜しいが、元来た階段を下って、ライオンテラスまで戻ります。
    階段途中で撮影。高度感ありすぎてちょっと怖い。

  • 怖い階段を下り、ライオンテラスまで戻ってきました。<br /><br />ここからさらに少し下り、シギリヤレディの壁画のある場所へミラーウオールを通って行きました。

    怖い階段を下り、ライオンテラスまで戻ってきました。

    ここからさらに少し下り、シギリヤレディの壁画のある場所へミラーウオールを通って行きました。

  • シギリヤレディの壁画はミラーウオールの先の螺旋階段を昇った左側・覆いのようなものが掛けられている岩の下にあります。<br /><br />残念ながら、現在は撮影禁止。この目にしっかりと焼き付けました。<br />当時の美人が描かれています。かつては500人ほど描かれていたようですが、現在残っているのは18人。豊かな胸と細い胴、半分開いたような目。美しかった。妖精、貴族の女性、侍女の女性など。

    シギリヤレディの壁画はミラーウオールの先の螺旋階段を昇った左側・覆いのようなものが掛けられている岩の下にあります。

    残念ながら、現在は撮影禁止。この目にしっかりと焼き付けました。
    当時の美人が描かれています。かつては500人ほど描かれていたようですが、現在残っているのは18人。豊かな胸と細い胴、半分開いたような目。美しかった。妖精、貴族の女性、侍女の女性など。

  • シギリヤレディの壁画を見終え、少し階段を下り、駐車場まで戻ります。<br />2時間の見学でしたが、とても長く充実したものでした。

    シギリヤレディの壁画を見終え、少し階段を下り、駐車場まで戻ります。
    2時間の見学でしたが、とても長く充実したものでした。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • masaさん 2023/03/09 18:10:52
    シギリヤロック
    スリランカの遺産 14世紀も放置されての復活は驚きです。
    インド周辺は宗教主体に、パキスタン(東はバングラデシュ)、スリランカ、ネパール
    に分断と教わったようですが、今回のスリランカを見ると、仏教以上に現地神道が強いようですね。
    小さく洋上に浮かぶスリランカは、対インドが「中国と台湾」に見てとれますが、政治的には如何なのでしょう?

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