2022/11/07 - 2022/11/08
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西のマーガレットさん
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自宅を車で出て福岡県の呑山観音寺で紅葉見物、その後、宇美八幡宮でお詣りをして、途中カフェで休憩しながら、虹の松原を通り抜け、佐賀県唐津市に到着しました。今日の宿泊は、唐津城近くにあり、唐津湾を望む割烹旅館「水野」です。ここは食事が美味しいと評判なところです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「虹の松原」を通り抜けて、
虹の松原 自然・景勝地
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宿に到着しました。向こうに唐津城が見えます。左側が「水野旅館」、右側には石垣があり、中に学校があります。
水野旅館 宿・ホテル
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お部屋までの廊下には小さな池が設えてありました。
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ここが泊まる部屋の玄関
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唐津湾を望む和室です。
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立派な床の間のついた広いお部屋でした。
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良いお天気で、海の青と松の緑が美しい。
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ウェルカムドリンクは、お抹茶です。
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こちらは、滞在中自由に本が読める図書室
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満室でしたが、ここには誰もいません。
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かなりの本の数
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インスタントですが、紅茶やコーヒーが飲めるようになっていました。
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ガラスかな?綺麗な絵がはめ込まれています。
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夕食、朝食はこの部屋で私達だけでいただきました。
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本来なら、この部屋も客室なのでしょうが、コロナ禍のためか宿泊客を半分に制限しているようでした。
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夕食のお品書き、手書きです。
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美味しそうなお料理が並びます。
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黒イチジクの甘酒白和え。美味しい、イチジクも甘酒も大好きな私としては、最高です。
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「とんさんなます(殿様刺身)」の名前がついていますが、玄界灘のあら(くえ)のお刺身です。くえは高級魚、夫は美味しいと大変気に入っていました。私は、お刺身は大好物というわけではないので、新鮮だなと思いながら食べました。
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なぜこのように言うようになったかというと、
太閤秀吉が名護屋城出陣の折、唐津唐房の漁師が生き魚を海水で洗い刺身にして「えなが(漁船上から海水を汲み上げる柄の長い大きなひしゃく)」に盛って差し上げたところ、「これぞ料理の粋である」と賞賛され、・・・・
と、説明があります。 -
窓の向こうでは、早稲田佐賀中学校・高等学校の野球部が練習をしていました。
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いかの活き造り この辺りでは、呼子のいかが有名です。呼子は唐津から車で25分くらいのところにあります。大変新鮮で、もちろん、まだぴくぴくして生きていました。美味しかったことこの上ない。
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伊勢海老の活き造り。いかもおいしかったけど、伊勢海老は淡白で甘みがあってこちらもおいしくいただきました。伊勢海老もまだぴくぴくしていました。
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いかと伊勢海老と一緒に記念撮影
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これは、
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松茸の土瓶蒸しでした。
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魳(カマス)の幽庵焼き
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秋の薬膳茶碗蒸し
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薬膳の構成生薬の説明書きが出されました。茶碗蒸しは、高麗人参、生姜、陳皮、枸杞の実、山薬、皮去りハトムギ、蓮の実、ユリの根、松の実、ベニバナのブレンドです。
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さざえの壺焼き
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いかの活き造りの後は、てんぷらか塩焼きが選べますが、塩焼きにしてもらいました。
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伊勢海老の赤出し
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伊勢海老のお刺身はあんなにあっさりしていたのに、赤出しにするとこんなにも深いコクがあるなんて驚きです。
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「永淵さんのにこまる」という名前の付いたごはん、とっても美味しい。
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デザートは、サツマイモのプリンだったかな?
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ご飯が食べきれなかったので、夜食にしてもらいました。いつもお刺身は、ほんの二切れか三切れしか食べないのですが、いかと伊勢海老は、あまりのおいしさに自分の前はすべて平らげました。他のお料理もどれも言うことなしでした。さすが割烹旅館です。他の季節も違うお魚を食べに、また泊まりたいと思いました。
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一夜明けて、朝食前に、唐津城と唐津の街を散策します。
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唐津城のふもと、水野旅館のお隣は、早稲田佐賀中学校・高等学校です。昨夜夕食を食べているときに見えた学校です。二の丸御殿跡に建っています。水野旅館の側には石垣がありました。
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お城を含めて舞鶴公園となっています。
唐津城 名所・史跡
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この階段から小高い丘の上に建つお城まで上がります。途中、朝のお散歩の方々と出会いました。
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唐津城は、豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高が慶長7年(1602年)から7年かけて築城。名護屋城の解体資材が使われたそうです。城を要にした砂浜が翼を広げた鶴のように見えることから別名「舞鶴城」と呼ばれているそう、それで舞鶴公園なのですね、
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階段をどんどん登ります。
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天守閣へ
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天守閣です。
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唐津湾が見えます。
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唐津城の天守閣は1966年に再建されたようです。
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五層の天守です。
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西門
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正面の入り口から天守の中に入れます。
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こちらから天守閣に入れますが、早朝なので閉まっています。
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城は松浦川が唐津湾に注ぐ河口の左岸、満島山に建てられました。松浦川の右岸には虹の松原が続いています。麓からの高低差が34mあるため、有料のエレベーターがありました。
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朝日が昇り始めました。
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見る見るうちに昇ってきます。毎朝の散歩でこの絶景を見られるのは地元の方々の特典です。うらやましい。
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天守閣に朝日が当たり始めました。
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井戸が残っています。
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見上げると、石垣が高い。
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天然記念物の紫フジ、大きく広がっていました。咲くころは見事でしょうね。
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美しい景色を後に、街中へ。
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最初に「旧唐津銀行本店」に行ってみました。
旧唐津銀行 名所・史跡
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そばに像が、
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2体ありました。
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右側が、近代建築の父として知られる辰野金吾、左側が、曽禰達蔵。曽禰達蔵のことは知りませんでしたが、調べてみると、辰野金吾と同時代の、唐津藩士の子として江戸に生まれた建築家でした。辰野金吾没後100年の2019年に市が、辰野が監修したとされる旧唐津銀行に「辰野金吾記念館」の別称をつけ、2人のモニュメントを設置したそうです。辰野金吾像と一枚。
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「佐賀銀行」とあるのは、1997年まで佐賀銀行唐津支店として使われたため。その後、唐津市に寄贈されました。
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この建物は1912年(明治45年)に完成しました。当時の頭取が、唐津出身の辰野金吾に設計を依頼し、彼の監修のもとで弟子の田中実が設計したものだそうです。辰野は当時、国家プロジェクト「東京駅」設計工事の真っただ中であったようです。外壁には赤レンガ調タイルと白御影石が使用され、アーチ窓、御影石バルコニーなどの「辰野様式」の外観の特徴を採用しています。
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東北旅行をした時にも辰野金吾設計の旧盛岡銀行を見に行きましたが、建物の雰囲気がよく似ていました。
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続いて唐津神社です。
唐津神社 寺・神社・教会
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三韓征伐の神功皇后に起源が関係あるようです。宇美神社もそうでしたが、地理的にそうなるのでしょう。
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本殿によって、
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水野旅館に戻ります。
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「時の太鼓」が横断歩道の向こうに見えてきました。
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「時の太鼓」とは、正時(午前7時~午後7時)になると、鐘楼に裃人形が現れ、どんどんと太鼓をたたき、お堀端に時刻を知らせてくれるからくり時計で、江戸時代は時を知らせる太鼓が置かれた場所だったようです。時間が合わなくて見ることは叶いませんでした。チェコ・プラハの旧市街広場にある天文時計のからくり人形のショウはみたのですけれど、、、残念
時の太鼓 名所・史跡
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二の門外堀です。
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説明板を読んでから、旅館に戻り、朝食です。
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朝食の数々
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自家製げんこうジュース 希少種「げんこう」の果汁を搾ったもの。とても珍しい柑橘のようです。
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お魚はサバのみりん干しだったかな?右は、藤川蒲鉾のギョロッケ
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帰るとき、女将さんにたくさんの写真を撮っていただきました。食事も素晴らしかったですが、働いておられる方々のおもてなしも素晴らしい旅館でした。
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また泊まりに来たい旅館です。
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車は水野旅館に置かせてもらって、旧高取邸に向かいました。入館料は520円でした。
旧高取邸 美術館・博物館
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旧高取邸は国指定の重要文化財です。炭鉱経営で財を成した高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅。和風基調ですが、本玄関の隣、写真右側は洋間です。
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案内図。とにかく広い。2,300坪の敷地に2棟の大きな建物が建っています。大広間には様々な工夫がされた能舞台がありました。家屋の中の能舞台というのを初めてみました。圧倒されました。あちこちにある杉戸絵や欄間の意匠もすばらしく、見ごたえがあります。
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内部は写真撮影禁止なので写真はありませんが、洋間には暖炉があり、その煙突が高くそびえています。右側は大玄関。他にも内玄関があり、玄関だけでも3つ、人によりそれぞれ入る玄関が異なります。
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ここは、能舞台の後ろがわの廊下部分です。
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2階には大広間が2つあり、接客用に使われました。古い格子窓からは唐津湾が一望できました。
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敷地が広いので、延々と石塀が続いていました。旧高取邸を後に、長崎県の平戸へ向かいます。
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