2023年 丹後半島・山陰海岸-A（天橋立と伊根湾めぐり）

2023/01/03 - 2023/01/05

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京都 → 園部 → 福知山　※青春18きっぷ利用
【ニコニコカプセル】

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福知山 → 宮津 → 天橋立 → 天橋立ビューランド → 廻旋橋(10:00) → 港 →ケーブル下 → 伊根日出 →遊覧船(12:00発)→ 伊根 →元伊勢籠神社 → 府中 → 傘松公園 → 府中
【坂元屋旅館】

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一の宮桟橋 → 天橋立 → 豊岡 → 城崎温泉 → 浜坂 → 餘部 → 浜坂 → 湯村温泉
【橋本屋旅館】

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湯村温泉薬師湯 → 浜坂 → 城崎温泉 →　福知山　→篠山口　→大阪　※青春18きっぷ利用

エリア 京都

京都駅から福知山、天橋立を経て豊岡に抜ける。

京都駅の山陰線ホーム。ＪＲ西日本では愛称で呼ばれていて嵯峨野線というらしいがどうもなじめない。片町線、関西線、奈良線も愛称で呼ばれるのでこちらもなじめない。大和路線とか未だに抵抗がある。
そんなわけで嵯峨野線というか山陰本線で園部へ向かう。青春18きっぷ利用になる。
山陰線は非電化のイメージだが福知山を経て城崎温泉まで電化されている。運行パターンは普通が亀岡行きで快速が園部行きとなっている。

快速列車で園部にやってきた。

乗り継ぎ時間の関係で1時間ほど園部駅周辺で時間を潰すことになる。

城跡に行くことにした。

園部駅は街の中心から離れている。園部の城下町は峠を越えた先になり、1キロほど歩くことになる。

城下町には天満宮があり初詣客で賑わっていた。

城跡は学校の敷地になっていて原型はとどめていない。垣根が一部残るのと門があるが復元だ。

近くに城みたいな建物があるが、あれば最近建てられた博物館で紛らわしい。

再び園部駅へ戻った。
園部から福知山への列車は日中2時間に一本しかない。2両編成で福知山へは1時間半ほど。転換クロスシートで乗ってしまえば快適だ。

16時9分に福知山駅着。
福知山駅は大阪へ直通する快速列車は多くないのに高架化された規模の大きな駅だ。
京都丹後鉄道のホームも含めると4面7線もある。

高架の福知山駅。

日が暮れる前に福知山城に行ってみた。

福知山城の天守閣。

福知山は明智光秀が築いた城下町。

福知山城(福知山市郷土資料館) 名所・史跡

天守閣の鯱瓦。

福知山城。残念ながら時間が遅かったので内部見学の営業が終了していた。

歩いて宿泊先のニコニコカプセルへ向かった。

ニコニコカプセルホテル 宿・ホテル

レンタルルームや銭湯などがある健康ランドの複合施設だ。

料金は1720円。シャワーのみで大浴場は利用しないプランだ。
カプセルからシャワーが遠く、いちいち靴に履き替えないといけないのが難だがトイレは近い。ドリンクバーがあり飲み放題なので値段の割には快適だ。
結構泊まっている人は多い。なぜ福知山にこのような施設があるのか謎ではある。

清潔で機能的な寝室スペース。

夕食は「格別や」というラーメン屋でラーメンを食べることにした。

格別ヤ 福知山店 グルメ・レストラン

黒こってりラーメンの並を注文。

からあげ、チャーハン、チャーシュー、サラダがセットになった格別セットを注文した。

カプセルに戻り、この日はそのまま就寝。

【1月4日（水）】

翌朝、福知山駅。
朝食はカプセルホテル併設のガストで食べることも可能だったが、営業開始が7時からと遅いので駅前のコンビニでおにぎりを買うことにした。

かつては鉄道の街として栄えた福知山駅。駅の南側はかつて広大な扇状機関区があった場所で現在は広場になっていてC11蒸気機関車が静態保存されていた。転車台ごと展示されているのは珍しい。なので迫力がある。

鉄道の線路を使った屋舎も休憩所として保存されている。

これから第三セクターの京都丹後鉄道を利用して天橋立へ向かう。

利用する切符は天橋立周辺を中心に京都タンゴ鉄道も全線2日間乗り放題のフリーパスを利用する。
事前に予約して支払いは済ませてあるので改札口で受け取った。京都丹後鉄道はWILLERバスの子会社らしくWILLERのサイトから購入することができた。早く買ったからといって割引があるわけではない。クレジットカードでの支払いができただけだ。

いろんな交通機関が乗り放題となる。

福知山駅丹鉄ホーム。7時29分発の「快速大江山1号」で宮津に向かう。
車両は特急型の「丹後の海」。

リクライニングで木をふんだんに使用した暖かみのある車両だ。

宮津駅で天橋立方面の各駅停車に乗り換えた。

宮津駅から一駅乗車して天橋立駅に到着。

天橋立駅舎。あいにくの雨。

9時から営業が始まる天橋立ビューランドへ向かった。天橋立を南側から眺めることのできる展望台がある。

天橋立ビューランド モノレール リフト 乗り物

9時の営業開始まで少し待つことになる。

フリーパスは使えないので850円でチケットを購入することになる。10分前に窓口が開いたのでチケットを購入してモノレールに乗り込んだ。

モノレールの乗車時間は7分。高度を上げるモノレールから天橋立を見下ろす。
https://www.youtube.com/watch?v=o6-4r5E6MbA

モノレールはロープウェイのゴンドラのような車両が2両一組で進む。
天橋立が一望できるビューランドに到着。

ビューランドのモノレールと天橋立の展望。

霙が降っている状態だが、天橋立の展望は問題なく、時折晴れ間が出て日差しと雲のコントラストが幻想的で眺めは悪くない。

天橋立ビューランド テーマパーク

眺めは快晴より変化があって面白いかもしれない。しかし時折強い雨が降りつける。

雲の流れは速く、視界が悪くなることもある。

天橋立ビューポイントは遊園地になっていた入場料850円。観覧車などのアトラクションは別途利用料金を払うことになる。

宮津市街地方面の眺め。

再び天橋立の眺め。
https://www.youtube.com/watch?v=JqRqHEK2-_I

30分もしない下ることにした。
雨がやんでいる隙にリフトで戻ることができた。下りのリフトは眺めが良い。

https://www.youtube.com/watch?v=X9DJ5r0DOEM

山麓の駅に到着。

リフトを降りて街を歩いているとまた強い雨が降ってきた。
向かった先は天橋立の小天橋。廻旋橋とも呼ばれ船を通すために回転する珍しい橋だ。

廻旋橋 名所・史跡

毎日9時55分～10時の間に回転するので見学に向かった。
宮津から一本だけ天橋立にやってくる観光船がある。湖の船に合わせて橋が回転することになる。夕方にも観光船が通過するのだがそちらは不定期運航なので確実に回転する橋を見学できるのは10時前の一回だけだ。それ以外にも船は通らないがアトラクションとして回転はするらしい。

10時前に時間通り観光船が水路を通ってやってきた。

https://www.youtube.com/watch?v=_j5kApmm_Xw

廻旋橋 名所・史跡

観光船乗り場近くにある知恩院の山門。

10時30分の観光船で元伊勢籠神社がある一の宮桟橋に向かった。観光船は30分に一本出ていて所要時間も12分なのでバスより便利だ。

桟橋の屋根の上で休んでいるカモメ。船が動き出すと追いかけてくる。

https://www.youtube.com/watch?v=QZAYtqIjNYk

出航時雨が止んで晴れ間が見えていたので甲板に上がり、かもめが飛ぶ様子を見ることができた。

えびせんの餌を求めていっぱい集まってくる。

目的地の一の宮桟橋の方が雨雲に覆われている。こちらは晴れているので虹がかかっている。

一の宮桟橋到着時。

天橋立 一の宮桟橋 乗り物

天橋立観光船。

また雨が降ってきた。いったん傘松公園ケーブルカーの府中駅まで移動したあと雨宿り。とりあえず近くのつるや食堂で昼食を食べることにした。

つるや食堂 グルメ・レストラン

つるや食堂では注文するのは「お宝丼」一択。歯応えのいい地イカとバイ貝、ブリが乗っている。それにアカモクという海蘊みたいなのを混ぜて食べるのがいいようだ。

食事をしていたら晴れ間が見えてきた。ちょうど伊根行きのバスが来るのでバス停へ向かった。しかしまた雨が降ってきた。晴れ間が見えたり強い雨が降ったり数分後の天気も予想できないので先に遠くにある伊根に行っておいたほうがいいだろう。

天橋立ケーブル下から伊根までバスで26分。1時間に一本しかないので計画的に移動したい。

伊根湾めぐり遊覧船乗り場がある伊根湾めぐり日の出でバスを下車した。雨は上がり晴れ間が見えてきた。今日はよくわからない天気だ。

伊根湾めぐりの遊覧船乗り場。

伊根湾めぐり遊覧船 乗り物

カモメのえさを購入した。使わなくてもおやつになる。

遊覧船は30分おきに出ている。こんな頻繁に出ていて客がいるのかと思っていたが、それなりにたくさんいた。ほぼ待ち時間なしで船に乗り込んで出港を待った。

舟屋見学は遠くからなのでまずまずだがカモメが一体飛んでいてそちらはなかなか面白い。

船に乗っている時間の大半は雨に降られることなく、時折晴れ間も見える好天だった。

舟屋を眺める。
https://www.youtube.com/watch?v=l6vlEf-t3YM

遊覧船を下りたあと伊根の街を歩くことにした。
全体の雰囲気を眺めるなら遊覧船がいいが、舟屋の細かい部分を見て回るなら歩いた方がいい。でも家の敷内には入れないので見学できる場所は限られる。

船がぶら下がっているのが見える舟屋。

雰囲気のある舟屋。

こちらは江戸時代から使われる舟屋。「ふなや喜左衛門」

伊根の町並み。

一階部分が空洞になっていた舟屋。この舟屋は売りに出されていた。

船屋の内部。

伊根の中心部にある伊根浦公園殻の眺め。雰囲気のある舟屋が多く残り、見ていて面白い。観光化されているので宿泊施設になっている家屋も多い。

伊根中心部の舟屋。

現役の舟屋。

伊根浦公園にあった「伊根浦伝統的建造 物群保存地区」の案内。

伊根の舟屋 名所・史跡

伊根浦公園からの眺め。

伊根の町並み。

伊根中心部にあるバス停から天橋立に戻ることにした。

元伊勢籠神社前でバスを下車。

傘松公園の天橋立ケーブルカー府中駅に向かった。

天橋立ケーブルカーで傘松公園の展望台に向かう。

天橋立ケーブルカー 乗り物

15分ごとに運行されている。
https://www.youtube.com/watch?v=69uZFoQd8UA

傘松公園駅に到着。

傘松公園は今朝上ったビューランドとは反対側の北に位置する展望台で全く違った眺めだ。

傘松公園 公園・植物園

傘松公園展望台に上がると雨は上がり素晴らしい展望を眺めることができた。

しかししばらくするとまた雨だ。でも不安定な天候の中、なんとか天橋立の見どころを回り切ることができ満足だ。

府中駅に戻ってきた。今は使われていないケーブルカーの操縦機器が残されている。

元伊勢籠神社

元伊勢籠神社 寺・神社・教会

麓の元伊勢籠神社は初詣客で賑わっている。

一度バスで天橋立駅に行き、最終の観光船で一の宮桟橋に戻ることにした。乗客は一人だけ。

客はいないがカモメはいつも通りたくさんいる。

一の宮桟橋に到着。この時間になると観光客もほとんど歩いていない。

天橋立 一の宮桟橋 乗り物

宿泊先の坂元家旅館に向かった。この宿はレストランも併設している。

京都・天橋立　坂元家 宿・ホテル

坂元家の部屋。2食付きで14300円。年末年始ということで旅行支援の対象外となった。

夕食は18時から。

フグの鍋。さんきゅうフグ。小さい毒のないフグらしく若狭湾の名物だ。
食感はまさにフグそのものだ。

https://www.youtube.com/watch?v=ykLYKcwPdh0

ブリのお造り、魚の塩焼き、揚げ物などシンプルだが洗練された料理に満足。３代目の女将さんもYouTubeを始めたとかで気さくな感じでリラックスできる。

風呂は温泉ではないが温まることができた。

しかし夜になっても雨はやまず、夜はもう外出はせずに横になることにした。

【1月5日（木）】

天橋立で迎えた朝。
天気は朝から晴れ間が広がっている。

朝食は7時半からにしてもらった。

出汁卵焼き。

8時15分に出航する始発の観光船に乗るため一の宮桟橋に向かった。

天橋立 一の宮桟橋 乗り物

乗客は僕を含めて二人。

一の宮桟橋を出航。
一応カモメのえさを準備していたがこの船には全くカモメが近づいてこなかった。

天橋立ケーブルと傘松公園。

昨日の雨で周辺の山は雪化粧している。

風光明媚な天橋立。

天橋立桟橋に9時27分に到着。

智恩寺 文殊堂

霊木 文樹

列車の出発まで10分しかなかったので急いで駅に向かいホームに向かった。
9時37分発の特急たんごリレー号に乗り込むことになる。この列車は網野行だが、同じ列車がそのまま豊岡まで直通する。