ひさびさの空旅と名画鑑賞、異国情緒溢れる街を歩き「西洋気分」 大塚国際美術館・神戸の旅 【１４】２日目② モダンレトロな鉄人と旧居留地

2022/09/03 - 2022/09/03

コロナ禍で続いていた自粛の雰囲気もようやく薄れ、車で行ける範囲の登山や温泉地そして御朱印回りの近県旅行から、ひさびさ飛行機で遠くに出かけようと思います。とはいっても外国はまだ敷居が高いのでとりあえず国内旅行を楽しもうと計画しました。飛行機で行くということでまず頭に浮かんだのは、世界の名画の模写が集まる大塚国際美術館です。私の家（関東在住です）から車で行くには遠すぎることもあって行きあぐんでいましたが、今回飛行機で行ける手近なところとしてまずは決定。続いて考えたのはその玄関口です。地理的に徳島空港から行くのが定石だと思いますが、対岸の神戸空港からのアクセスも悪くなさそうです。神戸空港は比較的新しく、利用するのは初めてで興味があったこと、また市街からも近く、未だ訪れたことが無かった異国情緒溢れる街並みの観光地神戸を大塚国際美術館と併せて観光することで、僅か1泊2日ですが「西洋気分」を満喫しようと思い行くことにしました。

日程は以下の通りです。
1日目（9/2）羽田 ⇒ 神戸・・・大塚国際美術館・・・神戸市内観光
2日目（9/3）神戸市内観光・・・神戸 ⇒ 羽田

今回は２日目②です。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

続いてはJR線で新長田駅へ。新長田は地下鉄も乗り入れる大きな駅ですが、JRは各駅停車のみの停車です。
（須磨6:04 ⇒ 6:09新長田）

駅は大きく、街は新しくそして美しいです。阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けた街ですが、逞しく復興して見違えるほど大きくなったとのことです。

その新しい街のすぐ近くに漫画「鉄人28号」の原寸大のモニュメントがあるとのことなので見に来ました。

歩いてすぐ、ショッピングセンターの裏手の広場にありました、ありました。

力強いポーズで立っています。10メートル以上はある大きな像です。鉄人28号は私の前の世代で流行った漫画・アニメなので感動よりも、こんな大きな像を造るとは凄いなあというのが率直な感想でした。今のこどもたちにはどう映っているのでしょうか。
（鉄人28号ﾓﾆｭﾒﾝﾄ6:14～6:17）

前から写っている写真はたくさんあるので後ろから撮ってみました。後ろから見ても力強さは変わりません。二次元である漫画・アニメから三次元の像として違和感なく造られていて凄いなあと思いました。

新長田で見るのはここだけなので早速移動します。続いては再びJR線で元町へ向かいます。
（新長田6:24 ⇒ 6:31元町）

今回も各駅停車で向かいますが、関西の列車は速くて眺めや乗り心地が良くて羨ましいです。

昨日も降りた元町駅で再び下車します。

元町は神戸の古くからの市街の駅ですが、駅自体はコンパクトです。ここから旧居留地の入口、大丸前に向かいます。
（元町駅6:32 ⇒ 6:37大丸前）

程なく大丸前に着きました。レトロな曲線を描いた建物は一見の価値があります。デパートとして営業しているので当然中にも入れますが、この時間はまだ開いていません。時間があったら入ってみたいと思います。

大丸の入口近くの一角に「神戸外国人居留地跡の碑」がひっそりと佇んでいます。このような碑があるのであれば、起点とせねばなりません。
（旧居留地の碑6:37 ⇒ 6:54こうべ花時計）

旧居留地の散策ルートはこんな感じです。星印に点在する旧居留地のレトロ建築を見て回ります。時間の関係もあって神戸朝日ビルディングなどいくつか寄れないのは残念ですが、概ね見ることができます。

ということで、まずは38番館ビル、渋い建物です。

あいおいニッセイ同和損保神戸ビル。白亜の建物で最近建てられたビルのようです。手入れがいいのでしょうか。

商船三井ビルディング。これもかなり豪華な建物のように見えます。

その商船三井ビルディングの向かいがシップ神戸海岸ビル。ビル銘板も渋いです。

こちらがシップ神戸海岸ビルの全景です。従来のレトロビルの上に現代型の高層ビルが造られています。なかなかダイナミックな形です。これも近代建築物の保存の方法なのでしょう。

先ほどの商船三井ビルディングの入り口部分。緩やかな曲線美がいい味出しています。

こちらも商船三井ビルディング。シップ神戸海岸ビルと仲良く隣り合っています。

さてこちらは神港ビルヂング。豪華さはあまりなく、こんな建物昔結構建ってたなあと思う親しみの持てる形です。

道を挟んで向かい合っているのはチャータードビル。こちらも派手さはありませんが重厚な感じです。

こちらは十五番館、瀟洒な造りで、今はレストランとして使用されているとのことです。

これで大体旧居留地レトロ建築の散策はおしまいです。気が付けば高層ビル群の中にいました。

旧居留地地区を出て神戸花時計に来ました。この花時計は元々神戸市役所の北側にあったものを2019年に移転したものだそうです。元の花時計は日本で初めての花時計だったということで、神戸のシンボルとして移転後も時を刻んでいます。

花時計由来の「フラワーロード」を北へ歩きます。
（こうべ花時計6:56 ⇒ 7:11三宮駅）

神戸市役所の高層ビル脇を通ります。最上階の展望台からは眺めがよさそうです。昨夜元気であればここの展望台から夜景を眺める予定でしたが．．．。

神戸国際会館。ひと際眼を惹く建物です。

出発点の三宮駅に戻ってきました。早朝の出発から2時間半余りで到着です。まだ朝7時過ぎ、ここから更に神戸を楽しみます。