2023/02/23 - 2023/02/28
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akitaineさん
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コロナも少し収まり、やっと海外旅行に行きやすくなりました。
以前から行きたかったスリランカのツアーをみつけ2月末に行ってきました。
初スリランカ。神秘の島と言われていますが、行ってみての印象は、ひたすら南国の明るさと人々の顔の穏やかさでした。
スリランカ語で「こんにちは」=アーユ・ボー・ワン(長寿が更に伸びるように)なんとも穏やかな優しい発音です。旅行中に覚えました。スリランカ航空機内モニターの初期画面にも使われています。
ツアーならではの、世界遺産、リゾートホテル、紅茶や宝石などの産業見学お買い物と盛りだくさんの旅程でした。これはこれで楽しかった。
内容を分けて書きます。
ツアー2日目は、象の孤児院と世界遺産タンブッラ石窟寺院訪問です。
【行程】
2月23日(木)成田ースリランカ(コロンボ)ーネゴンボ泊(ホテル ペガサスリーフ)
2月24日(金)ネゴンボーピンナワラ(象の孤児院)ータンブッラ(タンブッラ石窟寺院)ーシギリヤ泊(ホテル シギリヤビレッジ)
2月25日(土)シギリヤロックーキャンディ(仏歯寺・キャンディ湖・キャンディマーケット・宝石店)ーキャンディ泊(ホテル アマヤヒルズ)
2月26日(日)ホテルーキャンディ市内お買い物ーゲラガマ紅茶工場ーゴール旧市内見学ーアフンガラ泊(ホテル ヘリタンスアフンガラ)
2月27日(月)アフンガラーコロンボ市内見学ーコロンボ空港ー成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
昨夜は空港から40分くらい離れたネゴンボに遅く到着し、少々疲れモード。
しかし、今日から楽しい未知の観光が待っている。ワクワク。
最初の訪問地は、ネゴンボからバスで約2.5時間かけて、キャンディ西30kmにあるピンナウラの象の孤児院。
当初、野生の子象が親に死なれたり離れてしまったため、保護する施設でした。大人になったらどこか就職させていたそうですが、現在は、施設内の象が繁殖して必ずしも孤児ばかりではなくなり、就職しないで施設に留まる象もいるようです。動物園のような施設になりました。
見所は、午前と午後、近くの川に象を連れていき水浴びさせる風景。
ちょうど私たちも水浴びタイムに行きました。
写真の象は、施設内でお留守番している象さんたち。 -
施設の前の道路を越えて川にむかって歩いていると、水浴びを終えたのか象が施設に帰る光景に出会いました。
すっかり観光地で、道の両側はお土産物屋さんが並んでいます。 -
このあたりでは、象の糞から作った紙=elephant poo paperを売るお店がありました。エコです。
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この先に川があります。
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川の全景。
あちこちに思い思い水浴びしています。 -
すっかり水に浸かっている象もいます。
緑のポロシャツを着ているのは象の施設のスタッフ。
迷子にならないように見張っていないとね。 -
昼食をはさんで、午後はさらに北にあるタンブッラへと向かいました。
タンブッラ石窟寺院は1991年に世界遺産に登録されました。
このエリアにバスが入ると周囲に名もなき古い遺跡が見られます。
紀元前3世紀から聖なる地として仏教建築が作られてきました。 -
ここが入口ですが、急な階段があるので、少し先にある緩やかな坂道から登ります。
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こんな感じの坂道を15分くらい登るとお寺の入口。
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到着しました。180mほど登っただけですが、開けた景色です。
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背後には石窟寺院の元である大きな岩塊の山。
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目の前にある看板に書いてあること;
・聖地においては、靴と帽子を脱ぐこと
・短い丈の服を着ない。膝が隠れ長袖であること
シンハラ語と英語、タミル語で書かれています。
基本的に国内どの寺院も同じ。 -
寺院は原則裸足で入ります。どうしても辛い人は靴下でもOK。
靴を入口で預け、小さな木製ゲート(山門のような雰囲気)を超えます。
扉に書かれた絵が美しかったので撮影。
東洋とも西洋とも言えない図柄。 -
入口を入ると寺院が広がっています。
手前は僧がいる建物。
奥に長く延びている建物が石窟になっています。
手前から第1窟~第5窟と古い順番に並んでいます。 -
第1窟
建築は紀元前1世紀。石窟全体を占める約14mの涅槃仏が収まっている。岩と同じ自然石から彫ったものだとのこと。 -
涅槃仏の足。あまりうまく撮れませんでしたが、赤い花火のような花模様。
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第2窟
この石窟が一番大きい。幅約52m。奥ゆき約25m。
まず入ってすぐの天井にある壁画が大きくライトアップされていました。 -
壁画
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仏像は全部で56体もあります。
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ヴィシュヌ神も祀られています。
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第2窟には、聖水がしたたり落ちる場所があります。
囲いで厳重に囲われていますが、見ると天井から雫がしたたり落ち壺の中にたまっています。
絶えずしたたり落ちているにも関わらず、水は減りも増えもしないそうです。またどこから来ているのかもわからないそうです。
水は寺の宝とされ、重要な儀式のときに飲むのだとか。 -
第3窟
この像は、仏陀ではなく、キャンディ王国の王の姿であると言われています。 -
仏像は全部で57体。
たくさんの仏像は、数で迫力ありました。 -
神秘的な窟内。
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第4窟:キャンディ王国末期(1815年滅亡)に作られました。
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第5窟:1915年造られた。広さもあまりなく、お金持ちが寄進した仏像がありました。
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各寺院は渡り廊下で結ばれていて、このような入口から入ります。
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紀元前から近年まで続いて建てられた石窟寺院。
仏陀とヒンズーの神さまが同居して祀られていることにスリランカの宗教のあり方を垣間見ました。
仏陀は実在の人物で敬慕するが現世のことには無関与なので、現世の願いは全て神々が聞き届ける。寺院では脇侍風に祀られた神々の像や天井画で満たされ、仏陀を頂点として神々のパンテオンが形成されているのでしょう。この考え方が住民に根強く、上座部仏教でも宗教の土着化のため。儀礼を必要とした。儀礼が有ることで民衆は仏教に溶け込んでいったのでしょう。
スリランカの信仰を知る大きなヒントとなりました。
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