導かれて京都ひとりたび　番外編:アンディ・ウォーホル展

2022/09/27 - 2022/09/27

昨年2022年9月に訪れた、京都市京セラ美術館「アンディ・ウォーホル・キョウト」展。
アメリカのアンディ・ウォーホル美術館とタッグを組んで、巡回のない京都だけの特別な企画展が発案されました。
全部で200点近い作品が来ていて、珍しい映像作品も15作がお披露目されています。
日本初公開の作品が約半数という、貴重な展覧会です。会期は、2023年2月12日まで！

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

チラシを部分的に載せておきます。
最終日が近いので、行かれる際は最新情報のご確認を！

入ってすぐに、ウォーホルの自画像があります。
銀髪のヘアスタイルが特徴的ですが、これはカツラ。
館内には、実際のカツラも展示されてました。

絵画や写真だけじゃなく、こんな作品も初期は作っていたみたいです。靴のオブジェ？彫刻？
なんともハイセンスなデザイン！今これを作るならドルガバかなあ？

孔雀の線描と着色画。2枚をこんな風に展示するのは珍しい。

絵のタイトルが、「ピエールおじさんに似ている猫」美術館って、静かにしてなきゃいかないのに、思わず笑いそうになりました。

タイトルは、I LOVE YOU SO。絵はウォーホル、文字カリグラフィーはウォーホルのママだそうです。若い頃は家族で作品作りをしていたんですね。

こちらは、ジェームズ・ディーン。ウォーホルはセレブの自画像をたくさん描いたけど、これは日本語？「理由なき反抗」広告だそうです。

こちらは、絵でも、彫刻でもなく、部屋そのものがアート。「銀の雲」というタイトルの作品です。ウォーホルは「浮かぶ彫刻」を目指したんだとか。

これは、ジーンズのパッチをコラージュしたもの
L e eと真ん中のラングラー、右上のカルバン・クラインは分かるけど、左上は初期のリーバイスだ！

「ダブル・エルヴィス」という作品。ダブって見えるという意味だけど、3人いる。

シャネルの香水。というか、「シャネルの5番」マリリン・モンローの絵のそばにこれが飾ってあったら、あのエピソードを思い出すのは、自然。

まさかの葛飾北斎オマージュ。「神奈川沖浪裏」の写生！
これをモチーフにWAVEという作品を制作。

言わずとしれた、キャンベル・スープ。こちらの「クリームマッシュルーム」の絵の中に、反対側の壁面に飾られた「トマト」が映り込むという奇跡！

マリリンモンローの絵はたくさん制作されていて、こちらは「三つのマリリン」という作品。初めからこの横長の構図だったらしく、絵に合わせて額縁が作られていると分かる。

ブリロの箱とキャンベルのトマトジュースの箱。商業的な製品をモチーフに作られた彫刻のシリーズ。これ、ずっと紙製だと思ってたんですが、現物は木でした。ずしっと重量のある木製の彫刻。実際に見ないと分からない好例です。

建物の外観はこんな感じです。入り口がいくつかあるので、来館の際はご注意を！