2023/01/10 - 2023/01/10
9661位(同エリア31814件中)
ふむすけさん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
忙しい年末年始と三連休が終わり、やっと初詣へ。
18きっぷ期間最終日に、残り一回分を使って御殿場線と身延線完乗。
大きな富士山を見て、温泉にも寄って、やっと新年明けました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 2.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
本日もやはり快晴なり。
風は冷たく少し強めだが、湘南の強風に慣れているのでへっちゃら。
東海道線で富士駅まで行ってしまえば時間短縮になるのですが、
それではつまらない。
御殿場線を完乗しつつ参りましょう。 -
国府津から沼津行きの御殿場線に乗り込みます。
三両編成のロングシート、通勤時間帯なので満席です。
みんなどこで働いているんだろう。国府津駅 駅
-
座らずに進行方向左手を見ると下曽我駅から相模金子駅の区間で、いきなり富士山が綺麗に見えました。
なぜだか少し涙ぐんでしまう。
立山もだけど、確かに信仰したくなる気持ちがわかる。
下曽我駅は曽我梅林があるところ。
以前、小田原に住んでいた時に行きましたが、広い敷地に良い香りの梅が満開で、
出店なんかも出ていてとても美しかった。
また今年も行こうかしら。 -
東山北駅からはしばらく富士山が見えなくなるので、貴重な眺め。
線路がカーブしているためと、手前の山に阻まれるためです。
国府津を出発した後、山なりに弧を描いて沼津に向かう形状の線路。 -
駿河小山駅。
赤い屋根の後ろに富士山。
この次の足柄駅は駅舎が立派です。
無人駅なのに、隈研吾デザイン。なぜだ。
ところで足柄駅というのはここ静岡のほかに神奈川にもあり、
以前ひどい目に遭ったことがあります。
神奈川は小田急線の足柄駅で、台風による電車ストップ。
来てくれるというタクシー会社を心待ちにしていたら、
なんと静岡の足柄駅で待っていてくれたという・・・
私もタクシー会社も確認を怠ったのが原因です。
お気をつけあれ。
御殿場駅からはまたきれいな富士山が見えます。
先ほどまでは車窓左側に見えておりましたが、ここからは車窓右側に富士山が移動します。
御殿場駅で乗客の半分以上が入れ替わります。
ロングシートが満席かつ、座っていると全く車窓が見えないので、
ちょっと眠くて疲れるけどドアのところに立っているのが一番良い様子。
乗客は圧倒的に男性が多いです。
なぜだ。
ところで、ずっと「長泉なめり」駅の「なめり」って何だろうと思っていましたが
単に地名だったようです。
駿東郡長泉町納米里。
「納米里」はwikiによると、「地表が溶岩台地の上にありながら滑らかだったことに由来する」そうです。
当て字なのか。足柄駅 駅
-
沼津駅で東海道線に乗り換え富士駅へ。
地元の人たちはやはり富士山なんて見慣れているんだろう、窓に日除けを下ろしスマホを見ているか寝ているかだ。
私も10才まで富士宮に住んでいた。
毎日玄関を出ると目の前に裾野から綺麗にそびえる富士山があり、その時はそれが当たり前だったな。
その後家族で東京の八王子に越したが、もちろん富士山は見えないし、私の通った公立小・中学校はいじめと校内暴力時代の団塊ジュニアの巣窟だった。
今までの生活とのギャップによるストレスで、給食含め他人と一緒にご飯を食べられなくなってしまったが、当時は給食を残すなんてことは人道にもとると考えられていたため、昼休みや掃除の時間まで食べられない給食を前に泣いていたっけな。
今では使われなくなった言葉だが「登校拒否」に対する当たりも強く、引きずってでも学校に連れてこいみたいな風潮だった。
私のように生きづらかった子供たちは大勢いただろう。
体罰やいじめももちろんあった。
あの頃、いじめのターゲットなんて当番制だったよなあ。
とてつもないストレスが子供たちにのしかかっていた時代だったんだと思う。
今の子供たちにはまた別の大変さがあるんだろう、と娘を見ていても思いますが、あの頃はあの頃で、やっぱり何かがおかしかったのだ。
そんな団塊ジュニアは成人するとロストジェネレーションなどと呼ばれるようになるのだが、それはまた別のお話。
時代になんか負けないぞ!笑
富士山から大分話がずれた。
トイレを我慢しつつ、富士駅に到着です。
富士の製紙工場はいつ見ても規模がでかくてすごい。
かっこいい。
いつか写真を撮りたい。夜景も見たい。 -
車窓を見ながら心があちこちに飛んでいく時間というのは
ストレス解消に効果絶大。
昔のことを思い出しながら、富士宮駅に到着です。
越してからも3度ほどお墓参りなどで来たことがあるが、
浅間大社に寄るのは初めて。
駅のロータリーからも富士山がくっきり見えます。
雲一つない晴天。
さすが晴れ女のふむすけ。富士宮駅 駅
-
駅舎。
間口が広い。
ちなみに改札内にはトイレがないので、
改札外で済ませましょう。 -
ロータリーにはこのような標語が。
・・・やくざなんかいたっけ?
こんな看板、八王子の方がふさわしい気がします。 -
徒歩10分程度で富士山本宮浅間大社に到着です。
鳥居外には午前中からビールの飲めるお土産屋さんが。
いや、時間が無いのだ、これからお参りだし、いかんいかん。富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会
-
赤い鳥居に日の丸に富士山。
縁起の良い初夢みたいだ。
今年の富士山は、雪が少なめ? -
流鏑馬の銅像も。
かっこいい。
走る馬上で正確に弓を射るなんてすごいよなあ。 -
拝殿。
10日とはいえ、まだ初詣の方も結構いらっしゃいます。
いつも特にお願い事などはしないのですが、何かにすうっとつながるような感覚があって、参詣というものが好きです。
「整う」のだろうな。 -
おみくじを引いて、涌玉池で開きます。
末吉、「諸事控えめにせよ」とのこと。
うん、よし、まずは仕事を控えめにしよう。
いや本当に年末年始忙しかったけん。
もうがんばるの嫌や。 -
涌玉池横には水屋神社。
富士登山者はこの池で禊を行ったとのこと。
冬はつらかろう、と思い、指を浸してみましたが、それほど冷たくはなかったです。
禊向きの水温ではないけど。 -
おや、どなたかいらっしゃった。
-
マガモでした。
ご夫婦で初詣にいらっしゃった様子。
仲良さそうにくっついて微笑ましい感じ。
いいなあ、私も大好きな旦那さんと初詣に来たいなあ。
いいなあ。
なんだか縁起の良いものを見た気がします。 -
「禊所」という札が立っております。
水が透き通っていて綺麗。 -
橋の下には、ほかにもたくさんのマガモが。
雄は頭が孔雀のようなグリーンやブルーで美しい。
雌は地味だといわれますが、調べたところ、雄がこのように色鮮やかになるのは繁殖期だけで、非繁殖期には雌のようなブラウンになるそうです。
知らんかった。
色鮮やかだと敵に狙われやすくなるそうですが、繁殖期に命懸けで雌にアピールするって、男気を感じますね。 -
東鳥居。
ここを入ってまっすぐ行くと、反対側の西鳥居につながります。 -
右手の青い標識には「神田川 起点」とあります。
本当かしらと思ってGoogleMap見たら、本当でした。
疑ってすまなかった。
川の起点。
良いものを見た。 -
左の涌玉池から橋の下で傾斜がついて、滝のように流れていきます。
-
神田川ふれあい広場からの富士山。
-
素敵だ。
この木は自転車用のヘルメットみたいな実がついていて、
子供のころに良く集めた記憶。
何の木だっけ。
樹木図鑑を見るも探せず。
珍しい木ではないんだが。
樹皮と葉の写真も撮ってくればよかった。
セキレイに少し遊んでもらい、
富士山をぼおっと眺めたりしていたら、そろそろ行く時間。
大社前の通りの福太郎さんで「富士のこけもも」という雅な落雁のお菓子をお土産に購入し、駅に戻ります。 -
再び甲府行きの身延線に乗り、「内船駅」へ。
「うつぶな」と読みます。
身延線は難読駅名が多いですね。
「金手」かねんて、「鰍沢口」かじかざわぐち、「波高島」はだかじま、など。内船駅 駅
-
内船駅は無人駅。すでに山梨です。
出発前日まで久遠時に行こうか迷っていましたが、年末年始と三連休の忙しさで疲れ果てていたので、やはりここは温泉でのんびりが良いと考えた。
久遠時の階段を上る元気はないだろうと踏みました。
一神教と言うのはやはり私には馴染まない。
山を見ればあそこに神様がいると思うし、海を見ればここにも神様がいると思う。
しゃもじの神様だっていたら可愛らしいだろう。
あらゆるものに神性があると感じながら生きる方がずっと救われる気がするのだ。 -
ちょっと遠回りして(GoogleMapに騙されただけともいう)、こんなのどかな農道を「森のなかの温泉 なんぶの湯」へと向かいます。
-
山と川に囲まれており、森のなかというよりは里の湯ですな。
スーパー銭湯の見た目だが、中の造りもスーパー銭湯。
ただし、お湯がすごく良い。
ph10.3の強アルカリ単純泉。
露天風呂は少しぬるめで、30分はのぼせず余裕で入っていられます。
他に内湯(少し熱めらしいが入っていないのでわからない)、ドライサウナ(これもあまり暑すぎず、ドライサウナが苦手な私も10分くらい入れる)、ジェットバス、打たせ湯。
打たせ湯の勢いの良さは笑ってしまうほど。
ミストサウナは調整中。
三連休明けの平日日中のためかとても空いていて、露天風呂もサウナも一時貸し切り状態。
施設は清潔で、人懐こい掃除のおばちゃんもおり、受付の男性も親切。
漫画コーナーと飲食コーナーとのんびりスペースあり。
Wi-Fiあり。
サウナに入ってぼんやりしていたら、お掃除のおばちゃんがやってきて、「一人?寂しくない?ネズミに引かれないようにね!」と言って元気に去っていった。
「ネズミに引かれる」なんて、数十年ぶりに耳にした。
裸のままサウナからネズミに連れ去られる自分を想像して、面白い気持ちになった。なんぶの湯 温泉
-
あっという間に2時間ほど経過。
腹ペコです。
中の食堂で、生ビール2杯と、カレーと、長芋の浅漬けをオーダー。
カレーは横浜の合同庁舎の社員食堂の400円のカレーの方がまだ美味しいくらいだけど、腹ペコなので文句言わずに完食。
麦酒はサッポロなので、それは良し。
電車の時間までぼんやり。
テーブル席と、畳の席があり、畳の方はごろごろと人が寝っ転がっていたので、テーブル席で。 -
さあ。
帰りましょうか。
それにしてものどかでいいですねえ。
人混みなんざごめんだい。
爆睡しながら甲府に出て、そこからはいつもの大月、高尾、八王子まわりで帰還。
初詣が無事終わってよかった。
脳みそも温泉でほぐれてよかった。
去年から旅の折に読んでいた「百鬼園百物語 百閒怪異小品集」も車内で読み終わった。
今年も佳い1年になるだろう。
新年、あけましておめでとうございます。
お読みいただきありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
静岡 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30