2023/02/21 - 2023/02/21
250位(同エリア308件中)
玄白さん
猪苗代の中ノ沢温泉で雪見風呂を楽しんだ後、帰路に天栄村のBritish Hillsに立ち寄ってみた。
British Hillsは、神田外語大学、神田外語学院を傘下に持つ学校法人佐野学園が1994年に設立した英語研修施設である。施設の利用者の8割がたは、高校生、大学生、専門学校生の英語研修だが、一般の観光客の宿泊、見学も受け入れている。
直接の訪問動機は、連れ合いが本場イギリスのアフタヌーンティーを楽しみたいというおねだり。5年前にニュージーランドに遊びに行って以来、コロナ禍があったりして、とんと海外旅行はご無沙汰になっていたので、たまには外国気分を味わってみたいということで、おねだりを承知した次第。
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中ノ沢温泉をチェックアウトして天栄村羽鳥高原にあるBlitish Hillsに向かう。
途中、猪苗代町の一面雪で真っ白の田園風景。 -
羽鳥高原にある羽鳥湖に立ち寄り。羽鳥ダムによってできた人造湖だが、湖水は全面結氷している。
目指すBritish Hillsは、もうすぐだ -
イチオシ
British Hillsの入り口に到着。
中世イギリスの城壁のような塀が設えられている。 -
ゲート。24万㎡の広大な敷地は、様々な施設が点在している。
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敷地内外の交通標識はイギリスのものである。ここまでのアクセス道路は私有地なので、日本の交通法規は適用外ということらしい。
STOPの下の標識は、交互通行のところで対向車優先という意味。ニュージーランドの田舎道でさんざん目にした標識だ。 -
ゲートをくぐってからメイン施設までは結構距離がある。
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さながらクリスマスツリーのような木立
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メイン施設となっているマナーハウス。
マナーハウスとは、中世イギリスの田舎の荘園を所有する貴族の館である。現代のイギリスでは、マナーハウスはホテルとして使われているケースが多い。
このマナーハウス内には、受付のほか、本場イギリスと同じように設計された様々な部屋が設えられているが、勝手に歩き回ってみることはできない。
広場中央にはシェークスピアの銅像が立っている。
ガイドツアーに参加しなければならない。 -
マナーハウス入り口に掲げられた紋章。いかにもイギリス風のデザイン
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イチオシ
1階のメインホール。奥の階段が2階に通じているが、勝手に2階には上がれない。
施設内での公用語は英語である。ただし、一般日本人の宿泊者、見学者がいるので、一応日本語もOKということになっている。
ガイドツアーは英語と日本語が用意されている。今回は時間の都合で日本語ツアーに参加。 -
受付があるホールで、ツアーまでしばらく待機。
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イチオシ
ツアー開始。
2階に上がる階段の踊り場に飾られているステンドグラス -
ステンドグラスの反対側から2階のUpper Hallを見上げる
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2階の広いホール「Upper Hall」
シャンデリア、天井のレリーフとも豪華。別のところにチャペルがあるが、ここで結婚式を執り行うカップルが多いそうだ。 -
ガイド女史によると、このホールで一番高価なのは、床に敷かれたペルシャ絨毯だそう。時価一億円
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絨毯の裏も緻密な模様が編まれている。
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木彫りのレリーフが壁に飾飾られている
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Upper Hallの隣りのQuuen's Room
荘園主の妻の部屋である。 -
ベッドの足元に置かれている椅子。脚はガチョウが卵を抱えているデザイン。子宝に恵まれるようにという意味らしい。
ちょっと高級なホテルのベッドには、こんな椅子がおいてあるのを見た経験があるが、なぜ、こんな椅子が置かれているのか、意味が分からなかった。ガイド女史によると、領主の妻が朝起きたとき、メイドに着替えを手伝わせるために置かれているのだそうだ。
こういう椅子の類もイギリスから取り寄せたものだという。こうした細かい調度類にこだわったのも、語学研修だけでなく英国文化を正確に学ぶための配慮だという。 -
Queen's Roomのシャンデリア。いまでこそ、シャンデリアは電灯だが、中世にはろうそくだったので、マナーハウスで働く執事やメイドは、さぞ忙しかったことだろう。
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天井の漆喰のレリーフも精巧な出来栄えだ。
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イチオシ
派手ではないが、上品な作りの部屋だ。
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部屋の隣りのバスルーム。猫足のバスタブである。ゲストハウスの部屋のバスルームもすべて、これと同じ猫足バスタブになっているそうだ。
いまでこそ、床は防水加工され排水溝が設えられているが、中世にはそんな設備はないので、体を洗った後、すすぐのはどうするんだろうと疑問に思っていた。現役時代にイギリスに出張した折、現地法人のイギリス人スタッフに訪ねたところ、イギリス人は石鹸で体を洗ったらそのままバスタオルで拭いておしまいなのだそうだ。 -
Quuen's Roomの隣りのKing's Room
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ベッドの上には熊の毛皮が置かれている。領主の権威、もしくは力を誇示する男の見栄かな。ベッドの足元には、Queen's Roomのような椅子は置かれていない。
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領主の机。領主の椅子は奥の窓側に置かれている。面白いことに客が座る手前にも引き出しがついている。真ん中の引き出しは領主側の引き出しとつながっていて、表に出したくない金、ようするに賄賂をやり取りをするときに、この引き出しを使ったという。英語で賄賂を 'Under the table'というのだが、この机を見て、なるほどと納得!
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窓からは敷地が一望できる。かつての荘園領主も、自分の荘園を、窓から眺めていたのであろうか。
羽鳥高原は、Oxford大学、Cambridge大学などがあるイギリスの中南部地方の気候風土がよく似ているという理由で、この辺鄙な地に語学研修施設を作ったということのようだ。 -
図書室も設えられている。研修生は、自由に閲覧できる。もちろんすべて英語の本である。
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ガイド女史が持ち出したのが、'Elephant Ladder’という、高い棚にある本を取り出すための梯子。上下にずらすことで折りたたまれ、一本の棒のようになる。大英帝国時代にインドを植民地にしていたが、そのとき現地人が象に乗るとき、この梯子を使っていた。それを図書館で流用するようになったので、Elephant Ladder'と呼ばれているという。
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会議室
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長い廊下を渡って反対側へ
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Snooker Room
スヌーカーとは、ビリヤードの一種だが、台はビリヤード台より大きく、使用する玉の21個と多く、ビリヤードのように1:1ではなく、大勢でプレーするゲームである。ビクトリア女王時代に軍の将校の間で人気があったらしい。 -
広くはないが、チャペルもある。中世の荘園貴族が祈りのため使ったプライベートチャペルである。結婚式に利用させているが、ここでは「Upper Hall」で式を執り行うことが多いという。
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イチオシ
一階に降りて、Refectoryという大食堂へ。一般に食堂の英語はDining roomだが、大学や修道院の大食堂はRefectoryと言われる。ここの食堂は、映画ハリー・ポッターのロケで使われたOxford大学を模して作られている。見学ツアーに訪れる人の大部分が、このRefectoryを見ることが一番の狙いなのだそうだ。映画の影響は大きい。
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壁には、昨年9月22日に、70年にわたり英国君主として在位し、96歳でなくなったエリザベス女王の肖像が掲げられていた。
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約1時間のマナーハウス見学ツアーが終わり、敷地内の散策。8棟のゲストハウス(宿泊棟)が立ち並んでいる。宿泊客ではないので内部に立ち入ることはできない。
12~18世紀のイギリスの建築様式で、すべて異なったデザインで建てられている。 -
イギリスのみならず、フランスやドイツでの14世紀ごろ流行したTimber Framingという、建築様式。木材を使って柱や梁を組み立て、間を石、レンガ、漆喰を充填して強度を保持した工法である。
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これもTimber Framing様式だが、より、緻密な木骨構造になっている。
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それぞれのゲストハウスには、チョーサー、ドレイク、ニュートン、ターナーといったイギリスの偉人たちの名前が付けられている
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このゲストハウスはヘンリー2世だったかな?
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別のアングルにて
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連れ合いの一番の関心事、Afternoon teaを供されるTea room 「The Ascot 」へ。
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紅茶にはあまりこだわりはないので、知名度が高いダージリンをオーダー。
afternoon tea のサンドイッチ、スコーン、ケーキをほおばりながら、しばし、まったりと外の雪景色を見ながら過ごしてから帰宅の途についた。
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